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8章 導かれる未来
257話 伝えるべきもの
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ラナがやって来たので、ジュリア達とも話す機会を作るつもりだ。ラナやジュリア達だって、望んでいると思う。それ以外にも、俺だって昔のように話したい。
やはり、大切な友達だからな。まあ、上下関係が存在することも否定はできないが。完全に対等になるのは、この世界では難しいだろうな。というか、前世でも無理だったか。
ただ、前世よりも壁が分厚くて大きいのは感じている。そもそも、貴族と平民、人間と他種族のような関係が厄介なんだ。それが、ただ親しくするだけのことを邪魔してくる。
それでも、俺達で集まった時には、憩いの時間にしたいものだ。俺にとっても、みんなにとっても。他人の前では、難しいだろうが。
ということで、みんなで集まっていた。
「ラナ様とこうして話すのも、久しぶりだよね!」
まずはジュリアが、元気いっぱいに話す。ガッツポーズみたいなものを作っていて、イメージ通りだ。最近は、表向きは無表情や張り付いた笑顔の場面もあったからな。ブラック家の仕事をこなす上で必要な技能なのは分かる。それでも、寂しかったものだ。
「そうですね。あたしは、インディゴ家の当主になりましたから」
「なら、今までみたいな接し方はまずいんじゃないですか?」
シュテルは、落ち着いた様子で質問する。ジュリアの常識を補う役だったが、今も変わらないな。とはいえ、ジュリアは明確に成長したのだが。今なら、外に出しても大丈夫だろう。
もともと、シュテルは真面目な人だったからな。そういう意味では、安心感の強い相手だ。
「人前でなら、そうですね。でも、今さら態度を変えろとは言いませんよ。あたしは、あなた達にも支えられてきたんです」
「それに、レックス様もいる。ラナ様にも、撫で撫では譲らない」
相変わらず、サラはへばりついてくる。淡々とした話し方も、あまり変わらないな。それでも、笑顔を浮かべる機会は多くなった気がする。作り笑顔も、本物の笑顔も。
もともと、俺には敬語を使っていたからな。そういう意味では、やろうと思えばちゃんとできるのだろう。サラの信頼を得ているから、今のような態度なのだろうな。ありがたい話だ。
「レックス様なら、みんな撫でてくれますよ。それでは、だめですか?」
「構わない。私は、レックス様に褒めてほしいだけ」
ラナの言葉に、サラが乗っている。もう頭をこすりつけてきているので、頭を軽く撫で回す。ふんすふんすと言った音が聞こえてきそうな気がするな。なんか、機嫌が良さそうだ。原因が俺だと分かるのは、嬉しい限りだな。
「勝手に行動を決めないでほしいものだな。まあ、間違っていないが」
「僕も、褒めてもらえるように頑張らないとね。それに、ラナ様の手伝いもしたいから」
「そうですね。今の私達があるのも、ラナ様が居たからですからね」
実際、とても助けられているんだよな。学校もどきの教師役というのは、大変だっただろうに。それで、ジュリアやサラの才能が目覚めたのだから。とても大きな役割だと言えるだろう。
「大げさですよ。レックス様の影響がほとんどじゃないですか」
「だが、お前が教師役を担ってくれた事実は確かなものだ。それは、自信を持っていいだろう」
ラナは手を振って謙遜しているが、俺としては、すごく感謝しているんだよな。もっと褒められて良いと思う。
「ありがとうございます。ですが、それもこれも、レックス様のお優しさがあってこそですから」
「レックス様が素晴らしいのは、当たり前のことです。語るまでもないですが、何度語っても良いですね」
「本人に語っても、仕方ないんじゃないかな。僕だって、感謝は伝えたいけどね」
「撫で撫でしてもらえるのなら、いくらでも語る」
このまま話を続けられたら、大変なことになりそうだ。あまり持ち上げられても、恥ずかしいだけなんだよな。いや、感謝や尊敬の気持ちは嬉しいが。
実際、褒め殺しを食らうのが恥ずかしいというのは、多くの人が共感してくれると思う。みんな可愛いのだから、余計にだよな。
「いくらなんでも、俺の素晴らしさを俺に語らないでくれよ。なんというか、困る」
「レックス様は照れ屋さんですね。あたしなら、いくらでも褒めてくれて良いんですよ?」
少しからかうような口調だが、どこか平坦な気がした。だが、笑顔は変わらない。だから、問題ないのだろう。周囲を見渡しても、違和感を覚えている様子はない。久しぶりに会ったから、印象が変わったのかもな。あるいは、思い出がズレているとか。
「そうですね。レックス様に褒めていただけるのなら、万金に勝るかと」
「撫で撫でと抱っこがついてくるのなら、そう」
「僕は、少し恥ずかしいかな……。レックス様の気持ちも、分かる気がするよ」
ジュリアは頬を染めていて、実際に想像している様子だ。そうなったら、まあ照れるよな。いくらでも褒めて良いというのも、メンタルが強いというかなんというか。
そういう人達に囲まれているから、ジュリアの様子には安心した。俺ひとりだけが、浮いているわけじゃないんだな。
「分かってくれるやつが居て、ありがたい限りだ。このままひとりなら、大変だったぞ」
「もう、褒めてくださっても良いのに。ありがたく受け取りましたよ?」
「あたしも同感ですね。今から、どうですか?」
「撫で撫で。抱っこ。レックス様、早く」
グイグイと押し寄せてくる。抱えた感情を伝えるのは大事だと思う。思うが、状況というものがあるだろう。こんな空気の中で相手を褒めるとか、恥ずかしいどころじゃない。
とはいえ、ちゃんと気持ちを伝えるのも必要だろう。これから先、事件が待っているんだから。
「待て。待ってくれ。お前達が素晴らしいのは間違いない。大切なのも。だが、勘弁してくれ……」
妥協点として、こんな言葉にした。それでも笑顔を浮かべてくれるから、みんなに気持ちは伝わっているのだろう。そこは、助かるな。
それに、ちょっと圧を弱めてくれた。少しくらいは、納得してくれたのだろう。思わず、ため息を吐きそうになった。なんというか、気が抜けた。
「仕方ないですね。なら、心の準備をしておいてくださいね。今回の事件が終わる前に」
「ラナ様だけじゃなくて、私達もですよ。忘れないでくださいね」
「ちょっと、ホッとしたかな……」
「残念。でも、次の機会を狙うだけ」
獲物を狙うような目で見られていて、冷や汗をかきそうだ。いや、大切に思われている証なのだがな。ここまで求められるのなら、しっかりと応えないとな。
「分かった。分かったよ。しっかり考えておく」
「楽しみにしていますね。きっと、あたし達全員」
笑顔を浮かべるみんなに、ちゃんと気持ちを返せるように。今回の事件も、無事に乗り切ってみせる。
やはり、大切な友達だからな。まあ、上下関係が存在することも否定はできないが。完全に対等になるのは、この世界では難しいだろうな。というか、前世でも無理だったか。
ただ、前世よりも壁が分厚くて大きいのは感じている。そもそも、貴族と平民、人間と他種族のような関係が厄介なんだ。それが、ただ親しくするだけのことを邪魔してくる。
それでも、俺達で集まった時には、憩いの時間にしたいものだ。俺にとっても、みんなにとっても。他人の前では、難しいだろうが。
ということで、みんなで集まっていた。
「ラナ様とこうして話すのも、久しぶりだよね!」
まずはジュリアが、元気いっぱいに話す。ガッツポーズみたいなものを作っていて、イメージ通りだ。最近は、表向きは無表情や張り付いた笑顔の場面もあったからな。ブラック家の仕事をこなす上で必要な技能なのは分かる。それでも、寂しかったものだ。
「そうですね。あたしは、インディゴ家の当主になりましたから」
「なら、今までみたいな接し方はまずいんじゃないですか?」
シュテルは、落ち着いた様子で質問する。ジュリアの常識を補う役だったが、今も変わらないな。とはいえ、ジュリアは明確に成長したのだが。今なら、外に出しても大丈夫だろう。
もともと、シュテルは真面目な人だったからな。そういう意味では、安心感の強い相手だ。
「人前でなら、そうですね。でも、今さら態度を変えろとは言いませんよ。あたしは、あなた達にも支えられてきたんです」
「それに、レックス様もいる。ラナ様にも、撫で撫では譲らない」
相変わらず、サラはへばりついてくる。淡々とした話し方も、あまり変わらないな。それでも、笑顔を浮かべる機会は多くなった気がする。作り笑顔も、本物の笑顔も。
もともと、俺には敬語を使っていたからな。そういう意味では、やろうと思えばちゃんとできるのだろう。サラの信頼を得ているから、今のような態度なのだろうな。ありがたい話だ。
「レックス様なら、みんな撫でてくれますよ。それでは、だめですか?」
「構わない。私は、レックス様に褒めてほしいだけ」
ラナの言葉に、サラが乗っている。もう頭をこすりつけてきているので、頭を軽く撫で回す。ふんすふんすと言った音が聞こえてきそうな気がするな。なんか、機嫌が良さそうだ。原因が俺だと分かるのは、嬉しい限りだな。
「勝手に行動を決めないでほしいものだな。まあ、間違っていないが」
「僕も、褒めてもらえるように頑張らないとね。それに、ラナ様の手伝いもしたいから」
「そうですね。今の私達があるのも、ラナ様が居たからですからね」
実際、とても助けられているんだよな。学校もどきの教師役というのは、大変だっただろうに。それで、ジュリアやサラの才能が目覚めたのだから。とても大きな役割だと言えるだろう。
「大げさですよ。レックス様の影響がほとんどじゃないですか」
「だが、お前が教師役を担ってくれた事実は確かなものだ。それは、自信を持っていいだろう」
ラナは手を振って謙遜しているが、俺としては、すごく感謝しているんだよな。もっと褒められて良いと思う。
「ありがとうございます。ですが、それもこれも、レックス様のお優しさがあってこそですから」
「レックス様が素晴らしいのは、当たり前のことです。語るまでもないですが、何度語っても良いですね」
「本人に語っても、仕方ないんじゃないかな。僕だって、感謝は伝えたいけどね」
「撫で撫でしてもらえるのなら、いくらでも語る」
このまま話を続けられたら、大変なことになりそうだ。あまり持ち上げられても、恥ずかしいだけなんだよな。いや、感謝や尊敬の気持ちは嬉しいが。
実際、褒め殺しを食らうのが恥ずかしいというのは、多くの人が共感してくれると思う。みんな可愛いのだから、余計にだよな。
「いくらなんでも、俺の素晴らしさを俺に語らないでくれよ。なんというか、困る」
「レックス様は照れ屋さんですね。あたしなら、いくらでも褒めてくれて良いんですよ?」
少しからかうような口調だが、どこか平坦な気がした。だが、笑顔は変わらない。だから、問題ないのだろう。周囲を見渡しても、違和感を覚えている様子はない。久しぶりに会ったから、印象が変わったのかもな。あるいは、思い出がズレているとか。
「そうですね。レックス様に褒めていただけるのなら、万金に勝るかと」
「撫で撫でと抱っこがついてくるのなら、そう」
「僕は、少し恥ずかしいかな……。レックス様の気持ちも、分かる気がするよ」
ジュリアは頬を染めていて、実際に想像している様子だ。そうなったら、まあ照れるよな。いくらでも褒めて良いというのも、メンタルが強いというかなんというか。
そういう人達に囲まれているから、ジュリアの様子には安心した。俺ひとりだけが、浮いているわけじゃないんだな。
「分かってくれるやつが居て、ありがたい限りだ。このままひとりなら、大変だったぞ」
「もう、褒めてくださっても良いのに。ありがたく受け取りましたよ?」
「あたしも同感ですね。今から、どうですか?」
「撫で撫で。抱っこ。レックス様、早く」
グイグイと押し寄せてくる。抱えた感情を伝えるのは大事だと思う。思うが、状況というものがあるだろう。こんな空気の中で相手を褒めるとか、恥ずかしいどころじゃない。
とはいえ、ちゃんと気持ちを伝えるのも必要だろう。これから先、事件が待っているんだから。
「待て。待ってくれ。お前達が素晴らしいのは間違いない。大切なのも。だが、勘弁してくれ……」
妥協点として、こんな言葉にした。それでも笑顔を浮かべてくれるから、みんなに気持ちは伝わっているのだろう。そこは、助かるな。
それに、ちょっと圧を弱めてくれた。少しくらいは、納得してくれたのだろう。思わず、ため息を吐きそうになった。なんというか、気が抜けた。
「仕方ないですね。なら、心の準備をしておいてくださいね。今回の事件が終わる前に」
「ラナ様だけじゃなくて、私達もですよ。忘れないでくださいね」
「ちょっと、ホッとしたかな……」
「残念。でも、次の機会を狙うだけ」
獲物を狙うような目で見られていて、冷や汗をかきそうだ。いや、大切に思われている証なのだがな。ここまで求められるのなら、しっかりと応えないとな。
「分かった。分かったよ。しっかり考えておく」
「楽しみにしていますね。きっと、あたし達全員」
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