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集団異世界召喚
異世界生活⑨
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屋敷へと戻るとシエルが俺の胸に向かって飛び込んできた。モフモフしてやると満足そうにソファでだらける。
パパっと朝御飯を作りシエルと食べる。シエルはなんでも食べるので特には気にしていない。
食後はお腹を落ち着かせまた訓練場にてシエルとの模擬戦。
だが実は今日、いこうと思っていたところがあった。
ーーー「いらっしゃいませ奴隷商人のベインと申します」
「こんにちは、家の家事が出来て戦闘も出来る奴隷はいませんか」
そう、奴隷を買いに来たのだ。
俺が日本人ということもあって奴隷を買うのには抵抗があったが王様から家を買ったなら奴隷はどうだ、訓練の手伝いもさせれるぞ。と助言されたからである。
この事がクラスメイトに知られると厄介だ。
できれば男の人がいいんだが…家事が出来る男性は果たしているのだろうか。
「出来れば男の人を、厳しいとは分かっているので女の人でも構いません。ただ性奴隷を許容している人は省いてください」
「承知しました、少しこの部屋でお待ちください」
俺はちょっとそわそわしながら連れてきたシエルをモフモフすることで緊張を解す。
ーーーコンコン。
「2名条件に合う奴隷がいたのでつれて参りました。失礼します」
ベインさんに連れられて入ってきたのは獣人族と思われる少女と耳が長い…エルフと思われる女性が入ってきた。
「(やっぱり男の人は無理だよなぁ…)」
仕方がない。
モンスターがいる世界で男が狩りをせずに料理などしてたらシバかれるだろう。
「ではこちらの方から、挨拶を」
「え、えっと、犬人族の…カレンです。20歳で、家事はなんでも出来ると思います。狩りなどは良くしていたので役に立つように頑張ります!」
まだ買うとまではいってないだけどな…はは。
「次、どうぞ」
「はい、ハイエルフのノエルです。76歳ですがハイエルフは長寿な種族なので私はまだ若輩者です。家事は私も全てこなせる自信がございます。右耳が欠けておりますが戦闘は問題なく役に立てると自負しております」
二人とも美人さんだ。カレンさんが年上だとは思わなかった。
なんで2人が残っているのかというと性奴隷NGだと良いこととお金の問題だ。
あとノエルさんは右耳がないが髪で隠しているようだ。こんな美人を奴隷としていたら何て言われるか目に見えている。
「如何なさいましょうか。ちなみに、ですが2人は処女ですぞ」
いったい何を言い出すんだこの人は。
確かに屋敷は俺1人では到底管理仕切れない。
ここは大人のノエルさんの方が知識を沢山発揮してくれるか。
ノエルの顔を見つめているとその隣にいるカレンさんが泣きそうな目で見てくる。
「(うぅ、どうしよう)」
どちらともすごい意気込みで見つめてくる。
ちなみにカレンさんが金貨65枚でノエルさんは金貨60枚とのこと。
俺が頭を抱えて悩んでいるとスッとベインさんが耳打ちをしてきた。
「(2人ともお買いになればよろしいのでは?)」
儲かるのと面白がってベインさんが提案してくる。
「おっと、失礼しました。コホンッ」
「…わかりました、お2人にします」
「ありがとうございます!」
悩んだ末に女の人を2人という結果に、最初の男の人発言は何処へやら。
2人を引き取った後はまずは屋敷へと戻る。
「「買ってくださりありがとうございます」」
「改めまして、カレンです。ご主人様これからよろしくお願いします」
「ノエルです、よろしくお願いしますご主人様」
ここで俺はハッとする。「ご主人様」だ。
これを同級生の前で言われると俺の黒歴史は不可避だな。
「ご主人様はやめてください。カレンさんとノエルさん」
「そ、そうでありましたかすみません。ではなんとお呼びすれば良いでしょうか」
「ミナトでいいよ」
「そんな!呼び捨てなんて出来ませんよ、ミナト様はどうでしょう」
うーん、良くはない。いや、本当はいいんだが周りからして良くない気がする。
「それでお願いするよ」
「ミナト様は私たちのことは呼び捨てにしてください!」
急に難しい問題だ。俺は日本を含め女性と関係がほぼない生活をしていた強いて言えば澪くらいだ。
「そう呼ぶようにするよ…」
「こいつはシエル。仲良くしてやって」
一通り説明を終えたころ。家事はノエルがやるというので任せてカレンと俺は生活に必要なものを買いに出掛けることにした。
「ミナト様のアイテムボックスは便利ですねぇ」
「これ実は入る量少ないんだよ」
カレンと少しずつ打ち解け合いながら買い物を進める。
「カレンはどの服がいい?服もってないでしょ」
「はわわわ、いくら衣食住が必要といってもこれは高いですよ!」
「どうせ買うなら可愛いやつがいいだろ?あとノエルの分も買って、狩りもできる服を買って帰ろう」
服を選ぶ時間がとてつもなく長いのは異世界でも同じようだ。
買い物が終わり屋敷へと戻るとたった今完成した夕食がテーブルに並べられている。
王宮のメイド長並みの腕前と見てわかる。
「今日は張り切ってしまいました。どうですか?」
「すごい!ノエルは天才だね!」
そう俺がいうとノエルは照れながらも喜んでくれた。分かりやすく耳が僅かに揺れている。
ノエルが作る料理は味も最高だった。
「俺はちょっとシエルと庭に出てるからもう2人でお風呂入っちゃっててよ」
「ミナト様よりお先に入るのは…でもお言葉に甘えさせていただきます」
うちに来たとき2人はお風呂があるのに気付くと揃えて耳をピクピクさせていた。入りたいんだろうなぁとわかっていた。
2人が入っている間はシエルをモフりながら毛を梳していた。
暫くすると2人が満足そうにでてきたのでよかった。
「すごいですね、久しぶりにお風呂に入りました」
「私は始めてですが気持ちよかったです」
俺は2人に背中を流すと迫られたが断固拒否して鍵をかけて温泉に浸かる。
今日は午前しか訓練できなかった。明日はカレンとノエルに手伝ってもらおう。
2人には空いてる部屋の好きなところを使ってもらった。
俺はシエルを抱えて今日も寝る。
パパっと朝御飯を作りシエルと食べる。シエルはなんでも食べるので特には気にしていない。
食後はお腹を落ち着かせまた訓練場にてシエルとの模擬戦。
だが実は今日、いこうと思っていたところがあった。
ーーー「いらっしゃいませ奴隷商人のベインと申します」
「こんにちは、家の家事が出来て戦闘も出来る奴隷はいませんか」
そう、奴隷を買いに来たのだ。
俺が日本人ということもあって奴隷を買うのには抵抗があったが王様から家を買ったなら奴隷はどうだ、訓練の手伝いもさせれるぞ。と助言されたからである。
この事がクラスメイトに知られると厄介だ。
できれば男の人がいいんだが…家事が出来る男性は果たしているのだろうか。
「出来れば男の人を、厳しいとは分かっているので女の人でも構いません。ただ性奴隷を許容している人は省いてください」
「承知しました、少しこの部屋でお待ちください」
俺はちょっとそわそわしながら連れてきたシエルをモフモフすることで緊張を解す。
ーーーコンコン。
「2名条件に合う奴隷がいたのでつれて参りました。失礼します」
ベインさんに連れられて入ってきたのは獣人族と思われる少女と耳が長い…エルフと思われる女性が入ってきた。
「(やっぱり男の人は無理だよなぁ…)」
仕方がない。
モンスターがいる世界で男が狩りをせずに料理などしてたらシバかれるだろう。
「ではこちらの方から、挨拶を」
「え、えっと、犬人族の…カレンです。20歳で、家事はなんでも出来ると思います。狩りなどは良くしていたので役に立つように頑張ります!」
まだ買うとまではいってないだけどな…はは。
「次、どうぞ」
「はい、ハイエルフのノエルです。76歳ですがハイエルフは長寿な種族なので私はまだ若輩者です。家事は私も全てこなせる自信がございます。右耳が欠けておりますが戦闘は問題なく役に立てると自負しております」
二人とも美人さんだ。カレンさんが年上だとは思わなかった。
なんで2人が残っているのかというと性奴隷NGだと良いこととお金の問題だ。
あとノエルさんは右耳がないが髪で隠しているようだ。こんな美人を奴隷としていたら何て言われるか目に見えている。
「如何なさいましょうか。ちなみに、ですが2人は処女ですぞ」
いったい何を言い出すんだこの人は。
確かに屋敷は俺1人では到底管理仕切れない。
ここは大人のノエルさんの方が知識を沢山発揮してくれるか。
ノエルの顔を見つめているとその隣にいるカレンさんが泣きそうな目で見てくる。
「(うぅ、どうしよう)」
どちらともすごい意気込みで見つめてくる。
ちなみにカレンさんが金貨65枚でノエルさんは金貨60枚とのこと。
俺が頭を抱えて悩んでいるとスッとベインさんが耳打ちをしてきた。
「(2人ともお買いになればよろしいのでは?)」
儲かるのと面白がってベインさんが提案してくる。
「おっと、失礼しました。コホンッ」
「…わかりました、お2人にします」
「ありがとうございます!」
悩んだ末に女の人を2人という結果に、最初の男の人発言は何処へやら。
2人を引き取った後はまずは屋敷へと戻る。
「「買ってくださりありがとうございます」」
「改めまして、カレンです。ご主人様これからよろしくお願いします」
「ノエルです、よろしくお願いしますご主人様」
ここで俺はハッとする。「ご主人様」だ。
これを同級生の前で言われると俺の黒歴史は不可避だな。
「ご主人様はやめてください。カレンさんとノエルさん」
「そ、そうでありましたかすみません。ではなんとお呼びすれば良いでしょうか」
「ミナトでいいよ」
「そんな!呼び捨てなんて出来ませんよ、ミナト様はどうでしょう」
うーん、良くはない。いや、本当はいいんだが周りからして良くない気がする。
「それでお願いするよ」
「ミナト様は私たちのことは呼び捨てにしてください!」
急に難しい問題だ。俺は日本を含め女性と関係がほぼない生活をしていた強いて言えば澪くらいだ。
「そう呼ぶようにするよ…」
「こいつはシエル。仲良くしてやって」
一通り説明を終えたころ。家事はノエルがやるというので任せてカレンと俺は生活に必要なものを買いに出掛けることにした。
「ミナト様のアイテムボックスは便利ですねぇ」
「これ実は入る量少ないんだよ」
カレンと少しずつ打ち解け合いながら買い物を進める。
「カレンはどの服がいい?服もってないでしょ」
「はわわわ、いくら衣食住が必要といってもこれは高いですよ!」
「どうせ買うなら可愛いやつがいいだろ?あとノエルの分も買って、狩りもできる服を買って帰ろう」
服を選ぶ時間がとてつもなく長いのは異世界でも同じようだ。
買い物が終わり屋敷へと戻るとたった今完成した夕食がテーブルに並べられている。
王宮のメイド長並みの腕前と見てわかる。
「今日は張り切ってしまいました。どうですか?」
「すごい!ノエルは天才だね!」
そう俺がいうとノエルは照れながらも喜んでくれた。分かりやすく耳が僅かに揺れている。
ノエルが作る料理は味も最高だった。
「俺はちょっとシエルと庭に出てるからもう2人でお風呂入っちゃっててよ」
「ミナト様よりお先に入るのは…でもお言葉に甘えさせていただきます」
うちに来たとき2人はお風呂があるのに気付くと揃えて耳をピクピクさせていた。入りたいんだろうなぁとわかっていた。
2人が入っている間はシエルをモフりながら毛を梳していた。
暫くすると2人が満足そうにでてきたのでよかった。
「すごいですね、久しぶりにお風呂に入りました」
「私は始めてですが気持ちよかったです」
俺は2人に背中を流すと迫られたが断固拒否して鍵をかけて温泉に浸かる。
今日は午前しか訓練できなかった。明日はカレンとノエルに手伝ってもらおう。
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