ナナシノ楽園

結局は俗物( ◠‿◠ )

文字の大きさ
30 / 35

29 へ

しおりを挟む






 連れてこられたところは見知らない部屋だった。真っ白いシーツの上。うつ伏せに寝ていた。下半身が重苦しく、前も後ろも苦しくて仕方なかった。ワイシャツはべちょべちょに濡れて色を変えている。ローションの甘ったるいような匂いが鼻に届いた。
「あ。やっと泣き止んだ」
 太っていて無精髭を生やしている20代くらいの男が高宮の顔を覗き込んだ。
「画像で見るよりかわいいな」
 くしゃくしゃと髪を乱す男。
「さっさとヤろうぜ。俺もう挿れたくてしょうがねーんだけど」
 誰かが高宮の臀部を撫でた。気付けばワイシャツしか着ていない。
「まぁ、待てよ」
「高宮くんは、けいたって言うんだね。かわいいなぁ・・・・」
 太った無精髭の男の小さな瞳が、黒い高宮の瞳を見つめた。そして高宮を仰向けに転がす。ぎちぎちに縛られた性器を銜えられた。
「出たよ、気持ち悪ぃ趣味」
 背後でぎゃはははと笑い声がする。3人4人くらいいる。
「いいでしょ!別に」
 太った無精髭の男は先走りで濡れた性器を丹念に舐めていく。解放を許されない高宮には苦しいだけだった。
「ひ・・・・・ぃやあああ・・あああ・・・・」
 どうしようもできないもどかしさ。つま先をぴんと張る。射精したいそれは快感に膨らむだけ紐に押さえつけられ、痛い。
「フェラ趣味とかまじありえねぇ~」
 太った男の頭を掴んで苦しい快感に耐える。
「とっとと入れましょうよ~、もう俺挿れた~い」
 高宮は力ずくで四つん這いにされる。恐怖で逆らうことを忘れなすがまま、臀部を突き出すような体勢を許した。
 ズチュウウウ
「はぁっ!」
 退屈になった他の男が高宮の後孔に指を突っ込んだ。

「うん・・・?ローターか?動いてないじゃん」
「電源、俺渡されたよ」

「いやぁ・・・・やめっ・・・」
 ローターの電源と思われるリモコンを髪の長い男が高宮の目の前にちらつかせた。眦が切れそうなほど瞳が見開かれる。カチっという音が、まるでギロチンの音のように思えた。
 
 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・

「・・・・あ・・・・あ゛あああああ」
 体内から伝わる振動に身を震わせ、閉じることを忘れた口からは涎が滴り落ちる。
「ああああ・・・・止めて!止めっふむぐっ」
「うるせぇから銜えてろ。歯、立てるなよ」
 前髪を掴まれ口に赤黒い男の肉棒を突っ込まれる。そしてそのまま出し入れを繰り返す。
「やっべぇ、すげぇソソる」
 苦しくて、気持ち悪くてぼろぼろと涙が零れる。鼻をつく雄の匂いを意識すると吐き気がした。 
「もぉいいんじゃね??」
 ずちゅっ

「あぁああああんん・・・・・」
 熱く硬い肉塊が侵入してくる。ローターが振動したまま、ゆっくりと。
「口の中に悲鳴が響いて気持ちい!」
「ふんっ・・・・ぁはぁああっ」
「ああ・・・・締まる・・・・気持ちいい・・・・・」
 高宮には気持ちが悪かった。自分のナカに全然知らない人がいる。全身に寒気が走って再び涙がぼろぼろと溢れた。
「いやだ・・・・・・!!いやぁああああああああ」
 肉棒から口を放し、高宮は叫んだ。
「いやだ!抜け!抜けよ!」
「黙って銜えてろ!隣に聞こえるだろ!」
 パンッと音を立てて、疼いていた頬にさらに熱さが加わる。
「・・・・・はぁっう・・・・ううう・・・・」
 大粒の涙が頬を伝ってシーツに染みをつくった。


「ローターの振動がチンコに伝わって・・・・ちょーきもちー」
「苦しそうだね・・・・」
 身体中に伸びる手。胎内を侵す熱。
「飲めよ・・・・!」
 口腔内で大きくなっていたモノが爆発する。どろりと口の中にしょっぱく苦いものが放たれた。
「ぅげっ・・・・ぉぇええ」
 びっくりして口を閉じてしまった。
「いってぇ!」
 口腔内を侵していたものに歯があたってしまう。
「てめぇ!」
 口の端から精液が伝っていく。
「この!」
 頭部を強く殴られる。

「おい、もう優しくしてらんねぇ」
「了解」
「うほ~、鬼畜~」
「フェラなんかしてないで、とっととヤりましょう先輩」




 放して。出したい。出したい。出したい・・・・





「あああああああああああ!!!!」
 後孔を侵していた熱の動きが激しくなる。
「こいつの乳首、勃ってるぜ」
「うっわ、えろ~」
 ずちゅずちゅと卑猥な音と、さっきより激しくなった肌と肌がぶつかる音が耳を支配する。
「あ・・・っはぁあああ」
 その音は、先端が最奥に当たっている音なのではないかと思えた。
「高宮ちゃん、外すよ~?」

 性器を縛っていた紐が太った無精髭の男の手で解かれていく。

「・・・・っ!」
 解放を許された欲は痛すぎる程の快感をもたらした。白濁がシーツを汚していく。数回に分けて、先端から噴出す。
「はぁっ・・・・締まる・・・・」
 腸壁をずこずこと突かれる。
「ナカに出すから、孕めよ・・・・!」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる

水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。 「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」 過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。 ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。 孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...