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湯煙は真実すら嘲笑う
#9
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マスカレードが終わり、二週間程が経ちました。
時折降る雨と共に気温も下がり、王都も冬の準備を始めている様に思えます。
私は雨音と共に遅い昼食を食べながら、今朝届いた新聞に目を通します。
新聞を受け取った時から目には付いてましたが、目立つ見出しに疑問を持っています。
『ヴァローナの筆頭術士が来訪、聖獣局の局長と会談予定!』
今まで筆頭術士として表立って来た事はなかったはずですが、今回は違うようです。
手品師などしてるくらいですから、ご本人は目立つ事を好みますが、どういう訳か筆頭術士として目立つ事を好まないと聞いたことがあります。
わざわざこのような形をとるのには何か事情があるのでしょう、嬉しくはありませんが心当たりもあります。
あの二人が会談など、大丈夫でしょうか?
流石に公の場で派手な喧嘩などはしないとは思いますが。
リィとフィルマに新聞の記事に関して知っていたようで、関連しそうな話をしてくれます。
『童と吸血鬼は捕まえた下手人共と宿におりますし、お師匠殿は彼らにご用があるのでは?』
『結局なんだったんだい? トラオも一枚噛んでるんだろ?』
ジョーティの事はともかく、ルスランの事は本人から聞いています。
お酒に弱いのに私の店に来て、聞いてもいないのにあの後何があったのかを教えてくれます。
「未だによく分かりません、師匠に何か狙いがあるとルスランは言ってましたが」
『あの昼行灯のそういうトコなんとかならんかねぇ』
師匠も私も同じ事を思っています。
「師匠が良いなら良いのではないでしょうか」
それでも彼が侍従として有能なのは間違い無いのでしょう。
師匠の私邸で料理や掃除をこなした上で別の仕事をしていて、今回の人探しのような事を頼まれたりもします。
『案外懐広いのかね、キー君の師匠』
そんな事は無いと思いますが、特別否定するところでもないでしょう。
リィにはそういった面を見せている可能性もありますし、好印象を抱いているならそのままが良いのかもしれません。
───────
今夜も雨が降っており、日付が変わりそうなこの時刻はかなり外が寒いのでしょう。
ご来店されるお客様が開けるドアから入る空気でそれを感じさせます。
「今年は酷かったなぁ……」
「そうねぇ、コルセット使わないドレスなんて思いついたばっかりに、あんな事になるなんて」
「ネストレさんの時は大笑いしたが、店に来るほとんどの男でドレスだったもんなぁ」
「シオんとこ大変だったでしょうね、貸衣装まだ全部返ってきてないもの。どんだけよホント」
今日は少し遅い時刻にカーラ様とミケーノ様がご来店されました。
どこかでお食事は済ましていらしたそうで、今はアツカンとヒヤヤッコを召し上がっていらっしゃいます。
「他の国から来てる客からも聞かれたなぁ、オランディの最近の流行りなのか? って」
「まぁ間違っては無いとは思うけど、あれってどうなの? ワタシは着たいと思わないけど」
「そうなのか?」
「だって本来女の人に合わせて作られたものよ? ワタシが着ても肩幅も腰周りもキッついし、どうやっても似合わないわよ」
カーラ様がヒヤヤッコを匙ですくい、一口召し上がります。
その様子を見て、ミケーノ様は苦笑いをしてグラスを傾けます。
それから少しの沈黙の後、カーラ様が私の顔を見て何かを思い出したようで、ミケーノ様に質問なさいます。
「そういえば、ジャン君元気? この間ここでデートの相談されたのに、どうなったか聞く機会なくって」
そういえば、マスカレードの前日にご来店されて以来です。
お会計の時にはかなり酔われていたご様子で、カーラ様がジャン様の住むパラッツォまで送ると仰っていました。
「お、それ! 付き合うことになったらしいぞ」
「あら! 良かったじゃない! なんで教えてくれないのかしら?」
「あー、なんか恥ずかしいとか言ってたけど、そういや何でだろうな」
かなりお酒に酔われていたと思いますが、それだけの事かと思います。
しかし私の考えとカーラ様のお考えは異なるようで、ミケーノ様の言葉に小さく口角を上げます。
「あー、あの子って今二十代前半くらいかしら?」
「確かそんくらいだな、メルの一つか二つ上だったとか」
「ふふっ、それなら恥ずかしいって思っちゃうかもね」
「ん? なんかしたのかアイツ?」
カーラ様は笑みを崩さないまま、あの日の出来事をお話されました。
少し控えめな言い方をなさるものの、概ね同じ内容を語っているように思います。
「キーさんって、くっ……そりゃ俺には言えねぇな」
「なんか酔っ払う内にだんだんキーノスにも強気に話すようになって。見てて面白かったわよ~『キーさんなんてモテるから分かんないっすねー!』とか言い出して、笑っちゃったわよ」
「ポンコツに何言ってんだアイツ……くっ……」
「それから家まで送ってく間もずーっと『モテる奴なんて敵だ!』って叫んでたわよ、周りの人の暖かい目線にワタシもなんか可愛く思えちゃったわ」
あの夜の話を聞く限りでは、ジャン様は女性に好かれないわけではなく、ただ好きになった方とは思うように関係を築けないと仰っていたように思います。
ミケーノ様は笑いをこらえながら、お酒を少しだけ口になさいます。
「本人は気にすんだろうが、キーノスも気にしねぇだろ?」
「そうよねぇ」
そう言って、カーラ様とミケーノ様が私に視線を向けます。
「珍しい事ではありませんし、想っていた方と結ばれたのなら嬉しい事だと思います」
正直な感想です。
お店での様子は観光でいらしたお客様にはよくある事ですし、もっと酷い状態の方が多いので全く気になどしておりませんでした。
「だよなぁ、若い内にできる一種の通過儀礼みたいなもんだし」
「次の日貸衣装借りに来た時もしばらく『すみませんでした!』って謝ってたし、なんかそれも笑っちゃったわぁ」
「やりそうだなぁ。とりあえず俺からジャンに言っとくわ、モウカハナに顔出しとけよ?とか」
「彼女出来たの喜んでたわよ! も付け加えといてあげて!」
お二人共微笑みながら、お酒を口にした後で軽くグラスを重ねます。
カランと、店に良い音が響きます。
「まぁ、飲みなれた年配が若いヤツらの世話するのは当たり前だしなぁ。ジャンは飲んでもあんま変わんねぇから強いと思ってたけど、アレは我慢してたのか」
「そうねぇ。メル、は……我慢とかじゃなくてただの酒豪ね。どんだけ飲んでもあの調子なのよ」
確かにそうかもしれません。
ここでも強いお酒を召し上がっても、来店された時と余り変わらないように見えます。
「張り合ってたんかなぁ、いやそんな訳ねぇか」
「ないと思うわよ、ジャン君気許しちゃうとあぁなのかもね」
「それもなんかわかる気がすんなぁ」
ミケーノ様は小さく呟いた後でヒヤヤッコを口になさいます。
その間カーラ様はグラスを揺らしながら、何かを思案なさっているご様子です。
「ジャン君の事もなんだけど、なーんか他にもここで聞こうとしてたのよね」
「ん、ここならキーノスに関しての事か?」
「そうなのよ、何だったかしら……今朝の新聞の話でもないし」
「あー、キーノスの師匠のオッサン来てるんだってな」
「ビャンコさんと対談だったかしら、やっぱ二人ともお偉い様よねぇ」
「だなぁ」
「うーん、でもそうじゃなくて……あっ!」
揺らしていたグラスを止め、私の方へと視線を向けます。
「ゾフィちゃんよ! あの子と弟のギュンター君? 今年も衣装借りに来てたのよ! キーノスは会ったの?」
「いえ、ご来店もされておりません」
「あら、そうなの? 借りに来た時は恥ずかしそうにしてた~って聞いたんだけど、返しに来た時すごく落ち込んでたって聞いて、またキーノスがなんかポンコツやらかしたのかと思ってたのよ」
また、とは演習場でのお話をしていらっしゃるのでしょうか。
とはいえ、本当にお会いしていないので心当たりがありません。
「会えなかったからじゃねぇか? 人多いし見つけられなかったとか」
「ここに来れば良かったんじゃない? でもそうしなかったんでしょ、キーノスが会ってないって言うなら」
「ならキーノスは関係ないんじゃねぇか?」
「うーん、会ってないならそうなるわねぇ。絶対キーノスに関係してると思ったのに」
ゾフィ様は鼻が良いはずですので、人混みの中でも誰かを探すのは難しく無いはずです。
なので、私とは関係のないところで何か落ち込まれるような出来事があったのかと思います。
「借りに来た日に聞こうとしてたら、ジャン君が『デートの秘訣を~』って話し始めて、なんかそのまま流れちゃったのよね。あんな話してる時にゾフィちゃんの話とか出来ないし」
「はっ、違いねぇ。最近昼休憩ん時、彼女と食い入ってんだよな。そのうち二人でココ来るんじゃねぇか?」
「どうかしらね。あの子アレでヤキモチ焼きな気もするし、キーノスとかミケーノに近寄らせたくないって思ってると思うわよ?」
「そんな事は……いや、店で食ってけよって言ったが断られたなそういや」
少し悲しそうに眉尻を下げたミケーノ様を見て、カーラ様がクスクスと笑います。
何にしても、ジャン様とその想い人が結ばれたのは嬉しいお話です。
これから寒くなるであろう季節の中、彼には春が訪れたようです。
彼から話を聞ける機会があるなら、ゆっくりとお伺いしてみたいと思います。
時折降る雨と共に気温も下がり、王都も冬の準備を始めている様に思えます。
私は雨音と共に遅い昼食を食べながら、今朝届いた新聞に目を通します。
新聞を受け取った時から目には付いてましたが、目立つ見出しに疑問を持っています。
『ヴァローナの筆頭術士が来訪、聖獣局の局長と会談予定!』
今まで筆頭術士として表立って来た事はなかったはずですが、今回は違うようです。
手品師などしてるくらいですから、ご本人は目立つ事を好みますが、どういう訳か筆頭術士として目立つ事を好まないと聞いたことがあります。
わざわざこのような形をとるのには何か事情があるのでしょう、嬉しくはありませんが心当たりもあります。
あの二人が会談など、大丈夫でしょうか?
流石に公の場で派手な喧嘩などはしないとは思いますが。
リィとフィルマに新聞の記事に関して知っていたようで、関連しそうな話をしてくれます。
『童と吸血鬼は捕まえた下手人共と宿におりますし、お師匠殿は彼らにご用があるのでは?』
『結局なんだったんだい? トラオも一枚噛んでるんだろ?』
ジョーティの事はともかく、ルスランの事は本人から聞いています。
お酒に弱いのに私の店に来て、聞いてもいないのにあの後何があったのかを教えてくれます。
「未だによく分かりません、師匠に何か狙いがあるとルスランは言ってましたが」
『あの昼行灯のそういうトコなんとかならんかねぇ』
師匠も私も同じ事を思っています。
「師匠が良いなら良いのではないでしょうか」
それでも彼が侍従として有能なのは間違い無いのでしょう。
師匠の私邸で料理や掃除をこなした上で別の仕事をしていて、今回の人探しのような事を頼まれたりもします。
『案外懐広いのかね、キー君の師匠』
そんな事は無いと思いますが、特別否定するところでもないでしょう。
リィにはそういった面を見せている可能性もありますし、好印象を抱いているならそのままが良いのかもしれません。
───────
今夜も雨が降っており、日付が変わりそうなこの時刻はかなり外が寒いのでしょう。
ご来店されるお客様が開けるドアから入る空気でそれを感じさせます。
「今年は酷かったなぁ……」
「そうねぇ、コルセット使わないドレスなんて思いついたばっかりに、あんな事になるなんて」
「ネストレさんの時は大笑いしたが、店に来るほとんどの男でドレスだったもんなぁ」
「シオんとこ大変だったでしょうね、貸衣装まだ全部返ってきてないもの。どんだけよホント」
今日は少し遅い時刻にカーラ様とミケーノ様がご来店されました。
どこかでお食事は済ましていらしたそうで、今はアツカンとヒヤヤッコを召し上がっていらっしゃいます。
「他の国から来てる客からも聞かれたなぁ、オランディの最近の流行りなのか? って」
「まぁ間違っては無いとは思うけど、あれってどうなの? ワタシは着たいと思わないけど」
「そうなのか?」
「だって本来女の人に合わせて作られたものよ? ワタシが着ても肩幅も腰周りもキッついし、どうやっても似合わないわよ」
カーラ様がヒヤヤッコを匙ですくい、一口召し上がります。
その様子を見て、ミケーノ様は苦笑いをしてグラスを傾けます。
それから少しの沈黙の後、カーラ様が私の顔を見て何かを思い出したようで、ミケーノ様に質問なさいます。
「そういえば、ジャン君元気? この間ここでデートの相談されたのに、どうなったか聞く機会なくって」
そういえば、マスカレードの前日にご来店されて以来です。
お会計の時にはかなり酔われていたご様子で、カーラ様がジャン様の住むパラッツォまで送ると仰っていました。
「お、それ! 付き合うことになったらしいぞ」
「あら! 良かったじゃない! なんで教えてくれないのかしら?」
「あー、なんか恥ずかしいとか言ってたけど、そういや何でだろうな」
かなりお酒に酔われていたと思いますが、それだけの事かと思います。
しかし私の考えとカーラ様のお考えは異なるようで、ミケーノ様の言葉に小さく口角を上げます。
「あー、あの子って今二十代前半くらいかしら?」
「確かそんくらいだな、メルの一つか二つ上だったとか」
「ふふっ、それなら恥ずかしいって思っちゃうかもね」
「ん? なんかしたのかアイツ?」
カーラ様は笑みを崩さないまま、あの日の出来事をお話されました。
少し控えめな言い方をなさるものの、概ね同じ内容を語っているように思います。
「キーさんって、くっ……そりゃ俺には言えねぇな」
「なんか酔っ払う内にだんだんキーノスにも強気に話すようになって。見てて面白かったわよ~『キーさんなんてモテるから分かんないっすねー!』とか言い出して、笑っちゃったわよ」
「ポンコツに何言ってんだアイツ……くっ……」
「それから家まで送ってく間もずーっと『モテる奴なんて敵だ!』って叫んでたわよ、周りの人の暖かい目線にワタシもなんか可愛く思えちゃったわ」
あの夜の話を聞く限りでは、ジャン様は女性に好かれないわけではなく、ただ好きになった方とは思うように関係を築けないと仰っていたように思います。
ミケーノ様は笑いをこらえながら、お酒を少しだけ口になさいます。
「本人は気にすんだろうが、キーノスも気にしねぇだろ?」
「そうよねぇ」
そう言って、カーラ様とミケーノ様が私に視線を向けます。
「珍しい事ではありませんし、想っていた方と結ばれたのなら嬉しい事だと思います」
正直な感想です。
お店での様子は観光でいらしたお客様にはよくある事ですし、もっと酷い状態の方が多いので全く気になどしておりませんでした。
「だよなぁ、若い内にできる一種の通過儀礼みたいなもんだし」
「次の日貸衣装借りに来た時もしばらく『すみませんでした!』って謝ってたし、なんかそれも笑っちゃったわぁ」
「やりそうだなぁ。とりあえず俺からジャンに言っとくわ、モウカハナに顔出しとけよ?とか」
「彼女出来たの喜んでたわよ! も付け加えといてあげて!」
お二人共微笑みながら、お酒を口にした後で軽くグラスを重ねます。
カランと、店に良い音が響きます。
「まぁ、飲みなれた年配が若いヤツらの世話するのは当たり前だしなぁ。ジャンは飲んでもあんま変わんねぇから強いと思ってたけど、アレは我慢してたのか」
「そうねぇ。メル、は……我慢とかじゃなくてただの酒豪ね。どんだけ飲んでもあの調子なのよ」
確かにそうかもしれません。
ここでも強いお酒を召し上がっても、来店された時と余り変わらないように見えます。
「張り合ってたんかなぁ、いやそんな訳ねぇか」
「ないと思うわよ、ジャン君気許しちゃうとあぁなのかもね」
「それもなんかわかる気がすんなぁ」
ミケーノ様は小さく呟いた後でヒヤヤッコを口になさいます。
その間カーラ様はグラスを揺らしながら、何かを思案なさっているご様子です。
「ジャン君の事もなんだけど、なーんか他にもここで聞こうとしてたのよね」
「ん、ここならキーノスに関しての事か?」
「そうなのよ、何だったかしら……今朝の新聞の話でもないし」
「あー、キーノスの師匠のオッサン来てるんだってな」
「ビャンコさんと対談だったかしら、やっぱ二人ともお偉い様よねぇ」
「だなぁ」
「うーん、でもそうじゃなくて……あっ!」
揺らしていたグラスを止め、私の方へと視線を向けます。
「ゾフィちゃんよ! あの子と弟のギュンター君? 今年も衣装借りに来てたのよ! キーノスは会ったの?」
「いえ、ご来店もされておりません」
「あら、そうなの? 借りに来た時は恥ずかしそうにしてた~って聞いたんだけど、返しに来た時すごく落ち込んでたって聞いて、またキーノスがなんかポンコツやらかしたのかと思ってたのよ」
また、とは演習場でのお話をしていらっしゃるのでしょうか。
とはいえ、本当にお会いしていないので心当たりがありません。
「会えなかったからじゃねぇか? 人多いし見つけられなかったとか」
「ここに来れば良かったんじゃない? でもそうしなかったんでしょ、キーノスが会ってないって言うなら」
「ならキーノスは関係ないんじゃねぇか?」
「うーん、会ってないならそうなるわねぇ。絶対キーノスに関係してると思ったのに」
ゾフィ様は鼻が良いはずですので、人混みの中でも誰かを探すのは難しく無いはずです。
なので、私とは関係のないところで何か落ち込まれるような出来事があったのかと思います。
「借りに来た日に聞こうとしてたら、ジャン君が『デートの秘訣を~』って話し始めて、なんかそのまま流れちゃったのよね。あんな話してる時にゾフィちゃんの話とか出来ないし」
「はっ、違いねぇ。最近昼休憩ん時、彼女と食い入ってんだよな。そのうち二人でココ来るんじゃねぇか?」
「どうかしらね。あの子アレでヤキモチ焼きな気もするし、キーノスとかミケーノに近寄らせたくないって思ってると思うわよ?」
「そんな事は……いや、店で食ってけよって言ったが断られたなそういや」
少し悲しそうに眉尻を下げたミケーノ様を見て、カーラ様がクスクスと笑います。
何にしても、ジャン様とその想い人が結ばれたのは嬉しいお話です。
これから寒くなるであろう季節の中、彼には春が訪れたようです。
彼から話を聞ける機会があるなら、ゆっくりとお伺いしてみたいと思います。
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