チートさんは平和主義者

月夜

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魔法学園編突入じゃぁぁあ!

6話 お父様と呼べぇぇえ!

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うぅ、気まづい……
でも、こうして王太子をよく見ると、可愛いとカッコイイが合わさった感じの子だなぁ。
金髪に青眼、整った顔立ち。
将来モテそー。

「ねぇ、何歳?」

いきなり、王太子が尋ねてきた。

「えっと、3歳です!」
「ふぅーん…僕、フロスト・ハンス・バーミリオン。君と同じ3歳」
「えっと、ルミルーナって言います!」
「知ってる」
「すいません……」

そう言われ、肩をすくめる私。
うぅ、やっぱ無理!帰らして!神様ぁ!
て言うか!
王太子、大人すぎません?精神年齢いくつなの?
私、絶対精神年齢下がったよね?!
座り方とかさ、もろ大人!
窓のところに肘置いてるし……

「フロストって呼んでよ。あと、敬語使わないで。これから、国王様の養女になるんだからさ……」
「あ、はい。…じゃなくて、うん!…………は?養女?!……え? えぇぇえ?!」

私はびっくりして、思いっきり席を立つ。
ちょっと!ちょっとぉぉぉお!
聞いてないんですけどぉ!
待ってよ!あらすじ見てよ!
庶民どこいった?!どこへ行ったんだ?!
うわぁー、これ面倒ごとに巻き込まれやすくなるよぉ。
やめてくれぇ……

「うるさい。そして、座れ。養女は養女。今日からお前は僕の姉さんなんだからしっかりしてよ」
「ちょっとぉぉお!聞いてないよ!私は、庶民として平凡に平和主義者として平和に生きていきたいんだよ!そんなデカイキラキラしたようなの嫌だ!」
「そんなこと僕に言わないでよ。言うなら国王様に言ってくれない?僕が決めた訳では無いし、僕だっていきなり言われたんだから」
「うぅ……」

なんたる正論。
24歳、3歳の男の子に負けた……
運が消え去ったのか?
とりあえず、席に座り直す。
あぁー、こんなの嫌だ!帰らしてぇー!

「もう、3時間も経ったのか……そろそろ着くよ」
「うん……」

って!デッカ!何このめちゃくちゃ豪華な馬鹿デカイ城は!
養女ってことは、私…この城に住むの?
……え?!嘘やろ?!冗談はやめよ?
そう思うとメイドさんたちが可愛いって言いながら、強制連行された。
oh......

―城にて―

「痛い!いやぁ!んっ!痛い!やめてぇ!やだぁ!んっ!!」

先に言うけど、決して卑猥な事はやってないよ!
国王様会うからって、そんなボロ布纏うんじゃなくて、ドレスを纏えってフロストがメイドに言ったせいで、今ね、コルセットやられてる……
私、殺られてる……死ぬぅ……

「我慢なさって下さい!もう少しの辛抱です!お嬢様はスタイルが宜しいのですから、多少はましでございます 」

お嬢様?!もうここまで皆知ってるのか?!
やめてくれ!
私は庶民として平和に入学したいんだ!

「はい!とても素敵になりましたよ」
『人間って恐ろしいなぁ』
「すいません、メイドさん。ついでにクロアも出来ますか?」
「出来ますよー」
「お願いします」
『おい貴様!なんてことしてくれるんだ!ちょ!おい、人間!やめろ!やめろおお!』

ぐふふ、日頃の仕返しだ!
フハハハ

―国王様との拝見―

うぅ、ドレスとか無理……
クロアは、オシャレに首になんか、チョーカー的な?金で出来た首輪に赤い宝石が埋め込まれてるやつとかでオシャレ。
そして、海賊の女帝さんみたいにクロアが巻きついている。
ふっ、蛇使いだゼ
ていうか、無理だわぁー。
怒られないかなぁ?殺されないかなぁ?
恥ずかしいわぁー。あぁー無理!

「そろそろ、国王様との拝見だよ。ほら、もじもじしてないで……」

と言って、私の手を握り半ば強引に国王様の前に連れてかれた。
国王様をチラッと見てみる。
わお!これはこれで、国王様って感じの人。
覇気を纏っている感じ。イカツイなー。
恐ー怖ー。
喧嘩とか、めっちゃ強そー。

「お前がジークの娘、ルミルーナか?」
「はっ、はひ!」

ひえぇぇぇ、勘弁してくれぇー!
怖いー!死ぬぅー! 
おかげで、噛んじゃったじゃないか!

「くっ  ククク フハハハハハハ!中々面白い娘だな。気に入ったぞ!」
「あ、はい」
「ところで国王様」
「父様と呼べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!」
「ごめん父様。ところで、ルミルーナを養女にする話……」

……あー、何となく分かったわ。
親バカって奴かな?
息子が大人すぎて構って欲しくても構ってもらえないって奴?
きっと奥さんも構ってくれないんだろうね……
ハハ……

「ルミルーナを姉様と呼べぇぇぇぇぇぇえ!今日からルミルーナは養女ではなく、俺の娘だ!つまり、ルミルーナにとってもうひとりの父親だ!」

なんか……この人の養女になったら、めっちゃ大変そー。
私、生き残れるのかしら?

「えっと、お父様?」

ビック

おお!反応した!
やっぱこの人カマチョかも……
フフフ

「なんだ?ルミルーナ。あ、敬語は要らんからな」
「えっとね、お父様に色々と社交マナーとか教えてもらいたいなー、なんて……」
「おお!いいぞ!頼み事なら俺が何でも聞いてやるぞ!フハハハ」

おお!上機嫌!
これ、意外と使えんじゃね?
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