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胎動編
第二十七話 戦線拡大
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少しずつ
相手に気付かれないように
0.1倍単位でも運動量で考えると大きな変化だ
今は普通に打ち合っている状況だ
この均衡を崩さないように少しずつ温度を上げる
いつか、首を焼き切ったときに気付いたんだが、僕の刀は耐熱性がかなり高い
多分数千度までは耐えれるんじゃないかな
そして、それは相手の装備も同じだろう
弘岡や城崎、須斎の装備もみんなそうだった
だが、こいつ自身、つまり人間の耐熱性は知れている
そこで、僕と相手の最大の違いを考えてみる
僕が刀を使っており、相手が手甲を使っていることだ
熱が伝わったときの体に来るダメージがまるで違う
向こうは直接来るんだ
実際、相手の動きが少しずつ鈍ってきている
ここで対策をされてもこの差を使って持久戦に持ち込めば勝てる
そう考えていたとき、正面からナイフが飛んできた
(は?)
いや、どうなってんの?
もともとは超加速している僕のスピードについて来れる「人間」はそうそういない
この相手は今までの動きを見るところ同系統の能力だからまだわからなくもないけれど
さっきから見ている限りではこいつがナイフを飛ばすための仕掛けを作った仕草すらない
なら、他の人が投げたこのになるけど
おもむろに、後ろを見た
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何が起こった??!
賢明の能力が超高速移動か、それを応用したものだということはなんとなく予想はついていたが
急に近くで他の人間と打ち合っている
なぜ解除したんだ?
見たところ劣勢ではない
なら、一人になるが敵のリーダーを倒すことにするか
時風一人なら大丈夫だろう
下にやった人間の数から考えるとあと出せて一人だろうが……
二人までなら対処できる
均衡を保ってから須斎が帰ってきたら一気に決着をつける形でいいか
(来たか)
首を横に傾けるとさっきまで俺の首があった場所をナイフが通り過ぎていった
「まあ、そう来るよな」
眼の前に現れたのは、当然時風
一人なのは良かった
待ちに徹しても大丈夫そうだからな
「一体あなた達何人で攻めてきたのよ……」
「そんなに多くはないぞ」
4人に加えてお前たちの勢力から一人入ったくらいだからな
後ろから爆発音がした
おそらくさっき投げたナイフだろう
「爆発するナイフとは優雅なのか粗暴なのか」
まあ、どちらでも構わない
今はこいつの装備について探るのが優先だ
「後ろの二人はやっぱり私達からしたら速いスピードで戦っているのね」
「まあ、こちらもマイペースにやろうじゃないか」
取りあえず、例のナイフは爆発するだろうから近寄ること自体を避けなければな
まあ、「ナイフが爆発する」ということを示したのも俺の動きを制限するためのものなのかもしれないが
まずは距離を取るか
地面に手をやり、相手のいる場所を俺より遠くに動かした
一度支配すれば別に手を触れていなくても動かせるんだがブラフなどを敷いて決め手を増やしておきたい
「ああ、一応触れなくても大丈夫なのは事前情報でわかっているから変なブラフは要らないわよ」
……事前情報か
「随分と詳しいんだな。まるで自分の戦闘記録を見られていたのかと思うくらいだ」
「それも良かったかもしれないわね」
それにしても手数が多い
あの距離からナイフが届くとは
特別製なのはナイフなのかあいつの体なのか
それによって対応を変えなければならないから速めに決めておかなければならない、か
防御に徹するのも案外難しいな
「随分と余裕みたいだな」
さっきからかなりのペースでナイフを消費している
このペースでは長時間持たないだろう
つまり、相手には早めに決めなければいけない理由がある
装備がネタがわかれば対応できる一発ネタモノなのか?
なら、ゆっくり時間をかけてやるか
俺が避けるのも限界はあるが、神柱ならこの膠着状態を崩すこともできるだろう
相手が同系統の能力を持っていても関係ない
手甲と刀ではリーチが違う
少し距離をとったらその時点で神柱の価値だ
現に、神柱の相手はもう肩口を切られている
「くっ!」
「向かわせると思うか?」
自分だけが相手を引き止めていると思うなよ
今まで動かなかったのはこういう意味もあるんだからな
まあ、ここまでくれば勝ちは近いな
フラグだなんだと言われようともそれは揺るがない事実だ
後は敵の増援に警戒しておけばいい
幸い、神柱も前回とは言えずとも余力はあるようだ
一人で拮抗していたのなら二人なら大丈夫だろう
そう考えて、一歩踏み出したのが迂闊だった
踏み出した先にあったのはワイヤー
(罠か!)
捕縛系なら手を触れさせることを最優先にして
いや、これは……
ワイヤーの先についていたのはナイフだった
上からは防げない
寸前で動かした頭の横をナイフが通り過ぎていった
頭の横を通り過ぎたら、そこにあるのは当然腕だ
そのまま腕に突き刺さる
やはりこれも爆発させる効果があるのか腕を吹き飛ばした
かなり痛いが、耐えきれないわけではない
「あら?いたくないの?」
「溺れ死ぬ寸前に比べればかなり楽だ」
それよりも不味いのが戦力の低下だ
手負いの俺と消耗した神柱
これで少ししか消耗していない時風に勝てるかどうかだな
直接勝つ必要はないが時間稼ぎができるかどうかもわからないな
「さて、どうするか」
相手に気付かれないように
0.1倍単位でも運動量で考えると大きな変化だ
今は普通に打ち合っている状況だ
この均衡を崩さないように少しずつ温度を上げる
いつか、首を焼き切ったときに気付いたんだが、僕の刀は耐熱性がかなり高い
多分数千度までは耐えれるんじゃないかな
そして、それは相手の装備も同じだろう
弘岡や城崎、須斎の装備もみんなそうだった
だが、こいつ自身、つまり人間の耐熱性は知れている
そこで、僕と相手の最大の違いを考えてみる
僕が刀を使っており、相手が手甲を使っていることだ
熱が伝わったときの体に来るダメージがまるで違う
向こうは直接来るんだ
実際、相手の動きが少しずつ鈍ってきている
ここで対策をされてもこの差を使って持久戦に持ち込めば勝てる
そう考えていたとき、正面からナイフが飛んできた
(は?)
いや、どうなってんの?
もともとは超加速している僕のスピードについて来れる「人間」はそうそういない
この相手は今までの動きを見るところ同系統の能力だからまだわからなくもないけれど
さっきから見ている限りではこいつがナイフを飛ばすための仕掛けを作った仕草すらない
なら、他の人が投げたこのになるけど
おもむろに、後ろを見た
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何が起こった??!
賢明の能力が超高速移動か、それを応用したものだということはなんとなく予想はついていたが
急に近くで他の人間と打ち合っている
なぜ解除したんだ?
見たところ劣勢ではない
なら、一人になるが敵のリーダーを倒すことにするか
時風一人なら大丈夫だろう
下にやった人間の数から考えるとあと出せて一人だろうが……
二人までなら対処できる
均衡を保ってから須斎が帰ってきたら一気に決着をつける形でいいか
(来たか)
首を横に傾けるとさっきまで俺の首があった場所をナイフが通り過ぎていった
「まあ、そう来るよな」
眼の前に現れたのは、当然時風
一人なのは良かった
待ちに徹しても大丈夫そうだからな
「一体あなた達何人で攻めてきたのよ……」
「そんなに多くはないぞ」
4人に加えてお前たちの勢力から一人入ったくらいだからな
後ろから爆発音がした
おそらくさっき投げたナイフだろう
「爆発するナイフとは優雅なのか粗暴なのか」
まあ、どちらでも構わない
今はこいつの装備について探るのが優先だ
「後ろの二人はやっぱり私達からしたら速いスピードで戦っているのね」
「まあ、こちらもマイペースにやろうじゃないか」
取りあえず、例のナイフは爆発するだろうから近寄ること自体を避けなければな
まあ、「ナイフが爆発する」ということを示したのも俺の動きを制限するためのものなのかもしれないが
まずは距離を取るか
地面に手をやり、相手のいる場所を俺より遠くに動かした
一度支配すれば別に手を触れていなくても動かせるんだがブラフなどを敷いて決め手を増やしておきたい
「ああ、一応触れなくても大丈夫なのは事前情報でわかっているから変なブラフは要らないわよ」
……事前情報か
「随分と詳しいんだな。まるで自分の戦闘記録を見られていたのかと思うくらいだ」
「それも良かったかもしれないわね」
それにしても手数が多い
あの距離からナイフが届くとは
特別製なのはナイフなのかあいつの体なのか
それによって対応を変えなければならないから速めに決めておかなければならない、か
防御に徹するのも案外難しいな
「随分と余裕みたいだな」
さっきからかなりのペースでナイフを消費している
このペースでは長時間持たないだろう
つまり、相手には早めに決めなければいけない理由がある
装備がネタがわかれば対応できる一発ネタモノなのか?
なら、ゆっくり時間をかけてやるか
俺が避けるのも限界はあるが、神柱ならこの膠着状態を崩すこともできるだろう
相手が同系統の能力を持っていても関係ない
手甲と刀ではリーチが違う
少し距離をとったらその時点で神柱の価値だ
現に、神柱の相手はもう肩口を切られている
「くっ!」
「向かわせると思うか?」
自分だけが相手を引き止めていると思うなよ
今まで動かなかったのはこういう意味もあるんだからな
まあ、ここまでくれば勝ちは近いな
フラグだなんだと言われようともそれは揺るがない事実だ
後は敵の増援に警戒しておけばいい
幸い、神柱も前回とは言えずとも余力はあるようだ
一人で拮抗していたのなら二人なら大丈夫だろう
そう考えて、一歩踏み出したのが迂闊だった
踏み出した先にあったのはワイヤー
(罠か!)
捕縛系なら手を触れさせることを最優先にして
いや、これは……
ワイヤーの先についていたのはナイフだった
上からは防げない
寸前で動かした頭の横をナイフが通り過ぎていった
頭の横を通り過ぎたら、そこにあるのは当然腕だ
そのまま腕に突き刺さる
やはりこれも爆発させる効果があるのか腕を吹き飛ばした
かなり痛いが、耐えきれないわけではない
「あら?いたくないの?」
「溺れ死ぬ寸前に比べればかなり楽だ」
それよりも不味いのが戦力の低下だ
手負いの俺と消耗した神柱
これで少ししか消耗していない時風に勝てるかどうかだな
直接勝つ必要はないが時間稼ぎができるかどうかもわからないな
「さて、どうするか」
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