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第2話 一人の方がまだ良い。
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よし、捕まえた。
朝食にと俺はスズメの様な小鳥を捕まえた。
適当に毛をむしり塩を振りかけ、
あらかじめ用意していた焚火で焼いて食い始めた。
少し骨っぽいけど、なかなか美味しい。
日本国東京府では『鳥獣保護』の元、今じゃこんな事は出来ない。
だけど、爺ちゃんが子供の頃は普通に日本でもスズメ焼きとして食べられ、誰もが捕まえて食べていた。
爺ちゃんの話では、子供は籠と棒と糸で簡単な罠を作り、米でおびき寄せて捕まえて食べたり、駄菓子屋でとり餅が売っていて棒の先につけてくっつけて捕まえ食べたのが当たり前だったそうだ。
そう、爺ちゃんが子供の頃はスズメはおやつだった。
流石に一羽じゃ足りないな……もう数羽捕まえて食うか。
その後、俺はスズメみたいな鳥を数話捕まえ食べた。
今日もお腹一杯だ。
『スズメをとって食ったら違法だろう?』そう言うかも知れないが違法じゃない?
だって此処は日本じゃない。
いや、外国でも無く『異世界』だから決して違法じゃない。
ここは『異世界ルミナス』外国どころか地球でもない。
大体一か月位前に雷に撃たれて気を失い、気がつくとそのまま女神神界に居た。
◆◆◆
女神曰く、ザマリナ王国の召喚でクラスごと召喚されたそうだ。
本来、俺は不登校でその場には居なかったのだが、場所ではなくクラスという縛りの召喚の為離れた場所に居た俺も強制的に行かなくてはならなくなった。
どこかの小説のように女神より『凄いスキル』や『凄いジョブ』が貰えるのかと思っていたが、そうではなく、元の生活から勝手に決まり、俺のジョブは『ホームレス』そしてスキルは『調理人』だった。
ちなみに、こんなジョブやスキルに決まった事は女神イシュタスも見た事が無いそうだ。 『ホームレス』は兎も角『調理人』はいそうだが、料理位はスキルに頼らず身につくから通常はスキルにならないらしい。
女神曰く『俺は他の能力より優れた物がそれだけだから、こうなったんじゃない?』そんな話だ。
女神様もこんな変な人間は初めてなのであくまで可能性。
爺ちゃんに憧れた俺。
調理関係のバイトをし、炊き出しの手伝いをしていたから……心当たりはある。
こんな状態になるのも仕方ないのかも知れない。
その結果
梅野藩朱(ウメノ ハンス)
LV 1
HP 30
MP 5
ジョブ:ホームレス
スキル:調理人 翻訳 アイテム収納
こんな感じのステータスになってしまった。
ちなみに異世界人は必ず『翻訳』と『収納袋』が自動的につくのでこれはかなり酷いらしい。
二度いうが、本当に酷いらしい。
この世界の人間とほぼ変わらない状態で、女神イシュタスはこのステータスを見て『これじゃ魔族と戦えませんね(笑)』とニコリと笑った。
金髪な美人なだけに、余計に腹が立った。
『行きたくない』散々ごねたのだが……
『これは私がした事ではないのでどうする事も出来ません......ただ死なないようにジョブやスキルが発動するお手伝いをしているだけです』だと手を振りながら言われた。。
それが『ホームレス』と『調理師』かよと言いたいが言っても無駄そうなので諦めた。
王国に送られても『役立たずと放り出されたり』能力が低く、不登校の俺はクラスメイトにマウントをとられ馬鹿にされるだけだ。
『他の場所への移転』それは譲れない。
結局、俺は他の同級生と別の場所に送って貰う事を条件に異世界転移を受け入れた。
そして今に至るという訳だ。
朝食にと俺はスズメの様な小鳥を捕まえた。
適当に毛をむしり塩を振りかけ、
あらかじめ用意していた焚火で焼いて食い始めた。
少し骨っぽいけど、なかなか美味しい。
日本国東京府では『鳥獣保護』の元、今じゃこんな事は出来ない。
だけど、爺ちゃんが子供の頃は普通に日本でもスズメ焼きとして食べられ、誰もが捕まえて食べていた。
爺ちゃんの話では、子供は籠と棒と糸で簡単な罠を作り、米でおびき寄せて捕まえて食べたり、駄菓子屋でとり餅が売っていて棒の先につけてくっつけて捕まえ食べたのが当たり前だったそうだ。
そう、爺ちゃんが子供の頃はスズメはおやつだった。
流石に一羽じゃ足りないな……もう数羽捕まえて食うか。
その後、俺はスズメみたいな鳥を数話捕まえ食べた。
今日もお腹一杯だ。
『スズメをとって食ったら違法だろう?』そう言うかも知れないが違法じゃない?
だって此処は日本じゃない。
いや、外国でも無く『異世界』だから決して違法じゃない。
ここは『異世界ルミナス』外国どころか地球でもない。
大体一か月位前に雷に撃たれて気を失い、気がつくとそのまま女神神界に居た。
◆◆◆
女神曰く、ザマリナ王国の召喚でクラスごと召喚されたそうだ。
本来、俺は不登校でその場には居なかったのだが、場所ではなくクラスという縛りの召喚の為離れた場所に居た俺も強制的に行かなくてはならなくなった。
どこかの小説のように女神より『凄いスキル』や『凄いジョブ』が貰えるのかと思っていたが、そうではなく、元の生活から勝手に決まり、俺のジョブは『ホームレス』そしてスキルは『調理人』だった。
ちなみに、こんなジョブやスキルに決まった事は女神イシュタスも見た事が無いそうだ。 『ホームレス』は兎も角『調理人』はいそうだが、料理位はスキルに頼らず身につくから通常はスキルにならないらしい。
女神曰く『俺は他の能力より優れた物がそれだけだから、こうなったんじゃない?』そんな話だ。
女神様もこんな変な人間は初めてなのであくまで可能性。
爺ちゃんに憧れた俺。
調理関係のバイトをし、炊き出しの手伝いをしていたから……心当たりはある。
こんな状態になるのも仕方ないのかも知れない。
その結果
梅野藩朱(ウメノ ハンス)
LV 1
HP 30
MP 5
ジョブ:ホームレス
スキル:調理人 翻訳 アイテム収納
こんな感じのステータスになってしまった。
ちなみに異世界人は必ず『翻訳』と『収納袋』が自動的につくのでこれはかなり酷いらしい。
二度いうが、本当に酷いらしい。
この世界の人間とほぼ変わらない状態で、女神イシュタスはこのステータスを見て『これじゃ魔族と戦えませんね(笑)』とニコリと笑った。
金髪な美人なだけに、余計に腹が立った。
『行きたくない』散々ごねたのだが……
『これは私がした事ではないのでどうする事も出来ません......ただ死なないようにジョブやスキルが発動するお手伝いをしているだけです』だと手を振りながら言われた。。
それが『ホームレス』と『調理師』かよと言いたいが言っても無駄そうなので諦めた。
王国に送られても『役立たずと放り出されたり』能力が低く、不登校の俺はクラスメイトにマウントをとられ馬鹿にされるだけだ。
『他の場所への移転』それは譲れない。
結局、俺は他の同級生と別の場所に送って貰う事を条件に異世界転移を受け入れた。
そして今に至るという訳だ。
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