5 / 20
第5話 追放の夜と、消されかけた命
しおりを挟む追放を言い渡された日の夕焼けは、やけに綺麗だった。
王城のバルコニーから見下ろした街は、いつもと変わらない。
人々の笑い声がかすかに届き、煙突からは夕餉の煙が上がっている。
その全部が、もうすぐ“自分とは関係のない景色”になる。
(実感、わかないな……)
あまりにも一瞬で、あまりにも派手に、人生がひっくり返ったせいで、心がついていかない。
「急いでくださいませ、リディア様」
部屋の中で荷造りしている侍女が、震えた声で言った。
「“最低限の荷物のみ”とのご命令です。衣服も、本当に必要なものだけで……」
「うん、大丈夫。そんなに持っていけるほど、元々持ち物ないし」
冗談のつもりで笑ってみせる。
けれど、侍女は笑わなかった。
代わりに、今にも泣き出しそうな顔でこちらを見る。
「本当に……本当に、こんなことに……」
「泣かないで。……わたしまで泣きたくなるから」
冗談めかして言うと、彼女は唇を噛んで俯いた。
荷物と呼べるものは、本当に少なかった。
聖女の正装は城に返すよう命じられている。持ち出していいのは、私物のドレスが二着、替えの下着と靴、最低限の金貨が入った小袋。
あとは、こっそり忍ばせた古い祈祷書と、小さい頃ユリウスから贈られた花のブローチ。
(……これは、置いていけない)
理屈では、「捨てたほうが楽」って分かっているのに。
指が勝手に、その小さな金属片を握りしめていた。
「お支度は、これで……」
侍女が深く息を吸う。
「リディア様、本当に……お世話になりました。わたし、聖堂付きに配属されてから……ずっと、聖女様のそばで働けて、誇りでした」
「やめてよ。そういうのは、お別れみたいで……」
「お別れ、なのでは……」
聞きたくなかった言葉を、はっきり言われる。
胸の奥が、ぎゅっと掴まれたみたいに痛んだ。
でも、否定できない。
この王城に“聖女リディア”として戻ってくることは、もうないのだと分かっているから。
「……ありがとう。わたしのこと、そんなふうに思ってくれて」
笑顔を貼りつけたまま、侍女の手を握る。
「あなたがいてくれて、わたしも本当に助かったよ。
服ひとつ、自分じゃまともに着られない聖女だったからね、わたし」
「そんな……」
くすっと笑いかけてくれたその瞬間が、少しだけ救いだった。
扉の外で、靴音がした。
「リディア様。お時間です」
無機質な声。
ドアを開けると、そこには鎧姿の兵士が二人立っていた。
見慣れない顔。
いつも聖堂まで護衛してくれていた騎士ではない。
「……護衛、の方々?」
「“護衛”という名目です。国境までお送りします」
“名目”。その一言が、妙に耳に残る。
兵士たちの目は、冷たい石みたいだった。
忠誠とか守る意志とか、そういうものは一切感じない。
(ああ、わたしはもう、“守るべき存在”じゃないんだ)
当たり前の事実が、実際に目の前に現れると、こんなに刺さるんだ。
◇
城門を出るとき、見送りはほとんどなかった。
王も、ユリウスも来ない。
神官長も、貴族たちも姿を見せない。
聖堂の方角から、誰かがこちらを見ている気配がして、思わず振り返る。
遠くの回廊の影に、小さく手を合わせている神官見習いの姿が見えたような気がした。
「行きましょう」
兵士が促す。
用意されたのは、簡素な馬車だった。
聖女として城を出入りしていたときに使っていた、紋章入りの立派な馬車ではない。
荷物の輸送に使われる、普通より少しだけマシな程度のもの。
(扱い、分かりやすいな……)
心の中で苦い笑いが浮かぶ。
同時に、それが妙に現実味を帯びてきて、胃のあたりが重くなる。
馬車に乗り込むと、扉が閉められた。
薄いカーテン越しに見える王都の灯りが、ゆっくりと遠ざかっていく。
石畳から土の道へ変わる振動。
車輪がきしむ音。
馬の蹄のリズムが、一定のテンポで夜を刻んでいく。
外は、もうすっかり闇だった。
◇
どれくらい揺られたんだろう。
時間の感覚が、どんどん曖昧になっていく。
窓の外には、街灯も民家の灯りもない。
黒い森の影が時々覗くだけだ。
向かいの席には誰もいない。
兵士たちは御者台と外側に配置されているらしく、馬車の中はわたし一人だった。
(ひとりって、こんなに静かだったっけ)
聖堂では、人の声が絶えなかった。
泣き声、安堵の笑い声、祈りの囁き。
今は、自分の心臓の音と、馬車のきしみだけ。
膝の上に置いた小さな荷物袋を、ぎゅっと握りしめる。
中には、最低限の服とお金と、祈祷書と、ブローチ。
――ブローチ。
指が、それを確かめるように探り当てる。
花弁をかたどった小さな金具。
まだ幼かった頃、ユリウスが「いつか王妃になる君に」と渡してくれたもの。
「……ばかみたい」
思わず口から漏れる。
どう考えても、今の状況に似合わない“未来の形見”みたいなものだ。
(でも、捨てられないんだよね)
ブローチを握ったまま、額を窓に預ける。
冷えたガラス越しに、夜風の気配が伝わってきた。
ふと、馬車の揺れ方が変わる。
道が悪くなった。
細かい石や根っこを踏むような、ガタガタとした振動。
「……森に、入った?」
小さく呟いた瞬間。
馬車が、急に止まった。
前のほうで、御者と兵士が何か話している声がする。
言葉までは聞き取れない。
胸の奥で、嫌な予感が膨らんだ。
(まさか、ここで降ろすつもりじゃないよね)
国境まで、まだ距離はあるはずだ。
なのに、こんな真っ暗な森の中で馬車が止まる理由なんて――
ゴトリ、と扉が開いた。
「降りろ」
さっきよりも冷たくなった声が、夜気と一緒に流れ込んでくる。
「……ここで、ですか?」
「そうだ。ここから先は一人で行け」
兵士の一人が淡々と告げる。
外に出ると、そこは思っていた以上に深い森だった。
月明かりすら、ほとんど届かない。
木々が密集していて、空が細い筋でしか見えない。
「国境まで、まだ距離があるはずです。ここから、徒歩で?」
「行けるさ。聖女様なら、な」
嘲るような声音。
“もう聖女でもなんでもない癖に”という本音が透けて見える。
「……護衛は?」
「あ?」
兵士が、にやりと笑った。
「俺たちの仕事は、“ここまで連れてくること”だ。
ここから先は、聖女殿ご自身のご判断で、どうとでも」
その言い方が、妙に引っかかった。
(“ここまで”って、どこまで)
次の瞬間。
背後で、鋼が擦れる音がした。
シャン、と冷たい音が森に響く。
振り返るまでもない。
聞き慣れた、その音。
――剣が、抜かれた。
「……何を、するつもりですか」
自分でも驚くほど、声は静かだった。
「悪く思うなよ、聖女殿」
兵士の片方が、肩をすくめる。
「“丁重に王都からお連れし、二度と戻ってこないよう手配せよ”って命令でな」
「丁重に、って……そういう意味じゃ」
「生きて戻られても困るんでな」
その言葉は、あまりにもあっさりと投げられた。
一瞬、意味が理解できなかった。
“戻られても困る”。
つまり――
(わたしを、この場で消す気なんだ)
遅れて、背筋を冷たいものが走る。
「ちょっと、待って――」
言い終わる前に、兵士が地面を蹴った。
月明かりもろくにない暗闇で、銀色の線が一瞬だけ閃く。
(速い――!)
体が勝手に動いていた。
胸の奥から、乱暴に魔力を引きずり出す。
「――守り給え!」
反射的に編み上げた防御結界が、目の前に薄い膜となって展開する。
透明な壁が、空気を震わせるように張られた。
その直後、剣が結界に叩きつけられた。
ガンッ、と鈍い衝撃。
結界の表面に、蜘蛛の巣みたいな亀裂が走る。
「ちっ、まだこれくらいはできるか」
兵士が舌打ちする。
リディアは膝が笑いそうになるのを必死で堪えた。
(まずい……魔力の反応が、遅い)
長年酷使してきた力は、もう限界を何度も越えている。
普段なら瞬時に厚い壁を張れるはずが、今は薄い膜が一枚やっとだ。
じわじわと、結界が削られていく。
剣の軌跡が残す衝撃波が、膜を叩き続けた。
「お前は後ろから行け。逃がすなよ」
「了解」
背後に、別の気配。
同時に二方向から衝撃が走り、結界が悲鳴を上げる。
「――っ!」
頭の奥で、何かがきしむ音がした。
(防ぎきれない)
直感が叫ぶ。
このまま真正面から受け続ければ、結界ごと身体が持たない。
喉が焼けるように痛い。
魔力の流れが、ところどころぷつぷつと途切れていく。
(だったら――)
ギリギリまで引きつけてから、結界の一部をわざと解いた。
正面に、隙間を作る。
兵士の剣が、そこに向かって迷いなく飛び込んでくる。
リディアは身体をひねり、その軌道からギリギリ外れた。
肩をかすめる熱い痛み。
服が裂け、肌に血が滲む。
「なっ――!」
兵士が意表を突かれたように目を見開く。
その一瞬の隙を突いて、リディアは森の奥へ走り出していた。
「おい、逃げたぞ!」
「追え!」
怒鳴り声が背中に飛んでくる。
夜の森は、足音と呼吸の音でいっぱいになった。
◇
森の中は、想像以上に酷かった。
地面は木の根が無数に張り巡らされている。
草は伸び放題で、足元が見えにくい。
枝は容赦なく顔や腕を引っかいてくる。
「っ、いった……」
頬を裂かれた痛みが走る。
剥き出しの肌が、何度も枝に引っかかって傷だらけになっていく。
ドレスの裾は、すぐに邪魔になった。
走るたびに足に絡まり、何度も転びかける。
「こんな格好で逃げるの、ほんとバカだ……」
半ば泣きそうになりながら、小さく毒づく。
でも、笑える余裕なんてすぐに消えた。
後ろから、金属がぶつかる音が聞こえてくる。
兵士たちは鎧の分だけ動きは鈍いはずなのに、それでも距離は思ったほど離れない。
(魔法で足止めしたいけど……そんな余裕、ない)
防御結界だけでも、さっきかなり魔力を削られた。
追撃を防ぐために、最低限の結界は残しておかなきゃいけない。
息が、焼ける。
肺の中が熱くて、空気が喉を通るたびに痛い。
足も、もう自分のものじゃないみたいに重い。
「止まれ!」
「観念しろ、聖女殿!」
(誰が、あんたたちの都合で終わってやるもんか)
心の中でだけ、毒づく。
口に出したら、その一瞬で足が止まってしまいそうだった。
枝に足を取られ、派手につまずいた。
「――っ!」
地面と顔が近づく。
瞬間的に腕をついて受け身を取ったけど、肘に鈍い痛みが走った。
とっさに振り返ると、兵士たちの影がすぐそこまで迫っていた。
(まずい――!)
立ち上がろうとした足が、言うことを聞かない。
膝が笑って、その場で崩れ落ちそうになる。
「捕まえた」
暗闇の中で、嫌な笑い声がした。
剣が、月光をかすめて光る。
さっきよりも、迷いがない軌道。
(間に合わない――)
咄嗟に半端な結界を張る。
薄っぺらい膜が、必死に刃を受け止める。
ギシギシと、嫌な音が耳の奥に響く。
割れる。時間の問題だ。
そのとき――
ぽつ、と、何か冷たいものが頬に落ちた。
「……雨?」
次の瞬間、空気が変わった。
葉の上を叩く音。
土を打つ音。
冷たい水滴が、一気に身体中に降り注ぐ。
森全体が、ざあああ、と白いノイズに包まれた。
「くそっ、こんな時に……!」
兵士の一人が舌打ちする。
視界はさらに悪くなる。
足元もぬかるみ始める。
音だけが増えて、互いの位置が分かりにくくなる。
(……まだ、運は残ってたんだ)
リディアは、皮肉な笑いを内心で浮かべた。
結界を維持したまま、雨水で滑りやすくなった地面に身を投げるように転がる。
兵士の剣が、かすめる。
髪の先を切り裂き、土に突き刺さった。
「ちょこまかと……!」
「森の奥に追い込め! 逃げてもこの辺りは魔物の巣だ、勝手に死ぬ!」
その言葉は、妙に冷静だった。
わざわざ自分たちの手で血をつけなくてもいい。
このまま森の奥に追い立てれば、魔物か、疲労か、寒さか……何かが勝手に処理してくれる。
「“生きて戻られても困る”って、そういう……」
息が白くこぼれる。
雨なのか涙なのか、もはや分からなかった。
◇
どれだけ走ったのか、もう分からない。
足元の感覚はなくなり、ただ前に前にと足を出しているだけ。
靴の中には水が入り、ぐちゅぐちゅと不快な音がした。
裾は泥と血でべったりと張り付き、重さを増している。
体温が、奪われていく。
さっきまで焼けるようだった肺も、今は冷たさで痺れている。
指先は感覚が薄れ、魔力の糸を握り続けるのがやっとだった。
(……わたし、何やってるんだろ)
不意に、そんな思考が浮かぶ。
国のために祈って、命を削って。
その結果が、“追放”で、“暗殺未遂”で、“魔物の巣に放置”。
(最初から、“聖女”なんて役、わたしじゃなきゃよかったのかな)
心のひび割れが、今さらのように自己主張してくる。
視界が揺れた。
バランスを崩し、そのまま前のめりに倒れ込む。
顔に冷たい泥が跳ねた。
湿った土の匂いが、鼻の奥まで入り込んでくる。
もう、立ち上がれない。
身体のどこを探しても、動かすための力が残っていなかった。
「……ここで、終わるんだ」
雨音に紛れて、小さな声が零れた。
不思議と、恐怖はなかった。
悔しさも、悲しさも、もちろんある。
でも今は、それより前に、ただ、限界だった。
「せめて……誰か、ひとりくらい……」
わたしを“聖女”じゃなく、“リディア”として見てくれる人がいたら。
そんな甘い願いを、いまさら抱いてしまう自分が、どうしようもなく滑稽だった。
頬に落ちる雨粒が、いつの間にか温度を失っていく。
世界の輪郭が、ぼんやりと溶けていく。
意識が闇に引きずり込まれかけた、そのとき――
かすかに、別の音が混じった。
金属と金属が触れ合う音。
規則正しく刻まれる蹄の音。
複数の足音と、鎧の揺れる気配。
(……また、追ってきた?)
いや、違う。
この音はさっきの兵士たちのそれよりも、重く、整っている。
隊列を組んで動く、訓練された騎士団の足並みだ。
「隊長、この辺り、魔力の揺らぎが……」
「確かに。さっきから妙な反応が続いているな」
低い男の声が、雨音の隙間から聞こえてくる。
(……聞き慣れない声)
この国の騎士たちの声ではない。
言葉の抑揚に、どこか違う国の匂いが混じっていた。
ぬかるんだ地面を蹴る音が近づいてくる。
重い靴が泥を踏みしめる感覚が、地面越しに伝わった。
「おい、あれ……」
「人影か?」
誰かが息を呑む気配。
「誰か倒れてるぞ!」
雨音よりも鮮やかに、その声だけが届いた。
(ああ……)
もう、目を開ける力もなかった。
視界の端に、ちらりと何かが映る。
雨に濡れて揺れる旗。
見慣れない紋章――氷の結晶と、剣を組み合わせた意匠。
(アルシェルドの紋章じゃ、ない……)
知らない国の、知らない騎士たち。
でも、その紋章はなぜか、ひどく“落ち着く”色をしていた。
「息は、まだある!」
「ひでぇ怪我だ……服もぐちゃぐちゃだし、顔の傷も……」
「魔力の枯渇も酷い。放っておいたら、この雨で本当に死んでたな」
誰かが、そっと身体を抱き上げる。
冷たいはずの鎧が、不思議と温かかった。
雨に打たれ続けていたせいで、あらゆる温度が麻痺していたからかもしれない。
「隊長、どうします? 正体も分からない女ですが」
「この辺りは国境近くだ。アルシェルドから流れてきた可能性が高いな」
落ち着いた声。
命令を下す立場の人間の口調。
彼は、ほんの一瞬だけ迷った気配を見せた。
「……見捨てる理由もない。連れて帰るぞ」
「了解!」
地面から切り離される感覚。
揺れる視界の中で、最後にもう一度、見慣れない紋章が目に飛び込んでくる。
(……助け、て……くれるのかな)
声にはならない願いが、心のどこかで浮かんでは消えていく。
そのまま、リディアの意識は完全に闇へと沈んだ。
追放の夜。
この瞬間、アルシェルドの“聖女リディア”は、ほとんど死んだも同然だった。
――代わりに、“どこか知らない国の誰かに拾われた女”としての、二度目の人生の幕が、ひっそりと上がろうとしていた。
41
あなたにおすすめの小説
聖女はもう要らない
柊
ファンタジー
百年以上にわたり、王国を支えてきたローゼンベルク公爵家。しかしその力は、代々生まれる「聖女」の魔力による結界術と魔導炉に依存した、王家との盟約に基づくものだった。
夜会の日、王太子アレクシス・ルクシエルは、公爵令嬢アンジェリカ・ローゼンベルクに聖女としての任を解くことを告げる。アンジェリカは盟約に基づき、国を揺るがすほどの魔法契約の解除及び巨額の請求を求める──その場にいた貴族たちは戦慄した。しかし……。
※他サイトにも投稿しています。
わたくしを追い出した王太子殿下が、一年後に謝罪に来ました
柚木ゆず
ファンタジー
より優秀な力を持つ聖女が現れたことによってお払い箱と言われ、その結果すべてを失ってしまった元聖女アンブル。そんな彼女は古い友人である男爵令息ドファールに救われ隣国で幸せに暮らしていたのですが、ある日突然祖国の王太子ザルースが――アンブルを邪険にした人間のひとりが、アンブルの目の前に現れたのでした。
「アンブル、あの時は本当にすまなかった。謝罪とお詫びをさせて欲しいんだ」
現在体調の影響でしっかりとしたお礼(お返事)ができないため、最新の投稿作以外の感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~
白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。
王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。
彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。
#表紙絵は、もふ様に描いていただきました。
#エブリスタにて連載しました。
(完)聖女様は頑張らない
青空一夏
ファンタジー
私は大聖女様だった。歴史上最強の聖女だった私はそのあまりに強すぎる力から、悪魔? 魔女?と疑われ追放された。
それも命を救ってやったカール王太子の命令により追放されたのだ。あの恩知らずめ! 侯爵令嬢の色香に負けやがって。本物の聖女より偽物美女の侯爵令嬢を選びやがった。
私は逃亡中に足をすべらせ死んだ? と思ったら聖女認定の最初の日に巻き戻っていた!!
もう全力でこの国の為になんか働くもんか!
異世界ゆるふわ設定ご都合主義ファンタジー。よくあるパターンの聖女もの。ラブコメ要素ありです。楽しく笑えるお話です。(多分😅)
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
聖女の妹、『灰色女』の私
ルーシャオ
恋愛
オールヴァン公爵家令嬢かつ聖女アリシアを妹に持つ『私』は、魔力を持たない『灰色女(グレイッシュ)』として蔑まれていた。醜聞を避けるため仕方なく出席した妹の就任式から早々に帰宅しようとしたところ、道に座り込む老婆を見つける。その老婆は同じ『灰色女』であり、『私』の運命を変える呪文をつぶやいた。
『私』は次第にマナの流れが見えるようになり、知らなかったことをどんどんと知っていく。そして、聖女へ、オールヴァン公爵家へ、この国へ、差別する人々へ——復讐を決意した。
一方で、なぜか縁談の来なかった『私』と結婚したいという王城騎士団副団長アイメルが現れる。拒否できない結婚だと思っていたが、妙にアイメルは親身になってくれる。一体なぜ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる