27 / 27
27.懐かしいCM
しおりを挟む
『あっ、懐かしいCM』
ビルの壁面に流れる結婚式のシーン。
子供の頃よく見かけたCMだ。
「あんた、男子のクセに生意気よ!」
放課後の教室
掃除をサボってる女子を注意したら、逆に怒鳴られた。
もうっ、女子って男子を馬鹿にしすぎ。
女男平等なんだから、女子と男子は対等だろ。
でも、男子ってなんだか損だ。
出席番号は女男別だから、女子全員の後、僕達男子に番になる。
ロッカーや下駄箱も女子が上段で男子は下段だ。
名前の後の性別欄も、
1.女
2.男
って、女子が上段で、男子が下段だし...
ただの女男別の順番だけど、ちょっと悔しく感じる。
だって、なんだか女子の方が男子より偉いみたいなんだもん。
もう、女男平等の時代なのに、うちの学校ってちょっと古すぎ。
他の学校では、もう女男別名簿じゃなくて混合式名簿のところも多いっていうのに。
小学校からの帰り道そんなことを考えてると、巨大モニターのあるビルの前に出る。
帰り道、ここでちょっと休憩するのが僕の楽しみ。
あっ、またあのCMだ。
ビルの壁面モニターで流れる結婚式のCM。
ウエディングドレスに身を纏った花婿さんが優雅に跪くと首元がふわっと輝く。
次の瞬間、首元に銀色の結婚首輪が煌めく。
そして、お婿さん抱っこされてブーケトスするシーンでフェードアウトした。
「素敵」
僕は思わず、ため息とともに呟いた。
花婿さんの首元で銀色に輝く愛の印。
だって、結婚首輪は男子の憧れなんだもん。
『うふふっ、その憧れはかなったんだよ』
僕は心の中の幼い自分に向けてそっと囁く。
僕の首元で銀色に輝く愛の印。
僕は指先にそっとキスして、その指を結婚首輪に押し付けた。
ビルの壁面に流れる結婚式のシーン。
子供の頃よく見かけたCMだ。
「あんた、男子のクセに生意気よ!」
放課後の教室
掃除をサボってる女子を注意したら、逆に怒鳴られた。
もうっ、女子って男子を馬鹿にしすぎ。
女男平等なんだから、女子と男子は対等だろ。
でも、男子ってなんだか損だ。
出席番号は女男別だから、女子全員の後、僕達男子に番になる。
ロッカーや下駄箱も女子が上段で男子は下段だ。
名前の後の性別欄も、
1.女
2.男
って、女子が上段で、男子が下段だし...
ただの女男別の順番だけど、ちょっと悔しく感じる。
だって、なんだか女子の方が男子より偉いみたいなんだもん。
もう、女男平等の時代なのに、うちの学校ってちょっと古すぎ。
他の学校では、もう女男別名簿じゃなくて混合式名簿のところも多いっていうのに。
小学校からの帰り道そんなことを考えてると、巨大モニターのあるビルの前に出る。
帰り道、ここでちょっと休憩するのが僕の楽しみ。
あっ、またあのCMだ。
ビルの壁面モニターで流れる結婚式のCM。
ウエディングドレスに身を纏った花婿さんが優雅に跪くと首元がふわっと輝く。
次の瞬間、首元に銀色の結婚首輪が煌めく。
そして、お婿さん抱っこされてブーケトスするシーンでフェードアウトした。
「素敵」
僕は思わず、ため息とともに呟いた。
花婿さんの首元で銀色に輝く愛の印。
だって、結婚首輪は男子の憧れなんだもん。
『うふふっ、その憧れはかなったんだよ』
僕は心の中の幼い自分に向けてそっと囁く。
僕の首元で銀色に輝く愛の印。
僕は指先にそっとキスして、その指を結婚首輪に押し付けた。
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる