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1章:下り行く幕を遮って
1-4:舞台袖には行かせない
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本当に自分を殺そうとしたかなど、どうでも良い。
その裏に潜むアズールの思惑を知りたい。
鋭い視線の中に、憂いと心配が見えたが、アズールは不敵に笑い返す。
「さぁね……私は殺したいと思ったからそうした。
今だってその機会を狙っているって、大声出してもいいんだぞ」
アズールは死神商人の振舞を崩さない。大声を出すために息を吸い込む。
(どうか……私に構うな)
心配はありがたいが、無用だ。
秘密は、腹に抱えたまま死にたい。墓に持ち込むどころか、塵となって霧散させて有耶無耶にしたい。
悪人は悪人のまま死なせてくれ。
茶番にも意味があるのだ。
「いけません」
次の瞬間、アズールの視界は動転する。
「……陛下。紐解くには時間が必要です。このセレス・フィンレイにお任せを」
「お、おい、降ろせ!」
駄々をこねる子供をあやすように、セレスに抱き上げられてしまう。
再びのお姫様扱いだ。
アズールの抵抗は、隣に控えた白銀の勇者によってあっさり封じ込まれてしまった。
「くくく……よろしい」
女王は扇子を開き、口元を隠した。
茶番が思わぬ喜劇に変わるかもしれない予感がすると、満足気だ。
「白銀の勇者よ、其方に期待しているぞ」
セレスはアズールを抱き上げたまま深く頭を下げた。
抱えられたままのアズールは、急に力の入った腕に絞められ「ぐぇ」と情けない声を上げてしまった。
* * *
フィンレイ邸は、公爵位に見合う立派な屋敷だった。
女王の守護や相談役が主な業務のため、王城より程近い丘の上に建てられており、うたた寝する暇もなく到着した。
「ふふっ」
「……何笑ってんだ。正気じゃないぞ」
玄関で出迎えられ、あれよあれよと案内されながらアズールは毒を吐く。
何を考えているかは知らないが、どんな内情であれ腹立たしさは変わらない。
余計な事をしやがってという気持ちでいっぱいだった。
「正気です。重ねて、貴方がそんな事をするなど思っていないので」
少なくとも僕と女王は、とセレスは笑みを一層深くした。
「どうして皆、信じてしまうのでしょうね」
女王がお粗末と称した通り、女王暗殺未遂事件は、あらゆる設定が脆い。
「触れれば肌が爛れる毒を、何故わざわざドレスに仕込もうとしたのか。
見せしめのためだとしても、あまりに勝手が悪く、誰が触れるかもわからない。
最悪自分に危険が及ぶ可能性もあったでしょうに」
あのアズール・オンディールなら、決して選ばない策だ。
知れば知る程、絶対にありえない。
合理を愛し、それ故に強く、業界に君臨していたアズールだからこそ。
「ですが、それでも人は、刺激的な物語に喰いつく」
その主役が悪名高き死神商人ならば猶更だ。
風に乗って、勝手に広まる。今までの事を考えれば、あり得る話かもしれないと、そんな気軽さで。
誰も疑わない。誰もドラマを愉しみ、消費するだけ。
悪役は罰を受け、爽快な結末をもって幕が閉じる。
真相なんて、どうでもいい。
「そんな民の性質を、貴方は熟知していた」
「……実に興味深い話だ。
だが、君は、いささか私に夢を見すぎているような気がしてならないよ。
いつまでも救いようのない……坊やだな」
アズールは明確に拒絶の意志をもって言葉を選んだ。
全て上手くいくはずだったものが、打ち砕かれそうになっている。嫌な動悸が耳の内でうるさい。
「坊やなのかもしれません。僕の心はずっと貴方に囚われているのですから」
気が付けば、出迎えの使用人たちは全てはけていた。
先刻の看守と違って、自発的に主であるセレスの意図を汲んだのだろう。
アズールは寸でのところで自分に迫る腕を避けたが、追撃を真正面から喰らってしまった。
両腕を捕らえられ、騎士の腕力をもって、壁に縫い付けられる。
「初めての友情も、親愛も、恋も……そして劣情も」
熱い吐息が、頬を掠める。
「全て教えて下さったのは貴方です」
エメラルドのような瞳にはゆらりと、熱を伴った光が揺らぐ。
確かな情欲と恋慕を孕んで、真っすぐ海色の瞳を覗き込んで来る。
――昔の私のアホ、バカ。
可愛がりすぎた。まさかここまでとは。
過去の愚行に責められている気分になりつつも、ここで心折れるわけにはいかない。
アズールはセレスの頬に指を添わせ、形の良い耳に唇を寄せる。
「可哀そうに。悪党に誑かされた記憶を、尊い記憶と勘違いして……後生大事に取っておいてくれたと」
切り捨てればよかったものを。白銀の騎士となり、正しく財と立場に相応しい伴侶を手に入れ、幸福な未来を選べばよかったものを。
可愛そうに。必ず後悔するぞ。
「私は死神商人。奪えるものは全て奪い、根こそぎ散らす」
ありったけの悪意が伝わるように、低く耳に残るよう囁く。
「君のような白百合を手にかけるのは実にそそるよ。
痛い目に合いたくなかったら、さっさと私を牢に戻せ……」
引き返すなら今だぞ。
君はどうしようもない悪党に手を出そうとしているんだ。考え直せ。
そう、警鐘を鳴らしたつもりだったが、突如セレスは項垂れてしまった。
その視線をアズールが追うと同時に、何か硬い物が腹に当たる。
「……何おっ勃てているんだい」
「……申し訳ありません。あまりにも、そそられるような事を仰るので」
照れ方はお坊ちゃん時代そのままだというのに、当たっている物は全く可愛くない。
凶悪な大きさと力強さが、嫌でも伝わって来る。
(重症だ……)
少年期からの感情があるとはいえ、こんな牢獄を出たばかりの見すぼらしい男に興奮できるのか。
脅しも悪手に終わり、どうすれば良いのかと途方に暮れかけるが――。
「……そうか、では仕方ない」
こうなればと、多くの浮名を流した悪徳商人の仮面を被り直す。
セレスの顎を乱暴に掴み、そのまま薄い唇へ噛みついた。
「な、なにを」
「私は、君の伴侶になるんだろ? 味見くらい許せよ」
とびきり下品で汚らわしくなるよう音を立て、文句を封じ込めていく。
拙く動く分厚い舌を絡め取り、歯列を舐め上げ、一通り口内を蹂躙したところで無理やり顔を離されてしまう。
そうして、真っ赤になって息切れするセレスが、アズールの眼前に飛び込んで来た。
「それで、後悔するといい」
アズール・オンディールの、厄介さに。
その死を妨げた事を、後悔しろ。
ありったけの怒りを込めてアズールは睨みつけるが、セレスは退かない。
むしろ再度唇が重なりそうな距離まで詰めて来る。
「後悔なんて、しません!」
これが美しい令嬢相手に吐かれた言葉なら、どれ程絵になったか。
そんな事をアズールは他人事のように考える程に、今のセレスは雄々しく美しい。
(今も昔も、ときめくよ……)
アズールはもう一度味見をした。
唇を合わせ、肉を甘く噛み、更に舌をねじ込もうとしたところで、気が付けば周囲が寝室に変わっていた。
転移魔法を使ったのかと認識するよりも前に、鎧と制服を脱ぎ去り軽装となったセレスに押し倒される。
「……坊や、必死すぎやしないかい?」
「何とでも。僕も味見をしてみたくなりまして」
セレスの大きな手が、アズールの頬を優しく撫でる。
「必ずや貴方自身の言葉をもって、無実だと語って頂きます」
「ハッ、精々頑張り給えよ」
あと1つくらい皮肉をぶつけてやろう。
アズールは構えていたが――。
「その暁には、必ずや、正式な伴侶になって頂きます……」
息と言葉の一切を飲み込むような勢いで味見が始まってしまったため、叶わなかった。
その裏に潜むアズールの思惑を知りたい。
鋭い視線の中に、憂いと心配が見えたが、アズールは不敵に笑い返す。
「さぁね……私は殺したいと思ったからそうした。
今だってその機会を狙っているって、大声出してもいいんだぞ」
アズールは死神商人の振舞を崩さない。大声を出すために息を吸い込む。
(どうか……私に構うな)
心配はありがたいが、無用だ。
秘密は、腹に抱えたまま死にたい。墓に持ち込むどころか、塵となって霧散させて有耶無耶にしたい。
悪人は悪人のまま死なせてくれ。
茶番にも意味があるのだ。
「いけません」
次の瞬間、アズールの視界は動転する。
「……陛下。紐解くには時間が必要です。このセレス・フィンレイにお任せを」
「お、おい、降ろせ!」
駄々をこねる子供をあやすように、セレスに抱き上げられてしまう。
再びのお姫様扱いだ。
アズールの抵抗は、隣に控えた白銀の勇者によってあっさり封じ込まれてしまった。
「くくく……よろしい」
女王は扇子を開き、口元を隠した。
茶番が思わぬ喜劇に変わるかもしれない予感がすると、満足気だ。
「白銀の勇者よ、其方に期待しているぞ」
セレスはアズールを抱き上げたまま深く頭を下げた。
抱えられたままのアズールは、急に力の入った腕に絞められ「ぐぇ」と情けない声を上げてしまった。
* * *
フィンレイ邸は、公爵位に見合う立派な屋敷だった。
女王の守護や相談役が主な業務のため、王城より程近い丘の上に建てられており、うたた寝する暇もなく到着した。
「ふふっ」
「……何笑ってんだ。正気じゃないぞ」
玄関で出迎えられ、あれよあれよと案内されながらアズールは毒を吐く。
何を考えているかは知らないが、どんな内情であれ腹立たしさは変わらない。
余計な事をしやがってという気持ちでいっぱいだった。
「正気です。重ねて、貴方がそんな事をするなど思っていないので」
少なくとも僕と女王は、とセレスは笑みを一層深くした。
「どうして皆、信じてしまうのでしょうね」
女王がお粗末と称した通り、女王暗殺未遂事件は、あらゆる設定が脆い。
「触れれば肌が爛れる毒を、何故わざわざドレスに仕込もうとしたのか。
見せしめのためだとしても、あまりに勝手が悪く、誰が触れるかもわからない。
最悪自分に危険が及ぶ可能性もあったでしょうに」
あのアズール・オンディールなら、決して選ばない策だ。
知れば知る程、絶対にありえない。
合理を愛し、それ故に強く、業界に君臨していたアズールだからこそ。
「ですが、それでも人は、刺激的な物語に喰いつく」
その主役が悪名高き死神商人ならば猶更だ。
風に乗って、勝手に広まる。今までの事を考えれば、あり得る話かもしれないと、そんな気軽さで。
誰も疑わない。誰もドラマを愉しみ、消費するだけ。
悪役は罰を受け、爽快な結末をもって幕が閉じる。
真相なんて、どうでもいい。
「そんな民の性質を、貴方は熟知していた」
「……実に興味深い話だ。
だが、君は、いささか私に夢を見すぎているような気がしてならないよ。
いつまでも救いようのない……坊やだな」
アズールは明確に拒絶の意志をもって言葉を選んだ。
全て上手くいくはずだったものが、打ち砕かれそうになっている。嫌な動悸が耳の内でうるさい。
「坊やなのかもしれません。僕の心はずっと貴方に囚われているのですから」
気が付けば、出迎えの使用人たちは全てはけていた。
先刻の看守と違って、自発的に主であるセレスの意図を汲んだのだろう。
アズールは寸でのところで自分に迫る腕を避けたが、追撃を真正面から喰らってしまった。
両腕を捕らえられ、騎士の腕力をもって、壁に縫い付けられる。
「初めての友情も、親愛も、恋も……そして劣情も」
熱い吐息が、頬を掠める。
「全て教えて下さったのは貴方です」
エメラルドのような瞳にはゆらりと、熱を伴った光が揺らぐ。
確かな情欲と恋慕を孕んで、真っすぐ海色の瞳を覗き込んで来る。
――昔の私のアホ、バカ。
可愛がりすぎた。まさかここまでとは。
過去の愚行に責められている気分になりつつも、ここで心折れるわけにはいかない。
アズールはセレスの頬に指を添わせ、形の良い耳に唇を寄せる。
「可哀そうに。悪党に誑かされた記憶を、尊い記憶と勘違いして……後生大事に取っておいてくれたと」
切り捨てればよかったものを。白銀の騎士となり、正しく財と立場に相応しい伴侶を手に入れ、幸福な未来を選べばよかったものを。
可愛そうに。必ず後悔するぞ。
「私は死神商人。奪えるものは全て奪い、根こそぎ散らす」
ありったけの悪意が伝わるように、低く耳に残るよう囁く。
「君のような白百合を手にかけるのは実にそそるよ。
痛い目に合いたくなかったら、さっさと私を牢に戻せ……」
引き返すなら今だぞ。
君はどうしようもない悪党に手を出そうとしているんだ。考え直せ。
そう、警鐘を鳴らしたつもりだったが、突如セレスは項垂れてしまった。
その視線をアズールが追うと同時に、何か硬い物が腹に当たる。
「……何おっ勃てているんだい」
「……申し訳ありません。あまりにも、そそられるような事を仰るので」
照れ方はお坊ちゃん時代そのままだというのに、当たっている物は全く可愛くない。
凶悪な大きさと力強さが、嫌でも伝わって来る。
(重症だ……)
少年期からの感情があるとはいえ、こんな牢獄を出たばかりの見すぼらしい男に興奮できるのか。
脅しも悪手に終わり、どうすれば良いのかと途方に暮れかけるが――。
「……そうか、では仕方ない」
こうなればと、多くの浮名を流した悪徳商人の仮面を被り直す。
セレスの顎を乱暴に掴み、そのまま薄い唇へ噛みついた。
「な、なにを」
「私は、君の伴侶になるんだろ? 味見くらい許せよ」
とびきり下品で汚らわしくなるよう音を立て、文句を封じ込めていく。
拙く動く分厚い舌を絡め取り、歯列を舐め上げ、一通り口内を蹂躙したところで無理やり顔を離されてしまう。
そうして、真っ赤になって息切れするセレスが、アズールの眼前に飛び込んで来た。
「それで、後悔するといい」
アズール・オンディールの、厄介さに。
その死を妨げた事を、後悔しろ。
ありったけの怒りを込めてアズールは睨みつけるが、セレスは退かない。
むしろ再度唇が重なりそうな距離まで詰めて来る。
「後悔なんて、しません!」
これが美しい令嬢相手に吐かれた言葉なら、どれ程絵になったか。
そんな事をアズールは他人事のように考える程に、今のセレスは雄々しく美しい。
(今も昔も、ときめくよ……)
アズールはもう一度味見をした。
唇を合わせ、肉を甘く噛み、更に舌をねじ込もうとしたところで、気が付けば周囲が寝室に変わっていた。
転移魔法を使ったのかと認識するよりも前に、鎧と制服を脱ぎ去り軽装となったセレスに押し倒される。
「……坊や、必死すぎやしないかい?」
「何とでも。僕も味見をしてみたくなりまして」
セレスの大きな手が、アズールの頬を優しく撫でる。
「必ずや貴方自身の言葉をもって、無実だと語って頂きます」
「ハッ、精々頑張り給えよ」
あと1つくらい皮肉をぶつけてやろう。
アズールは構えていたが――。
「その暁には、必ずや、正式な伴侶になって頂きます……」
息と言葉の一切を飲み込むような勢いで味見が始まってしまったため、叶わなかった。
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