52 / 67
第52話 VS王 リヒトSIDE
しおりを挟む通信水晶を通してガルア4世から連絡があった。
今回は俺ではなくフリージアに用があるみたいだ。
「フリージア殿、今回はお主の責についての話だ」
「私の責ですか?」
「そうじゃ『救世』の旅もそうじゃが、お主達は『ロマンスクラブ』で遊んでおったろう?今回勇者パーティが遊んでばかりで、旅を進めず…その結果村や街が滅びる等の問題が起きたのじゃ、それゆえ今回責任を問う事になったのじゃ…それでお主にも責をそれなりに責が行くと思う」
「確かに私も『ロマンスクラブ』で遊んでいました。ですが、私は『真実の愛』に目覚めてすぐにやめましたわ」
「期間は短いのは解るが…それでもあれ程の設備で遊んだのじゃ、高級娼館に換算すれば相当な金額になる、その補填をして頂きたいのじゃ」
「そんな…今の私はお金は持っていません」
「ならば、魔王との戦闘復帰で不問と…」
多分、また何かしてくる…そう思っていた。
これは想定内だ。
「フリージア変わるよ」
「リヒト…でも」
「良いから、良いから…それでフリージアは幾ら貰えるのですか?」
「リヒト殿何を言っておるのだ。徴収するのはこちらじゃ」
「今、国王様は『娼館』を例に出されました。娼館は一般的には男性が女性を買う場所です。嫌な言い方ですが、フリージアは女です、お金を貰う側ですよ」
「だが、フリージア殿やリダ殿達の希望の美少年を用意したのじゃ…客を娼婦は選べまい」
「いえ、国王様、それは違います。高級娼館は娼婦も客を選びます。
例えば王都にあるお店では貴族しか相手しない娼婦も居ます」
「だが、それは…」
「ガルア4世様、一般的にはエルフ等の高級娼婦は1晩で金貨2枚(約20万円)の金額を稼ぐ者も沢山いるそうです。『聖女』が性の相手をするようなお店はありませんが、もし娼婦として働くならそれ以上の金額となる筈です。そう思いませんか?」
「それは…」
「そう考えるなら、フリージアを抱いた金額をお金に換算したら、結構な金額を頂けると思います。王は娼館を例に出しました。娼婦と娼館の関係ならお金を出すのは『娼館』です…フリージアにお金を請求するのは間違いで…寧ろ貰う側だと思いますよ」
「それではリヒト殿は国に幾ら払えと言うのじゃ」
「聖女は売り物じゃありませんからお金は頂けません…だからお互いに請求無し…それで良いと思いますよ」
「そうじゃな」
ふぅ~もしかしたらと思って言い訳を考えて置いて良かった。
◆◆◆
「リヒト…そのありがとう…だけど、その…」
「フリージアからある程度、聞いていたからな。この位の弁護は出来るよ」
「いや…それもそうだけど…リヒトの口から『娼婦』って言葉を聞いて…自分が如何に最低だったか解ったの…ゴメン」
沢山の男性に抱かれた…それを気にしているんだよな。
確かにこの世界じゃそうなのかも知れないが…俺の前世では良い女は殆ど『男漁り』をしていた。
ワンレンボディコンでディスコで口説いて持ち帰る。
湘南や江の島でナンパ出来る女は皆そうだ。
原宿、渋谷でナンパした娘も経験人数は50名を超えていたし…『100人斬り』を自慢する子も居た。
「俺はそれも含んでフリージアは良い女になったと思っているから気にするなよ…大体つきあう前は『誰の物でも無い』貞操なんて物は『誰かと付き合ってから』守れば良いんだよ」
「リヒトがそう言うなら…うん、そうかも…」
「それじゃ、話も終わったみたいだから、リヒトくん、フリージアちゃん…早速、しようか?」
「そうだね…リヒトもレイラも激しいから…確かに私位の経験じゃないと付き合えないかもね」
「ははは、そうかもね」
これはレイラなりの気の使い方なんだろうな…
だけど、これで今日はもう宿から出られないな。
24
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる