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クラスのマドンナを裸で校内を引き回した。

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女の子の悲鳴が聞こえてくる。

僕はクラスの女の子、湯浅萌子を体育準備室で待ち構えていた...教室や廊下には人はいるが...此処は少し離れている。

入ってきた萌子の顔面をいきなりなぐりつけた...頬じゃない、真正面から..鼻にあたる様に...案外鼻に当たると痛くて涙目になり反撃できない。

「ああああっいきなり何するの..ああ」

「うるせーよ..バカ女...真っ裸にするんだよ..黙れよ...」

「いや..何で私が..そんな事を..」

「いいよ? なりたくないなら...だけど、その場合はこれが顔面に刺さるんだけど?」

僕はナイフを取り出し見せた..

「本気じゃないよね?...本気?」


「あのさぁ...あんたの彼氏が僕にした事考えたら解るんじゃないかな? 僕は自殺未遂までしたんだよ...思ったんだよね? 死ぬ位なら殺した方がまだ良いんじゃないかって...ああっ裸になったからって犯さないよ? それは約束する」


「そう、だったら良いわ...だけど後で絶対仕返ししてやるから覚えていなさい...哲也が貴方を半殺しにするわ」

「とっとと脱げば?」

「ちくしょう..ほら..これで良いんでしょう...」

「ブラとパンツがあるけど?」

「解ったわよ...」


馬鹿女が泣いてやがんの...

「さてと..」


「犯さないんなら、もう良いわね..」


「バーカ、犯さないけど...これから遊びに付き合って貰うよ...」

僕は萌子の髪の毛を掴み、引き摺った..

「痛い、痛い...嘘、何で扉をあけるのよ...見られるわよ..あんた退学になるわ..」

「馬鹿じゃない? 中学は義務教育、退学は無い..そら行くぞ」


「辞めて、辞めてよ...嫌いやああああああああっ」

ようやく体育館から外にひきずりだした...


「おーい皆、湯浅萌子のヌードショーが始まるよ...」


なんだ...あれ、嘘、真っ裸じゃない...

あれ、萌子先輩じゃないかな..

下着もつけて無いじゃないか...

凄い...


「いあや...いやだ...助けて...誰かたすけて..」


「気にしないで良いよ、これは担任の五所川原先生に許可を貰っているし..校長も許可しているんだ...何だったら、僕の顔を撮らないなら撮影OKだよ..今日のネタに使えるよ」


「いやだ、いや...撮らないで..辞めて..げふっ」

煩いから蹴りを入れてやった。


「煩い豚が、嫌がっているんじゃねぇ...そうだ、皆の前でオナニーしてやれよ..どうせヤリマン何だから..いいんじゃねえ」


「嫌、嫌嫌...ふざけないで..酷いよ...私が何をしたっていうの....」


あーあー泣いてやがるの..鼻血と鼻水で汚いな..美少女もこれじゃ台無しだ。


「何をやっているんだ...貴様」

おうおう、学年主任の山本のお出ましね....


山本は僕を殴りつけると耳を引っ張りながら..職員室へ連れていった。

泣いている萌子は保険室に鈴木先生が連れていった。

平等にお願いします
職員室に連れ込まれると、直ぐに教師に囲まれる事になった。

「泉、お前なにやっているんだ...これは犯罪だぞ..」

「女の子を裸にして引き摺りまわすなんて頭が可笑しいんじゃないか?」


だが、「泉」は普通に話し出す。

「これは、五所川原先生と校長せんせがやれと言ったから、やっただけですよ? ちゃんと許可を受けています」


一瞬、教師の中の何人かが...五所川原を見たが、直ぐに視線を僕に戻した。

「私はそんな事言った覚えは無いわ...嘘を言わないで」

この先生は中年の女の先生で剣道部の顧問をしている。


「本当ですよ? 貴方にも校長せんせにも許可は貰っていますよ?」

「お前は頭が可笑しいのか? もう親御さんにも連絡したからな...あと湯浅さんのお母さんも直ぐくるそうだ...」


「そうですか? それなら全員が揃ってから話しをしましょう...それまで黙って下さい」


「そういう態度だと警察沙汰にするぞ...」


「それじゃ、メンドクサイ...僕が警察を呼びますよ」



「いや、それは話し合いが終わってからで良い...」

暫くしたら僕の両親がきたが、何も喋らない...

これは親に僕が頼んで置いた。


そして湯浅萌子の母親が到着して...ジャージ姿の湯浅萌子が到着して話し合いとなった。


どうやら、鼻は折れていない...凄く残念だ、まぁメソメソと泣いているからうん、愉快愉快。


湯浅萌子の母親がブチ切れていた。


「ふざけないでよ...貴方、自分が何をしたのか解るの? これは暴行よ! 暴行」


「これは暴行でありません、ただの遊びです...」


「なっ、何処が遊びなのよ...」


「それじゃ、これ聞いて下さい」





《泉、だらしないな...そんなだから虐められるんだ、虐められるのは弱いからだ...男ならガツンとやり返せ》

《これは遊びだよ...大げさなんだよ君は?》




「それは何? 娘と関係あるの?」


「これは、五所川原先生と校長先生が僕に言った事です」


「だから、何なのよ...それと娘は関係ないわ」



「確かにやり返せと言ったが...女に手をあげるなんて最低だぞお前」

「今回のは遊びの範疇じゃないぞ」


湯浅萌子は少しだけ顔色が変わった。

うん、此処からだ。



「それじゃ次」


《きゃはっ、気持ち悪い...そんな汚いもの見せないで哲也...》

《本当にゴミだなお前...まぁそんな租チン、女の前に出せないから...萌子に見て貰って良かったじゃないか?》



「何が言いたいんだお前は」


「あとこれ..」


僕は「肛門裂傷の診断書」をだした。



「だから、なんだ」


「先生、簡単に言うよ? 僕は此奴の彼氏の哲也に虐められていた、それは知っているよな」

「あれは虐めでなく遊びの範疇だろう」

「大した事じゃない...男ならやり返せば良いだろう...本当に女々しいわね」


「それでね、虐めの内容は、裸にされてガムテープで縛られて...遊びで肛門に試験管を詰め込まれたんだよ...何本もね...しかも暴れたら蹴るってよ!...試験管刺されて蹴られたら、もうウンコも真面に出来ないよ...しかも尿道に針を刺されたこともあった...さっきの録音がその現場ね?...だけど、校長先生これは遊びなんだよね! 五所川原先生もやり返して良いって言ったじゃ無いですか...違います...」


「私は...此処までとは知らなかったんだ..」

「私もだ...」


「それで...湯浅さんのお母さん? あんたの娘は...今回の僕以上に酷い事をしていたんだけど..何か文句ある?」

「確かに娘も悪いけど、貴方は男で、娘は女だわ...やって良い事と悪い事があるわ」

少し静かに話している...娘が虐めをしていたのがショックだったのか...


「だから、僕は犯してないじゃん...僕は肛門に突っ込まれたんだよ? 肛門裂傷...解るかな? 罪にするなら「僕は未遂か暴行」娘さんは「傷害」同じ事というなら、僕が犯して怪我させて初めて同罪かな...ああ顔を殴ったといのは無しね...僕は日常的に殴られたり蹴られたりしているから...」


「だからって、お前...」


「先生、メンドクサイからから警察呼びませんか? 最も、僕の虐めに関わった人間は湯浅さんだけじゃないから、全員の証拠をそのまま警察にだしますね...進学校で、こんなのが出たら大変だね...高校浪人、何人でるかな...」


「解った...早まった事はしないで欲しい...先生たちで話し合って結論をだす」


「悪い事したんなら...僕は自首した方が良いんですよね?」


「早まるな...それはしないで良い」


当然、これもこっそり録音した。


湯浅萌子は僕を睨んでいたが...何も言わない...



「今日は解散で後日結論を出す」


「平等にお願いしますね!」


僕はヒラヒラと手を振り帰宅した。


父親に拳骨を落とされ、母親にビンタされたがそれだけで説教はされなかった。

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