伝説の悪党は今の虐めは甘すぎると笑う。

石のやっさん

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田向狩り


「田向に勝ったら番格になれる…嘘じゃねーだろうな」
「間違いないですよ! 金森さんが自ら言っていたそうです、念の為神成さんにも確認したら『そうだ』という事でした」

ようやく俺の時代が来たな。

この学校は上下関係が厳しすぎる。

2年であるだけで『本物』の番格には成れない。

1年の番格、2年の番格には成れるけど、それだけだ。

例え2年の番格に成れても3年の不良には逆らえねー。

だが…そのピラミッドがいきなり崩れた。

ただ、1年の田向に勝つ…それだけで金森さん、いや金森の後釜に座れる…チャンスだ。

この情報に不良たちは沸いた。

◆◆◆

「それで俺に絡んできたのか? あん」

「ああっ…」

「ああっじゃねーよ! 女連れの所を襲ってきやがってよー-っ、それでいま、お前幾ら持っているんだ! その金額でお前の運命は決まる」

こんな雑魚なら萌子に『逃げろ』なんていう必要は無かったな。

「お前、卑怯だぞ…俺が喧嘩に負けた…それだけで良いじゃねーか? なぁ…勘弁してくれよ」

「馬鹿野郎、俺をぶちのめすつもりで来た奴をなんで無料で許さなくちゃならねーんだよ…それで幾ら持っているんだよ! ほら財布出せ」

幾らあるかで此奴の運命は決まる。

「解った…ほらよ」

この糞ガキ、財布を放り上げやがった。

なんだ…3千円か…駄目だ。

「たったの3千円…しかも放り投げやがって…許して欲しい。そういう態度じゃねーな!」

金を持ってないお前が悪い…制裁だ。

「おい…何を…おい」

バーベキューの刑だな。

俺は黙ってジッポオイルを振りかけた。

「そんな金じゃ許せねーよ…目をつぶれ…」

「いや…やめろー―――っ」
「良いから目をつぶれよ…そうしないと失明だ」

そのまま火をつけた。

「ぎゃぁぁぁぁぁー―――っ」

転がる、転がる。

「そこまでする事無いだろうが」
「土下座までしていただろう?」

「残酷すぎるよ…」

あ~あ、うるせいな。

「あのよ…俺はこの学校で虐めが元で自殺未遂までしてんの! 今回だって俺から仕掛けたんじゃねーよ…酷い思いしたく無ねーなら絡まなければ良いんだぜ! お前ら…俺はあそこ迄されてもチクらなかった…チクったら男でも女でも…只じゃおかねーよ」

「「「ヒィ」」」

俺みたいな危ない奴と関わらない…それが無難な生き方だぜ。

◆◆◆

「はん、あの金森が一年に日和っているだって?」

「姉さん!」

「冗談はやめな! あいつはあれでもいっぱしの男だ…この学校で彼奴と対をはれるのは神成位だけだよ」

「姉さん…ですが、田向の奴…噂ではたった一人であの黒狼会をぶっ潰して…あの徳丸を…」

「そんな馬鹿な事信じろっていうの? そういうのは尾ひれがつくもんさぁ…でも、あたしが田向を潰せば『男も含んだ番格』になるだ…悪く無いね」

「姉さん、かみそり使う気ですか?」

「ああっ、田向には一生顔に残る傷をつけてやんよ」

「姉さん…残酷っすね」

「私に掛かれば男なんて、皆ごみさぁ」


「や…やめろ….いやだぁーー-っ。嫌だよー――っ」

「姉さんから手を放せー-っ」

此奴らは馬鹿か。

人気のない場所に呼び出して…カミソリにナイフ迄使って襲ってきやがってタダで返すわけねーだろうが…

「お前らさぁ…顔を切る様に人を襲ってきてよー-負けたらタダで済むわけねーだとうがー――っ」

「だからって…これは..うぐっ…やめろ、うがぁぁぁぁー-やめてー-」

「姉さん」

大した事してねー。

ただ、裸にひん剥いて蹴とばしているだけだ。

「人の顔に一生残る様な傷を作ろうとした奴が…何を言っているんだ! 負けたんだから地獄見るのは当たり前だ」

「いやぁー――っぐっうえぇぇぇぇー――、やめて、やめて下さいー-っ」

案外、男でも女でも裸にされて暴力振るわれると、簡単に心が折れる。

「それでどうする? 女を使って暴力を止めるか…このまま受け続けるのか? 好きにして良いぜ」

「あう…私経験無いんだ…頼むからやめてくれよ…なぁ」

顔が腫れて体も痣だらけ…元はそこそこ美人だけど萎えるな。

鼻血だして顔が腫れてちゃな…

「あんた、最低だよ…女いるんだろう」

「お前さぁ…だったら次はお前が俺とやる? そうしたら、此奴の制裁は終わりで良いぜ」

「ああっ」

「ああっじゃねーよ」

「ヒィ..私は」

あーあ、座りこんじまった。

そろそろ痛ぶるのも飽きてきたな。

「なぁ、これ以上蹴られたくない無いなら…自分から俺に」

「いあやぁぁぁぁぁー-許してぇー-」

結局…此奴も本物じゃ無かったな…

「それじゃ…これで許してやんよ…抱くのも止めてやる」

胸の乳首にナイフを当ててそのまま持ち上げた。

「いやぁぁぁぁー―――酷いー-っ痛ぃぃぃぃぃー―――っ」

乳首がキレて…ポトリと音を立てて落ちた。

「あああっあああああー――――っ」

「姉さー――ん、あああっあああー-っ」

「嫌、いや、いやぁぁぁぁぁー――私の、私の乳首がぁぁぁぁー」

一生懸命血が出た胸を押さえてやがんの…腫れた面しておもしれーな。

「馬鹿じゃねーの? 人を傷つける覚悟はあっても自分が傷つく覚悟はねーのか? 乳首はもう一つあるじゃねーか…ほらよ」

「いやぁぁぁぁぁー―――っ痛いのやだぁぁぁぁー-っ…酷い、嫌だって言ったのに..やだぁぁぁぁー――痛い痛い痛いよぉぉぉー-っ」

手で隠そうとしたがナイフで手を切って…手をどけた瞬間に乳首を切り落とした。

「ああっ…ああああー-っ」

「これで終わりで良いぜ…しかし、お前の人生どうなるのかな? 好きな男が出来て、裸を見せたときに乳首が無い…どんな顔を男がするのかおもしれーな」

「ううっううっうわぁぁぁぁー―――ん」

「お前、もう男とつきあえねーかもな…乳首がないんじゃ」

「うっうっうううー-っ。殺してやるー-っ」

もう真面に動けねーじゃん。

「バーカ、折角終わる所だったのにな..」

「うごっううう、うんぐわぁぁぁぁー-」

ブチブチ。

俺はナイフを口に突っ込みそのまま力任せに横に引っ張った。

「姉さぁぁぁぁぁー――――ん」

「うがうがうが…いやぁぁぁぁー-うぐうごっうえあぁぁぁぁうわ」


片側だけの口裂け女だ。
わははははっおもしれーな。

「お前じゃおもちゃにもならねー…そこの女…そいつ病院連れていった方が良いんじゃねーか…ああっ、もしチクったら、今度はこんな物じゃすまねーからな」

返事を聞かずに俺は立ち去った。












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