異世界クラス召喚~落ちこぼれは世界最強を目指す~

Mew

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集団異世界召喚

異世界生活⑧

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「おっ、うぅ!うぅぇ」

「わっふ!」

シエルが湊斗のお腹の上でジャンプを繰り返し湊斗が飛び起きる。いつもは太陽に起こされていたのに今日はちょっとハードな目覚ましだ。

「シエル…ちょっと強いね」

「わふ?」

シエルに悪気はないがモフモフで許すとしよう。今日はずっとモフモフして…。
いや、訓練を初めよう。

シエルはモフモフさせてくれる癒しポイントも高いそしてなにより訓練の相手をしてくれるのというのだ。

可愛いとは言えども魔物なのだから。
シエルを頭にのせて訓練上に行って早速基礎からの模擬戦と練習メニューを考えていると急に呼び止められる。

「おや、ミナトくんじゃないかその頭の子は?従魔かい?」

「はい、そうですよ。可愛いですよね」

「可愛いのは良いことなんだけど、従魔登録はしっかりしたんだね?」

従魔登録…?そんなのが必要なのか。

「それは知りませんね…どこで登録するんですか?」

「冒険者ギルドの受付でしてくれるはずだよ」

「ありがとうございます登録してきます!」

ビビアンさんに礼を言って直ぐにギルドへと向かう。

「お久しぶりですねミナト様」

「えぇ、従魔登録をお願いできますか?」

「その頭に乗ってる子ですね?」

「わふっ!」

シエルが返事をするように吠える。

「……よし、完了しましたよ。可愛いですね。」

登録は紙に書いてプレートを更新しただけだった。

「ありがとうございます」

登録を完了させた俺とシエルは訓練場へと一直線にむかった。

「よーし、シエル俺は木刀を使うから安心してくれよ。シエルも特訓しておいた方がいいしね。さぁいくよっ!!」

「がううっ!」

シエルが勢い良く飛び掛かってくるが動きが単調すぎる、素早い動きが生かされていない。

「はっっ!」
「わっふぅ!」

虚を衝いてシエルへと振るがシエルに剣を横から足で蹴り軌道をずらされた。

「すごいじゃないか!」

「わっふ!」

やっぱり相手がいてくれるだけで練習が捗る。
今のだけでもスキルが幾つかレベルアップしたくらいだ。

「まだだぞ!こい、シエル!」

「がうぅ、わっふ!」

シエルの動きにキレがでてきた、なんて成長スピードだ。俺は少しだけ嫉妬してしまったがシエルが強く育ってくれるのはとても嬉しい。

「ははっ、動きも良くなってきたよ!」

「わっっふぅ!」

何度も何度も模擬戦を行いお互いに腕を上げていく。

「はぁ…はぁはぁ、シエルすごいね」

「わふふ」

地面に大の字になって寝転がりすっかり夜になった夜空を見つめる。

「ここは日本とはまた違った感じだなぁ、こんなゆっくり空を見つめることなんてなかった」

シエルが来てからはどこか余裕ができたよ。訓練には全く余裕はできないけどね。

「はははっ」

「わふぅ! 」

湊斗はシエルを頭に乗せて屋敷へと帰る。シエルのお気に入りは湊斗の頭の上だ。

屋敷へ戻ると直ぐに温泉に入った、シエルも温泉を気に入ったようだ。
お湯のなかで毛を爆発させてプカプカと泳いでいるのがなんとも愛らしい。

「今日は図書館にいく予定だったんだけどなぁ、楽しくて没頭しちゃったよ」

ステータスを確認する。

ーーーーー
【名前】ミナト=タチバナ
【年齢】18
【種族】人間
【レベル】9
【職業】なし
【状態】健康

【体力】70
【筋力】60
【魔力】0
【敏捷力】68
【防御力】64

【ユニークスキル】なし
【スキル】[異世界言語理解][アイテムボックス(小)][火属性魔法1Lv][水属性魔法1Lv][風属性魔法1Lv][土属性魔法1Lv][光属性魔法1Lv][時空間魔法1Lv][剣術40Lv][格闘術39Lv][回避14Lv][盾術32Lv][隠匿31Lv][集中32Lv][学術20Lv][身体能力強化36Lv][テイム2Lv]

ーーーーー
テイムのレベルが上がっている、シエルとの絆が一層深まったからだろうか。テイムのレベルが上がる条件は良くわからない。

「スキルレベルがこんなにっ!」

シエルとの模擬戦はスキルレベル向上に大きく貢献した。

「これで明日は学問に集中できる」

ウキウキしながら温泉をでるとシエルを抱えながら熟睡した。






「わふ、わふ」
「わっふっ!!!」

「ぐっぐはっ、また…か」

今日もシエルに叩き起こされる。
太陽に起こされたいな。

シエルと朝御飯を食べてちょっと休憩を挟むと朝の訓練として軽くジョギング、腕立て伏せ、素振りを欠かさずに行う。
いつの間にかこのローテーションは朝の恒例となってしまったほどだ。
そして今日は図書館に向かう。

その間、シエルは暇だと駄々をこねたので適当に玩具を作ってやり屋敷の警備をしてくれ、お菓子をやるからと頼んだらすんなり引き受けてくれた。
ちょろい。

「ここが街の図書館か王宮よりはやっぱり少ないか」

この街で一番の図書館へやって来た。種類は少ないが内容は深く、より魔法とこの世界について学ぶことができた。

この世界は2つの大陸に分けられており俺たちがいる大陸の上に魔族が住んでいる大陸があるという。
ここの大陸にも人族の他にエルフ族、ドワーフ族、獣人族、妖精族、龍族など数々の種族が居るようだが人族が一番広い地域を持っており、その次に世界樹の守護者エルフ族、妖精族と龍族に至っては見ることがないほどに少ないらしい。

このウラノース王国とは別に神教会王国という宗教王国があるようだ。
この世界のほとんどのものが信仰しているのは創造神ガディウスだが神教会が信仰しているのは最高神イディア。

神教会には一部過激はがいるらしく何度かウラノースを攻めに来た過去がある。

「なるほど、神教会が厄介そうだけど」

俺がこの図書館の本を読み終えたのは正午から少したったくらいだ。
更に詳しいのはないかと考えていると良い案が浮かんできた。



△▼△▼

俺は今王宮のなかにいる。
あの後王様と密会して内緒で入れてくれたのだ。
なんで読み終えた王宮にて戻ってるかだって?
なんとこの王宮には禁忌の書庫があると王宮に居るときに聞こえてきたからだ。
その事を王様に聞いてみると顔を青くして
「あ、ある….」

王様は渋々だったが案内してくれた。

「この書庫は解読できないのが多い、そしてあるものは禁じられた本もある。呉々も内密にな」

「もちろんわかってますよ、誰にも!いいません」

王様を落ち着かせて俺は書庫へと入る。

「これは…古代文字だな。俺はスキルで異世界言語理解があるからか問題はないみたいだな」

どれを見ても禁術など見るからにやばいやつばかりだ。
この世界でなぜ龍族と妖精族が少なくなったのか、などだ。
龍族は繁殖性の無さから、妖精族は人族に捕まえられ鑑賞用などして監禁されていたという過去があったという。
流石に大量に本はなく50冊程度が厳重に保管されているだけだったので1時間ほどで読み終えた。
だが禁忌というだけあって内容が深~い。

用が済むと誰にも見つからないように王宮を抜けて屋敷へと戻った。
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