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第二十三話
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台所で唯香が洗い物をしている間に、俺はこれからのことを考えていた。
主に、今日これからのスケジュールを。
わがままな唯香のことだから、このままだったら確実になにかさせられるのは目に見えている。
それが肉体労働なのか金銭援助なのかは分からないが。
最悪、遺産を継いだことを聞きつけて高価な物をねだりに来た可能性だってあるんだ。
そうなったら俺はカードを持っていないし、銀行に行って金を下してこなきゃならない。
ここで断ると言う選択肢が出てこないのは、きっと唯香が可愛いからだろう。
もちろん異性的な意味じゃなくて親戚的な意味で。
一応、唯香にとって俺はおじさんになるんだから、俺を傷付けない為にわざわざアニキと呼んで慕ってくれていることへの感謝を、たまには見せてやっても良いかも知れない。
なんて殊勝なことを言っているが、その中に打算的な考えも含まれていないと言えば嘘になる。
美海ちゃんとのことを怪しまれているなら、誰にも言われないようにしないといけない。
それに機嫌を取っておけば、親戚と言う気安さからボディタッチも増えるかもしれない。
昔からそういうことを気にしない奴だったから、今でも抱き着いてきたりはしてくれるかも。
感触を想像して少し顔を緩めていると、台所から足音が聞こえてきた。
どうやら後片付けが終わったらしい。
唯香に気付かれないように顔の緩みを引き締めて台所を振り向く。
「んなっ!?」
するとそこには、何故か裸エプロンの唯香が立っていた。
「なに? どうかした?」
「お、お前、なんて恰好してんだ!」
「台所でエプロンするのは普通でしょ。どこか変かな?」
「ちょっ、回ったら。……は?」
その場で唯香が後ろを向くと、そこにはちゃんと服があった。
タンクトップと短パン。
エプロンに完全に隠れていたそれが、裸エプロンの正体だった。
「紛らわしい恰好するなよ」
「もしかして、裸だと思ったの? アニキってばやらしー」
「お前、絶対わざとだろ……」
そもそもコイツ、さっきまでは普通の服にミニスカートだった。
わざわざ俺をからかう為に着替えたのか。
どこまでも迷惑な奴だな。
すっかり脱力してしまった俺は、その場でぐったりと横になった。
「アニキ、どうしたの?」
「疲れた、寝る」
「えー!」
不満そうな声に素っ気なく答えて目を瞑る。
始めは騒がしかった唯香だったけど、しばらくすると静かになった。
やっと諦めたか。
そう思っていると、なんだかカチャカチャと音が聞こえる。
そして、次の瞬間には腰が持ち上げられて、下半身が妙に寒い。
いったい、なにが起こってるんだ?
「お前、なにやって……」
目を開けて顔をあげると、股の間に蹲ってズボンを脱がしていた唯香が俺を見ていた。
「あ、起きた?」
その笑顔は、まさに悪戯が成功した子どもそのものだった。
ただし、やっていることは悪戯では済まされないが。
主に、今日これからのスケジュールを。
わがままな唯香のことだから、このままだったら確実になにかさせられるのは目に見えている。
それが肉体労働なのか金銭援助なのかは分からないが。
最悪、遺産を継いだことを聞きつけて高価な物をねだりに来た可能性だってあるんだ。
そうなったら俺はカードを持っていないし、銀行に行って金を下してこなきゃならない。
ここで断ると言う選択肢が出てこないのは、きっと唯香が可愛いからだろう。
もちろん異性的な意味じゃなくて親戚的な意味で。
一応、唯香にとって俺はおじさんになるんだから、俺を傷付けない為にわざわざアニキと呼んで慕ってくれていることへの感謝を、たまには見せてやっても良いかも知れない。
なんて殊勝なことを言っているが、その中に打算的な考えも含まれていないと言えば嘘になる。
美海ちゃんとのことを怪しまれているなら、誰にも言われないようにしないといけない。
それに機嫌を取っておけば、親戚と言う気安さからボディタッチも増えるかもしれない。
昔からそういうことを気にしない奴だったから、今でも抱き着いてきたりはしてくれるかも。
感触を想像して少し顔を緩めていると、台所から足音が聞こえてきた。
どうやら後片付けが終わったらしい。
唯香に気付かれないように顔の緩みを引き締めて台所を振り向く。
「んなっ!?」
するとそこには、何故か裸エプロンの唯香が立っていた。
「なに? どうかした?」
「お、お前、なんて恰好してんだ!」
「台所でエプロンするのは普通でしょ。どこか変かな?」
「ちょっ、回ったら。……は?」
その場で唯香が後ろを向くと、そこにはちゃんと服があった。
タンクトップと短パン。
エプロンに完全に隠れていたそれが、裸エプロンの正体だった。
「紛らわしい恰好するなよ」
「もしかして、裸だと思ったの? アニキってばやらしー」
「お前、絶対わざとだろ……」
そもそもコイツ、さっきまでは普通の服にミニスカートだった。
わざわざ俺をからかう為に着替えたのか。
どこまでも迷惑な奴だな。
すっかり脱力してしまった俺は、その場でぐったりと横になった。
「アニキ、どうしたの?」
「疲れた、寝る」
「えー!」
不満そうな声に素っ気なく答えて目を瞑る。
始めは騒がしかった唯香だったけど、しばらくすると静かになった。
やっと諦めたか。
そう思っていると、なんだかカチャカチャと音が聞こえる。
そして、次の瞬間には腰が持ち上げられて、下半身が妙に寒い。
いったい、なにが起こってるんだ?
「お前、なにやって……」
目を開けて顔をあげると、股の間に蹲ってズボンを脱がしていた唯香が俺を見ていた。
「あ、起きた?」
その笑顔は、まさに悪戯が成功した子どもそのものだった。
ただし、やっていることは悪戯では済まされないが。
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