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第五話 両家の話し合い
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「それで、今回の事はどの様にするのですかな? ドリアーク伯爵にドレーク伯爵...早々に結論を出して貰えないか?」
最初に口火を切ったのは宰相のユーラシアンだった。
その目は決して笑ってない。
この国アドマン王国では貴族の婚姻には王家の承認が居る。
特に次期当主が変わる場合は厳しい決まりがある。
例えば、侯爵家と公爵家辺りで婚姻により親戚になったら下手すれば勢力関係が変わってしまう。
実際に過去に公爵家同士が婚姻をし力をつけ旧王家を滅ぼし、今のアドマン王国になった。
その為子爵以上の家の者の婚姻は基本的に【王の許可が必要】だ。
最も、平和になった今現在は、婚姻の為の王印は基本、余程の事で無ければ簡単に確認して押される。
その為、王家が貴族の婚姻に反対する事は無い。
ただ今回の問題になるのは...既に今回の婚約は王家に伺いを立てており、王印を押された後の事と言う事だ。
つまり【王家が正式に認めた婚約】を勝手に反故にした...そういう事だ。
だからこそ事の重大さに気がついた宰相のユーラシアンは多忙にも拘らずこうして出向いてきている。
「解りました、ユーラシアン様には本当に我が愚息の事で迷惑をお掛けいたします、これからドレーク家と話し合いの元に必ず、結論を出しますので明日までお時間を頂けませんか?」
「良いでしょう? もうこんな時間ですから私もこちらに泊まらせて頂きます、明日の昼まで待ちましょう、ただどんな結論であっても王に持ち帰らなければなりません、必ず何だかの結論は出すように...あとスズラの森の開発にも罅が入らない様にお願いしますね」
「解りました、とりあえず、客室をご用意しましたのでお休みください」
「ええっ くれぐれも宜しくお願い致します」
既にフリードとロゼは部屋で軟禁状態。
マリアも部屋から出ないように言われ...此処ドレーク家で今後の話し合いがされようとしていた。
話の中心は、ドリアーク伯爵にドレーク伯爵 基本この二人で話し合いが行われるが、今回仲人役となったオルド―伯爵も席についていた。
「この度はうちの愚息が申し訳なかった」
直ぐにドリアーク伯爵は深く頭を下げた。
「頭をあげられよ...ドリアーク殿、それを言うならうちの愚娘も悪い...まずはどちらが悪いかではなく今後どうするかだ」
「そうだな」
「まずはうちのマリアとそちらのフリード殿の婚約だがこれはもう破棄するしかないな?」
「ああっ、それで構わない...納めた結納品や金品はそのままマリア嬢の慰謝料として受け取って貰いたい」
「良いのか、フリード殿が、このドレークを引き継ぐ予定だったからなかなりの大金を結納金として頂いている状態だ」
「愚息が馬鹿をしたのだ、それは致し方ない」
「だが、マリアと別れた時点でフリード殿は、もうこの家の当主にはなれんのだぞ! それも解っているのか?」
「解っておる、愚息がした事はとんでもない事だ、その位の事をしなければ釣り合いは取れない、無論それだけでなく今後のマリア嬢の婚姻についてはドリアークの名に懸けて愚息以上の相手を必ず探す事を約束しよう」
ドレーク伯爵家には男の跡取りが居ない。
故に長女であるマリアと結婚した男性が跡取りとなる。
つまり、爵位と領地はマリアに紐づいている。
フリードはドリアーク家の三男だったが、このままマリアと結婚すればドレークの跡取り、つまりは伯爵の地位が約束されていた。
つまり、家としては同じだが、爵位が貰えないフリードが【伯爵】になれるのだから、マリアとの婚姻は玉の輿とも言えた。
「解った、マリアについて謝罪はしっかり受け止めた、後程正式にフリード殿が謝罪と言う事で、今の条件で良い」
「そう言って貰えると助かる、それでスズラ森干拓の話はどうする?」
「謝罪も受けた、今迄通りで良いだろう」
「そう言って貰えて助かった、スズラ森の開発は両家、ひいては国の大きな事業だからな」
「その通りだ、本来は両家の親睦を深め、この大きな事業をやり遂げると言う意味での婚約の話ではあったが、婚約破棄だからと言って仲違いする訳にはいかない」
「そういう意味で、国王ハイド三世様も今回の婚約を楽しみにしていたのだえらい事をしてくれたもんだ...それで愚息とロゼ嬢の婚約だがどうする」
「本当に頭が痛いわ...貴族の何たるかも解らん、今になっては娘の教育を疎かにした自分が恨めしい」
「そんな事を言っている場合ではないぞ、まずは貴族籍をどうするかだな」
「そうだな...本当に頭が痛いわ」
フリードは三男なので、貴族籍を持っていない人間と結婚したら貴族で無くなる。
それはロゼも同じで相手の男性が貴族籍を持ってなければ、貴族で無くなる。
フリードの家は長男が継ぐからフリードに貴族籍は無い。
そしてロゼも家はマリアが継いでその夫が当主になるから貴族籍は貰えない。
つまり、フリードもロゼも婚姻相手が【爵位持ち】で無ければ貴族で無くなる。
「こうなった以上は彼らに温情を掛けるかどうか、俺としては愚息とは言えフリードは可愛い、だが貴族で居られる様にするには爵位を購入するしかない...あれだけの貴族の前で婚約を宣言した以上は...最早、他の者との縁談は無理だろう」
「アーサー様がその場にいたのだから、今更【婚約は間違いでした】とは言えないだろう、ロゼにも縁談の話が来ていたのだが、もう無理だな」
「申し訳ない」
「いや、此方はお互い様だ、姉の婚約者を受け入れた、もしくは誘惑したロゼも悪い...問題はどうするかだ!」
「貴族籍を買ってやり貴族で居させるか、平民に落とすかだな」
「ああっだが、この国は平和で豊かだ、今の世の中、貴族籍を売る様な者はまず居ない、恐らく買う事が出来ても精々が【騎士爵】、男爵以上など不可能だ」
「そうであった、更に言うなら今回みたいな馬鹿な事をした人間と付き合いたい人間がいるかだが、居ないだろう」
「その通りだ」
「そう考えたらロゼ嬢も愚息も貴族で居させるのは難しい...どうだろうか? 愚息のフリードとロゼ嬢にはドリアーク家から結納代わりに手切れ金を出そうと思う」
「ならば、ドレークからも同じ金額をフリード殿と娘のロゼに出すとしよう」
「貴族で無くなるが、当人が選んだ道だ仕方あるまい」
「そうだな」
結局、両家の出した結論は
①婚約は破棄になったが両家の仲は良好であり問題無い
②スズラ森の開発はこれまで通り、両家で責任を持ってやる。
③王家に承認を貰った婚約を破棄した責任としてスズラ森の開発で手に入った利益の20%を王家に向こう10年差し出す
④今回問題を犯した二人には貴族の資格は無いと判断し貴族籍等は与えず、市民に落とす
⑤仲人役のオルド―伯爵には顔を潰した償いとして金貨1000枚を支払う
それらが決まった。
「こんな所か?これで王家が許してくれると良いのだが」
「そうだな、オルドー伯爵、貴殿もこれでどうにか許して貰えぬか、この通りだ」
「本当に迷惑を掛けたすまない」
二人ともにオルド―伯爵に頭を下げた。
今迄、ただ聴いていたオルド―伯爵が初めて口を開く。
「私の方は、金貨1000枚は要りませんよ、私に使う位なら傷ついたマリア嬢に使ってあげて下さい、多分この条件なら王家も許して下さると思います、あとはユーラシアン様にもお詫びの品を用意した方が良いと思いますよ、宰相の仕事も忙しいのに駆けつけてくれたのですから」
「お気遣い頂きすまない、マリアの父としてお礼を言わせて貰う、ありがとう」
「お気になさらずに」
「愚息のせいで本当に申し訳ない」
「お二人とも、本当に気になさらないで結構ですから」
次の日、話し合いで決まった事を、宰相であるユーラシアンに伝えた。
勿論、謝礼金もこっそりと渡してある。
「この内容であれば、王も罰などとはおっしゃらないと思います...ただ事が事ですから【登城】の可能性もある、そう考えていてください」
「「解りました」」
宰相ユーラシアンは、ドレークの馬車に揺られながら帰っていった。
二人は此処にきてようやく胸をなでおろした。
最初に口火を切ったのは宰相のユーラシアンだった。
その目は決して笑ってない。
この国アドマン王国では貴族の婚姻には王家の承認が居る。
特に次期当主が変わる場合は厳しい決まりがある。
例えば、侯爵家と公爵家辺りで婚姻により親戚になったら下手すれば勢力関係が変わってしまう。
実際に過去に公爵家同士が婚姻をし力をつけ旧王家を滅ぼし、今のアドマン王国になった。
その為子爵以上の家の者の婚姻は基本的に【王の許可が必要】だ。
最も、平和になった今現在は、婚姻の為の王印は基本、余程の事で無ければ簡単に確認して押される。
その為、王家が貴族の婚姻に反対する事は無い。
ただ今回の問題になるのは...既に今回の婚約は王家に伺いを立てており、王印を押された後の事と言う事だ。
つまり【王家が正式に認めた婚約】を勝手に反故にした...そういう事だ。
だからこそ事の重大さに気がついた宰相のユーラシアンは多忙にも拘らずこうして出向いてきている。
「解りました、ユーラシアン様には本当に我が愚息の事で迷惑をお掛けいたします、これからドレーク家と話し合いの元に必ず、結論を出しますので明日までお時間を頂けませんか?」
「良いでしょう? もうこんな時間ですから私もこちらに泊まらせて頂きます、明日の昼まで待ちましょう、ただどんな結論であっても王に持ち帰らなければなりません、必ず何だかの結論は出すように...あとスズラの森の開発にも罅が入らない様にお願いしますね」
「解りました、とりあえず、客室をご用意しましたのでお休みください」
「ええっ くれぐれも宜しくお願い致します」
既にフリードとロゼは部屋で軟禁状態。
マリアも部屋から出ないように言われ...此処ドレーク家で今後の話し合いがされようとしていた。
話の中心は、ドリアーク伯爵にドレーク伯爵 基本この二人で話し合いが行われるが、今回仲人役となったオルド―伯爵も席についていた。
「この度はうちの愚息が申し訳なかった」
直ぐにドリアーク伯爵は深く頭を下げた。
「頭をあげられよ...ドリアーク殿、それを言うならうちの愚娘も悪い...まずはどちらが悪いかではなく今後どうするかだ」
「そうだな」
「まずはうちのマリアとそちらのフリード殿の婚約だがこれはもう破棄するしかないな?」
「ああっ、それで構わない...納めた結納品や金品はそのままマリア嬢の慰謝料として受け取って貰いたい」
「良いのか、フリード殿が、このドレークを引き継ぐ予定だったからなかなりの大金を結納金として頂いている状態だ」
「愚息が馬鹿をしたのだ、それは致し方ない」
「だが、マリアと別れた時点でフリード殿は、もうこの家の当主にはなれんのだぞ! それも解っているのか?」
「解っておる、愚息がした事はとんでもない事だ、その位の事をしなければ釣り合いは取れない、無論それだけでなく今後のマリア嬢の婚姻についてはドリアークの名に懸けて愚息以上の相手を必ず探す事を約束しよう」
ドレーク伯爵家には男の跡取りが居ない。
故に長女であるマリアと結婚した男性が跡取りとなる。
つまり、爵位と領地はマリアに紐づいている。
フリードはドリアーク家の三男だったが、このままマリアと結婚すればドレークの跡取り、つまりは伯爵の地位が約束されていた。
つまり、家としては同じだが、爵位が貰えないフリードが【伯爵】になれるのだから、マリアとの婚姻は玉の輿とも言えた。
「解った、マリアについて謝罪はしっかり受け止めた、後程正式にフリード殿が謝罪と言う事で、今の条件で良い」
「そう言って貰えると助かる、それでスズラ森干拓の話はどうする?」
「謝罪も受けた、今迄通りで良いだろう」
「そう言って貰えて助かった、スズラ森の開発は両家、ひいては国の大きな事業だからな」
「その通りだ、本来は両家の親睦を深め、この大きな事業をやり遂げると言う意味での婚約の話ではあったが、婚約破棄だからと言って仲違いする訳にはいかない」
「そういう意味で、国王ハイド三世様も今回の婚約を楽しみにしていたのだえらい事をしてくれたもんだ...それで愚息とロゼ嬢の婚約だがどうする」
「本当に頭が痛いわ...貴族の何たるかも解らん、今になっては娘の教育を疎かにした自分が恨めしい」
「そんな事を言っている場合ではないぞ、まずは貴族籍をどうするかだな」
「そうだな...本当に頭が痛いわ」
フリードは三男なので、貴族籍を持っていない人間と結婚したら貴族で無くなる。
それはロゼも同じで相手の男性が貴族籍を持ってなければ、貴族で無くなる。
フリードの家は長男が継ぐからフリードに貴族籍は無い。
そしてロゼも家はマリアが継いでその夫が当主になるから貴族籍は貰えない。
つまり、フリードもロゼも婚姻相手が【爵位持ち】で無ければ貴族で無くなる。
「こうなった以上は彼らに温情を掛けるかどうか、俺としては愚息とは言えフリードは可愛い、だが貴族で居られる様にするには爵位を購入するしかない...あれだけの貴族の前で婚約を宣言した以上は...最早、他の者との縁談は無理だろう」
「アーサー様がその場にいたのだから、今更【婚約は間違いでした】とは言えないだろう、ロゼにも縁談の話が来ていたのだが、もう無理だな」
「申し訳ない」
「いや、此方はお互い様だ、姉の婚約者を受け入れた、もしくは誘惑したロゼも悪い...問題はどうするかだ!」
「貴族籍を買ってやり貴族で居させるか、平民に落とすかだな」
「ああっだが、この国は平和で豊かだ、今の世の中、貴族籍を売る様な者はまず居ない、恐らく買う事が出来ても精々が【騎士爵】、男爵以上など不可能だ」
「そうであった、更に言うなら今回みたいな馬鹿な事をした人間と付き合いたい人間がいるかだが、居ないだろう」
「その通りだ」
「そう考えたらロゼ嬢も愚息も貴族で居させるのは難しい...どうだろうか? 愚息のフリードとロゼ嬢にはドリアーク家から結納代わりに手切れ金を出そうと思う」
「ならば、ドレークからも同じ金額をフリード殿と娘のロゼに出すとしよう」
「貴族で無くなるが、当人が選んだ道だ仕方あるまい」
「そうだな」
結局、両家の出した結論は
①婚約は破棄になったが両家の仲は良好であり問題無い
②スズラ森の開発はこれまで通り、両家で責任を持ってやる。
③王家に承認を貰った婚約を破棄した責任としてスズラ森の開発で手に入った利益の20%を王家に向こう10年差し出す
④今回問題を犯した二人には貴族の資格は無いと判断し貴族籍等は与えず、市民に落とす
⑤仲人役のオルド―伯爵には顔を潰した償いとして金貨1000枚を支払う
それらが決まった。
「こんな所か?これで王家が許してくれると良いのだが」
「そうだな、オルドー伯爵、貴殿もこれでどうにか許して貰えぬか、この通りだ」
「本当に迷惑を掛けたすまない」
二人ともにオルド―伯爵に頭を下げた。
今迄、ただ聴いていたオルド―伯爵が初めて口を開く。
「私の方は、金貨1000枚は要りませんよ、私に使う位なら傷ついたマリア嬢に使ってあげて下さい、多分この条件なら王家も許して下さると思います、あとはユーラシアン様にもお詫びの品を用意した方が良いと思いますよ、宰相の仕事も忙しいのに駆けつけてくれたのですから」
「お気遣い頂きすまない、マリアの父としてお礼を言わせて貰う、ありがとう」
「お気になさらずに」
「愚息のせいで本当に申し訳ない」
「お二人とも、本当に気になさらないで結構ですから」
次の日、話し合いで決まった事を、宰相であるユーラシアンに伝えた。
勿論、謝礼金もこっそりと渡してある。
「この内容であれば、王も罰などとはおっしゃらないと思います...ただ事が事ですから【登城】の可能性もある、そう考えていてください」
「「解りました」」
宰相ユーラシアンは、ドレークの馬車に揺られながら帰っていった。
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