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7章
閑話 足の代償
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「君の左足の治療はダアトで行う」
「……ダアト、ですか」
おうむ返しに言いながら、アンリはつい呆けてしまった。
メルクたちとの会議を終えた後。アンリはレオハニーに連れられて、洋館の東側に設置された医務室に来ていた。
医務室にはアンリ達以外に誰もいなかった。縦長に広々とした室内は清潔感があり、五台のベッドが等間隔に置かれている。ベッドの間には『砂紋』の練習で作られた花瓶が、個性豊かな表情で飾られていた。
生傷が絶えない狩人の里で、これほど静まり返った医務室も珍しい。大勢の旧人類が『雷光』の能力を引き継いだおかげで、重傷者が滅多に運ばれてこないのが大きな要因だろう。
一番奥のベッドに腰かけたアンリは、脇に置いた松葉杖を握りしめながらしばし考え込んだ。
ダアトによる欠損部位の再生。そんなことが果たして可能なのか?
アンリにとって、ダアトは破壊的な力という印象しかない。一応、ダアトには生命を作り出す力もあることは知っている。レオハニーの肩に乗っている雀や、浦敷博士に作られたというNoDたちがその代表例だ。
しかし、アンリが実際に目にしたダアトの活用例は、ベートやゴモリーのような圧倒的な破壊活動ばかりである。故に、ダアトで左足を治すと言われてもいまいちピンとこなかった。
半信半疑だと顔に書いてみると、レオハニーは少しだけ身を乗り出しながら低く続けた。
「ダアトには破壊と再構築という、二つの力が備わっている。ゴモリーたちが扱うダアトは失敗作だから、破壊の力しか使えない。だが、私ならば両方行使できる」
「だから、欠けた俺の太ももをダアトで補おうってことです?」
レオハニーは無言で頷くと、頬に険しさを滲ませながらトーンを低くした。
「君の足は歩けるようになる。けれど、先ほども言った通り代償を支払わねばならない」
「……それが、寿命ってことですね?」
レオハニーは目を伏せ、膝の上で両手を強く握りしめた。
「直接その身をダアトに融かされた君なら、もう知っているだろう? 肉体の融解は、かなりの激痛を伴うと。私の治療では、融解と再構築を同時に行う。当然、君を襲う痛みは倍になる。ベートのように痛覚の箍が外れた者ならばともかく、君は……」
治療には、常人では耐えられないほどの激痛を伴う。そう言われても、アンリは治療法に忌避感を抱かなかった。むしろ、自分よりもダアトを嫌悪しているレオハニーを気遣う余裕すらあった。
「そんな顔をしないでください。痛みには慣れていますから」
身体にこびりついた、ソウゲンカに付けられた火傷を撫でる。弟のエランの仇を取るため、休むことなく戦い続けた時の傷だ。腹部から右肩にかけて刻まれたケロイドは、治療を終えて数年が経過した今もなお、雨が降るたびに身体の芯から響く様な痛みを発する。
治療してくれたドミラス曰く、熱傷は内臓付近まで達していたらしい。なぜこの傷で戦えたのかと、始終首を捻っていた。
おそらく、レオハニーが想定しているよりも、アンリの寿命はとっくに短くなっている。無事に走れるようになっても、リョーホたちと共に戦える時間は少ない。
だが、戦えないまま穏やかな死を迎える方が恐ろしかった。
「レオハニー様、俺はまだ戦いたいんです。どうか躊躇わないでください」
「……アンリ」
音がするほど拳を握り込んだ後、レオハニーは赤く光る瞳をアンリへ向けた。
「……治せるのは足だけだ。左腕の治療まではできない。君の残った左ひじを、左太ももに移植する形になる」
てっきり無から有を生み出すものと思っていたため、アンリは目を丸くした。
「そこの雀みたいに、適当な物から作り出すんじゃないんですか?」
と、レオハニーの頭頂部にすっぽり収まった雀を指さす。するとレオハニーは指先で雀の胸元をくすぐりながら、ほんの少しだけ笑みを浮かべた。
「君が何気なく触れているすべての物質にも、大なり小なり菌糸が眠っている。そんなものを直接肉体に植え付ければどうなるかは、言わなくても分かるだろう?」
「ええ。間違いなくドラゴン化してしまうでしょうね。でも、ダアトで無用な菌糸だけを融解させればいいのでは?」
「それができたら、何百年もかけて鍵者を生み出そうとはしないよ」
レオハニーは両手で雀を掬い取ると、膝の上に移動させながらこう言った。
「石から生まれたこの雀も、体内の菌糸は石だった時と同じだ。物質内の菌糸をそのままに、形だけ全く別のものに作り変えることしかできないんだよ」
「なら、それと同じように、俺の失った部位を補うには、俺の身体から部位を作るしかないってことですね」
「その通り」
ダアトで負傷した傷は『雷光』では再生できなかった。つまり、治癒系の菌糸能力があっても、ダアトで無限に腕を生やしたり、傷口を塞ぐことはできないのだ。
反対に、ダアトから肉体を作り出されたNoDたちであれば、拒絶反応なしに身体を改造できるということだ。
「……あれ、でもゴモリーやベートは、肉体が欠けてもダアトで補ていましたよね。あれも再構築じゃないんですか?」
「あれは再構築というよりは、捕食に近い。ダアトは物質を融解させると増殖するんだ。そして彼らの身体はダアトで作られている。ダアトが増えれば、自然と欠如した血肉も補われてしまうんだよ」
「失敗作は自分しか弄れないってことですね」
「そういうことだ」
アンリは気の抜けたような溜息を吐きながら、短くなった左腕を見下ろした。
「万能物質だなんだってクライヴは喚いてたけど、意外とそうでもないんですね」
「ふふ……そうかもな」
レオハニーは老成した笑みを唇に乗せ、緩く瞼を下ろした。珍しい表情を見て、アンリはつい凝視してしまう。
オラガイアで共に戦ってから、この人は本当によく笑うようになった。リョーホとエトロを失ってからまた無表情でいる時間が多くなったが、彼女にはまだまだ人間らしさが残っているようだ。
ふと、レオハニーが瞼を上げ、アンリを真っ直ぐと見つめた。
「改めて聞くけど、本当に治療を受ける? 左肘が消えれば、義手の扱いもさらに困難になるだろう。痛みでショック死することもあり得る。唯一のメリットは、松葉杖なしに歩けるようになるぐらいだ」
「歩けるのなら、いつかは走れるでしょう。飛ぶことだって、旅に出ることだってできる。それで十分じゃないですか」
アンリはハインキーのような太い笑みを浮かべると、身を乗り出しながら指を三本立てた。
「三日で俺は走ります。テララギ派遣の部隊編成に絶対に間に合わせますから」
と、ダメ押しに挑戦的な笑みを浮かべれば、レオハニーはようやく強張った目元を緩めてくれた。
「せめて今日一日は絶対安静にすること。……また弟子を失いたくないからね」
最後に付け足された言葉に、アンリは軽く瞠目した。遅れて、脇腹を擽ぐられるような照れ臭さが滲み出てきた。
「貴方に弟子と認められるなんて、光栄ですね」
てっきりエトロにしか興味がないものと思っていた。エトロは自分より身狩人としての才能があった。氷属性という稀有な能力を持っていたから、尚のこと。
本音を言うと、アンリは嫉妬していたのだ。最強の討滅者の弟子に選ばれた妹分に。そんな醜い心すらたった一言で消滅してしまうのだから、尊敬の念とは恐ろしい。
アンリは手のひらではにかみ笑いを拭い去ると、姿勢を正して声を張った。
「リョーホとエトロは、俺が人間に戻します。絶対に」
命に換えても、とは言わなかった。レオハニーはアンリの引結ばれた口元を見て小さく笑みをこぼすと、立てた小指をこちらに差し出してきた。リョーホとシャルが時々やっていた、約束事を守るおまじないだ。
「今度、四人でゆっくり食事をしよう……二人を頼むよ」
ぐっと頷きながら、小指同士を絡ませる。意外と高い体温が、冷え切ったアンリの皮膚に沁みた。
どちらからともなく手を離す。深呼吸と共に、二人の間にあった和やかな空気が一変した。
「始めるよ」
「いつでも」
かけた左腕を差し出し、奥歯が砕けないよう、サイドテーブルに置かれていた布をしっかり咥える。そこへレオハニーの両手が差し伸べられ、小さな風が足元から湧き上がる。
直後、煌々とした赤い光が、医務室を隅々まで包み込んだ。
「……ダアト、ですか」
おうむ返しに言いながら、アンリはつい呆けてしまった。
メルクたちとの会議を終えた後。アンリはレオハニーに連れられて、洋館の東側に設置された医務室に来ていた。
医務室にはアンリ達以外に誰もいなかった。縦長に広々とした室内は清潔感があり、五台のベッドが等間隔に置かれている。ベッドの間には『砂紋』の練習で作られた花瓶が、個性豊かな表情で飾られていた。
生傷が絶えない狩人の里で、これほど静まり返った医務室も珍しい。大勢の旧人類が『雷光』の能力を引き継いだおかげで、重傷者が滅多に運ばれてこないのが大きな要因だろう。
一番奥のベッドに腰かけたアンリは、脇に置いた松葉杖を握りしめながらしばし考え込んだ。
ダアトによる欠損部位の再生。そんなことが果たして可能なのか?
アンリにとって、ダアトは破壊的な力という印象しかない。一応、ダアトには生命を作り出す力もあることは知っている。レオハニーの肩に乗っている雀や、浦敷博士に作られたというNoDたちがその代表例だ。
しかし、アンリが実際に目にしたダアトの活用例は、ベートやゴモリーのような圧倒的な破壊活動ばかりである。故に、ダアトで左足を治すと言われてもいまいちピンとこなかった。
半信半疑だと顔に書いてみると、レオハニーは少しだけ身を乗り出しながら低く続けた。
「ダアトには破壊と再構築という、二つの力が備わっている。ゴモリーたちが扱うダアトは失敗作だから、破壊の力しか使えない。だが、私ならば両方行使できる」
「だから、欠けた俺の太ももをダアトで補おうってことです?」
レオハニーは無言で頷くと、頬に険しさを滲ませながらトーンを低くした。
「君の足は歩けるようになる。けれど、先ほども言った通り代償を支払わねばならない」
「……それが、寿命ってことですね?」
レオハニーは目を伏せ、膝の上で両手を強く握りしめた。
「直接その身をダアトに融かされた君なら、もう知っているだろう? 肉体の融解は、かなりの激痛を伴うと。私の治療では、融解と再構築を同時に行う。当然、君を襲う痛みは倍になる。ベートのように痛覚の箍が外れた者ならばともかく、君は……」
治療には、常人では耐えられないほどの激痛を伴う。そう言われても、アンリは治療法に忌避感を抱かなかった。むしろ、自分よりもダアトを嫌悪しているレオハニーを気遣う余裕すらあった。
「そんな顔をしないでください。痛みには慣れていますから」
身体にこびりついた、ソウゲンカに付けられた火傷を撫でる。弟のエランの仇を取るため、休むことなく戦い続けた時の傷だ。腹部から右肩にかけて刻まれたケロイドは、治療を終えて数年が経過した今もなお、雨が降るたびに身体の芯から響く様な痛みを発する。
治療してくれたドミラス曰く、熱傷は内臓付近まで達していたらしい。なぜこの傷で戦えたのかと、始終首を捻っていた。
おそらく、レオハニーが想定しているよりも、アンリの寿命はとっくに短くなっている。無事に走れるようになっても、リョーホたちと共に戦える時間は少ない。
だが、戦えないまま穏やかな死を迎える方が恐ろしかった。
「レオハニー様、俺はまだ戦いたいんです。どうか躊躇わないでください」
「……アンリ」
音がするほど拳を握り込んだ後、レオハニーは赤く光る瞳をアンリへ向けた。
「……治せるのは足だけだ。左腕の治療まではできない。君の残った左ひじを、左太ももに移植する形になる」
てっきり無から有を生み出すものと思っていたため、アンリは目を丸くした。
「そこの雀みたいに、適当な物から作り出すんじゃないんですか?」
と、レオハニーの頭頂部にすっぽり収まった雀を指さす。するとレオハニーは指先で雀の胸元をくすぐりながら、ほんの少しだけ笑みを浮かべた。
「君が何気なく触れているすべての物質にも、大なり小なり菌糸が眠っている。そんなものを直接肉体に植え付ければどうなるかは、言わなくても分かるだろう?」
「ええ。間違いなくドラゴン化してしまうでしょうね。でも、ダアトで無用な菌糸だけを融解させればいいのでは?」
「それができたら、何百年もかけて鍵者を生み出そうとはしないよ」
レオハニーは両手で雀を掬い取ると、膝の上に移動させながらこう言った。
「石から生まれたこの雀も、体内の菌糸は石だった時と同じだ。物質内の菌糸をそのままに、形だけ全く別のものに作り変えることしかできないんだよ」
「なら、それと同じように、俺の失った部位を補うには、俺の身体から部位を作るしかないってことですね」
「その通り」
ダアトで負傷した傷は『雷光』では再生できなかった。つまり、治癒系の菌糸能力があっても、ダアトで無限に腕を生やしたり、傷口を塞ぐことはできないのだ。
反対に、ダアトから肉体を作り出されたNoDたちであれば、拒絶反応なしに身体を改造できるということだ。
「……あれ、でもゴモリーやベートは、肉体が欠けてもダアトで補ていましたよね。あれも再構築じゃないんですか?」
「あれは再構築というよりは、捕食に近い。ダアトは物質を融解させると増殖するんだ。そして彼らの身体はダアトで作られている。ダアトが増えれば、自然と欠如した血肉も補われてしまうんだよ」
「失敗作は自分しか弄れないってことですね」
「そういうことだ」
アンリは気の抜けたような溜息を吐きながら、短くなった左腕を見下ろした。
「万能物質だなんだってクライヴは喚いてたけど、意外とそうでもないんですね」
「ふふ……そうかもな」
レオハニーは老成した笑みを唇に乗せ、緩く瞼を下ろした。珍しい表情を見て、アンリはつい凝視してしまう。
オラガイアで共に戦ってから、この人は本当によく笑うようになった。リョーホとエトロを失ってからまた無表情でいる時間が多くなったが、彼女にはまだまだ人間らしさが残っているようだ。
ふと、レオハニーが瞼を上げ、アンリを真っ直ぐと見つめた。
「改めて聞くけど、本当に治療を受ける? 左肘が消えれば、義手の扱いもさらに困難になるだろう。痛みでショック死することもあり得る。唯一のメリットは、松葉杖なしに歩けるようになるぐらいだ」
「歩けるのなら、いつかは走れるでしょう。飛ぶことだって、旅に出ることだってできる。それで十分じゃないですか」
アンリはハインキーのような太い笑みを浮かべると、身を乗り出しながら指を三本立てた。
「三日で俺は走ります。テララギ派遣の部隊編成に絶対に間に合わせますから」
と、ダメ押しに挑戦的な笑みを浮かべれば、レオハニーはようやく強張った目元を緩めてくれた。
「せめて今日一日は絶対安静にすること。……また弟子を失いたくないからね」
最後に付け足された言葉に、アンリは軽く瞠目した。遅れて、脇腹を擽ぐられるような照れ臭さが滲み出てきた。
「貴方に弟子と認められるなんて、光栄ですね」
てっきりエトロにしか興味がないものと思っていた。エトロは自分より身狩人としての才能があった。氷属性という稀有な能力を持っていたから、尚のこと。
本音を言うと、アンリは嫉妬していたのだ。最強の討滅者の弟子に選ばれた妹分に。そんな醜い心すらたった一言で消滅してしまうのだから、尊敬の念とは恐ろしい。
アンリは手のひらではにかみ笑いを拭い去ると、姿勢を正して声を張った。
「リョーホとエトロは、俺が人間に戻します。絶対に」
命に換えても、とは言わなかった。レオハニーはアンリの引結ばれた口元を見て小さく笑みをこぼすと、立てた小指をこちらに差し出してきた。リョーホとシャルが時々やっていた、約束事を守るおまじないだ。
「今度、四人でゆっくり食事をしよう……二人を頼むよ」
ぐっと頷きながら、小指同士を絡ませる。意外と高い体温が、冷え切ったアンリの皮膚に沁みた。
どちらからともなく手を離す。深呼吸と共に、二人の間にあった和やかな空気が一変した。
「始めるよ」
「いつでも」
かけた左腕を差し出し、奥歯が砕けないよう、サイドテーブルに置かれていた布をしっかり咥える。そこへレオハニーの両手が差し伸べられ、小さな風が足元から湧き上がる。
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【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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