最強の装備は美少女だ!

大澤聖

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004 魔眼パーティー

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「あんたらがギルドから派遣されてきた冒険者か?」
 俺たちはパーティーのリーダーという男に会った。ここは待ち合わせ場所に指定された酒場である。

「そうだ。俺はガルフ、こっちはアルゼリア。前衛の剣士が必要だということだが、俺たちはお眼鏡に適うかな?」

 俺としてはかなり下手に出ている方だ。見た感じ、このパーティーはそれほど高いレベルではない。
 はっきり言って、剣の達人クラスの俺たちとは釣り合いがとれないだろう。

「それはこれから試させてもらおう。悪いが試験的に簡単な手合わせをしてもらいたい」
「ほう、資格があるか試すってことだな」
 俺はニヤリとする。まあこういう展開は、分かりやすくて嫌いじゃない。

「それで誰が試してくれるんだ? あんたか?」
 このパーティーで戦士職というと、明らかにこの男しかいない。他は魔術師に神官といったところか。
 この男、俺より大分若い。まだ25くらいだろう。顔はまあ普通よりやや良といったところだろう。

「そうだ。俺はこのパーティーのリーダー、マルケルス。手合わせ願おう」

 俺たちは酒場の一角を使って剣術の手合わせをすることになった。もちろん殺しあうわけじゃない。
 寸止めで相手の力を試すのだ。マルケルスは俺を試すようだが、俺も奴らを試すつもりでいる。
 あまりにレベルが低いんじゃ、俺たちに得られるものがないからだ。

 俺はいま腰に量産型の安い剣を下げている。こうして向かい合えば相手の力量は大体分かる。
 まあこいつ程度ならこの剣で十分。

「はあ!」
 マルケルスは大声を出して気合を入れる。恐らく俺からのプレッシャーを受けているのだ。
 一流の剣士というものは身にまとうオーラがあり、相手の行動を束縛することもある。

 しかし、俺のことを試すのが目的のくせに何もしてこないのか? このまま睨み合っていても始まらんだろ。

 俺は先に攻撃に出ることにした。何の予兆もなく、いきなり前進し上段から打ちかかった。
 マルケルスは意表をつかれ、横に身体を動かしかわす。俺はそこから横薙ぎに剣を振るい追い打ちする。

 きぃいん!

 剣が交わり、金属音を奏でた。ほう、これを受けたか。

 ――だが

 俺はマルスの腹に前蹴りを入れ、奴を倒した。派手に倒れたが、もちろん加減はしている。
 蹴りを出すなど、騎士が相手なら邪道と言われそうだが、冒険者に必要なのはどんな状況でも生き残ることだ。
 型にはまった剣では、いずれ手痛い手傷を負うだろう。

 俺は倒れたマルケルスに手を差し出す。
「やるな、参ったよ。合格だ」
 マルケルスは照れ笑いを浮かべながら、俺の手をとって起き上がる。

 マルケルスは身体についたホコリを払うと、残りのメンバーの紹介をしてくれた。

「俺のことはもういいな、マルケルス、戦士だ。そこにいる魔術師がリオーナ、そしてその右の神官がユニスだ」
 俺はリオーナ、ユニスにも手を差し出して握手をした。二人は照れたように俺の手を握り返す。

 リオーナは細身で赤い髪をした女の子だ。魔術師ハットってやつをかぶり、黒のローブを着ている。ま、典型的な魔術師の服装ってやつだ。正直かなり可愛いな。だが、ローブの上からでも分かるが胸は貧乳だ。

 ユニスはブルーの髪をした、どちらかというと豊満なタイプ。胸も大きい。首から下げたネックレスの紋章から、イシス教の神官であることが分かる。
 
 この二人、なんとなく対象的な見た目だ。
 戦士と魔術師と神官か。まあ実力はこれからといったところだが、バランスは良いよな。

「それであんたらは一体どんな依頼を引き受けてるんだ?」

 依頼の内容によっては、俺たちの方が依頼を断ることもあり得る。さすがにドラゴン倒すような危険なものや、暗殺などの犯罪っぽい依頼は引き受けたくはないからだ。
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