家に帰りたい狩りゲー転移

roos

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3章

(22)打算

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 ──ヤツカバネ相手に何時間も戦えるわけがない。

 ヤツカバネと相対した時、エトロは本気で思っていた。

 エトロはこれまで竜王討伐に参加してこなかったものの、レオハニーの付き添いで遠目から戦場を見る機会は何度かあった。どの戦いもエトロが知るドラゴン討伐とは似ても似つかず、災害に人間が立ち向かっているような無謀さだった。そして、レオハニーが介入しなければ、どの部隊も半数以上が犠牲になっていた戦ばかりだった。

 レオハニーはエトロに戦い方を教えてくれたが、本心では狩人にさせたくなかったのだろう。稽古で着々と力を付けるエトロを褒めこそすれ、ドラゴンの討伐数を稼いでもレオハニーは黙って見守るだけだったから。レオハニーがわざわざエトロに竜王討伐の様子を見せたのも、守護狩人になる夢を諦めて欲しかったからなのだろう。

 それでも、エトロは守護狩人になる夢を諦めきれなかった。故郷を失い、生涯孤独になるはずだったエトロを拾ってくれたレオハニーに報いたかった。そして討滅者ベアルドルフをこの手で殺したかったのだ。

 そう言った意味でも、突然舞い込んできたヤツカバネ討伐はエトロにとって願ってもない話だった。レオハニーが不在の今なら、竜王討伐に参加しても止められることもない。通常の討伐隊より動員数が少ないとしても、ドミラスとゼン、ミッサがいるのならまだ勝機はあるという打算もあった。

 だが、ベートの妨害のせいでドミラスが欠けてしまえばそれもご破算だ。ゼンがいくら強かろうと四人だけでヤツカバネを相手取るなんて不可能だ。これまで見てきた竜王討伐がそうであったから、今回も例外ではない。

 そのはずだった。

 心の底から負けると思いながらヤツカバネと対峙したが、エトロが思っていた以上に捜索部隊のメンバーは頼もしかったらしい。

 ヤツカバネの咆哮で吹き飛ばされてすぐ、ゼンはヤツカバネの片目を潰した。そしてリョーホはその隙に一気に距離を詰め、超人的な回避方法でカウンターを決めた。あのヤツカバネが、ものの数秒で痛みに身もだえ、隙だらけになったのだ。

 今まで見てきた歴戦の狩人による竜王討伐は一体なんだったのか。竜王とは、こうも簡単に痛みを感じるものではなかったはずだ。鱗に覆われた身体に傷をつけるのは、ツルハシで井戸を掘るような過大な苦労があると言うのに。

 エトロが驚愕している間に、いつの間にかシャルがこちらを抱え上げ、一気にヤツカバネの額へ飛んでいた。

「っ待て! 私は──」

  下ろしてもらおうと振り返ってすぐ、エトロは二の句を告げなくなってしまった。戦うと一言も口にしていないのに、シャルの紫色の瞳はエトロへの信頼で輝いている。何を言っても無駄なのは一目で分かった。

 ええいままよ、とエトロはシャルにしがみつき、ついにヤツカバネの頭部を飛び越えた。

 その時までは仕方なく戦ってやろうという気概しかなかった。だが真下に曝け出されたヤツカバネの急所を見てしまえば、長い間磨き続けた闘志がどうしようもなく湧き上がってきた。

 さっきまでなかったはずの勝ち筋が、すぐ目の前で公然と輝いている。どうすればこの瞬間で深手を負わせられるか、即座に答えが弾き出された。

 意識するまでもなく、手のひらが巨大な氷が錨を象りあげた。狩人の本能に従うまま、エトロはリョーホが残した太刀へ隕石の如く氷の錨を落下させた。

 太刀は狙い通り、氷の錨に後押しされる形で深くヤツカバネの額にめり込んだ。さらに氷の錨が鱗に衝突し、眉間のひび割れを拡大させた。

 面白いほど綺麗に決まった連携技で、エトロは胸がすくような気分になった。

 良くも悪くも、エトロは遠目から見た竜王討伐の景色しか知らなかった。自分がその場に立って生き残れるかどうか考えて、きっと死ぬのだろうと漠然と思い続けるだけだった。

 でも、これなら行けるかもしれない。

 縦横無尽に動き回れる菌糸能力持ちが二人。しかもゼンの鎖鎌はヤツカバネの巨大な図体をものともせず空中移動が可能だ。空への移動手段がないエトロでも、シャルのフォローがあれば戦える。

 たった四人なのに、たった一撃入れられただけなのに。何がエトロの背中を押してくれるのか。

 困惑しながら前線から離脱した後に、意外と早くその答えは見つかった。

「俺は実際に戦ったことないけど、戦い方は知ってる。さっきのもまぐれじゃないんだ」

 平然と言ってのけたリョーホの発言を聞いて、エトロはこの型破りな戦いが成り立っている理由に気づいた。先ほどの起点が生まれたのも、ゼンの一撃の後にリョーホが常識外れな方法でヤツカバネの眉間を貫いたから。もっといえば、リョーホでなければあのタイミングでヤツカバネにダメージを与えることはできなかっただろう。

 先ほどのヤツカバネの咢へ突っ込んでいく時も、リョーホはまるで未来が見えているかのように、的確に太刀で噛みつき攻撃を回避してみせた。あの精度は何十、何百と戦って裏打ちされたものでなければ説明がつかない。

 ヤツカバネと戦う以前にも、リョーホの戦闘技術には目を見張るものがあった。ソウゲンカと戦っている時も、それ以外の狩りでも、エトロはリョーホが戦況を一転させてきたのを実際に見てきた。

 この男ならばきっと、普通の時間稼ぎをするよりもっと有用な作戦を知っているはずだ。

 エトロは半ば確信をもって、勢いのままリョーホを問い詰めた。そして得られた情報は、

『ヤツカバネの翼の付け根の急所に、高火力の攻撃を与え続けることでしばらく行動不能になる』

 という、ギルド内でも聞いたことのない眉唾な作戦だった。狙う部位も狙うには全滅のリスクが伴い、おいそれと実行に移せる代物ではない。しかしエトロには不思議と上手く行くという確信があった。

 リョーホはエトロよりも強く、強者の意見は信用に値する。仲間が無事に生きて帰れるのなら、例えリョーホの意見だろうと取り入れた方がいいに決まっている。

 そう納得していながらも、エトロはまだ、リョーホに対する複雑な思いを消化し切れていなかった。リョーホは弱くしてレオハニーに認められ、彼女の期待通りにベアルドルフを下すほどの強者となった。なのにエトロはまだ同じ場所で燻るばかりで、ふとした瞬間に嫉妬や憎しみが湧き上がってしまう。

 きっとこの作戦が上手く行って、ヤツカバネを討伐した後は、ますますリョーホへの嫉妬心が強くなるだろう。それもひとえに、守護狩人となってレオハニーに認めてもらいたいから。ならば自分の嫉妬心すら利用して、リョーホを踏み台にしてしまえばいい。

 内心で入り乱れる様々な感情をまとめ上げ、エトロははっきりと言った。

「我々には長時間ヤツカバネの猛攻に耐えられる余裕はない。その作戦で行こう」

 エトロがシャルとアイコンタクトを取れば、彼女も心得たと言わんばかりに大きく頷いた。シャルはそのまま、エトロとの押し問答に夢中になっているリョーホの背後に立ち、隙を見て彼を確保しにかかる。

「うお、ちょ、ま!」

 がっちりとシャルにホールドされたリョーホは、そのままぐるぐると遠心力に乗せられ、勢いよくヤツカバネの方へ放り投げられた。

「ジャイアントスイングウウウウ!?」

 謎の悲鳴を上げながら空へ羽ばたいていったリョーホを見送りつつ、エトロはぬかるんだ黒い地面を凍らせながら疾走した。表面を凍らせた黒い地面は滑りが良く、勢いをつけてやるほど加速がつく。見上げるほど巨大なヤツカバネの足元に辿り着くまでほんの数秒しかかからなかった。

 ゼンが長時間引き付けてくれたおかげで、ヤツカバネはエトロに眼中がないようだ。流石に飛んできたリョーホには気づいたようだが、その時にはもう彼の大剣の間合いだ。

「後で覚えてろよおおおおおおおお!」

 恨みのこもったリョーホの声がヤツカバネの背後に吸い込まれ、大剣が眩く輝いたかと思うと、一瞬で姿がかき消えた。それとほぼ同時に、ヤツカバネの翼の根元から火花が吹き上がる。

 ヤツカバネは長い首で背後をぐるりと覗き込むと、翼を広げて鱗に取り付くリョーホを食い殺そうとした。すかさずリョーホは背中から離れると、今度は青白い巨大ハンマーを『雷光』で生成し、大きく振りかぶった。

「もういっちょおおお!」

 重々しい打撃音が鼓膜を震わせ、ヤツカバネの背から鱗が微かに剥がれる。しかしヤツカバネを止められるほどの威力ではなく、純白の翼がリョーホを覆い隠さんとする。

「どこを見ている!」

 どこか楽し気なゼンの声が空から落ち、じゃらりと鎖が放たれるや、ヤツカバネの鼻先に群青の鎌が深々と突き刺さった。

『ギャウ!』

 今しかない。エトロが思うや否や、シャルに両腕で腰を抱え上げられた。

「頼むぞ!」

 エトロの声にシャルが頷いた瞬間、リョーホの時より柔らかな、しかし確実な速度で上空に放り上げられた。氷上で加速をつけていた分が全身に圧し掛かり少し息が詰まる。長いようで短い打ち上げの後、逆さまになったエトロの視点の先には、ハンマーを担いだリョーホと、ヤツカバネの罅割れた背中が見えた。

「っ!」

 上昇から落下に転じる最中、エトロは再び上空に氷の錨を生み出す。

 だが一度見せた連携をヤツカバネは見逃さなかった。ヤツカバネは大きく身を捩り、巨大な顎門を広げながらエトロに襲い掛かろうとしてくる。

 この位置からでは背中に攻撃を当てられない。空中の移動手段に欠けるエトロでは、氷の錨を捨てて回避に専念するしかなかった。千載一遇のチャンスを逃すとしても、まずは自分が生き残らねば話にならない。

「くっ!」
「構わん、任せろ!」

 ゼンの叱咤が下から聞こえる。気づけばヤツカバネの首の根元にゼンが仁王立ちしており、エトロが放棄した氷の錨に鎖鎌を巻き付けた。

 氷はぐん、と投石器と同じ要領で公転し、ヤツカバネの背後に回りこむ。急所と氷が一直線に並んだ瞬間、それを空中まで迎えに行ったリョーホが、ハンマーで勢いよく打ち出した。

「らぁっ!」

 氷は甲高い音を出し、ヤツカバネの急所に鈍い音を立てて衝突する。

『ヒュルウウゥゥウ!』

 涼やかな音を立てて砕け散る氷に混じり、すでに罅割れていた鱗の破片が宙に舞う。破片の向こうでは、鱗の内側に隠されていたヤツカバネの柔らかい皮膚がほんの数センチだけ曝け出されているのが見えた。

 一見成功に見えた連携だが、ヤツカバネはまだスタン状態になっていなかった。それどころか、全身の鱗の隙間から禍々しい光が膨れ上がり、本能的に危機を察知するほど空気が揺らめく。ヤツカバネと交戦経験がないエトロではどんな攻撃が繰り出されるか見当がつかず、咄嗟に距離を取ろうとした。

 しかし、リョーホは逆にヤツカバネに両手でしがみ付き叫んだ。
 
「足りない! あと一発!」

 死ぬ気か、とエトロが唖然とするや、シャルの紫色の閃光がジグザグとした軌道を描き、鱗がはがれた背中の急所へ迫った。シャルは桃色の髪を翻しながら、固く握りしめた拳で曝け出された皮膚を殴打した。

 ボグッ! と人によって発せられたと思えないほどの痛々しい音が、ヤツカバネの鱗の内部で反響する。

「ヒュルルルルル!」

 痛烈な一撃を食らい、ヤツカバネは長い首をのけ反らせながらついに八足ごと崩れ落ちた。
 
「偉いぞシャル!」
「畳みかけるぞ!」

 ヤツカバネの背中に全員が着地するや、四色の菌糸能力が炸裂した。次々にヤツカバネの分厚い鱗が砕かれ、背中の急所が徐々に大きくなっていく。急所が広がるほど味方を巻き込む心配も要らなくなるため、狩人たちの攻撃はより苛烈なものとなった。

 『重力操作』で加速した拳は重々しく肉を打ち、高速で振るわれる鎖鎌が皮膚を細かく抉っていく。そこへ氷の槍が突き刺さり内側で棘を広げ、より深く傷口を抉り突き進んでいった。

 だがそのタイミングで、唐突にリョーホが武器を引いた。

「予兆だ。エトロ! 先に離れて壁を作ってくれ! 皆はその後ろに避難を!」

 ヤツカバネは起き上がろうとしているが、まだ攻撃を与えられる猶予はりそうだ。下がる理由が全く分からないが、リョーホの表情は真剣そのものだった。

 ゼンはそれを見て一足早く何かを察すると、まだ殴り足りなそうなシャルの襟首をつかんでエトロの元へ駆け出した。エトロも一瞬反応が遅れつつ、ヤツカバネの背から飛び降りて氷の壁を作り上げる。それから、念のために一回り氷の分厚さを重ねておいた。

 全員が氷の壁に隠れて、数秒後。

『ヒュアアアアアアアアアアアアアアア!』

 憤怒に満ちた絶叫が噴き上がり、ヤツカバネの翼から毒々しい光の膜が爆発的に広がった。膜はエトロの氷を半分以上溶かしながら、エトロたちの頭上を豪速で通り過ぎていく。

 氷に守られなかった他の物質は、膜に触れた瞬間真っ黒に爛れ落ち、ヤツカバネに捕食された地面のように汚泥と化した。その間にもエトロが張った氷の壁がごりごりと削られていき、修復速度を軽々と越えてくる。

 氷の壁が残り数センチとなり、いよいよ自分たちの番かと身構えた時、ようやく風が止んだ。
 
「こ……これは一体!」

 エトロは溶け残った氷の量に戦慄しながら、あっという間に焼け野原となった高冠樹海を見渡した。捕食範囲は直径五百メートルほど。走って逃げるのでは到底間に合わない速度で持続性もあり、氷の壁がなかったらと思うとゾッとする。

 ゼンでさえもこの光景に動揺を隠しきれず、マフラーを口元に引き寄せて重々しい息を吐いた。

「これまで二度、吾輩はヤツカバネと戦ってきたが、このような攻撃は初めて見るぞ……」
「ヤツカバネの体力が半分以上ある時にスタンを取ると、高確率で今のをやってきます。直撃したら絶対に死ぬ」

 リョーホはヤツカバネから目を逸らさずに言い切った。それを先に言え、とエトロは文句を言いたかったが、説明を全て聞かずにリョーホを投げ飛ばしたのは自分なので何も言えない。

 リョーホの説明を聞いて、ゼンは何か得心がいったらしく、苦々しく眉を顰めた。

「ヤツカバネの逆鱗に触れれば、一瞬で部隊が壊滅すると聞いたことがある。もしやこの現象のためだったか」
「おそらくは。だけど、エトロの氷の壁なら十分に防げますし、ヤツカバネを消耗させれば、あの攻撃をする余裕もなくなるはずです」
「ふむ……ならば建築部隊と合流する前に、あの技を封じてしまうに限るな」

 あっ、とリョーホを口を押さえる。その顔には「余計なこと言った」とありありと書いてあった。ゼンはその姿を見て苦笑しながら、力強くリョーホの背中を叩いた。

「余計ではない。むしろ勝機と見ろ。ヤツカバネのあの技を防いでしまえば、塔が足りずとも討伐できるという証左。時間稼ぎの必要もなくなるのだぞ」

 とは言っても、行動不能状態を引き起こすために与えたダメージは、人間で例えればせいぜい突き指をした程度だ。痛みで行動が鈍っても、命に関わるようなものでない限り、ドラゴンは決して止まらない。

 だとしても、人間だって手足の指全てが突き指になれば歩けまい。全身に打撲を受ければ辛かろう。ゼンが言っているのは、ヤツカバネが大技を放てなくなるまで徹底的に痛ぶるということだ。

 もちろん、この方法ではヤツカバネを討伐するまでには至らない。確実に殺すには、やはり塔を使ってヤツカバネの魂凝結晶を直接攻撃するしかない。

「建築部隊と合流する前に、四人だけで竜王を半殺しだって? 無理ゲーにも程があるだろ」

 リョーホは心底辟易とした声で言ったが、その表情からは隠しきれない笑みが浮かんでいた。エトロやアンリのことを散々戦闘狂だと罵っているくせに、リョーホも大概である。エトロは一言文句を言う代わりにリョーホの分厚くなった背中を叩いた。仕返しとばかりにぎろりと睨まれるが全く怖くない。

 本当に、頼もしくなったと思う。採集狩人の時に下位ドラゴンに手間取っていたもやし男が、狩人らしい表情をするようになった。

 ゼンはその様子を微笑ましそうに眺めた後、ゆっくりと起き上がる巨大な影を見上げて目元を引き締めた。

「リョーホ。ヤツが疲弊したならすぐに知らせろ。合図を出し、建築部隊の元へ釣りだす!」

 明確な指示を出し終わるや、ヤツカバネの喉から地の底から響くような悍ましい咆哮が上がった。

 リョーホは耳を塞ぎながら大音量を聞き流すと、若干ヤケクソ気味に口を開いた。

「無茶なのは百も承知だけど、一応約束があるから一つだけ言わせてくれ。全員生き残って帰ろう!」
「おう!」
「ああ!」

 二人の返事と一緒に、シャルがぐっと背伸びしながら拳を突き上げる。捜索部隊の士気は順調に上がりつつあるが、建築部隊がいる東の空には、不気味な曇天が広がり始めていた。
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