社畜OLが異世界転生したら、冷酷騎士団長の最愛になっていた

タマ マコト

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第2話 フォークの持ち方と視線の温度

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 朝は甘くて、少しだけ刃の匂いがした。

 食堂の扉を開けた瞬間、銀器が光で目を細くさせ、焼きリンゴの表面から立ちのぼるシナモンの湯気が肩に降りかかる。長卓の上には白いクロス、果実の盛り皿、蜂蜜のポット。壁の時計は振り子をゆっくり揺らし、時刻ではなく余裕を刻むみたいに音を立てている。

「おはようございます、エレナ様」

 使用人たちが一斉に会釈し、皿の重なる音が静かに移動する。私は微笑みだけで返す。言葉は刃物だ。朝の挨拶には刃を出さない。

 席に着く――つもりで、椅子を少し引いたとき、脚が床に擦れて小さなきい、と神経に触る音が出た。その瞬間、扉の外の廊下で、革靴の音が一拍だけ止まった気がした。私の耳は勝手に拾う。「この音に反応する人」を、昨夜覚えてしまったから。

 ミレイユがすっと近づいて、椅子を静かに引き直してくれる。動作が滑らかすぎて、空気がしんと澄む。

「ありがとう」

「お体の具合は?」

「喉はもう平気。……お腹は空いた」

 言うと、ミレイユの目が花みたいに明るくなる。「よかった」。彼女が指示を飛ばすと、焼きたてのパンが布にくるまれて運ばれ、バターの香りが薄い層になって食卓に乗る。リンゴはナイフで程よい扇状、焼き目は薄い狐色。見た目が仕事できる。

 私はフォークを取り、癖で日本式に握ってしまう。柄を上から包むグー持ち、とまではいかないけど、欧州式の優雅さとは角度が違う。銀器の反射越しに、数名の使用人の視線がぴり、と揺れるのが見える。音は出さないのに、空気が小さく鳴った。

 笑顔。私は笑顔という盾で軽く押す。大丈夫、事故じゃない。これは仕様です。そう、仕様。仕様は強い。

「昨夜のこと、少し教えて」

 パンを切り分けるミレイユに、小さく問いを投げる。声は落として、刃のない角度で。

「はい。……エレナ様は、お庭で倒れていらっしゃいました。少し……いえ、かなりお疲れで」

 前世の蛍光灯が一瞬、瞼の裏にちらつく。私はリンゴをフォークで押さえ、刃を入れるふりだけして、話に集中する。

「屋敷の人たち、私のこと、どう見てる?」

「心配しております。……それと」

「それと?」

「“噂”が」

 噂。蜂蜜のポットの中の光が、気泡を飲み込むみたいに陰った。

「魔女の血、ってやつ?」

 ミレイユの指先が一瞬止まり、すぐ再開する。「はい。失礼を承知で申し上げますと、エレナ様の“才覚”が、時に人々の不安を呼びます。お勉強も舞踏も剣術も、すべて卒なくこなされるので……」

 万能は疑われる。分かる。会社でも、全部できる人はだいたい全部押し付けられて、最後に「なんでできないの」と言われる。万能は、便利と嫉妬の境界線に立たされる。私はフォークを置いた。銀の音が、布に吸われて柔らかい。

「弟がいるんだよね。リオン」

「はい。今朝は熱もなく、よく眠れました。……彼は、お姉様が大好きです」

 大好き。胸の中心が、奥のほうでふっと熱くなる。私の前世の弟はいない。けれど“頼られる”という言葉の重さは、何度だって知っている。うれしい、と、こわい、が同じ皿にのる。こぼさないように、私の指先は皿の縁を撫でる。

「あともうひとつ。……宰相ヴォルフのこと、知ってることは?」

 ミレイユはさっと周囲を見て、声をさらに落とす。「エレナ様、あの方は、蜂蜜に似ています」

「甘いけど、絡む?」

「はい。舌に残る甘さが、喉で刃になる」

 いい喩えだ、と心の中で頷く。情報が集まる。点が線になる音が、頭のどこかでカチ、と鳴る。

 ナイフの角度を調整して、リンゴの表面を軽く押す。皮がぷつ、とはじけ、蜜が線になって溢れた。その時だった。食堂の扉がノックもなく開く。空気が、縫い目から少し抜ける。

 黒い軍服が、朝の光に筋を引く。

「早いですね、団長」

 ミレイユが姿勢を正して一礼する。私は顔を上げた。ルーカスは相変わらず、表情の振幅を最小限に絞った顔で立っていた。冷水みたいな瞳。けれど、床の音を聞き分ける人だ。さっきの椅子の擦れに、彼の耳は引っ掛かった。私はそれを見逃さない。

「護衛を申し出る」

 宣言は短い。余計な修飾語は持たない。彼の言葉は、軍靴に似ている。無駄な飾りはなく、その分、丈夫。

「わざわざ、朝食にまで?」

「形式だ」

 形式。彼がその言葉を口にするたび、私は少し笑いたくなる。形式は大事だ。形式は信頼の型だ。だが、形式だけの中身は空洞になる。私はパンをちぎり、バターを塗ってから尋ねた。

「じゃあ、形式として、座る?」

 ミレイユが目を丸くする。ルーカスは一瞬、立ち止まったみたいに無音になり、それから首を横に小さく振った。

「食事は取った。見張る」

「見張る、か」

 私はパンをかじり、表面のカリッとした音に安心する。音が美味しい。香りが優しい。胃が「仕事だ」とうなずく。

「団長、質問」

「答えられる範囲で」

「“噂”について、団長はどう見る?」

 冷たい湖のような彼の瞳が、一瞬だけ揺らいだ。この話題は鋭い。彼はそれでも逃げない。

「噂は刃だ。握り方を間違えなければ、こちらも使える」

「なるほど。じゃあ、握り方、教えて」

「俺が?」

「護衛なんでしょ。情報の刃の握り方も教官の仕事」

 ミレイユが小さく吹き出しそうになって、慌てて口元を手で押さえる。彼女の肩が少し震え、空気の層がやわらかくなる。ルーカスはほんのわずかに目を細めた。笑いの予兆。けれど、今はまだ、予兆のまま。

「……まず、刃に名前をつける。『魔女の血』という言葉を、そのまま口にしない。別名を使え。たとえば、『稀種(レア)』」

「稀種。いいね」

「次に、刃の角度を決める。恐れを煽る角度ではなく、期待を集める角度。『稀種の才覚は、家の誇り』――そう発信する。君が言え。俺が言うより効く」

「了解。仕様変更。ネガ→ポジ」

 仕様、という単語に、ルーカスはまた、睫毛を一度だけ落とした。気になっている。彼の世界にない単語だ。私はパン屑を皿の端に集めながら、彼の反応を心にメモする。観察は資産だ。

 私はフォークを持ち直した。今度は欧州式。柄を軽く、指先で挟む。銀器の重さが手に沿う。少しぎこちない。けれど、できないふりは不要だ。やればできる。やり続ければ、自然になる。自然になってしまえば、それはもう“私のもの”だ。

「フォークの持ち方、変えたのに気づいた?」

「最初から見ている」

「怖いんじゃなくて、固いだけだよね、あなた」

 口が先に出た。空気がぴん、と張る。ミレイユの視線が泳ぐ。しまった、と思うまえに、ルーカスはほんのわずかに片眉を上げた。

「そう見えるか」

「うん。固いけど、折れない。……あと、音に敏感」

「音?」

「椅子の音で、あなた、止まった」

 彼の喉が、ほとんど見えないくらいに上下する。肯定。私は笑う。「繊細って、悪口じゃないよ」

「知っている」

 無駄がない返事。けれど、その奥に小さな火が灯る。私は彼に火打石を渡しているのかもしれない。彼はそれで自分の焚き火を作るかもしれない。それならいい。暖まったら、少しだけ隣に座らせてほしい。

「エレナ様、リンゴの追加を?」

「うん、お願い。……団長もいる?」

「必要ない」

「必要“ない”じゃなくて、“要らない”?」

「……要らない」

 言い直す。その短い訂正に、彼の丁寧さが見える。言葉の仕様を合わせてくる。共同作業の予感が、胸の奥で小さく鳴る。

 朝食が進むにつれ、食堂の窓から差し込む光が少しずつ角度を変える。銀器の反射はまぶたの裏に残像を描き、パンの香りは薄くなって、代わりに紅茶のタンニンが舌に残る。ミレイユは要所要所で小さな報告を差し込む。門番の交代、納品の遅れ、花壇の霜。私は頷きながら、彼女の情報を脳内の棚に置く。ラベルを貼る。整頓する。社畜の癖は、異世界でも変わらない。変えなくていい部分。武器だ。

「ところで、団長」

「ルーカスでいい」

「じゃあ、ルーカス。今日は?」

「王城へ。午後は訓練。夕刻には孤児院」

 孤児院。彼は言い方を変えない。飾らない。匿名の背中を、言葉の上でも匿名にしておく。その姿勢が、私にはとても格好良く見える。格好良い、と言うのは照れくさいから、紅茶を飲んで喉に隠す。

「私も、少しだけ動く。屋敷の中で。……本を見たい」

「医師に確認して、短時間なら許可する」

「上司みたい」

「上司だ」

 正論が、妙に嬉しい。管理されることが怖くないのは、そこに信頼があるからだ。私は最後のリンゴを口に入れ、甘さを飲み込んだ後、ナプキンで口元を押さえる。布が唇の熱を吸う。

「ごちそうさま。おいしかった」

「ありがとうございます、エレナ様」

「ミレイユ、あとで、リオンの様子、少しだけ見に行っても……」

「はい。きっと、お喜びになります」

 私が立ち上がろうとしたとき、今度は椅子の脚が床をほとんど鳴らさなかった。ミレイユがすっと支え、私が重さを前に預けないように背を押す。私は自分の身体の重さと新しい重心を確認する。立つ、という動作は小さなプロジェクトだ。手順がある。呼吸も、視線も、足の置き場も、全部手順。手順があれば、安心できる。

 ルーカスは一歩、私の前に出た。護衛の距離。壁でもあり、道でもある位置。

「歩く」

「はい」

 食堂を出ると、廊下の空気がひんやりと頬を撫でた。石壁の継ぎ目、陽の当たらない階段、窓枠の塗料の匂い。耳を澄ますと、屋敷が小さく呼吸しているのが分かる。人が住む建物はみんな、息をしている。会社のビルの空調の吐息より、ここは柔らかい。

「ミレイユ」

「はい」

「あとで、書庫の鍵を。……宰相のこと、もう少し資料に当たりたい」

「承知しました」

 ルーカスは横顔だけでこちらを見た。問いは「無理はするな」の別形だ。私は先に答える。

「短時間。座って読む。……椅子の音は立てない」

 彼の唇が、わずかに緩んだ。「その必要はない」

「そうね。必要“ない”じゃなくて、“要らない”」

「……学習が早い」

「仕事は早いの」

 階段の踊り場で、私は一度、振り返った。さっきの食堂の光が、廊下まで伸びてきて、床に矩形を作っている。銀器の反射の残像がまだ目の奥にあって、焼きリンゴの甘さが喉の奥で薄く香る。朝が、ちゃんと“朝”をしている。

 自室に戻ると、机の上に昨夜の紙がそのまま置いてあった。インクは完全に乾いて、黒が落ち着いた色合いになっている。私は椅子を引く。音は出さない。座る。深呼吸。ペンを取る。羽の毛先が光をはじく。

 行の下に、新しい一行を足す。

 ⑥団長=合理の人?

 少し考えて、疑問符を残したまま、横に小さく追記する。

 →音に敏感/形式は盾/言い直しができる=柔軟

 それから、もう一行。

 ⑦稀種(レア)=ポジ発信。話者:私

 ペン先が紙の端で小さく跳ね、点がひとつ、インクの星みたいに残る。私はその点を指先で触れずに眺めて、ふっと息を吐いた。胸の鼓動はまだ少し速い。けれど、朝の刃の匂いはもう、ほとんど蜂蜜に溶けている。

 扉の外で、規則正しい歩幅が往復する。ルーカス。彼は“形式だ”と言った。形式は、たぶん、彼が自分を壊さないための骨組みだ。私のToDoが私の骨組みであるように。骨組みは大事。だけど、そこに布を掛けて、色を足して、花を刺して、家にするのは、これからの仕事だ。

 私はペンを置き、窓を少しだけ開けた。冷たい風が頬を撫で、遠くからパン屋の匂いがほんのわずかに混じる。街が動き出す音。子どもの笑いが跳ねる。誰かが荷車を押す軋み。全部、生活の音。

 「怖いんじゃなくて固いだけだ」。さっきの自分の言葉を反芻して、私は小さく笑う。固いなら、温めればいい。温まれば、柔らかくなる。柔らかくなれば、形を変えられる。形を変えられれば、二人で持ちやすい取っ手がつく。

 机の端で、黒いサポーターの幻の感触が、一瞬だけ蘇る。私はその空虚を、革手袋の未来でそっと埋めるイメージをして、目を閉じた。深呼吸。吐く。吸う。紙の匂いと、朝の匂いが胸に入る。

 起き上がる。やることは山ほどある。けれど、順番は決めた。順番さえあれば、怖くない。怖さは仕事に変わる。

 私は椅子を静かに引き、音を立てずに立ち上がる。扉を開ける前に、紙にもう一言だけ書き添えた。

 「大丈夫。私は、仕様を味方にする」。

 扉の外で、足音が止まる。私が出るのを待つ音。私は笑いを口角に引っ掛けて、扉を開いた。冷たい空気と、温かい視線の温度差が、ちょうどよくて気持ちいい。
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