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ゴブリンちんぽになんて負けないんだからっ!

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「やだっ! やめてっ! 近寄らないで!」
 謎の少女からけしかけられたゴブリンは、必死に抵抗する私をあざ笑うようにゆっくりと近寄って来る。
 逃げ出そうにも手足を壁に埋められている私は身動き一つ取ることができず、あっという間にゴブリンが私の目の前まで迫っていた。
「ギャッギャッ!」
 まるで新しいオモチャを手に入れたように醜い顔をさらに醜く歪めながら笑うゴブリンに、私の顔からはサッと血の気が引く。
 そんな私の反応を楽しむかのように、ゴブリンは骨ばった汚い手を私の胸元へ伸ばす。
「やめてっ! 触らないで! んんぅっ……」
 ゴブリンの手が私の胸に触れると、それは想像とは違い優しい手つきで乳房を愛撫してくる。
「このっ…、やめなさいっ……! んっ、ふぅ……」
 優しく乳房を揉まれながら指先で乳首を弾かれると、私の口からは無意識に甘い声が漏れてしまう。
 普段から痛いのには慣れているのだけど、こんな風にされた経験のない私は胸から伝わる甘い感覚にすっかり弄ばれてしまっていた。
 それに、さっきから身体も変だ。
 ただ胸を触れられているだけなのに、まるでなにかを求めるように私の下腹部はキュンキュンと疼いてしまっていた。
「こんなの、絶対おかしい……。くっ、うぅ……。きっとあの女の仕業ね……」
 あの頭のおかしな女が変な術を掛けたから、だから私はこんな風になってしまっているに違いない。
「じゃなきゃ、こんなゴブリンの愛撫で感じたりなんてするわけ……。んやあぁっ……!」
 いきなりキュッと乳首をつねられ、私は思わず驚きの声を上げる。
 いつの間にか私の乳首はビンビンに尖ってしまっていて、ゴブリンはそんな乳首を楽しそうに何度も摘まんで弄んでいた。
「んっ…、ふぅっ……。この程度、なんともないんだから……」
 込み上げてくる快感を耐えるように唇を噛みながら、私はなんとか平静を保とうと踏ん張る。
 そうやって心では抵抗を続けるものの、身体は正直に反応してしまっていた。
 すでに乳首は痛いくらいに尖りきっていて、まだ触られてもいないはずのおまんこから溢れた愛液は私の太ももを汚す。
 そして、性欲にまみれたモンスターのゴブリンがそんな私の反応を見逃すはずもなく。
「ギャギャッ!」
 さっきまで私の胸を弄んでいたゴブリンは、いきなり声を上げると自分の腰に巻いていた布を脱ぎ捨てる。
「っ!? うそ……、そんなに、大きいの……?」
 全裸になったゴブリンの股間から生えたちんぽはガチガチに勃起していて、その姿はまさに凶器と言っても過言ではない。
 先端からはダラダラと透明な汁を漏らしているそのちんぽを自慢げに見せびらかしたゴブリンは、そのままゆっくりと私の身体に近づいてくる。
「やだ…、やめて……! これ以上はっ!」
 私の制止など聞くはずもなく、ゴブリンはその凶悪なちんぽを一気に私のおまんこへと突き刺した。
「んっ、おおぉぉぉっ♡♡ なにこれっ……! いきなりっ、気持ちよすぎて……!」
 大切な初めてを無理やり奪われたはずなのに、私の身体を駆け巡ったのは痛みではなく弾けるような激しい快感だった。
 まるで自分が自分じゃなくなるような感覚と一緒に、私の視界にはパチパチと火花が散る。
 たった一度の刺激でこんな風になってしまっているのに、ゴブリンはそんな私のことなどお構いなしに腰を乱暴に打ち付けてくる。
「お゛っ♡ んお゛おぉっ♡♡ らめっ、これぇ……♡ あたまっ、馬鹿になるぅっ……♡♡」
 気持ち悪いゴブリンに無理やり犯されているはずなのに、与えられる快感の濁流がそんな不快な気持ちをきれいさっぱり洗い流してしまう。
 そうやって空っぽになっていく私の頭は、ただ強いオスに服従してしまいたいメスの本能だけに支配されつつあった。
「らめっ…、やなのぉっ……♡ ゴブリンなんかに、負けたくない♡ 負け、ないぃぃっ……♡♡」
 口ではそう言いながらも、すでに身体はほとんど降伏してしまっている。
 おまんこはキュンキュンとゴブリンのちんぽを締め付け、少しでも深くちんぽを受け入れようと腰は無意識に揺れる。
 そんな浅ましい自分の姿に、私の理性はもう考えることを放棄してしまいそうだ。
「あっ…♡ んおおぉぉっ……♡♡ 負け、りゅううぅぅっ♡♡ こんにゃのっ、耐えきれないのおぉっ……♡♡」
 もう何も考えず、ただこの気持ちよさに身を任せてしまいたい。
 そんな私を後押しするかのように、ゴブリンは更に腰の動きを激しくする。
 パンッパンッと肉のぶつかり合う音が洞窟に響き、そして私を犯しているゴブリンは少し切なそうなうめき声を上げる。
「おっ♡ おっ♡ おぉっ♡ もっ、むりぃっ……♡ イくっ、イくっ……♡ イっ、くうううぅぅぅっ♡♡」
 ついに快感の許容量を超えてしまった私は、今までで一番大きな快感の波に思考を弾けさせる。
 ほとんど同時にゴブリンも射精し、大量の精液が流れ込んでくる快感で私は更に深い絶頂の海に沈んでいった。
 いったいどれだけの時間、そうやって絶頂感に浸っていただろう。
 ゆっくりと覚醒した私を気遣うように眺めていたゴブリンは、その小さな身体で懸命に背伸びをしながら顔を近付けてくる。
(ちょっと、可愛いかも……)
 もうゴブリンに対しても不快感など欠片も残っておらず、私はただ愛しいオスの求めに応えるように唇を重ね、舌を絡める。
 その間にも私の中に残っていたちんぽは再び固さを取り戻していき、そしてまた求めるようにゴブリンは腰を動かし始めるのだった。
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