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第5話「灰の朝、沈黙の微笑」
しおりを挟む朝になった。けれど朝らしい色は一つもなかった。空は煤で薄茶色にくすみ、陽は雲の裏側で迷子のまま、山裾の村に落ちる影を均一な灰色にした。呼吸のたび、喉にこすれる砂の粒が数を主張してくる。遠くで川が細く鳴り、近くで鶏が一声だけ鳴いて黙った。世界が片目だけ開けているような、半分の朝。
最初の叫びは、枯れ枝を折るみたいな音のあとで来た。
「——宮廷魔導師セレス様を! セレス様は、いらっしゃいませんか!」
坂の上、黒ずんだマントの列がたどり着いた。肩で息をする大人、抱かれた子ども、背負われた老人。手は煤にまみれ、眼の白だけがやけに鮮やかだ。ひとりが膝をついた拍子に、乾いた土がわずかに舞い、朝の光の代わりに灰が煌めいた。
私は立ち上がらない。椅子から半歩だけ前へ重心をずらす。手のひらひとつで十分だ。村の入り口に結界を薄く張る。受け入れ用の、柔らかい膜。来た者の肩から重さを少し奪い、寒気を外に撫で流し、怒りの角を落とす。強くしない。強すぎる結界は人を跳ね返す。ここで必要なのは、抱え込むための布。
「セレス様……!」
先頭の女が駆け寄り、私の前で崩れる。額に手を当てる。熱の形がわかる。徹夜の熱、恐怖の熱、悲嘆の冷え。私は指先で符を撫で、彼女の喉に水の道を通す。
「水を、ゆっくり。——アシェル」
「ここだ」
鍛冶工房の戸口から、アシェルが大鍋を抱えて出てきた。湯気が白く立ち、野菜と塩と麦の匂いが灰色の朝を押し返す。彼は鍋を焚き火に掛け、ひしゃくと木椀、パン籠を並べる。動きにためらいがない。私が結界を張る音を彼の背中が知っていて、彼の火の温度を私の指が覚えている。連携は音楽だ。楽譜はないが、曲は決まっている。
「列を作って。小さい子と怪我人が先」
言えば、誰かが動く。私は結界に小さな扉を開け、通る人の体温に合わせて膜の硬さを調整する。老人にはやわらかく、焦りで早足の男には少し硬く、泣く子には温かく。手前の桶に消毒の符。奥の臨時寝床に眠りの符。炊き出しの列には食前の温めの符。すべて、最小限。最大限はここでは邪魔だ。最小限なら、人が自分で立てる。
「——すまねえ、すまねえ」
泥だらけの兵が肩で泣き、私の足元に頭をつける。私の影が彼の頭を覆う。影は、涼しい。
「頭を上げて。食べて、寝て、それから謝って」
「……はい」
アシェルがひしゃくを手渡し、兵は熱いスープに舌を火傷させて笑い、また泣いた。人間は忙しい。泣きながら食べ、食べながら笑い、笑いながら震える。私は片手で彼の肩甲骨を撫で、呼吸のリズムを戻す。背中で泣けるようになったら、前に進める。
次に来たのは若い娘だった。腕に幼子を抱いている。子は泣かない。泣く力が残っていない。私は彼女の腕に視線で許可を求め、幼子の胸に指を置いた。小さな心臓は、疲れた鳥みたいに乱れている。肺はまだ“泣くこと”を思い出せない。
「泣いて。泣けるようにするから」
私は喉に細い道を作り、胸骨の下に火をひと粒だけ灯した。子の顔が赤くなり、しわが寄って、やっと泣き声が空気を掴む。母親の体から力が抜ける。彼女は座り込み、泣きながら笑う。泣き笑いは朝の音。私は小さく頷き、母親の手首の脈を指で測った。早い。けれど、戻れる速さだ。
「飲んで。塩が入ってる」
アシェルが差し出す湯。彼の手は大きくて荒れている。湯気が指の節に絡み、指輪みたいに白い輪を作って消える。彼は黙って、必要な回数だけ頷く。鍛冶屋の頷きは、ゆっくり重い。人を急かさない頷きだ。
「セレス様——」
腰を曲げた老人が、震える手で帽子を外した。「わしの店、焼けまして。……生きて、いて、いいのでしょうか」
「生きて。あなたの店は、あとでまた始める。今日の仕事は“生きる”だけ」
「はい……はい」
私は老人の耳に小さな符を置く。音の中の嫌な金属音を少しだけ減らす。今朝の空気は、配管の歌の残響でざらついている。人の耳に残るその不快な振動は、眠りを壊す。眠れないと、怒りが腐る。怒りが腐ると、街が腐る。朝のうちに、音を薄めておく。
列の途中で、侍女の制服が煤に塗れたカミラが立ち尽くしていた。目は開いているが、焦点は遠い。私は彼女の袖を軽く引き、目の高さを揃える。
「二時間、眠った?」
「……はい。あの、私、まだできることが——」
「できる。ここで、配る担当。あなたの手は、丁寧だから」
役割を与える。役割があれば、人は立てる。カミラは唇を噛んで頷き、パン籠を持って列の先頭に立った。彼女の声は震えない。「小さい方からどうぞ。熱いですから、ゆっくり」
列は生き物のように伸び、縮む。私は結界の扉を開けたり閉めたりしながら、押し寄せる体温の波を受け止め続けた。扉の開閉音は、心臓の弁のようだ。開け、閉める。開け、閉める。適度なリズムが、場の呼吸になる。
「セレス様!」
汗と灰で顔を黒くした青年が駆け込む。肩には布で包んだ何か。布の隙間から、赤い滲み。私はひざまずき、布をほどいた。見開いた目、硬く閉じた口。青年が声を詰まらせる。
「弟で……動かなくなって。ずっと抱えて……」
「ここでいい」
私は弟の胸に耳を当てる。静かだ。静かだが、まったくの静寂ではない。波打ち際に残る、最後の泡の音。遠い、微かな生。私は瞼を指で閉じ、口を少し開けさせ、胸の上に両手を重ねる。押す。数える。押す。数える。——呼吸の符は、死を連れ戻さない。けれど、手の届くところまでなら、引き寄せることができる。
「吸って。吐いて。あなたが」
兄の胸が上下する。震える呼吸でも、呼吸は呼吸だ。私は弟の舌のつけ根を指で支え、喉の道を広げる。一度、二度、三度。弟の胸が小さく持ち上がり、空気が入る。出る。色が戻る。戻らない部分も、ある。私は首を横に振った。兄は唇を噛み、血を滲ませ、それでも頷いた。
「ありがとう、ございます……」
「こちらこそ。——食べて、寝て。起きたら、また弟の手を握って」
「はい」
彼らが離れると、背中の皮膚が少し冷えた。私は立ち上がらず、膝に手を置く。怒りが、骨の内側で整列する。整列は、武器の準備の半分だ。私はまだ構えない。構えたら、振り下ろしたくなる。今は違う。
アシェルがこちらも見ずに言う。「水が足りなくなる。井戸の負圧に触ってくれ」
「わかった」
私は工房の裏へ視線を投げ、小さく空を切る。井戸の脇に立つ木が葉を震わせ、地中の水脈に細い道がひとつ増える。水は“押す”より“呼ぶ”ほうが楽だ。呼ばれる水は、気持ちよく来る。押された水は、すぐ怒る。怒った水は、泥を連れてくる。泥は胃を壊す。朝から壊すものを増やしたくない。
列の後ろから、ひどくかすれた声。「宮廷……魔導師殿……」見れば、灰色のローブ。機関師長グレイだった。目の下の隈がさらに深く、手は包帯で巻かれている。私は彼の前に手を伸ばす。
「生きてたのね」
「……首は、まだついてる」
「それは良かった」
「逃し弁、いくつか生きた。だが——」
「足りなかった」
「……ああ」
グレイの指が震える。震えは怒りか、寒気か、後悔か。どれでもいい。私は彼の掌に手を重ね、指の震えのリズムを背中の筋に移した。震えは移る。移って、体の大きいところで受け止めると、消える。彼は息を吐いた。吐くたび、目の白が少しずつ戻る。
「王妃と殿下は——」
「不明」
「ミレイユは?」
「中心から、動かなかった。祈り続けた」
グレイは口を開き、閉じ、また開く。「彼女は悪くない、とは……今は、言えない」
「言わなくていい。今は“生きろ”。それだけ」
「……ああ」
彼は私を見る目に謝罪を溜めたが、私はそれを受け取らない。謝罪はあとでいい。謝った言葉は温かいけれど、腹は膨れない。紙のスープだ。紙のスープは、紙のままだ。
日が高くなっているはずなのに、影の濃さは変わらない。灰の朝は、時間を均す。列は途切れ、またつながる。私は同じ動作を繰り返す。指を置く。息を合わせる。眠らせる。起こす。飲ませる。聞く。聞かない。時々、短い冗談を差し込む。冗談は、痛みの隙間に入る。鋭い針じゃない。丸いつぶ。うっかり笑えば、涙も出る。涙が出れば、塩が身体に戻る。身体が戻れば、心も戻る。順番は、たいていこうだ。
「鍛冶屋さん」
子どもがアシェルの袖を引く。「パン、もう一個」
「交渉上手だな」アシェルは小さく笑い、パンを半分に割って手渡す。「二つに見えるマジック」
「ずるい」
「大人はずるいんだ」
やり取りを聞きながら、私は鍛冶屋の背中がいつも通りなことに安心する。彼のいつも通りが、場の床を作る。床があるから、泣ける。床があるから、立てる。
やがて、列の端が細くなり、空気に隙間が増えた。目に見えない音の埃がゆっくり沈む。私は結界の扉を狭め、強度をほんの少し上げる。場が整う。場が整うと、人は自分の痛みを思い出す。押さえていたものが、手を振ってくる。泣き声が、遅れて増える。いい。泣くのは、遅れてでいい。
「……セレス」
アシェルが隣に腰を下ろす。大鍋は半分空だ。彼の額の汗は乾いて塩となり、頬に白い線を引いている。私は彼の手をひと目見て、こっそり小さな符を飛ばす。火傷の端をなだめる。彼は気づかない。気づかないふりが上手い。ふりではなく、本当に気づかないのかもしれない。それでいい。彼にだけは、私の魔法が“自然”であってほしい。
「あとで鍛冶場のふいごを貸して」と私は言う。
「何を焼く」
「パン。——それから、街の地図」
「パンの次に地図か。胃に悪い」
「胃に悪いものから済ませると、あとが楽よ」
「お前の“楽”はたいてい楽じゃない」
「そうね」
二人で小さく笑う。灰の朝にも笑いはある。笑いは軽く、しかし存在感がある。軽いけれど、空気を押し広げる。呼吸の場所を作る。呼吸があれば、生きられる。
避難民の中に、王城の紋章を縫い付けた男が混じっていた。肩をすぼめ、目を逸らし、声を細くする。私は彼を呼び止める。
「あなた、評議の部屋にいた?」
「……はい」
「なら、覚えておいて。——今後の再建に、王権は要らない」
男は口を開け、閉じ、怯えと怒りと納得が顔を取り合うのを許した。私は彼を責めない。責めない代わりに、言葉を置く。言葉は杭だ。朝のうちに何本か打っておくと、午後の風で飛ばされない。
陽が動かないのに腹は減る。パンは減り、鍋は底を見せる。私は一度だけ立ち上がり、工房の中へ入って酵母の瓶を抱え出した。泡はちゃんと生きていた。私は粉と水と塩を加え、捏ねる。指に生地が絡み、掌に粘りがつく。怒りは混ぜない。混ぜたらパンが重くなる。重いパンは、朝に向かない。
「手、貸して」とアシェルに言う。
「貸す。——貸しっぱなしになるぞ」
「借りっぱなしにする」
こね台に打ち粉を振り、二人で生地を折りたたむ。背後ではカミラが列を整え、グレイが桶を運び、子どもが眠り、誰かが泣き、誰かが笑い、誰かが黙る。私はその音全部を背中で受けて、前にある生地だけを見つめる。生地は生き物だ。温度を語り、時間を要求し、触れ方に正直だ。怒っている手は、パンに怒りを覚えさせる。だから私は、怒りを骨の内側に閉じたまま、指先だけを柔らかくする。
「——なあ」
「なに」
「怒ってるか」
「怒ってる」
「どのくらい」
「パンが焼けるくらいには」
「わかりづらい」
「ちょうどいいってこと」
アシェルが短く笑い、私の手の甲に生地が跳ねて、白い粉が残る。私はそれを拭わず、粉の冷たさを皮膚に残した。冷たいものは、怒りをよく保存する。冷蔵庫のなかの炎みたいに。
一次発酵を託して布をかぶせ、私はまた椅子へ戻る。避難民の数は目に見えて減り、村の広場に設けた臨時寝床は浅い寝息で埋まっている。灰の朝が、やっと朝らしい匂いをまとい始めた。小麦と塩と、薄い日だまり。空の色はまだ戻らないのに、匂いは嘘をつかない。
工房の戸口に、ヨロヨロと一人が立った。ミレイユ——ではない。だが彼女の光の余韻を纏った誰か。祈祷隊の若者だろう。彼は目を擦り、私を見て声をかすれさせる。
「中央が、……黒くて。あの人は、祈って……いました」
「そう」
「止められなくて。止めたら、みんなが……許さない気がして」
「許しは、たいてい遅れて来る。早く来る許しは、たいてい嘘」
若者は泣き、頷き、また泣いた。私は彼の額に手を置く。その額は熱く、しかし固く、若い骨の形をしていた。若い骨は、曲がる。折れる前に、曲がる。曲げるには、時間がいる。時間は、朝が連れてくる。だから今は、寝かせる。私は眠りの符を滑り込ませ、彼の肩を傾ける。彼は素直に眠った。素直な眠りは、珍しい。珍しいものは、大事にしたい。
静けさが、やっと持続を覚えた頃、アシェルが私の横に腰を下ろした。粉の匂いが彼から立ち上がる。私の喉が、その匂いに小さく反応する。腹が鳴る。生きている音だ。
「発酵は?」
「上々」
「焼ける」
「焼ける」
「食える」
「食える」
「生きられる」
「生きられる」
短い会話で十分だ。言葉は少なくても意味は満ちる。満ちた意味は、余剰じゃない。余剰は逃がす。意味は置く。置いた意味は床になる。
私は視線を遠くにやる。山の向こう、王都だった場所の空は、相変わらず灰色の布で覆われている。布の端に、風が指をひっかけたみたいな裂け目ができ、そこから色の薄い光がところどころ垂れている。垂れた光は土に吸われ、光でも闇でもない何かに変わる。世の中は、そうやって色を作り直す。
私は深く息を吸い、吐いた。喉の砂はまだ少し残る。残るものは、残しておけばいい。全部取ろうとすると、喉自体が削れる。削れた喉は、私の仕事には向かない。
「……私はまだ怒っている」
独り言のように、しかしアシェルに向けて。彼は聞く。私が言葉を床に置くのを、邪魔しない。
「だからこそ、冷たく救える」
言った瞬間、胸の内側で火が少しだけ揺れた。見えない火。青い火。私だけが知っている温度。救いの手は温かくていい。でも、心は少し冷たいほうが、迷わない。冷たさは、復讐の形を縁取る。縁取りがあると、塗りつぶさずに済む。私は今、救いの中に炎を隠した。パンが膨らむ間くらいは、誰にも見えないところで、静かに燃えていればいい。
アシェルが頷く。頷きは、それだけで約束になる。
「じゃあ、焼くぞ」
「焼いて。焦がさないで」
「焦がすのは、たいてい向こうだ」
「そうね」
二人で立ち上がる。灰の朝は、ゆっくりと薄くなっていく。空はまだ本当の青を思い出せないけれど、湯気は上へ上へと真っ直ぐ伸びる。列は短くなり、泣き声は眠りの息へ変わる。鍛冶工房の炉は静かに息を吐き、ふいごは深く吸う。私は結界の扉をさらに狭め、柔らかさを残したまま強度を一段上げた。場は大丈夫だ。今日は持つ。今日を持たせれば、明日が来る。
パンを窯に入れる前、私はふと、指先で自分の胸骨の縁をなぞった。骨は冷たい。冷たさは、私の火を長持ちさせる。長持ちする火は、やさしい仕事を長く続けられる。長く続ければ、いつか——今日とは別の朝に——この火で誰かを焼くかもしれない。焼くべきものを。焼くと決めたものを。けれど今は違う。今の火は、パンのため。スープのため。眠りのため。私の復讐は、救いの形をして息をしている。息をする復讐は、生き延びる。
窯の口が赤く開き、熱が頬を撫でた。私は静かに笑う。笑いには音がない。音がないのに、きちんと届く。沈黙の微笑。灰の朝に似合う笑い方。焼ける匂いが、村の空気をやっと朝にした。ここからだ、と心のどこかで誰かが言う。誰かは、私だ。誰かは、私ではない。どちらにしても、ここから。私は頷き、パンを窯に滑り込ませた。
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