テレビハラスメント

坂本 光陽

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プライベートもネタにする構成作家①

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 構成作家って聞いたことがありますか? 番組の構成台本を執筆するメインスタッフのことです。番組の立ち上げ時には、大まかな枠組みや方向性を決めて、視聴率がイマイチだったらテコ入れの手段を示し、面白いアイデアを次々と吐き出すオモチャ箱のような人たちです。

 売れっ子作家は何本も番組を掛け持ちして、毎日分刻みのスケジュールで、あちこちの局を移動して数多くの会議に参加しています。この仕事で絶対必要なのは、トーク力。台本書きや企画提案だけでなく、場を盛り上げる話術がないと務まらないのです。

 ある売れっ子の若手作家がいます。仮に、A氏としましょう。A氏はある女性タレントと結婚しましたが、翌年には離婚してしまったという人物です。離婚の理由はズバリ、妻の浮気でした。ここまでなら、よくある話かもしれません。

 ただ、A氏は構成作家なのです。関わっている番組が慰謝料や財産分与など、お金をテーマにしていることは、彼にとって幸いでした。A氏は、会議の場を盛り上げるために、自分のプライベートを切り売りして、独演会を繰り広げました。その赤裸々で悲惨な内容に、会議出席者たちはどっかんどっかん大受けです。
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