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東京事編
第一話 武器?
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ふう、疲れる
まあ、普通に考えたらそうだよ
体育の授業も参加しながら絶妙にバレない範囲でサボってたからなぁ
そんな人間が長距離走れるかっての
だって25kmだよ25
もうちょっと近くに研究所があったらいいのに
「あれ?そういえばこれ丸腰で研究所に突っ込むの?」
刀は一本持ってるから完全に丸腰って訳じゃないけど、限りなく丸腰に近い
正直今の状態で何かの警備システムとかに引っかかったら瞬殺される気しかしない
武器はどうすればいいんだろうか?
ちょっと城崎に聞いてみよう
そうやって僕はポケットから先月機種変更したばっかりのスマホを出す
「もしもし、城崎?」
『何だ?』
「これ、僕丸腰で研究所まで行くの?ちょっとというかかなり不安なんだけど」
これで少しくらいは武器になりそうなものを寄越してくれるといいんだけど……
「武器がないのか。それは現地で調達しろ」
現地調達って……どこで取れるんだよ
ここ日本だぞ……
「ちょっと、日本で武器が取れそうな所とか本当に分からないんだけど」
「分からない?配管だって折れば梯子になるし、交番に護身用の警棒や拳銃だってあるだろ」
やだこの子配管折ったり拳銃盗んだり犯罪的な考えばっかだわ
ところで、配管を折るような超パワーも無ければ拳銃の撃ち方も知らない一般人はどうすれば良いのでしょうか
「何も殺し合いに行けと言っている訳じゃあ無いんだ。それに多少なら利権も渡していい」
え?脅して治療をさせるんじゃ無いの?
「ちょっとちょっと、どういうこと?話し合うの?てか、どうやって話をつければいいの?」
僕ほんとに交渉とかした事無いんだけど……
「は?そんなもの自分で考えろ」
あ、切れた
ウッソだろあいつほとんど何もアドバイスせずに切りやがった
先生とかの言ってる『怒ってくれる人が居るのは幸せなんですよ』ってのはこういうことだったのかー(棒)
「…………仕方ない」
――――――――――――――――――――――
「漁ってみるもんだな~。結構良いものあるじゃん」
試しに近くの交番に入ったら誰もいない
今はちょっと世間が荒れてて忙しいのは分かるけど、せめて一人くらい置いとこうよ……
泥棒とか来たらすぐに取られるじゃん
「拳銃は使えないしこの盾は重いし、使えるのは案外少ないかな?」
盾が置いてるなんて、機動隊でも来てたのか?
「あ、これは使えそう」
警棒が落ちていた
もちろん、引き出しの中にあったが、これは【落ちていた】のだ
僕が偶然鍵を壊してしまい、偶然開いた引き出しの中に偶然警棒が落ちていたのだ
決して盗んだわけではない
「これなら振り回せそうだな」
警棒の使い方は知らないからただ棒を振り回すだけになりそうだけど
まあ、棒術も知らないから本当に振り回してるだけになるかな
「ちょっと時間食っちゃったし、急ぐか」
――――――――――――――――――――――
「はぁ……ふぅ……」
ちょっと……歩き過ぎた…
ここでちょっと休もう
幸い、もう研究所が建物に見え隠れするくらいには近づいたし
ここで右ポケットから取り出すのはさっき交番でくすねて来た2つ折りの財布
ああ、違う違うくすねたんじゃない
拾ってきたんだった
「自販機は……良かった、まだ生きてる」
これでミネラルって書いてる名前の分からない麦茶を買える
最近飲んでなかったから麦茶ロスって感じだし
せっかくだしお茶を飲みながらTweeeeterでも見とくか
「……やっぱ、変だよなぁ」
警察官が交番からいなくなるくらい混乱してるのに、ネットは普通に使えてTweeeeterも問題なし
まあ、つぶやいてる人達はちょっと精神的に大丈夫なのか不安になるけど
まあ、それはいつものことだから関係ないか
「あ、加速切ってたってけ」
危ないからもう一回抜刀し直しとくか
抜刀っと
とりあえずここから研究所の近くまでは歩いて行くか
もうここなら抜刀の何秒かしかないインターバルなんて関係ないし
ゆったり行くとしますか
――――――――――――――――――――――
さて、研究所の前に着いたけど
「思ったよりちっちゃいな」
ま、確かに細胞の研究ってスペースは要らなさそうには思うけど
これ、普通にドアから入っていいんだよね
自動ドアっぽくなってるから多分そういうことなんだろう
「お邪魔しま~
?
「開かない」
このドア開かないんだけど
……これはもう、壊すしかないよね。うん、そうだ研究所だからきっと監視カメラみたいなのがあるにも関わらず来客を迎えに来ない向こうが悪いんだ
ということで、早速ガチャガチャやってみる
まあ、開かない
当然だろう。逆に素人がガチャガチャしただけで開く自動ドアなんてセキュリティが無に等しい
「仕方ない、切るか」
この、刀油の使い方が分からなくて手入れを諦めたけど何故か錆びない刀で
えっと、これ電子ロックなのかな?
「良かった、アナログな鍵だ」
ハッキング対策とかも含んでるんだろうな
よし、作業開始だ
――――――――――――――――――――
20分かくらいギコギコしたらやっと切れた
思ったより楽だったな
もう入ろ
「お邪魔しま~す」
そして入った瞬間、けたたましいアラームの音を耳にした
「うわ~、凄い音だな。誰が不法侵入者でも入ったのかな?」
まあ、普通に考えたらそうだよ
体育の授業も参加しながら絶妙にバレない範囲でサボってたからなぁ
そんな人間が長距離走れるかっての
だって25kmだよ25
もうちょっと近くに研究所があったらいいのに
「あれ?そういえばこれ丸腰で研究所に突っ込むの?」
刀は一本持ってるから完全に丸腰って訳じゃないけど、限りなく丸腰に近い
正直今の状態で何かの警備システムとかに引っかかったら瞬殺される気しかしない
武器はどうすればいいんだろうか?
ちょっと城崎に聞いてみよう
そうやって僕はポケットから先月機種変更したばっかりのスマホを出す
「もしもし、城崎?」
『何だ?』
「これ、僕丸腰で研究所まで行くの?ちょっとというかかなり不安なんだけど」
これで少しくらいは武器になりそうなものを寄越してくれるといいんだけど……
「武器がないのか。それは現地で調達しろ」
現地調達って……どこで取れるんだよ
ここ日本だぞ……
「ちょっと、日本で武器が取れそうな所とか本当に分からないんだけど」
「分からない?配管だって折れば梯子になるし、交番に護身用の警棒や拳銃だってあるだろ」
やだこの子配管折ったり拳銃盗んだり犯罪的な考えばっかだわ
ところで、配管を折るような超パワーも無ければ拳銃の撃ち方も知らない一般人はどうすれば良いのでしょうか
「何も殺し合いに行けと言っている訳じゃあ無いんだ。それに多少なら利権も渡していい」
え?脅して治療をさせるんじゃ無いの?
「ちょっとちょっと、どういうこと?話し合うの?てか、どうやって話をつければいいの?」
僕ほんとに交渉とかした事無いんだけど……
「は?そんなもの自分で考えろ」
あ、切れた
ウッソだろあいつほとんど何もアドバイスせずに切りやがった
先生とかの言ってる『怒ってくれる人が居るのは幸せなんですよ』ってのはこういうことだったのかー(棒)
「…………仕方ない」
――――――――――――――――――――――
「漁ってみるもんだな~。結構良いものあるじゃん」
試しに近くの交番に入ったら誰もいない
今はちょっと世間が荒れてて忙しいのは分かるけど、せめて一人くらい置いとこうよ……
泥棒とか来たらすぐに取られるじゃん
「拳銃は使えないしこの盾は重いし、使えるのは案外少ないかな?」
盾が置いてるなんて、機動隊でも来てたのか?
「あ、これは使えそう」
警棒が落ちていた
もちろん、引き出しの中にあったが、これは【落ちていた】のだ
僕が偶然鍵を壊してしまい、偶然開いた引き出しの中に偶然警棒が落ちていたのだ
決して盗んだわけではない
「これなら振り回せそうだな」
警棒の使い方は知らないからただ棒を振り回すだけになりそうだけど
まあ、棒術も知らないから本当に振り回してるだけになるかな
「ちょっと時間食っちゃったし、急ぐか」
――――――――――――――――――――――
「はぁ……ふぅ……」
ちょっと……歩き過ぎた…
ここでちょっと休もう
幸い、もう研究所が建物に見え隠れするくらいには近づいたし
ここで右ポケットから取り出すのはさっき交番でくすねて来た2つ折りの財布
ああ、違う違うくすねたんじゃない
拾ってきたんだった
「自販機は……良かった、まだ生きてる」
これでミネラルって書いてる名前の分からない麦茶を買える
最近飲んでなかったから麦茶ロスって感じだし
せっかくだしお茶を飲みながらTweeeeterでも見とくか
「……やっぱ、変だよなぁ」
警察官が交番からいなくなるくらい混乱してるのに、ネットは普通に使えてTweeeeterも問題なし
まあ、つぶやいてる人達はちょっと精神的に大丈夫なのか不安になるけど
まあ、それはいつものことだから関係ないか
「あ、加速切ってたってけ」
危ないからもう一回抜刀し直しとくか
抜刀っと
とりあえずここから研究所の近くまでは歩いて行くか
もうここなら抜刀の何秒かしかないインターバルなんて関係ないし
ゆったり行くとしますか
――――――――――――――――――――――
さて、研究所の前に着いたけど
「思ったよりちっちゃいな」
ま、確かに細胞の研究ってスペースは要らなさそうには思うけど
これ、普通にドアから入っていいんだよね
自動ドアっぽくなってるから多分そういうことなんだろう
「お邪魔しま~
?
「開かない」
このドア開かないんだけど
……これはもう、壊すしかないよね。うん、そうだ研究所だからきっと監視カメラみたいなのがあるにも関わらず来客を迎えに来ない向こうが悪いんだ
ということで、早速ガチャガチャやってみる
まあ、開かない
当然だろう。逆に素人がガチャガチャしただけで開く自動ドアなんてセキュリティが無に等しい
「仕方ない、切るか」
この、刀油の使い方が分からなくて手入れを諦めたけど何故か錆びない刀で
えっと、これ電子ロックなのかな?
「良かった、アナログな鍵だ」
ハッキング対策とかも含んでるんだろうな
よし、作業開始だ
――――――――――――――――――――
20分かくらいギコギコしたらやっと切れた
思ったより楽だったな
もう入ろ
「お邪魔しま~す」
そして入った瞬間、けたたましいアラームの音を耳にした
「うわ~、凄い音だな。誰が不法侵入者でも入ったのかな?」
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