親友に恋人を奪われた俺は、姉の様に思っていた親友の父親の後妻を貰う事にしました。傷ついた二人の恋愛物語

石のやっさん

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第39話 取り戻した日常

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「え~と!どうしたの? そんなに見つめて……」

「いや、ちょっと……」

今の美沙姉は着替えの最中で、白いブラに、白いパンティ、その上に白いスリップを身に着けている。

キャミソールではなく地味な白いスリップというのが学生らしくて可愛い。

高校生か女子大生みたいだ。

アダルトな下着も良いけど、こういうのも日常的というか、生活感があって、うん眼福だ。

「和也くん、顔が真っ赤だよ!? もっと凄い姿を見せていたと思うんだけど……どうしたの?」

「アダルトなのは『美沙姉がこんな凄い格好しているという』ギャップで感動したけど……これは昔の『俺の憧れのお姉さん』の『清楚な下着姿』だから、赤くもなるよ」

「和也くん……こう言うのも好きなんだ」

「今の美沙姉は『生活感』が凄くあるからかな、俺が知っている昔の美沙姉の着替えを見たみたいで、なんだか凄くドキドキする!」

まるで子供の頃に戻ったみたいだ。

「和也くんがドキドキするなら、良いんだけど? これ普通に着ている下着だよ?」

どういう言えば良いんだろう。

「日常的なのが良いんだって! 美沙姉と一緒に暮らしているんだって感じられるし、懐かしさも感じるからね」

「確かにこれ、私がまだ16歳の時に着ていた奴だもんね。 そう言われると恥ずかしいな……見たいの?」

「……うん」

美沙姉には言えないけど、もしあんな事がなければ十年以上前に見られたかも知れない美沙姉の姿だ。

「仕方ないな、そんなに気にいったなら服着ないで暫くこれで居てあげるようか?」

「ありがとう」

「本当に顔が真っ赤だね……スケスケの下着に透けたキャミソールだって見たし、それ処か裸で恥ずかしい所迄お互い見せあったのに……」

「確かにあれは凄かったけど、これとは別物だよ」

「うん? 別物?」

「セクシーな美沙姉も良いけど。こっちは清楚というか、清純というか……美沙姉らしくて綺麗で可愛いと思う。」

「確かにこっちの方が私らしいかも!? だけど 中身は30歳なんだけど? 和也くん的にいけるかな? あの頃に比べると、ほら肌の張りとか随分違うから……」

「美沙姉は今でも凄く綺麗だよ!特にこの家に戻ってからは『昔の綺麗なお姉ちゃん』にどんどん戻っていくから、いつもつい見惚れちゃうんだ」

美沙姉は綺麗と可愛いが両立しているんだよな。

若く見えるから、女子高生のお姉さんキャラや女子大生でまだまだいけると思う。

「本当に和也くんは私が好きだよね! 今迄でそんな事言ってくれたのは和也くん位だよ……確かに、和也くんと暮らし始めたばかりの時は痩せていて『貧相』だったもんね」

食事も真面にくれなかったんだから、痩せているのは当たり前だよな。

「痩せている時も美沙姉はスレンダーだっただけで、全然貧相じゃなかったよ。 尤も今位の方が俺は好きだけど!外見という事じゃ無くて、良く昔みたいにコロコロ笑うようになって、そうだな、今の美沙姉は『笑顔の素敵なお姉さん』だよ」

「嬉しいけど、和也くんって私をお姉さん扱いするのに『女子高生』扱いもするよね」

これは仕方ないと思う。

「うん、きっと美沙姉と俺の時間はあの時に止まっていたんだと思う。 そこからようやく時間が動きだしたんだと思う」

「そうね……私もそう思う」

俺が子供、美沙姉が少女だったあの時から……


◆◆◆

「どうかな? ちょっと恥ずかしいけど……」

「うん、凄く似合っているよ?」

「本当? 流石に無理があるんじゃない?」

「美沙姉は童顔で美人だから大丈夫!」

遂に美沙姉のセーラー服がクリーニングから返ってきた。

俺が子供の頃いつも見ていた美沙姉の姿だ。

「可愛い……」

「可愛いは無いでしょう? 私の方がお姉ちゃんなんだから」

確かに、そうだ。

「そうだね、綺麗だ」

あれから二人の関係は随分変わった。

美沙姉が余り過激な事をしなくなった。

勿論、望めばしてくれるけど……まぁアブノーマルからノーマルになった感じだ。

朝の儀式は69からディープキスに代わり、夜の営みも獣の様にお互いを貪る形から、甘い……新婚さんみたいな感じに変った。

とはいえ、回数や時間は変わらない。

「そう、ありがとう……」

多分、お互いに不安だったのかも知れない。

一緒に過ごして体を重ねて……ようやく不安が解消された。

そんな感じなんだと思う。

そろそろ良いかな。

「ねぇ、美沙姉、東京に行ってみない?」

「やっぱり、和也くんはこの村を出たいのかな?」

出たいと言えば出たい。

だけど、美沙姉はこの村に居たいんだよな。

「違う。 婚約指輪と結婚指輪を買いたいんだよ。この村や近辺には貴金属店もないし、いっそうの事東京に買いに行かない? それに東京には『二人だけの結婚式プラン』とか少人数で挙式を上げられる教会もあるみたいだから式も挙げたいんだけど、どうかな?」

「和也くん……本当によいの? 確か前にも言ってくれていたけど……本当に……嬉しい。ありがとう……グスッ……ありがとうね」

「俺が美沙姉のウエディングドレス姿を見たいだけだから気にしないで。 東京に行って結婚式を挙げて、その後は、新婚旅行に行こうか? 海外でも日本でも美沙姉の行きたい所に行こう」

「和也くんは行きたい場所は無いの?」

「俺は美沙姉が傍にいてくれたら、そこが天国だからどこでも良いよ」

「そう、私も和也くんが居ればどこでも良いよ」

「時間はたっぷりあるし、ゆっくり考えよう」

「そうだね」

その日の夜は興奮して眠れなかった。

まるで修学旅行に行くかの様にどこ行こうかと二人で迷いながら考えた。

よく考えたら俺も美沙姉も修学旅行は中学の時にいったきりだ。

楽しみは尽きないな。






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