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第四章 魔導王国
#103 あいつ
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『少女の頼みを聞いたガイアは、彼らに知性を与えた。そして彼らは与えられた知性を使い、文明を築いていった。やがてガイアを神と崇め、ガイアとともに居る少女を神の巫女とした。そこまでは、まだよかったんだが、人間は欲深い生物だ。次第に少女を通じて、ガイアに願いを叶えてもらうようになった。豊かな土地がほしい、力がほしい。醜い欲を、少女は疑うことなくガイアに頼んだ。少女と人間とでは、生まれが違う。少女には欲というモノがなかった。純真無垢で、疑うことを知らない愚かな少女。人間が魔法を、ガイアの力を使うようになったのも、彼女のせいだ。君は、魔力はどこから来ていると思う?』
女王は真っ直ぐにフェーリエを見つめる。女王の言い方では、ヒトは、魔法を使ってはいけないように聞こえる。
「……魔力は生命エネルギー。ヒトが自分自身で生成するもの、そう習いました」
『なるほど、今はそういう風に定義されているのか。では、答えを教えよう……』
『グオオオオォォオオオオ!!!!!』
また、あの叫び声が響いた。
『またあいつか。時間が無いな』
これ程近くで声が聞こえるのに、不思議と圧は感じない。女王も、慣れたような顔をしている。
『ん?ああ、ここは私が張った結界が残っているからね。あいつの圧は届かないよ』
フェーリエの心の中を読んだのか、女王は疑問に答える。そして思案顔になり、ふむ、と呟いた。
『どうやらゆっくり話している時間はなさそうだ。まずはあいつを倒してからだな』
「あいつを、倒す!?」
フェーリエは素っ頓狂な声を上げた。上に居るときに受けた圧を思い出す。あれほど強力な力を放つモノを、倒す?無理な話だ。
「無理、無理です。あんなの倒せるわけ無い」
フェーリエはぶんぶんと首を振って否定した。しかし、女王はふふ、と笑いながら、君ならできるよ、と言った。そして、『ガイアの愛し子ならば、あいつと戦える』そう宣ったのだ。
「が、がい、ガイア、の愛し子って、誰のこと……」
『勿論君に決まっているじゃないか。なんだ、CPU2はそれすら教えてなかったのか』
女王は眉をハの字にして困った表情をする。いや、困ってるのはこっちの方だ。
(あの時の反応とか、女王の口ぶりから、なんとなくそうじゃないのかって思ってたけど……いきなりそうです、って言われても、わかりました倒してきますにはならないわよ!!??)
フェーリエは心の中で絶叫した。
『時間も無いことだし、短くあいつの特徴を説明しておこう』
「まだ行くって言ってません……」
今にも泣き出しそうなフェーリエの声に、女王は仕方が無い、君しか倒せないのだから、と笑い、とんでもない爆弾を落としてきた。
『それに、あいつをこれ以上放っておくと世界が滅びかねない』
『「「!?!?」」』
フェーリエとユース、そしてアウラは、声にならない叫びを上げた。
女王は真っ直ぐにフェーリエを見つめる。女王の言い方では、ヒトは、魔法を使ってはいけないように聞こえる。
「……魔力は生命エネルギー。ヒトが自分自身で生成するもの、そう習いました」
『なるほど、今はそういう風に定義されているのか。では、答えを教えよう……』
『グオオオオォォオオオオ!!!!!』
また、あの叫び声が響いた。
『またあいつか。時間が無いな』
これ程近くで声が聞こえるのに、不思議と圧は感じない。女王も、慣れたような顔をしている。
『ん?ああ、ここは私が張った結界が残っているからね。あいつの圧は届かないよ』
フェーリエの心の中を読んだのか、女王は疑問に答える。そして思案顔になり、ふむ、と呟いた。
『どうやらゆっくり話している時間はなさそうだ。まずはあいつを倒してからだな』
「あいつを、倒す!?」
フェーリエは素っ頓狂な声を上げた。上に居るときに受けた圧を思い出す。あれほど強力な力を放つモノを、倒す?無理な話だ。
「無理、無理です。あんなの倒せるわけ無い」
フェーリエはぶんぶんと首を振って否定した。しかし、女王はふふ、と笑いながら、君ならできるよ、と言った。そして、『ガイアの愛し子ならば、あいつと戦える』そう宣ったのだ。
「が、がい、ガイア、の愛し子って、誰のこと……」
『勿論君に決まっているじゃないか。なんだ、CPU2はそれすら教えてなかったのか』
女王は眉をハの字にして困った表情をする。いや、困ってるのはこっちの方だ。
(あの時の反応とか、女王の口ぶりから、なんとなくそうじゃないのかって思ってたけど……いきなりそうです、って言われても、わかりました倒してきますにはならないわよ!!??)
フェーリエは心の中で絶叫した。
『時間も無いことだし、短くあいつの特徴を説明しておこう』
「まだ行くって言ってません……」
今にも泣き出しそうなフェーリエの声に、女王は仕方が無い、君しか倒せないのだから、と笑い、とんでもない爆弾を落としてきた。
『それに、あいつをこれ以上放っておくと世界が滅びかねない』
『「「!?!?」」』
フェーリエとユース、そしてアウラは、声にならない叫びを上げた。
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