チートさんは平和主義者

月夜

文字の大きさ
9 / 35
魔法学園編突入じゃぁぁあ!

8話 修羅場とはこのことなのか?

しおりを挟む
「ふっ!おりゃぁ!」
「甘い!もっと力を入れなさい!」

キィン―

剣と剣のぶつかり合う音が辺りに響く。
うわぁおぉう!うるさぁい!
そして、お母様スッゲェ!
強い!そして鬼畜だ!

「腕に力を込めなさい!そんなんじゃないと魔物でも切れないわよ!」
「はいぃ!」

鬼教官だぁー、私これ苦手。
泣いていいですかぁー?
強くなれるぶんには良いんだよ。
でも、腹筋500回とか背筋400回とかー無理ぃー。
子供には出来ないって思ってるかもしれないけど、事実そうだよ。
それだけで、1日潰してるし……
しばらくの間、身体中痛くなるし……
現在進行形で痛いよ……
でもお母様は私ぐらいの時余裕でやっていたそうです。
oh......マッチョ……

「……はぁ、ルミルーナは魔法には優秀なのだけれど、戦いが駄目ね」

ですねー、慣れてない戦い方は無理なんですよー。
なら、なれてる戦い方はと思った?
いえす!
前世で小さい頃から高校まで格闘系とか剣術系を親が何かのためにと強制で習わされてたんだ!
そのお陰か、運か分からないけど毎年全国大会だっけ?
とりあえず、出てたよ。そして優勝してた!
意外?って思うようけれど、前世の自分……実はですね……えっと……高校まで…………ふ、不良でひた…………
うわぁぁぁあ!黒歴史言っちゃったよ!
だって仕方がないじゃん!
高校一年の時いじめられてたんだもん!
平和主義者だから不良の格好したら大丈夫かなぁー?って思って行ったら……ね?
絡まれたりしたよ!余計にいじめられたよ!
それで切れたよ!そしたら反撃しちゃったよ!
それで友達めちゃくちゃ増えた!
とりあえずいい事あった!
こうなったらとことん開き直ってやる!

「戦いの最中に余計な事考えるんじゃない!集中しなさい!」
「はいぃ!」

神様ぁ!無理ですぅ!帰らしてくださいぃ!
元の世界ぃ!ヘイカモン!

「奥様、お客様がお見えになりました。どうやら奥様あてでございます」
「そう。分かったわ。ルミルーナ、後は騎士達に教えてもらいなさい」

ふっ!ナイスだセーラン!
これでやっと慣れた戦い方が出来る!
だってね、お母様さ私と同じ戦い方しなさい。
的な?のやらせるわけよ。
それに、私の実力見られたらもっと厳しくなりそーなのよ。

「それでは、お嬢様。私とお手合わせお願いできますか?」

すると、ノーマル騎士さんの1人が尋ねてきた。
フハハハ!
今こそ私の力を見せてやろうじゃないか!

「それでは行きます」

そう言って、構えをとる。
ほほう。ならば私も!
剣を構え、集中する。

「くらえ!」
「せいや!」

ほぼ同時に叫ぶ。
先手をとった方が有利。
そして、私達はお互い走り、剣と剣をぶつけ合う。

キィン!―

辺りに響く。

バキッ―

剣が折れる音がした。
騎士の剣を見てみる。
……騎士の剣が折れている。
そう……つまり?
勝ったぁぁあ!

「うおおおおあああああああああっっっっ!!!!!勝ったぁぁぁぁあ!」
「なっ!子供に負けただと?!」

ふっふーん!
どうだ!これが24歳の実力だ!フハハハ!
この私を崇めよ!

「兄貴が負けるとかありえねぇ!ぜってぇ、ズルしただろ!俺と勝負しろ!」

すると、先程の騎士の弟らしき男の子が出てきた。
身長ちっちゃい。可愛いじゃないかこの野郎。
にしても、年齢は同い年?ぐらいだね。
うん、これは将来ツンデレだな!
茶髪に緑の目。顔はイタズラっぽい男の子を表した感じ。
はい、これモテるー!モテるー。

「おいヘンゼ!お嬢様に向かってなんて口の聞き方を!」
「あー、別にいいよ。さぁ!やろうじゃないか!フハハハ!」
「おっ、お嬢様?!」

私がいつも言わないようなことを言うと、私専属騎士乙女団長こと
シーア・コルセルちゃんがびっくりして言った。
シーアちゃん。貴方は見た目はカッコイイけど中身は可愛いです。
そのため、後輩の女騎士達とか男騎士達に人気でモテモテです!
というか、この世界美男美女多くない?
なんなのこの世界?
神様、是非前世の世界を美男美女だらけにしてください。お願いします。

「おりゃぁぁあ!」

すると背中から不意打ちで木の剣でなんか攻撃を仕掛けてきた。
あ、今の状態ですと間に合いませんね。
だって、あと少しで顔面に……
ということで目をつぶる。怖いわー。
流石にこれは怖い!

ドンッ

鈍い音がする。
何が起きたんだろ?
渋々と私は目を開ける。
そこには、茶髪で緑の目。
つまりヘンゼが、倒れていた。

「貴様!姫に向かって何をしようとした!身の程を知れ!」

すると、シーアちゃんがなんか怒っていた。
これ、シーアが容赦しないでやっちゃった見たいですね。

「ヘンゼ!大丈夫か?これは、何が起きたんですか?」

すると、騎士達の間から黒髪の青い目をした少年がヘンゼに駆けつけてきた。
なんか今日は、少年とかに多く会うなぁ。
運命なのかな?

「貴様、コイツが何をし出たかしたか分かっているのか?!重罪だぞ!」
「……俺の友人が、大変な事をしでかしてすいませんでした。どうか、俺の面免じて許してあげてください」

黒髪少年は立ち上がり、シーアに頭を下げた。
フロスト2号か?
年齢は、私より年上に見えるけど……

「貴様!調子に乗るな!姫が死んだらどうしてくれるんだ!」
「はいはい!シーア、落ち着いて!そして、許してあげて」
「姫?!…っで、ですが!」
「私はこの通り怪我もしてないよ?ということで、今回は私の面に免じて無かったこと!いいね?!セーラン、ヘンゼをお願い」
「……分かりました。ヘンゼよ、大変申し訳なかった」
「分かりました」

シーア、偉い!ちゃんと謝った!
後は回復を待つだけだね。

「ルミルーナ姫」
「ん?なに?」
「この度、俺の友人ヘンゼが大変な事をしでかして申し訳ありませんでした」
「いいのいいの!今回は、無かったこと!いいね?」
「はい!ありがとうございます。あ、俺はロードス・コーギルです。以後、お見知りおきを」

そう言って、私に頭を下げる。
なんて出来のいい子なのかしら!
ロードス君のお母さん偉大!
素晴らしい!

「お嬢様!」

すると、セーランが慌てて走ってきた。
ん?なんだろ?

「大変です!ヘンゼさんが!」

え?何が起きたの?!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

近未来の魔法世界に転生して最強ハーレムを作る

こうたろ
ファンタジー
トラックの直撃で死亡。「君は選ばれた。異世界へ行く資格を得たのだ」とか言われてとりあえず転生させられたクルト。公爵家だけど四男だし魔術があるけど魔力量判定Eでほぼほぼ使い物にならないし……魔物1体倒すのも一苦労。俺の転生後生活、大丈夫か?

元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々

於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。 今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが…… (タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)

転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。 しかし職業は最強!? 自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!? ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~

ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。 彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。 敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。 この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。 「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」 無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。 正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

処理中です...