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第2話
と分かったところで、何かが劇的に変わるわけではない。
人生なんて、自分から行動しなければどこでも大して変わらないものだ。
気付けば、あの日からもう5日が経っていた。
その間に起こった出来事と言えば、美希に怒られないように部屋着を買った事と、俺のオナネタが全滅した事。
そして、クラスの女子どもが明らかに今までと一変した事だ。
「あぁ、セックスしたい……」
「ちょっと、薫ちゃん。そんな事言って、男子に聞かれちゃうよ」
「だってぇ……。ヤりたいんだからしょうがないじゃん」
「そんなだから、いつまでも処女なんだよ」
「しょしょしょ、処女じゃないしっ!」
「慌てすぎだって。……あっ、長瀬くんがこっち見てる」
「えっ⁉ ウソッ⁉」
ばれたか。
教室で堂々とエロ話をしている女子グループをこっそり眺めていると、一人がこっちに気付いて手を振ってきた。
それに手を振り返していると、隣で親友(自称)の中田中が声をかけてくる。
「駄目だよ、長瀬くん。長瀬くんはただでさえイケメンなんだから、そんなことしたら女子に勘違いされちゃうよ!」
「別に、手を振るくらい大した事ないって」
「もう、長瀬くんってば……」
若干オネェみたいな口調の中田中は、そう言って呆れている。
コイツって、こんなキャラだったっけ?
前は確か、もう少し男らしいって感じだったんだけど。
スポーツマンらしくガタイは良いのに、口調はどこか弱々しいから余計にオネェみたいだ。
中田中的にはもう少し華奢になりたいらしいが、筋肉の少ない俺にしてみればそれは贅沢な悩みだろう。
しかもコイツ、幼馴染の彼女まで居るらしい。
羨ましい……。
リア充、爆発しろ。
「長瀬くんだってモテるんだから、彼女くらいすぐ作れるでしょ」
「まぁ、な」
この世界では華奢な男子の方がモテるらしく、俺は校内でもトップクラスのイケメンという扱いらしい。
前の世界では中田中の方がモテていたけど、その立場もすっかり逆転してしまった。
でも、中田中には幼馴染の彼女が居る。
リア充、爆発しろ。
しかしまぁ、いつまでも僻んでいても始まらない。
どれだけ僻んでも中田中に彼女が居るのは変えられないし、親友の彼女を寝取るほど俺に寝取り属性はない。
そもそも、コイツの彼女は俺のタイプじゃないし。
とは言え、彼女は欲しい。
そしてこの世界での俺は、べらぼうにモテる。
だとすればやる事は一つ。
テンプレだけど、間違いなく男の夢だろう。
その為にも俺は5日もかけてこの世界の事について色々と調べたのだ。
まずはじめに、この世界は一夫多妻制だ。
どうも、この世界の男女比は1:5くらいの割合で男が少ないらしい。
俺のクラスも男子は俺と中田中と、あとはモブA~Cまでの5人だけで、だからなのかいつもその5人でつるんでいる。
それは良いとして、男が少ないならその分ひとりひとりの男に人口増加の助力をしてもらおうと言う事らしい。
別に強制でもないし、むしろ中田中みたいに一途な男子が圧倒的多数派らしいけど、俺は今のところ心に決めた女性はいない。
そして次に、この世界では男の性欲は弱いらしい。
これはテンプレだから説明も要らないだろうが、つまり男は一度射精するとしばらく勃起しないらしいし、そもそもセックスしたい願望みたいなものが希薄らしい。
そしてその代わり女性はセックスがしたくてたまらないし、いくらでもイける。
それだとバランス悪くないかと思うのだが、それがこの世界の理だから仕方ない。
更にこれは俺にとって最重要と言っても良いのだが、この世界の男は最大サイズでも9センチくらいらしい。
何がって、ナニに決まってるだろ。
前の世界では平均で13センチだか15センチだったから、言い方は悪いが非常に短小だと言うべきだろう。
両方ともネット情報なので真偽のほどは定かではないが、俺は前の世界の平均ちょっと上だったからこの世界ではかなりの巨根だろう。
何で知ってるかって?
男だったら自分のペニスサイズくらい測るだろ、普通。
まぁ、そんな事はどうでも良い。
とにかく男性器は性の象徴、セックスシンボルだ。
デカければより良いのは何処の世界でも変わらないらしく、イヤイヤながらネットで調べても立派なちんぽは人気が高かった。
まぁ、俺に比べたらみんな短小なんだけど。
という訳でこの世界の俺は、華奢な身体に整った(たぶん)顔立ち、そして外人顔負けのイチモツという三拍子揃った美男子なのだ。
ああ、世の中の美少女が俺を待っている。
しかも、俺は童貞だ。
前の世界だったら死ぬほど恥ずかしくて絶対に口にしなかったが、この世界ではある種ステータスになる。
処女厨のように、童貞厨が少なからず存在するらしい。
例えば売春なんかをすれば、オプション料金がたんまり貰える。
逆に処女は恥ずかしいらしく、出来ればすぐにでも捨てたいらしい。
お嬢さん、どうせ捨てるのなら、その処女譲ってくれませんか?
なんて言えば、きっと世の美少女はイチコロだろう。
え?
そんな訳ない?
分かっとるわい、そんな事。
ちょっと言ってみただけだろ。
ともかく、この世界は何処までも俺にとって都合がいい。
女はセックスがしたくてたまらないし、俺もセックスがしたくてたまらない。
そして俺以外の男は、性に対して異常なまでに消極的だ。
だとしたら、俺のやるべき事なんて一つしかない。
テンプレのような世界でテンプレのような事をするのには若干の抵抗があるけど、どこの世界でも男の考える事なんて同じだ。
あれ?
この世界の男はそう言う事を考えないんだっけ?
……ともかく、健全な男子高生である俺が目指すべきところはただ一つの頂のみ。
ハーレム王に、俺はなるっ!
人生なんて、自分から行動しなければどこでも大して変わらないものだ。
気付けば、あの日からもう5日が経っていた。
その間に起こった出来事と言えば、美希に怒られないように部屋着を買った事と、俺のオナネタが全滅した事。
そして、クラスの女子どもが明らかに今までと一変した事だ。
「あぁ、セックスしたい……」
「ちょっと、薫ちゃん。そんな事言って、男子に聞かれちゃうよ」
「だってぇ……。ヤりたいんだからしょうがないじゃん」
「そんなだから、いつまでも処女なんだよ」
「しょしょしょ、処女じゃないしっ!」
「慌てすぎだって。……あっ、長瀬くんがこっち見てる」
「えっ⁉ ウソッ⁉」
ばれたか。
教室で堂々とエロ話をしている女子グループをこっそり眺めていると、一人がこっちに気付いて手を振ってきた。
それに手を振り返していると、隣で親友(自称)の中田中が声をかけてくる。
「駄目だよ、長瀬くん。長瀬くんはただでさえイケメンなんだから、そんなことしたら女子に勘違いされちゃうよ!」
「別に、手を振るくらい大した事ないって」
「もう、長瀬くんってば……」
若干オネェみたいな口調の中田中は、そう言って呆れている。
コイツって、こんなキャラだったっけ?
前は確か、もう少し男らしいって感じだったんだけど。
スポーツマンらしくガタイは良いのに、口調はどこか弱々しいから余計にオネェみたいだ。
中田中的にはもう少し華奢になりたいらしいが、筋肉の少ない俺にしてみればそれは贅沢な悩みだろう。
しかもコイツ、幼馴染の彼女まで居るらしい。
羨ましい……。
リア充、爆発しろ。
「長瀬くんだってモテるんだから、彼女くらいすぐ作れるでしょ」
「まぁ、な」
この世界では華奢な男子の方がモテるらしく、俺は校内でもトップクラスのイケメンという扱いらしい。
前の世界では中田中の方がモテていたけど、その立場もすっかり逆転してしまった。
でも、中田中には幼馴染の彼女が居る。
リア充、爆発しろ。
しかしまぁ、いつまでも僻んでいても始まらない。
どれだけ僻んでも中田中に彼女が居るのは変えられないし、親友の彼女を寝取るほど俺に寝取り属性はない。
そもそも、コイツの彼女は俺のタイプじゃないし。
とは言え、彼女は欲しい。
そしてこの世界での俺は、べらぼうにモテる。
だとすればやる事は一つ。
テンプレだけど、間違いなく男の夢だろう。
その為にも俺は5日もかけてこの世界の事について色々と調べたのだ。
まずはじめに、この世界は一夫多妻制だ。
どうも、この世界の男女比は1:5くらいの割合で男が少ないらしい。
俺のクラスも男子は俺と中田中と、あとはモブA~Cまでの5人だけで、だからなのかいつもその5人でつるんでいる。
それは良いとして、男が少ないならその分ひとりひとりの男に人口増加の助力をしてもらおうと言う事らしい。
別に強制でもないし、むしろ中田中みたいに一途な男子が圧倒的多数派らしいけど、俺は今のところ心に決めた女性はいない。
そして次に、この世界では男の性欲は弱いらしい。
これはテンプレだから説明も要らないだろうが、つまり男は一度射精するとしばらく勃起しないらしいし、そもそもセックスしたい願望みたいなものが希薄らしい。
そしてその代わり女性はセックスがしたくてたまらないし、いくらでもイける。
それだとバランス悪くないかと思うのだが、それがこの世界の理だから仕方ない。
更にこれは俺にとって最重要と言っても良いのだが、この世界の男は最大サイズでも9センチくらいらしい。
何がって、ナニに決まってるだろ。
前の世界では平均で13センチだか15センチだったから、言い方は悪いが非常に短小だと言うべきだろう。
両方ともネット情報なので真偽のほどは定かではないが、俺は前の世界の平均ちょっと上だったからこの世界ではかなりの巨根だろう。
何で知ってるかって?
男だったら自分のペニスサイズくらい測るだろ、普通。
まぁ、そんな事はどうでも良い。
とにかく男性器は性の象徴、セックスシンボルだ。
デカければより良いのは何処の世界でも変わらないらしく、イヤイヤながらネットで調べても立派なちんぽは人気が高かった。
まぁ、俺に比べたらみんな短小なんだけど。
という訳でこの世界の俺は、華奢な身体に整った(たぶん)顔立ち、そして外人顔負けのイチモツという三拍子揃った美男子なのだ。
ああ、世の中の美少女が俺を待っている。
しかも、俺は童貞だ。
前の世界だったら死ぬほど恥ずかしくて絶対に口にしなかったが、この世界ではある種ステータスになる。
処女厨のように、童貞厨が少なからず存在するらしい。
例えば売春なんかをすれば、オプション料金がたんまり貰える。
逆に処女は恥ずかしいらしく、出来ればすぐにでも捨てたいらしい。
お嬢さん、どうせ捨てるのなら、その処女譲ってくれませんか?
なんて言えば、きっと世の美少女はイチコロだろう。
え?
そんな訳ない?
分かっとるわい、そんな事。
ちょっと言ってみただけだろ。
ともかく、この世界は何処までも俺にとって都合がいい。
女はセックスがしたくてたまらないし、俺もセックスがしたくてたまらない。
そして俺以外の男は、性に対して異常なまでに消極的だ。
だとしたら、俺のやるべき事なんて一つしかない。
テンプレのような世界でテンプレのような事をするのには若干の抵抗があるけど、どこの世界でも男の考える事なんて同じだ。
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