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胎動編
第十六話 事後処理
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それからは、結構トントン拍子でことが進んだ
葉狩はどうやら2クラスを配下に入れていたらしいので、その2クラスは僕たちの傘下となった
そうなると、最初に傘下に入れた2クラス(僕、須斎、弘岡で倒したところ)も含めて合計6クラスが僕らのクラスのの傘下に入った
いや、弘岡たちのクラスも含めると7クラスか
一年は全部で10クラスあるので残りは3クラスとなる
ところが、この3クラスは同盟を組むこともなかったので、結構かんたんに制圧して従えることができた
これでまだ、装備が空から降ってきてから3日だというのだからとてつもなく濃かった
体感時間で言ったら3ヶ月くらいに感じた
まあ、これは僕の装備の能力である加速で体感時間が僕だけ長くなっているっていうこともあるだろうけど
つまり、この時点で僕たち1-3勢力は一年生全体をおおよそ支配したことになる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なあ、城崎」
「何だ?神柱」
「最近、装備の能力がなんだか強くなっている気がするんだけど」
加速倍率が今では200倍になっている
僕別に改造とかしてないんだけど
というか、手入れすらまともにしていないから、むしろそろそろ弱体化しそうなんだけど
「ああ、俺の装備も強化されていってる。須斎や弘岡はもっと速いペースで強化されていっているらしい」
へー、あの二人のも強化されてるんだ
「クラスの非戦闘員の人たちは?」
「あいつらは少しは強化されているが、誤差程度のものらしい」
何が違うんだろう?他の装備使用者との戦闘とかかな?
「これは俺の予想なんだが」
「まあ、城崎の予想ならあたってると思うよ」
「そうか。まあ、使用頻度が高かったり、使用時間が長かったりすると成長するんじゃないか?」
「なんか生き物みたいだね」
まあ、そうなると須斎や弘岡の装備が強化されていってるのも分かる
あの二人、暇さえあれば「何でもあり」の模擬戦やってるしなぁ
現に今もずっと模擬戦してるし
でも、僕がこんなに伸びている理由が分からない
感覚としてはそこまで使ってないんだけど
「何で僕がこんなに伸びてるんだろう?」
「お前の場合、加速状態の体感時間で計算されてるんじゃないか?それに、俺が結構裏の仕事も任せてるしな」
そうだ、僕こいつの依頼のせいで労働時間結構ブラックなんだった
まあ、これで取りあえずの謎は解決した
予想って言ってたけど結構確信してそうだったし
じゃあ、もう一つのことも聞いておこう
「他の学年に誰か警戒しておきたい人はいる?」
「葉狩以上、となると一人しかいないな」
葉狩以上がいるのか…………
「誰?」
「今の生徒会副会長だ」
今の副会長って言うと
「時風 佐穂か?」
「ああ」
あの人の場合、印象がどうこうっていうか印象がないんだよな
「僕からしたら名前を思い出せた時点で奇跡みたいな人なんだけど」
「ああ、だいたい誰に聞いてもそう答える。中には覚えていない奴までいる。だが、生徒副会長という立場でほとんどの人の記憶に残らない時点で異常だ」
まあ、たしかにそうだよな
副会長は会長がかなり濃いせいで生徒会のメンバーがほとんど会長しか印象に残らない、というのはあるが
「そうなると、あいつが副会長という地位を狙ったのは何故か、という話になる」
「でも、うちの学校では会長にかなりの権限が集中されてるはずだから、副会長になってもメリットがあんまり無いように思えるけど」
権力を握る、って言ってもそもそもこの高校の副会長に権力はほとんど無い
少し隠れやすい副会長になっても、デメリットが少ないだけでメリットが沢山あるわけではない…………と、思う
「副会長の最大のメリットは会長との接点が多いことだ」
接点が多いのがメリット??
おい、まさか……
「恋心、ってやつ?」
「いや、違う」
接点が多いメリットが他にあるのか?
「あの会長は良くも悪くも単純だろ?」
「『良くも』単純っていうのがよくわからないけど、たしかに単純だね」
将来詐欺とかにあわないか心配になってくるくらいには
「まあ、簡単に言えば操りやすいんだ」
何ということだ、既に詐欺にあってしまっていた
「でも、仮にも生徒会長がそんなに簡単に騙されるものなの?」
あの人多分頭いいよ
「ああ、俺もそこは気になっていた。問題は会長が単純だったのか、単純に見せていたのか、だ」
それって、今関係あるのかな?
「あのさ、今話してるのは副会長のことであって別に会長のことじゃ……」
「『単純に見せていた』なら、今の立場は会長の方が上になり、『単純だった』なら、副会長の方が上になる」
なるほど
どっちが指揮官かはわかっておいた方がいいか
「それと、僕から」
「何だ?」
「二人ほど気になる人がいるんだけど」
「例の葉狩の配下か?」
前の葉狩戦のときに既に例の二人については話しておいた
葉狩の腹心みたいな感じだったし、なにか仕込まれているかもしれないから警戒は必要だと思う
何より、あの二人の動向があれ以来わからない
死体も見つかってないし、目撃情報すらない
姿を隠しているなら、隠している目的があるということだ
それが生きていくために僕たちと関わらない、とかなら別にいいんだが
復讐を考えてるなら対策しておかないといけない
「あの二人については、葉狩戦のあとに学校所有のジープに乗ってどこかへ行ったという情報が入っている」
何で学校にジープがあるんだよ……
刀油を持っているやつはいるし、本当にどうかしてるんじゃないか?
「これ以上情報を期待できないなら、俺達のやるべきことは地力を上げることくらいだろう」
そうだな、じゃあ
「「模擬戦するか」」
葉狩はどうやら2クラスを配下に入れていたらしいので、その2クラスは僕たちの傘下となった
そうなると、最初に傘下に入れた2クラス(僕、須斎、弘岡で倒したところ)も含めて合計6クラスが僕らのクラスのの傘下に入った
いや、弘岡たちのクラスも含めると7クラスか
一年は全部で10クラスあるので残りは3クラスとなる
ところが、この3クラスは同盟を組むこともなかったので、結構かんたんに制圧して従えることができた
これでまだ、装備が空から降ってきてから3日だというのだからとてつもなく濃かった
体感時間で言ったら3ヶ月くらいに感じた
まあ、これは僕の装備の能力である加速で体感時間が僕だけ長くなっているっていうこともあるだろうけど
つまり、この時点で僕たち1-3勢力は一年生全体をおおよそ支配したことになる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なあ、城崎」
「何だ?神柱」
「最近、装備の能力がなんだか強くなっている気がするんだけど」
加速倍率が今では200倍になっている
僕別に改造とかしてないんだけど
というか、手入れすらまともにしていないから、むしろそろそろ弱体化しそうなんだけど
「ああ、俺の装備も強化されていってる。須斎や弘岡はもっと速いペースで強化されていっているらしい」
へー、あの二人のも強化されてるんだ
「クラスの非戦闘員の人たちは?」
「あいつらは少しは強化されているが、誤差程度のものらしい」
何が違うんだろう?他の装備使用者との戦闘とかかな?
「これは俺の予想なんだが」
「まあ、城崎の予想ならあたってると思うよ」
「そうか。まあ、使用頻度が高かったり、使用時間が長かったりすると成長するんじゃないか?」
「なんか生き物みたいだね」
まあ、そうなると須斎や弘岡の装備が強化されていってるのも分かる
あの二人、暇さえあれば「何でもあり」の模擬戦やってるしなぁ
現に今もずっと模擬戦してるし
でも、僕がこんなに伸びている理由が分からない
感覚としてはそこまで使ってないんだけど
「何で僕がこんなに伸びてるんだろう?」
「お前の場合、加速状態の体感時間で計算されてるんじゃないか?それに、俺が結構裏の仕事も任せてるしな」
そうだ、僕こいつの依頼のせいで労働時間結構ブラックなんだった
まあ、これで取りあえずの謎は解決した
予想って言ってたけど結構確信してそうだったし
じゃあ、もう一つのことも聞いておこう
「他の学年に誰か警戒しておきたい人はいる?」
「葉狩以上、となると一人しかいないな」
葉狩以上がいるのか…………
「誰?」
「今の生徒会副会長だ」
今の副会長って言うと
「時風 佐穂か?」
「ああ」
あの人の場合、印象がどうこうっていうか印象がないんだよな
「僕からしたら名前を思い出せた時点で奇跡みたいな人なんだけど」
「ああ、だいたい誰に聞いてもそう答える。中には覚えていない奴までいる。だが、生徒副会長という立場でほとんどの人の記憶に残らない時点で異常だ」
まあ、たしかにそうだよな
副会長は会長がかなり濃いせいで生徒会のメンバーがほとんど会長しか印象に残らない、というのはあるが
「そうなると、あいつが副会長という地位を狙ったのは何故か、という話になる」
「でも、うちの学校では会長にかなりの権限が集中されてるはずだから、副会長になってもメリットがあんまり無いように思えるけど」
権力を握る、って言ってもそもそもこの高校の副会長に権力はほとんど無い
少し隠れやすい副会長になっても、デメリットが少ないだけでメリットが沢山あるわけではない…………と、思う
「副会長の最大のメリットは会長との接点が多いことだ」
接点が多いのがメリット??
おい、まさか……
「恋心、ってやつ?」
「いや、違う」
接点が多いメリットが他にあるのか?
「あの会長は良くも悪くも単純だろ?」
「『良くも』単純っていうのがよくわからないけど、たしかに単純だね」
将来詐欺とかにあわないか心配になってくるくらいには
「まあ、簡単に言えば操りやすいんだ」
何ということだ、既に詐欺にあってしまっていた
「でも、仮にも生徒会長がそんなに簡単に騙されるものなの?」
あの人多分頭いいよ
「ああ、俺もそこは気になっていた。問題は会長が単純だったのか、単純に見せていたのか、だ」
それって、今関係あるのかな?
「あのさ、今話してるのは副会長のことであって別に会長のことじゃ……」
「『単純に見せていた』なら、今の立場は会長の方が上になり、『単純だった』なら、副会長の方が上になる」
なるほど
どっちが指揮官かはわかっておいた方がいいか
「それと、僕から」
「何だ?」
「二人ほど気になる人がいるんだけど」
「例の葉狩の配下か?」
前の葉狩戦のときに既に例の二人については話しておいた
葉狩の腹心みたいな感じだったし、なにか仕込まれているかもしれないから警戒は必要だと思う
何より、あの二人の動向があれ以来わからない
死体も見つかってないし、目撃情報すらない
姿を隠しているなら、隠している目的があるということだ
それが生きていくために僕たちと関わらない、とかなら別にいいんだが
復讐を考えてるなら対策しておかないといけない
「あの二人については、葉狩戦のあとに学校所有のジープに乗ってどこかへ行ったという情報が入っている」
何で学校にジープがあるんだよ……
刀油を持っているやつはいるし、本当にどうかしてるんじゃないか?
「これ以上情報を期待できないなら、俺達のやるべきことは地力を上げることくらいだろう」
そうだな、じゃあ
「「模擬戦するか」」
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