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第六十四話
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そうして、現在に至る。
俺の隣には、依然として恥ずかしそうに身を揺する杏里ちゃんが居る。
俺としてはパンツ姿の杏里ちゃんが見られれば良かったんだけど、自主的にパンツを穿いていなかったのはまさに嬉しい誤算だ。
結果として下半身裸で助手席に座ることになった杏里ちゃん的には災難だっただろうけど。
でも、誰に言われたわけでもなくパンツを穿いていなかったってことは、杏里ちゃんもこうなることを期待していたんだろう。
それなら、ちょっとくらい激しくしてもたぶん大丈夫だ。
ともかく俺たちは、こうして露出デートを始める事になった。
今は車が人通りの少ない場所を走っているからか落ち着いている杏里ちゃんだけど、ここからはそうはいかない。
俺は車のハンドルを切ると、住んでいる町からは少し離れた繁華街へと向かっていた。
そこなら、万が一ばれてしまっても知り合いに見られる心配はないだろう。
行き先を知らない杏里ちゃんは、まだ安心しきっているようだ。
それでも時々、居心地が悪そうに身体を揺すってはいる。
「あの、お兄さん。これからどこに行くんですか?」
やがて少し街の賑わいが見えてきたところで、心なしか顔色が悪くなってしまっている杏里ちゃんが俺に尋ねてきた。
どうやら、やっと気が付いたらしい。
そんな不安そうな杏里ちゃんに、俺は意地悪く笑う。
「どうせだったら、人の多い場所をドライブしなくちゃね」
そう言った瞬間、サーッと杏里ちゃんの顔が青ざめた。
涙目になってしまっているけど、俺は止まる事などしない。
いまさら止めるなんてできないし、なにより杏里ちゃんの瞳に期待の色を見つけたからだ。
その証拠に、さっきまで青ざめていた顔色も段々と赤く染まり始めている。
「杏里ちゃん、興奮してるでしょ」
「ふえっ!? そ、そんなことないですよっ」
必死にごまかしているつもりだろうけど、そんな期待した表情をしていてはバレバレだ。
クスッと笑うと、俺はさらに深くアクセルを踏み込んだ。
グンと加速した車は、やがて人の喧騒の中へと入っていった。
歩道を歩く人の姿が増えていくと、杏里ちゃんはさらに顔を赤くしながら服の裾を押さえる。
「そんなにしたら、服が伸びちゃうよ」
「良いんですっ!」
いつもより声が大きいのは、それだけ必至と言う事だろう。
一応、俺だって見られないように気を付けているし大丈夫なんだけどね。
杏里ちゃんのこんな姿を見ていい男は、俺だけだ。
まぁ、それはそれとして恥ずかしがる杏里ちゃんは可愛いからもう少し虐めてみよう。
タイミングを見計らって車のスピードを落とすと、杏里ちゃんが慌てて俺の顔を見つめてくる。
その顔からは、明らかな焦りが伝わってきた。
うん、やっぱり可愛いなぁ。
そんな杏里ちゃんを堪能していると、やがて車は赤信号に捕まってしまった。
その瞬間の杏里ちゃんの表情は、まるで世界が終わってしまったかのような絶望に満ちていた。
俺の隣には、依然として恥ずかしそうに身を揺する杏里ちゃんが居る。
俺としてはパンツ姿の杏里ちゃんが見られれば良かったんだけど、自主的にパンツを穿いていなかったのはまさに嬉しい誤算だ。
結果として下半身裸で助手席に座ることになった杏里ちゃん的には災難だっただろうけど。
でも、誰に言われたわけでもなくパンツを穿いていなかったってことは、杏里ちゃんもこうなることを期待していたんだろう。
それなら、ちょっとくらい激しくしてもたぶん大丈夫だ。
ともかく俺たちは、こうして露出デートを始める事になった。
今は車が人通りの少ない場所を走っているからか落ち着いている杏里ちゃんだけど、ここからはそうはいかない。
俺は車のハンドルを切ると、住んでいる町からは少し離れた繁華街へと向かっていた。
そこなら、万が一ばれてしまっても知り合いに見られる心配はないだろう。
行き先を知らない杏里ちゃんは、まだ安心しきっているようだ。
それでも時々、居心地が悪そうに身体を揺すってはいる。
「あの、お兄さん。これからどこに行くんですか?」
やがて少し街の賑わいが見えてきたところで、心なしか顔色が悪くなってしまっている杏里ちゃんが俺に尋ねてきた。
どうやら、やっと気が付いたらしい。
そんな不安そうな杏里ちゃんに、俺は意地悪く笑う。
「どうせだったら、人の多い場所をドライブしなくちゃね」
そう言った瞬間、サーッと杏里ちゃんの顔が青ざめた。
涙目になってしまっているけど、俺は止まる事などしない。
いまさら止めるなんてできないし、なにより杏里ちゃんの瞳に期待の色を見つけたからだ。
その証拠に、さっきまで青ざめていた顔色も段々と赤く染まり始めている。
「杏里ちゃん、興奮してるでしょ」
「ふえっ!? そ、そんなことないですよっ」
必死にごまかしているつもりだろうけど、そんな期待した表情をしていてはバレバレだ。
クスッと笑うと、俺はさらに深くアクセルを踏み込んだ。
グンと加速した車は、やがて人の喧騒の中へと入っていった。
歩道を歩く人の姿が増えていくと、杏里ちゃんはさらに顔を赤くしながら服の裾を押さえる。
「そんなにしたら、服が伸びちゃうよ」
「良いんですっ!」
いつもより声が大きいのは、それだけ必至と言う事だろう。
一応、俺だって見られないように気を付けているし大丈夫なんだけどね。
杏里ちゃんのこんな姿を見ていい男は、俺だけだ。
まぁ、それはそれとして恥ずかしがる杏里ちゃんは可愛いからもう少し虐めてみよう。
タイミングを見計らって車のスピードを落とすと、杏里ちゃんが慌てて俺の顔を見つめてくる。
その顔からは、明らかな焦りが伝わってきた。
うん、やっぱり可愛いなぁ。
そんな杏里ちゃんを堪能していると、やがて車は赤信号に捕まってしまった。
その瞬間の杏里ちゃんの表情は、まるで世界が終わってしまったかのような絶望に満ちていた。
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