チートさんは平和主義者

月夜

文字の大きさ
22 / 35
魔法学園編突入じゃぁぁあ!

21話 ドアと壁に挟まれる私は世の中と世の中に挟まれるサラリーマンの痛みがわかった!

しおりを挟む
-数ヶ月後-

「あ"ー。もう入学式なのー?」

そう、入学式なのだよ。
しかも、ミーレリア学園国は一つの島で出来てて遠いところにあるから本来ここからだと3週間前に出発しなきゃ間に合わないんだ。
でも私は空間魔法で、空間移動していくから、心配ナッシング!

「そうですよ、お嬢様。本日はたんまりと美しくさせていただきます!」
「え?いやだ」
「嫌なら無理やり貫き通すまでです!」
「え?あ、ちょ!のぉー!」

セーラン……もはや私は、おしゃれに疲れたぞ……
今の私、セーランの人形状態だからね?
服装とかは、お父さんが結構前にくれたのがあるから良いんだけど……
今の髪型がね、ドドン!ドドッ!って感じ……ノーですね!

「この髪型いやだ」
「左様ですか……でも結構可愛いですよ?」
「縛るの面倒臭いからしばんなくていいよ……あ!お父さんがプレゼントしてくれた箱の中全部使って!」
「宜しいですけど、国王様から送られたものはどうしますか?」
「お父様がくれたのは、学園で使うよ。あ、髪型はかっこいいのがいい」
「かしこまりました」

そう言って、セーランはかっこよく、ゆる~くパーマをかけて髪型を変えていく。
てかさぁー……ねんむい!
あのね、私寝てないのよ。
徹夜でこんなに美しくしてもらったわけよ。
自分で言うのもあれだけどさ、元々美人だったけど更に!ってことよ。
でもさ……服装露出度たけぇ……
なんか、花魁みたいな着物?
肩と太ももがドドンって出てさ…お胸はギリギリラインでさ……
靴下は太ももからだけど、つま先とかかとが出てるやつ。
首には、アイテムボックスの宝石を入れたチョーカー。
右手にはリーアとの契約の証をつける。
靴は下駄なんだけど、高さが結構高い……
親指と人差し指の間が痛い……
んでもって、着物の上には、フードと袖つきのマントを着用。
なんか……どんどんファンタジーから和風になってきた気がする……
ま、いっか!

「お嬢様、出来ました。いかがですか?」
「おぉ!満点です!」
「ありがたき褒め言葉です」

私はキメ顔でセーランにグッジョブポーズをやる。
フッ   決まったぜ。どやぁ?
ん?髪型?んーとね、言葉にするのがむずいな……
とりあえーず!
かんざしを使った、ロングの髪型!
うん…まぁ……想像に任せよう!おう!

「それではお嬢様。早めに行きましょう」
「うん……そだね」
「それでは、他の皆様方を呼びに行ってまいります。しばしお待ちを。シーア、お嬢様を宜しくね」
「御意」

そう言って、セーランは他の皆を呼びに行った。 
そう!ななななんと!なんとですね!
ミーレリア学園国に、セーラン、シーア、ミリア、リーア、紅夜、セーシェル、ウル、ウルティア、フロストで行くのです!
セーシェルは、メイド科。
ミリアは、暗殺諜報科。
ウルと紅夜は、戦士科。
フロストは、王族科。
だって。んでもって私は?になるよね!
はい!なんと!ぬぁんと!
フフフ……ハッハッハ!オーホッホッホ!

「ゴホッゴホッ」
「ルミルーナ姫、大丈夫ですか?!」
「お、おう。大丈夫!元気です!」

あら、笑い声が口に出てたか……
まぁええか!
とりあえず発表します!
ドドン!
なんと私!特待生科になりましたー!
ウオオオオアアアアアアアアアッッッッ!!!!!
なんとね、特待生科は知識・力とか能力とか、とにかく強さがなきゃ入れないらしいよ。
特待生科は色々と有利なんだって。
最高じゃないか!フハハハハ!

コンコン

「お嬢様、お待たせしました」
「ほいほーい」

セーランとセーシェル達が入ってくる。
おおおおおおおお!!カワイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!
私は、セーシェルとミリアに崇めるポーズをする。
ありがとう、ありがとう。
貴方がたのおかげでこの世界で生きる気力が増えました。
てんきゅー!

「お嬢様!どうされたのですか?!」
「あ、あー。うん!大丈夫!問題はないぞ!」

私は何事も無かったかのように立ち上がり、ソファに座る。
いやはやお見苦しいところを……
私は少し恥ずかしかったので、恥ずかしさを隠すように紅茶を飲む。
あ、この紅茶美味っ!

「全員揃ったな。おい主、もう向かうのか?」

ウルが私に訪ねてくる。
そういえば、お父様とお母様に挨拶しなきゃ…!

「ううん。お父様とお母様に挨拶してから行くよ」

私はそう言い、ドアに手をかける。

バァンッ!!

「ぐぇあ!」

……なんて女子力のない声なのだろう……
というより!誰?!酷すぎやせん?
私、ドア開けようとした→誰かさんが思いっきりドア開ける→私、ドアに思いっきり顔面とかぶつかる→今、壁とドアに挟まれてる→なんか狭いし痛いし、生きてる←
……誰やねん。
出てこいやゴルァ!!
あ…………今のは無しで。黒歴史モードが……
(´ρ`*)コホンコホン
気を取り直して行きましょう!

「ルミルーナ!会いに来たぞ!」

…………お父様ですか……お父様だったんですね!
ええ!そうですか!犯人はお父様だったんですね!
うん、この野郎。

「い、痛い……」

うん、この言葉しか出ないわ……
てか鼻血出てるし……鼻の骨折れてないかな?
折れたら終わりだね ニコッ
あ、回復魔法使えばいいんだった。

「お嬢様?!ご無事ですか?!」
「無事じゃない……死ぬ」
「おいテメェ!なにやってやがんだクソジジイ!今すぐそこどけ!」

おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
ウルくんん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!!
お父様に、いや国王に言っちゃアカン!
それはマジヤバイから!
ある意味尊敬するけどさ!
ダメなヤツだよそれ!

「く、クソジジイ?え…………ちょ……」

ほらー……もぉー……

「国王様、実にまことしやかにに失礼かと思われますが義理ですが父親ですよね?娘にそのような行動おかして良いのですか?国王の前に父親ですよね?怪我させましたよね?これで死んだらどう責任をおとりになるのですか?私、許しませんからね?」

…………シーア……それはー、ね?
流石にまずいって……
侍女が国王を説教するとか前代未聞だね。
もうお前らいい加減にしてくれ……
そして私を助けろ!助けろや!
いつまで、バカでかいドアと壁に挟まれればいいんだよ?!
死ぬまでか?死ぬまでなのか?!
地縛霊になって夜な夜な化けて出てやんからな?
いいの?いいんだね?!あー、いいんだ?!
…………コンチキショぉぉぉぉぉぉぉお!!!
後で絶対泣いてやるぅ!

「貴方達、そんな所で何をやっているのかしら?」

ん?この声は?もしや……お母様?

「あ、あの!それより、ご主人様……」
「「「「「「「あ……」」」」」」」

…………テメェらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
もういい!もういい!
怒った!怒だもんね!ふーんだ!

「ルミルーナ?貴女大丈夫なの?」

そう言いながらやっとドアと壁の挟まれてる私をお母様が助けてくれた。
うん、お母様以外許さん。

魔導書展開グリモワール
重力魔……「ちょ!やめてぇ!」嫌です!ニコッ」

只今ルミルーナさん、かるーく怒だお!ニコッ
さてどうしてやろうか……ふっふっふ
オーホッホッホ!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

近未来の魔法世界に転生して最強ハーレムを作る

こうたろ
ファンタジー
トラックの直撃で死亡。「君は選ばれた。異世界へ行く資格を得たのだ」とか言われてとりあえず転生させられたクルト。公爵家だけど四男だし魔術があるけど魔力量判定Eでほぼほぼ使い物にならないし……魔物1体倒すのも一苦労。俺の転生後生活、大丈夫か?

元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々

於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。 今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが…… (タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~

ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。 彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。 敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。 この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。 「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」 無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。 正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。

転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。 しかし職業は最強!? 自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!? ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

処理中です...