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エピローグ、その8~ホレスの望み~
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「さてそれでは、個別に報酬を支払うとして、どなたから交渉を始めましょうか?」
ルクレシアは一見優しそうな微笑を浮かべて、全員に聞いた。
「あー、異世界の神様?か?…悪いが、突然、報酬と言われても俺達は金銭には困ってない」
ホレスは戸惑いながら答えた。
「そうですねぇ。私も特に欲しい物はありませんし…」
アリシアもそれに便乗するように答えた。
「そもそも、次の冒険がどのようなモノになるのかも分からないので、報酬に相応しいモノの想像も出来ないと言った所が本音です…」
レーナも遠慮がちに自分の意見を言った。
「そうですね。確かに現状を把握せずに報酬を決めるのは難しいでしょう。ですので、少し付け加えるのなら、今回は単純に自分の望みを言って構いません。余程無茶な要求でない限り叶えましょう」
ルクレシアは笑顔で気前の良い事を言った。
「望み…ねぇ。おい、誰か望みのある奴はいるか?」
ホレスがレーナとアリシアに向かって聞いた。
「特にありませんね」
レーナはあっさりと答えた。
「うーん、望みはたくさんあるけれど。いざ、叶えてもらえるとなると一つに絞るのは難しいです」
アリシアは頭を抱えていた。
「では、皆さんが考えておられる間に、いくつか今後の話をいたしましょうか」
ルクレシアは簡単に決められそうにない三人を責める事なく、笑顔で答えた。
「今後の話ですか?」
レーナは若干、訝し気に問い質した。
「えぇ、今後のこの世界についての話です。まず、ギルゴマが消滅した事により、ギルゴマの持っていた強大なエネルギーが外部へと放出されました。このままではこの世界はエネルギー不足を起こし、そう遠くない未来に滅びを迎えるでしょう」
ルクレシア唐突に驚きの事実を述べた。
「ちょ、ちょっと待って下さい!この世界が滅ぶのですか?!」
アリシアは驚いて声を上げた。
「ええ、ギルゴマの消滅と共に流出したエネルギーはこの世界の礎となる力です。それが無くなったのですから、世界は徐々に衰退します。当然の如くやがては枯れる様に世界の命運は尽きるでしょう。慌てなくても今すぐどうこうと言う話ではありませんよ?」
ルクレシアは大した事もなさそうに、笑顔のまま答えた。
「おい!そんな話は聞いてないぞ?!その世界の礎となるエネルギーを元には戻せないのか?!」
ホレスが怒鳴り声を上げた。
「あら?それが貴方の望みで良いのかしら?」
ルクレシアはほほに手を当て首を傾げてホレスに聞いた。
「あ?あぁ!俺の報酬で元に戻せるなら俺の望みはそれで良い!世界を元に戻してくれ!」
「分かりました。では、元に戻しましょう。…さ、戻しておきましたよ。これで貴方の望みは叶いました。ただ、この力は本来であれば管理者が管理する力です。現在、管理者が不在であるこの世界では力の一割も有効には使えないでしょうねぇ。せめて第五世代のどなたかが代理管理権限者となって頂ければ有効活用する事も可能なのですが…残念です」
ルクレシアはため息と共にそう言った。
「な、話が違うじゃないですか?!」
アリシアは非難の声を上げた。
「話が違う?そうでしょうか?私は事実を言っただけですよ?管理者不在のこの世界はどのみち遠からず滅びる運命にあるのです」
ルクレシアは残念そうに言った。
「ならば儂が管理者となろう!それが長女の責任と言う物である!」
しかし、そこに突然、大賢者ユーリィ・エルフィンドワーフの声が響いた。
ルクレシアは一見優しそうな微笑を浮かべて、全員に聞いた。
「あー、異世界の神様?か?…悪いが、突然、報酬と言われても俺達は金銭には困ってない」
ホレスは戸惑いながら答えた。
「そうですねぇ。私も特に欲しい物はありませんし…」
アリシアもそれに便乗するように答えた。
「そもそも、次の冒険がどのようなモノになるのかも分からないので、報酬に相応しいモノの想像も出来ないと言った所が本音です…」
レーナも遠慮がちに自分の意見を言った。
「そうですね。確かに現状を把握せずに報酬を決めるのは難しいでしょう。ですので、少し付け加えるのなら、今回は単純に自分の望みを言って構いません。余程無茶な要求でない限り叶えましょう」
ルクレシアは笑顔で気前の良い事を言った。
「望み…ねぇ。おい、誰か望みのある奴はいるか?」
ホレスがレーナとアリシアに向かって聞いた。
「特にありませんね」
レーナはあっさりと答えた。
「うーん、望みはたくさんあるけれど。いざ、叶えてもらえるとなると一つに絞るのは難しいです」
アリシアは頭を抱えていた。
「では、皆さんが考えておられる間に、いくつか今後の話をいたしましょうか」
ルクレシアは簡単に決められそうにない三人を責める事なく、笑顔で答えた。
「今後の話ですか?」
レーナは若干、訝し気に問い質した。
「えぇ、今後のこの世界についての話です。まず、ギルゴマが消滅した事により、ギルゴマの持っていた強大なエネルギーが外部へと放出されました。このままではこの世界はエネルギー不足を起こし、そう遠くない未来に滅びを迎えるでしょう」
ルクレシア唐突に驚きの事実を述べた。
「ちょ、ちょっと待って下さい!この世界が滅ぶのですか?!」
アリシアは驚いて声を上げた。
「ええ、ギルゴマの消滅と共に流出したエネルギーはこの世界の礎となる力です。それが無くなったのですから、世界は徐々に衰退します。当然の如くやがては枯れる様に世界の命運は尽きるでしょう。慌てなくても今すぐどうこうと言う話ではありませんよ?」
ルクレシアは大した事もなさそうに、笑顔のまま答えた。
「おい!そんな話は聞いてないぞ?!その世界の礎となるエネルギーを元には戻せないのか?!」
ホレスが怒鳴り声を上げた。
「あら?それが貴方の望みで良いのかしら?」
ルクレシアはほほに手を当て首を傾げてホレスに聞いた。
「あ?あぁ!俺の報酬で元に戻せるなら俺の望みはそれで良い!世界を元に戻してくれ!」
「分かりました。では、元に戻しましょう。…さ、戻しておきましたよ。これで貴方の望みは叶いました。ただ、この力は本来であれば管理者が管理する力です。現在、管理者が不在であるこの世界では力の一割も有効には使えないでしょうねぇ。せめて第五世代のどなたかが代理管理権限者となって頂ければ有効活用する事も可能なのですが…残念です」
ルクレシアはため息と共にそう言った。
「な、話が違うじゃないですか?!」
アリシアは非難の声を上げた。
「話が違う?そうでしょうか?私は事実を言っただけですよ?管理者不在のこの世界はどのみち遠からず滅びる運命にあるのです」
ルクレシアは残念そうに言った。
「ならば儂が管理者となろう!それが長女の責任と言う物である!」
しかし、そこに突然、大賢者ユーリィ・エルフィンドワーフの声が響いた。
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