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最終話 デーモンズワールド
しおりを挟む瞳が異世界ブリエールに降り立ってから僅か3年。
この世界に『人間の国』が無くなった。
魔族に頼まれた瞳はいとも簡単に帝国と聖教国を滅ぼした。
そして、今や殆どの人間は『家畜』と『奴隷』としてしか存在しない。
神々の祝福を失った『元強き存在』はそうなる前に神を呪い自殺した。
名実共に邪神の世界になったこの世界に瞳は、邪神エグゾーダスとコーネリアを招いた。
「これが、人間の肉から作ったソーセージとは。なかなか美味じゃな」
「う~ん美味しい、頬っぺたが落ちちゃいそう」
魔王は魔王城を邪神達に献上し自分は野に下った。
もう自分の役割は終わったとばかりに…
瞳の目に優しく美しい世界…それは余にも禍々しい人間にとっては地獄の様な世界。
数奇な事から『特殊な目』を持つことになった少年は、その世界で楽しく暮す。
美男美女に囲まれながら…楽しそうに笑いながら。
それを見た人間は…恐怖しか無かった。
◆◆◆
如何な勇者も救えない…その世界はやがて神々や人間からこう呼ばれる様になる。
誰も救えない世界…『デーモンズワールド』と…
FIN
※ 次回にあとがきを書いてこの話は終わります。
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