役立たずの魔女、転生先で最強魔導士に育てられ、愛されて困ってます

タマ マコト

文字の大きさ
9 / 20

第9話 王太子ルキアンと、嫉妬するアーク

しおりを挟む


 王宮の応接室での初対面のあと、話は一度“仕事モード”に切り替わった。

 王宮結界の調整、外縁部に増設予定の魔力障壁、その設計の是非。アークとルキアン、そして側近の文官たちが、難しい言葉を交わしていく。

 ノワリエは最初こそ真面目に聞こうとしたものの、途中からは半分以上、頭の上を専門用語が飛び交っていくのを眺めるしかなかった。

(魔力出力の周波数帯ってなに……。そんなの私のテスト範囲に入ってない)

 そんな中、ふと、ルキアンが会議を切り上げた。

「――続きは、また文書で詰めよう。フェルネウス様を長く拘束するのも悪いし」

 文官たちが一礼して部屋を出ていく。

 ノワリエはほっと息を吐いた。

(やっと終わった……。難しい話聞き続けるの、魔力使う)

 その瞬間だった。

「ねぇ、ノワリエ」

 名前を呼ばれる。

 顔を上げると、ルキアンが、さっきまでの「王太子モード」より少しだけ砕けた笑みを浮かべていた。

「少し、宮の中を案内してもいい?」

「え、私を?」

「うん。王都に来るのは初めてなんだろう? 王宮の中なんて、そう簡単に入れる場所じゃないし。……興味、ない?」

 “ない”と言われても困るような目で見られる。

 ノワリエはわたわたした。

「い、いや、興味はめっちゃあるけど! でも、アークは――」

「ノワリエ」

 背後から、低い声。

 振り向けば、アークが腕を組んで立っていた。目つきがちょっといつもより鋭い。

「仕事は終わった。後は各部署との調整だけだ」

「うん」

「君が王宮を見学したいなら、構わない」

「ホント!?」

 ノワリエの顔がぱぁっと明るくなる。

 アークは一瞬だけ視線をそらした。

「……ただし、日が暮れる前には戻れ」

「はーい!」

 子どもみたいな返事をしてしまった自覚はあったけど、嬉しさが勝った。

 ルキアンが、少しだけ得意げに笑う。

「じゃあ、行こうか」

 ノワリエの方へ一歩踏み出して――

 そのまま、自然な動きで、ノワリエの手を取った。

 ひやり、とした感触。

「え」

 ノワリエは反射的に固まった。

 細く長い指が、自分の指を包んでいる。王族らしい手。剣やペンを持ち慣れているけれど、その皮膚はまだ少年の柔らかさを残していた。

 距離が、一気に近づく。

 ルキアンは、わざとらしさのない微笑みを浮かべた。

「迷子になったら困るからね」

「いや、そんな迷路みたいなとこ案内するの?」

「王宮は、慣れてないと普通に迷うよ?」

 あっけらかん、と言う。

 ノワリエは内心ドキドキしながら、ちらっとアークのほうを見た。

 ――その瞬間、空気が変わった。

 アークの表情が、すっと凍る。

 金の瞳が、静かにルキアンとノワリエの“繋がれた手”に落ちる。

 その視線は、別に燃えているわけでも、怒鳴り散らしそうな“怒り”でもない。

 ただ、氷点下まで温度が下がっただけのような、冷たい無表情。

(うわ、空気こわ)

 ノワリエは反射的に手を離そうとする――が、ルキアンが先にアークへ微笑みかけた。

「フェルネウス様。少しだけお借りしても?」

「……王宮内ならば、君の庭だろう」

 アークは短く答える。

 声は静か。けれど、その静けさが逆に怖い。

「ただし、ノワリエ」

「は、はい!」

「何かあったら、すぐに魔力で合図を飛ばせ。俺が来る」

「……うん」

 その言い方が、少しだけ過保護で、少しだけ心強かった。

 ルキアンは、そんな二人のやりとりを黙って見ていた。

 整った横顔が、わずかに愉快そうに歪む。

「……じゃあ、行こうか」

 握られた手に、軽く力がこもった。

 ノワリエは、ちょっと遅れて歩き出す。

 背後で、アークの視線がいつまでも刺さっている気がした。

   ◇ ◇ ◇

「ここが王族専用の中庭だよ」

 ルキアンに連れられて辿り着いたのは、石造りの廊下の先にある、小さな庭だった。

 高い壁に囲まれ、外からは見えない。中央には丸い噴水があり、周囲には季節の花が咲き誇っている。

 大広間のきらびやかな庭とは違う、静かな空間。

 ノワリエは、周りを見回した。

「わぁ……落ち着く」

「気に入った?」

「うん。広すぎないし、うるさくもないし。塔の裏庭とちょっと似てる」

「塔の裏庭?」

「うん、アークと魔法の練習してる場所。もっと質素だけどね。ハーブ畑と焦げた木しかないし」

「焦げた木?」

「私のせい」

「……ああ」

 ルキアンは一拍置いてから、クスッと笑った。

「なんか分かる気がする」

「分かってたまるか」

 ノワリエはむくれるが、その横顔を見ながら、ルキアンはふと真面目な顔になった。

「――ねえ、ノワリエ」

「ん?」

「さっきも思ったけど」

 ルキアンは、少し身をかがめた。

 貴族的な距離感。近すぎず、遠すぎず。しかし、声の響きはノワリエの耳だけに届く距離。

「君の目、綺麗だね」

「え」

 不意打ちだった。

 灰紫の瞳。

 それは、前の世界で「不吉」と言われた色だ。曇った空みたいだとか、濁っているとか。面と向かって言われたこともある。

 ノワリエは反射的に視線を逸らす。

「いや、そんなことないし」

「あるよ」

 ルキアンは即答した。

 青い瞳が、まっすぐにノワリエを見つめている。

「アークとは全然違う色だ」

「……それ、褒めてる?」

「褒めてる」

 ルキアンは淡く笑った。

「アークの目は鋭くて、どこまでも届きそうな“刃”みたいな色をしてる。でも、君の目は……」

 言葉を探すように一瞬だけ沈黙し、それから続ける。

「雨上がりの空みたいだ」

「……」

 ノワリエの心臓が、どくんと跳ねた。

「さっき、君が窓から王都を見てたとき。……あのとき、一瞬だけそう見えた」

「雨上がり……」

 その喩えは、前の世界では一度ももらったことのない言葉だった。

 ノワリエは頬が熱くなるのを感じて、慌てて視線を逸らす。

「そ、そんな、目の色なんて別に普通だよ。アークと違うのは当たり前だし」

「普通じゃないよ」

 今度は、ルキアンの声に少しだけ熱が入った。

「君の目は、すごく……まっすぐだ」

「まっすぐ?」

「さっき、僕の“完璧な笑顔”にムカつくって言ったときの目」

「うわ、覚えてたのそれ」

「忘れないよ。そんなことを本人に言った子、初めてだったから」

 ルキアンの口元が、くすぐったそうに緩む。

「みんな、僕のことを“王太子殿下”か、“未来の王”として見てくる。敬意と期待と、ちょっとした恐れを混ぜて」

「まぁ、そうだよね」

「でも、君は違った」

 ルキアンは、ふっと声を落とす。

「君は僕を“ちょっとしんどそうな同い年の男の子”として見た。……その目が、なんだか救われる気がして」

 ノワリエは、返す言葉に詰まる。

 そんなつもりはなかった。ただ、塔で教わってきた通り、自分の目で見たことをそのまま口にしただけだ。

 完璧な笑顔は、たしかに綺麗だったけど、同時に窮屈そうで。

 そうじゃない顔のほうが、ずっと人間らしくていいと思っただけ。

「だから、君の目、すごく綺麗だと思うよ」

 ルキアンは、照れもなく言い切った。

 王族として、貴族として、人を褒める術を叩き込まれてきた少年の言葉。

 そこには、自然な距離感と、ほんの少しの“好意”と、“探り”が混ざっている。

(うわ、これが……貴族的なやつ……)

 ノワリエは、背筋がむず痒くなった。

 慣れていない。こんな真っ直ぐな褒め方にも、こんな自然な距離の詰め方にも。

 ルキアンは、ノワリエの反応を楽しんでいるようでもあり、本気で興味を持っているようでもあった。

「アークの弟子、か」

 ふと、彼の声色が少し変わる。

「アークと一緒にいたら、怖くない? みんな、彼のことを“兵器”だとか“人間じゃない”とか言うけど」

「全然」

 ノワリエは即答した。

「家では、ミルク焦がすし、寝癖ついてるし、床で本読んで寝落ちするし、マルタに“片付けなさい!”って怒られてるし」

「……想像と違いすぎるな」

 ルキアンが苦笑する。

「でも、そういう話を聞けるの、実は嬉しい」

「なんで?」

「僕が知ってるアークは、いつも“最強の魔導士”だから」

 淡い青の瞳に、ふっと影が落ちる。

「僕の前では、弱いところを見せてくれない。……いや、見せる必要もないのかもしれないけど」

 王太子としての彼にとって、アークは「頼れる切り札」であり、「国の守りの柱」だ。

 個人としてのアークを知る機会は、ほとんどない。

「君は、知ってるんだね」

 ルキアンが、少し羨ましそうに微笑んだ。

「アークの弱いところも、だらしないところも、少しだけ子どもっぽいところも」

「うん。いっぱい見てる」

 ノワリエは胸を張る。

 それは、ちょっとした自慢だった。

 アークのことを「兵器」としか見ない人たちに見えない顔を、自分だけが知っているという事実。

 ルキアンは、その様子を眺めながら、内心でひとつ結論を出しつつあった。

(……やっぱり、彼女は“鍵”になりそうだ)

 アーク・フェルネウスという規格外の存在。

 国のために働いているけれど、国の外に一歩踏み出そうとしたら、誰にも止められない力。

 その彼が、自ら手を伸ばした存在。

 ノワリエ。

 彼女の存在を“どう扱うか”は、政治的にも重要になってくる。

 だから――

「たくさん話したいな」

 ルキアンは、柔らかく笑った。

「君自身のことも。アークのことも。君が見ている世界のことも」

「え、そんなに話すことある?」

「あるよ」

 少なくとも、王太子としては山ほど。

 だけど、それを今ここで全部顔に出すほど、ルキアンは未熟でも正直でもない。

 少年としての憧れと、王太子としての打算。

 その境界線の上で、器用に笑ってみせる。

「ねぇ、さっきから手、冷たくない?」

「え」

 指先に意識が向く。

 ルキアンに握られた自分の手が、少し冷えていることに、今さら気づく。

 いつの間にか緊張で血の気が引いていたらしい。

 ルキアンは、ノワリエの手を両手で包んだ。

 王族の礼儀で言えば、これは“やや距離が近い”行為だ。

 でも、二人の年齢と状況を考えれば、ぎりぎり許容範囲。少年らしい気遣いにも見える。

「冷えてる。塔って寒いの?」

「えっ、あ、まぁ、ちょっと。石だし」

「王宮も似たようなものだけどね」

 ルキアンの手は、意外と温かかった。

 ノワリエは、どうしていいか分からなくて、困ったように笑うしかなかった。

(ち、近い……! 距離感どうなってんのこの人)

 そのときだった。

「――ノワリエ」

 不意に、後ろから名前を呼ばれた。

 ぞくり、と背中が震える。

 振り向く。

 廊下の影から、アークが立っていた。

 さっき別れたときと同じ黒いコート。けれど、その周囲の空気は、少し違う。

 王宮に入ったときと同じ、冷たい静けさ。

 金の瞳が、真っ直ぐこちらを見ていた。

 ノワリエと、ルキアンと――“繋がれた手”。

 視線がそこに落ちた瞬間、空気の温度が、さらに数度下がった気がした。

(ひぃ……)

 ノワリエは、心の中で変な悲鳴を上げる。

 ルキアンは、ほんの一瞬だけ驚いたように目を瞬かせ、それからいつもの笑みを浮かべた。

「フェルネウス様。噂をしていれば、ですね」

「噂?」

「君の弟子が、どれだけ君のことを話してくれたか。……とても興味深かったよ」

 アークの視線が、ノワリエに一瞬だけ向く。

「変な話はしていないだろうな」

「えっと、寝癖とかミルク焦がす話とか――」

「全部変な話だ」

 即切りされた。

 ルキアンが吹き出しそうになるのを堪えている。

 でも、その笑いの裏で。

 アークの目の奥には、別の感情が渦巻いていた。

(……なんだ、この胸のざわつきは)

 ノワリエとルキアン。

 年齢的には近い。立場はまったく違う。

 だが、さっきまで並んで歩いていた二人の姿は、どこか“似合って”いた。

 王宮の庭と、王太子と、塔から出てきた少女。

 違和感はない。むしろ、自然な光景。

 その、ごく自然であるはずの組み合わせに、アークは妙な違和感を覚えていた。

 胸の中に、小さな棘が刺さるような感覚。

 それに名前をつけるには、彼は少し、鈍かった。

「……王太子殿下」

 アークは、わざと肩書きを強調して呼ぶ。

「殿下の案内は有り難いが」

 金の瞳が、再び“繋がれた手”を射抜いた。

「ノワリエに、あまり馴れ馴れしくされるな」

 室温が、また二度くらい下がった気がした。

「うわ、言った……!」

 ノワリエは心の中で頭を抱えた。

 ルキアンは、一瞬ぽかんとした表情を浮かべ、それからゆっくりと目を細めた。

「……馴れ馴れしく、ね」

 口元に浮かんだ笑みは、少しだけ意地悪だった。

「フェルネウス様にそう言われるとは思わなかったな。君の弟子に、普通に話しかけただけのつもりだったけど」

「普通に話しかけるのに、手を握る必要はない」

 アークの声は相変わらず淡々としている。

 だからこそ、逆に怖い。

「ノワリエ」

「は、はい!」

「離れろ」

「は、はいっ!」

 反射的にルキアンの手を離してしまう自分が情けない。

 ルキアンが、その様子をじっと見ていた。

 その青い瞳の奥で、何かがくるくると回る。

(……ああ、そういうことか)

 彼は、鋭い。

 自分の感情を押し殺すのには慣れているが、人の感情を読むのもまた得意だ。

 アークの、わずかに険しくなった眉間。

 ノワリエを呼ぶ声の、普段よりほんの少しだけ低いトーン。

 “王太子殿下”という呼び方に込められた、距離感。

(これは――)

 面白い、とルキアンは思った。

「フェルネウス様」

「何だ」

「安心していい。僕は、君の弟子を変な目で見てはいないよ」

 その言い方が、逆に挑発的だった。

「ただ、興味があるだけだ。……王都の外の空気を吸って育った君の弟子が、どういう目でこの世界を見ているのか」

「興味、ね」

「それとも、“王太子”が君の大事な弟子に近づくのは、そんなに気に入らない?」

 ルキアンの問いかけは、半分冗談、半分本気だった。

 アークは、一瞬だけ返答に詰まる。

 気に入らない、という言葉が、妙に胸に刺さった。

「……ノワリエは、まだ未熟だ」

 代わりに出てきたのは、もっともらしい理由だった。

「政治の駆け引きに巻き込まれるには、早すぎる」

「心配性だなぁ」

 ルキアンは、肩をすくめる。

「僕は別に、彼女を政治に利用するつもりなんてないよ」

(今すぐには、ね)

 心の中でだけ、そう付け足す。

「ただ、僕には教えてくれる人がいなかったから」

 ふいに、彼の声色が変わる。

「“完璧じゃなくていい”って、“失敗してもいい”って、言ってくれる人が。……君が、ノワリエに言っているみたいに」

 アークの瞼が、わずかに震えた。

 ノワリエも、息を呑む。

 ルキアンは笑っていたけれど、その笑みの奥には、ほんの少しの羨望がにじんでいた。

「だから、少しだけ羨ましいんだ。君の弟子が」

 その言葉には、打算も政治的な意図も混ざっていたけれど、同時に、年相応の正直な感情も乗っていた。

 アークは、しばし黙る。

 自分は、ノワリエには言ってやれても、この少年には同じ言葉を簡単には渡せない。

 王太子と最強魔導士。

 その立場が、言葉を重くする。

「……殿下」

 アークは、少しだけ柔らかい声で言った。

「君は、十分に立派だ」

「慰めはいいよ」

「慰めではない。事実だ」

 アークは、金の瞳でルキアンをまっすぐ見た。

「だが、“完璧”である必要はない。――そのことを、君がいつか本当に理解できればいいと思っている」

 それは、今この場ではなく、もっと先の未来に向けた言葉だった。

 ルキアンは、ふっと笑った。

「……やっぱりフェルネウス様はずるいな」

「何がだ」

「そうやって、ひょいっと大事なこと言っておいて、すぐに話題を変えるところ」

「癖だ」

「直したほうがいいよ」

 三人の間に、微妙な空気が流れる。

 ノワリエは、いつ話に割って入ればいいのか分からず、ただそわそわと視線を泳がせていた。

(なんか、すごい話になってるけど……)

 でも、その中でひとつだけ、はっきりと分かったことがある。

(アーク、ちょっと……いや、かなり、分かりやすくルキアンに警戒してる)

 それは、政治的な意味だけじゃない気がした。

 ノワリエがルキアンと話しているときの、自分の胸のざわざわに戸惑っていたことに、アーク本人はまだ気づいていない。

 それを横で見ているルキアンだけが、薄々察している。

(……面白い)

 ルキアンは内心で笑った。

 少年らしい好奇心と、王太子としての観察眼。

 その真ん中にある感情が、ノワリエには見えない。

「ノワリエ」

 アークが、少しだけ苛立ちを含んだ声で呼んだ。

「は、はい!」

「これ以上殿下の時間を奪うのも悪い。――そろそろ戻るぞ」

「あ、うん。ルキアン、案内ありがとう」

「こちらこそ」

 ルキアンは、礼儀正しく一礼した。

 その仕草は完璧で、“王太子ルキアン・フロース”としての顔そのものだった。

 ただ、ノワリエを見るときだけ、その笑みが少し柔らかくなる。

「また会えるといいね、ノワリエ」

「……うん」

 ノワリエは、胸の奥が少しだけきゅっとなるのを感じながら頷いた。

 アークが、ノワリエの肩に軽く手を置く。

 その手の重みは、いつもと同じなのに、今はやけに強く感じた。

(……アーク、なんか怒ってる?)

 でも、何に怒っているのか、ノワリエにはまだ分からない。

 ただ、塔に帰る馬車の中で、アークがいつもより口数が少なく、窓の外ばかり見ていたことだけは、はっきりと覚えている。

 そしてその沈黙の理由が、“嫉妬”という名前の感情だと気づくのは――もう少し先の話だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます

かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・ だから、この世界での普通の令嬢になります! ↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

悪徳領主の息子に転生しました

アルト
ファンタジー
 悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。  領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。  そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。 「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」  こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。  一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。  これなんて無理ゲー??

元救急医クラリスの異世界診療録 ―今度こそ、自分本位に生き抜きます―

やまだ
ファンタジー
朝、昼、夜を超えてまた朝と昼を働いたあの日、救急医高梨は死んでしまった。比喩ではなく、死んだのだ。 次に目覚めたのは、魔法が存在する異世界・パストリア王国。 クラリスという少女として、救急医は“二度目の人生”を始めることになった。 この世界では、一人ひとりに魔法がひとつだけ授けられる。 クラリスが与えられたのは、《消去》の力――なんだそれ。 「今度こそ、過労死しない!」 そう決意したのに、見過ごせない。困っている人がいると、放っておけない。 街の診療所から始まった小さな行動は、やがて王城へ届き、王族までも巻き込む騒動に。 そして、ちょっと推してる王子にまで、なぜか気に入られてしまい……? 命を救う覚悟と、前世からの後悔を胸に―― クラリス、二度目の人生は“自分のために”生き抜きます。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら

七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中! ※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります! 気付いたら異世界に転生していた主人公。 赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。 「ポーションが不味すぎる」 必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」 と考え、試行錯誤をしていく…

悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!

水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。 ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。 しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。 ★ファンタジー小説大賞エントリー中です。 ※完結しました!

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

処理中です...