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御家騒動の萌芽
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アドルフ=フォン=ユンガー
ユンガー家の長男。将来的に準男爵を継承する予定となっている。
グラウスや父から散々にこき下ろされているが、能力的には普通の貴族であり、ユンカーである。取り立てて批判されるべきではない人間ではあるが、それでも権力欲が少しばかり強いせいで、歴史チートを持って様々な小さな成果を積み上げ、大業を成した末っ子を憎悪している。どこにでもいる普通の人間。
ルーデンス=フォン=ユンガー
ユンガー家の次男。商家の家に嫁ぎ、親から生前贈与された農地の経営、更に弟から借りた金で投資業を営んでいる。どこにでもいる普通の商売人。
これを参考に本編をお読みください
———————
「はぁ…兄上め、ロクなことをしない。これで徹夜確定ですよ」
「ほんっとうにすまん。俺の、親としての失態だ。長男だからと甘やかしていたかもしれんな」
いや、多分そんなことはないだろう。多分自負心が無駄に高い兄上が俺のことを認められなかっただけだと思う。良く考えりゃ、俺転生者だもんなぁ。むしろ兄上からしたら、俺の方が許せない存在かもしれない。
前世の知識を持っているからこそ、兵学校に、実質タダで入学できた。
前世の知識があったからこそ、気づけば国王陛下に謁見できる立場になった。
兵学校には、騎士に受勲した時の時の俺の肖像画が飾られているという。
大王陛下から頂いた勲章は、今も俺の軍装に誇り高く飾られている。多少の戦でおった手傷でさえ、それは本当の勲章だ。
今も、こうして個人に割り当てられるには莫大な農地が与えられようとしている。
今の地位は、全てが転生したからこそ築き上げられた砂上の楼閣だ。
きっと、俺が何の知識も持っていなかったら、多分中隊長で一生を終えていただろう。いや、最悪第八師団長に目をつけられて、首つりしていたかもしれない。
「……兄上を狂わせたのは、俺ですからね。ケリをつけないといけませんか」
一瞬だけ、チラリと腰に下げていたサーベルを見てしまい、途端に嫌悪感が全身を襲ってしまう。
軍隊で殺し、殺されをしてしまったせいだろうか。命のやり取りが、マヒするくらいに何百回と行われてしまったせいだろうか。
ターネンベルクで、まだ17にもいってなさそうな若い青年を、塹壕の中で倒れた恐怖の目で見ていて、必死に命乞いをしていた彼を、衝動のまま躊躇なく切り殺したせいだろうか。
《殺し》のハードルが極めて下に下がっていることが、自分が骨の髄まで軍人という狂気に染まってしまったことを無感動に診断する。
「……ああ、すいません。戦場の怪物になりかけてしまってました」
「ああ、それは良くないことだ。騎士はみだりに殺してはいけないからな」
全てを承知していたのだろう、父上はホントに俺をよく見ている。いや、恐らく兄も見ているのだろう。親として、最後まで救おうと奔走してくれていることには感謝するべきだ。出来が悪い兄の方を助けてやるべきだろうに。
「…兄上にお伝えください。これ以上、俺の名誉を軽んじているようであれば…決闘を挑むと」
「それは…牽制か?」
「兄上は殺しそのものに耐性がない。一方の俺は殺し殺されの軍隊生活だ。そんな俺と決闘すると脅されれば…怯えて、少しは引っ込むのが道理でしょう。
代わりに、口約束ではなく準男爵の地位は兄上に継承されることを書類にてお約束することを対価にしましょう。
しかし、それでも力量と現実を、自分の都合の良い妄想に書き換えるような愚者であった場合は…実の兄の喉元に刃を押し当てることになることをお許しください」
殺すわけではない。しかし、喉元に剣を突き立てるというのはそれだけで恐怖体験だろう。俺も将校促成栽培プログラムに参加した時、それをやられた時は息が止まったものだ。
「いや、兄弟喧嘩をするのも良いだろう。お前のソレはちょっと強烈すぎるが…まぁ、できるだけマシというものだ」
「……そう言えば、次男のルデ兄は?」
「相も変わらず、趣味の農園の造営に精を出しているよ。お前に1000エーカーの土地を割り当てられるって言われて、ヴァルトに住んで、お前の代わりに土地を耕したいと言ってくる始末だ」
「ルデ兄も変わりませんね…相変わらず、生まれを間違えた御方だ」
農地の経営というよりも、アレは起業家の目をした人だ。俺が、大王に言われた通り大量のジャガイモを栽培したことに強い興味を示して、それに追随してジャガイモを育てて大金を稼いだ後は、その金で小口ではあるが、国債や船貿易に投資し、何度も大損をするが、結果的にはトータルちょいプラスに戻してくる商売の化け物だ。
本当に、シオン人であれば歓迎されるような気質の兄上だ。或いは、商家で生まれれば歓迎されただろう。
実際に、御用商人の伝手で、結構な規模の商家の家に嫁いだのだから本人もそれを大いに自覚しているらしい。
「ルーデンスはお前の農地の代行を申し出ているよ。管理費もかねて、今度話し合いたいってさ」
「商売は商売、家族は家族の棲み分けができていて素晴らしいことだと思いますよ…それにしても、兄弟の目指す道がそれぞれバラバラなのは面白いですねぇ」
兄はユンカーの継承を最重要とし、ルーデンスは稼ぐことに何よりの悦楽を見出し、俺は堅実に軍隊に進み、かと思えば一番の成り上がり者だ。一番堅実な長男が一番貧乏になりそうなのは歴史の皮肉だろうか。
「ああ、そうだ。ルデ兄に伝えておいてください。ニューティア合衆国の農地は二束三文で叩き買いできるはずです。今のうちに買い占めて不労所得にすることを提案します」
「儲け筋を知ってて堂々とバラすお前が怖くて仕方ねぇよ…そりゃウチも南部と北部の両方に投資してるけどさ」
ヴァロイセンと合衆国の関係はいまの所良好だ。フリードリッヒ大王陛下が独立を支援するようにブランタリア王国を怪しいコンサルのような手口で唆したことも理由の一つに入るだろうか。
「ルデ兄のように、自らの分を弁えてくだされば、世の中は綺麗に回るでしょうに」
「それができてれば世界平和はとうの昔に実現しているとも。そうだな、本題はズレてしまったが…決闘で脅しをかける件については了解した。家長権限も使って脅しをかけるとしよう。
…後、お前いい加減結婚しろよ。逃げられると思うなよ?」
「うげぇ…まぁ、検討はしておきますよ。不倫されたくないんですよねぇ」
軍人にありがちなのが、全く休みを取れなくて結果的に若い奴に不倫されるという奴だ。ブランタリアではほぼほぼ文化のような形にまで昇華されていたのだから始末に負えない。
確かに俺は行き遅れと言われるような年齢の人間であるが、できれば結婚したくないというのが本音である。
「ったく、お前はよお…気立ての良さそうな奴の娘を見繕っておくから、暫くしたら実家に帰って来いよ?」
「…アドルフがいない時で、よろしくお願いします」
「ああ、分かった」
御家騒動が起きそうな家に帰りたくねぇなあと思いながら、俺は父親と母親に別れを告げ、再び書類の山に埋没した。
ユンガー家の長男。将来的に準男爵を継承する予定となっている。
グラウスや父から散々にこき下ろされているが、能力的には普通の貴族であり、ユンカーである。取り立てて批判されるべきではない人間ではあるが、それでも権力欲が少しばかり強いせいで、歴史チートを持って様々な小さな成果を積み上げ、大業を成した末っ子を憎悪している。どこにでもいる普通の人間。
ルーデンス=フォン=ユンガー
ユンガー家の次男。商家の家に嫁ぎ、親から生前贈与された農地の経営、更に弟から借りた金で投資業を営んでいる。どこにでもいる普通の商売人。
これを参考に本編をお読みください
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「はぁ…兄上め、ロクなことをしない。これで徹夜確定ですよ」
「ほんっとうにすまん。俺の、親としての失態だ。長男だからと甘やかしていたかもしれんな」
いや、多分そんなことはないだろう。多分自負心が無駄に高い兄上が俺のことを認められなかっただけだと思う。良く考えりゃ、俺転生者だもんなぁ。むしろ兄上からしたら、俺の方が許せない存在かもしれない。
前世の知識を持っているからこそ、兵学校に、実質タダで入学できた。
前世の知識があったからこそ、気づけば国王陛下に謁見できる立場になった。
兵学校には、騎士に受勲した時の時の俺の肖像画が飾られているという。
大王陛下から頂いた勲章は、今も俺の軍装に誇り高く飾られている。多少の戦でおった手傷でさえ、それは本当の勲章だ。
今も、こうして個人に割り当てられるには莫大な農地が与えられようとしている。
今の地位は、全てが転生したからこそ築き上げられた砂上の楼閣だ。
きっと、俺が何の知識も持っていなかったら、多分中隊長で一生を終えていただろう。いや、最悪第八師団長に目をつけられて、首つりしていたかもしれない。
「……兄上を狂わせたのは、俺ですからね。ケリをつけないといけませんか」
一瞬だけ、チラリと腰に下げていたサーベルを見てしまい、途端に嫌悪感が全身を襲ってしまう。
軍隊で殺し、殺されをしてしまったせいだろうか。命のやり取りが、マヒするくらいに何百回と行われてしまったせいだろうか。
ターネンベルクで、まだ17にもいってなさそうな若い青年を、塹壕の中で倒れた恐怖の目で見ていて、必死に命乞いをしていた彼を、衝動のまま躊躇なく切り殺したせいだろうか。
《殺し》のハードルが極めて下に下がっていることが、自分が骨の髄まで軍人という狂気に染まってしまったことを無感動に診断する。
「……ああ、すいません。戦場の怪物になりかけてしまってました」
「ああ、それは良くないことだ。騎士はみだりに殺してはいけないからな」
全てを承知していたのだろう、父上はホントに俺をよく見ている。いや、恐らく兄も見ているのだろう。親として、最後まで救おうと奔走してくれていることには感謝するべきだ。出来が悪い兄の方を助けてやるべきだろうに。
「…兄上にお伝えください。これ以上、俺の名誉を軽んじているようであれば…決闘を挑むと」
「それは…牽制か?」
「兄上は殺しそのものに耐性がない。一方の俺は殺し殺されの軍隊生活だ。そんな俺と決闘すると脅されれば…怯えて、少しは引っ込むのが道理でしょう。
代わりに、口約束ではなく準男爵の地位は兄上に継承されることを書類にてお約束することを対価にしましょう。
しかし、それでも力量と現実を、自分の都合の良い妄想に書き換えるような愚者であった場合は…実の兄の喉元に刃を押し当てることになることをお許しください」
殺すわけではない。しかし、喉元に剣を突き立てるというのはそれだけで恐怖体験だろう。俺も将校促成栽培プログラムに参加した時、それをやられた時は息が止まったものだ。
「いや、兄弟喧嘩をするのも良いだろう。お前のソレはちょっと強烈すぎるが…まぁ、できるだけマシというものだ」
「……そう言えば、次男のルデ兄は?」
「相も変わらず、趣味の農園の造営に精を出しているよ。お前に1000エーカーの土地を割り当てられるって言われて、ヴァルトに住んで、お前の代わりに土地を耕したいと言ってくる始末だ」
「ルデ兄も変わりませんね…相変わらず、生まれを間違えた御方だ」
農地の経営というよりも、アレは起業家の目をした人だ。俺が、大王に言われた通り大量のジャガイモを栽培したことに強い興味を示して、それに追随してジャガイモを育てて大金を稼いだ後は、その金で小口ではあるが、国債や船貿易に投資し、何度も大損をするが、結果的にはトータルちょいプラスに戻してくる商売の化け物だ。
本当に、シオン人であれば歓迎されるような気質の兄上だ。或いは、商家で生まれれば歓迎されただろう。
実際に、御用商人の伝手で、結構な規模の商家の家に嫁いだのだから本人もそれを大いに自覚しているらしい。
「ルーデンスはお前の農地の代行を申し出ているよ。管理費もかねて、今度話し合いたいってさ」
「商売は商売、家族は家族の棲み分けができていて素晴らしいことだと思いますよ…それにしても、兄弟の目指す道がそれぞれバラバラなのは面白いですねぇ」
兄はユンカーの継承を最重要とし、ルーデンスは稼ぐことに何よりの悦楽を見出し、俺は堅実に軍隊に進み、かと思えば一番の成り上がり者だ。一番堅実な長男が一番貧乏になりそうなのは歴史の皮肉だろうか。
「ああ、そうだ。ルデ兄に伝えておいてください。ニューティア合衆国の農地は二束三文で叩き買いできるはずです。今のうちに買い占めて不労所得にすることを提案します」
「儲け筋を知ってて堂々とバラすお前が怖くて仕方ねぇよ…そりゃウチも南部と北部の両方に投資してるけどさ」
ヴァロイセンと合衆国の関係はいまの所良好だ。フリードリッヒ大王陛下が独立を支援するようにブランタリア王国を怪しいコンサルのような手口で唆したことも理由の一つに入るだろうか。
「ルデ兄のように、自らの分を弁えてくだされば、世の中は綺麗に回るでしょうに」
「それができてれば世界平和はとうの昔に実現しているとも。そうだな、本題はズレてしまったが…決闘で脅しをかける件については了解した。家長権限も使って脅しをかけるとしよう。
…後、お前いい加減結婚しろよ。逃げられると思うなよ?」
「うげぇ…まぁ、検討はしておきますよ。不倫されたくないんですよねぇ」
軍人にありがちなのが、全く休みを取れなくて結果的に若い奴に不倫されるという奴だ。ブランタリアではほぼほぼ文化のような形にまで昇華されていたのだから始末に負えない。
確かに俺は行き遅れと言われるような年齢の人間であるが、できれば結婚したくないというのが本音である。
「ったく、お前はよお…気立ての良さそうな奴の娘を見繕っておくから、暫くしたら実家に帰って来いよ?」
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