42 / 220
東京事編
第十二話 復習と貸し借り
しおりを挟む
あぁ……疲れた……
小松芳枝……もう芳枝ちゃんでいいか
あの子ちょっと強引過ぎでしょ……
結局肥料の調合まで手伝わされたし……
「断る勇気って、大切なんだね……」
押しが強い人はどっちかと言うと苦手な方だ
結局流されちゃうから
「もう今日は休んで良いかな……」
研究所の襲撃に所長の車の強襲
そしてさっきの手伝いで僕の体力はほぼ完全に尽きてしまった
あとはもう自室でお風呂に入って寝る分くらいしか残ってない
城崎にもう休むことを伝えておこう
許可を取りに行くんじゃない、伝えに行くんだ
とはいえ、流石に今日は休ませてもらえるだろうけど
――――――――――――――――――――
「ああ、そうか。疲れたのなら休んでこい」
あれ?思ってたより大分あっさりと承認されたな
もうちょっとややこしくなるかと思ってた
すると、そんな僕の心情を読み取ったのか城崎がこう続ける
「そもそもお前を今まで多少荒めに使っていたのは緊急事態だったからだ。校内が少し落ち着いたから仕事は減ると思っておいていいぞ」
荒めに使ってる自覚はあったんだ……
「ありがと。じゃあ、また明日ね」
仕事が減るってことはもうちょっと学校の人と話す機会が増えるってことなのかな?
一応関わりは増やしておいたほうが今後の仕事で楽になるかな?
……やっぱり考えるのは疲れるからもう止めとこう
今日はもう休みだ!
とっとと部屋に戻ってシャワーでも浴びて寝るぞ!!
「シャワー……あったよね……?」
前は倒れるように眠ったから寮の設備を確認できていない
まあ、寮だし多分あるでしょ
あんなにきれいな見た目でシャワーが共用となればそれはもう詐欺だ
「確か部屋は305とかだったっけ……」
お、良かった
入り口の施設内地図にちゃんとシャワー有りの部屋って書かれてる
――――――――――――――――――――
お風呂が一番だけど、やっぱりシャワーもいいな~
シャワーを浴びながら今日起こった事でも考えてみよう
まず、朝から城崎に命令されて研究所の方に向かうことになった
そして、向った先の研究所でちょっと揉めてそれの取り消しのためにちょっとだけ警備の手伝いをした
……そういえば、所長さんはもう警備員さんに連絡したのかな?
そこそこ危ない状況だったから無事だっていう連絡くらいは済ませた方がいいと思うんだけど……
そうそう、研究所で警備が終わった後、帰るときに所長に送って貰ったんだ
あとは、送ってもらう途中に銃撃されてなんとか逃げ帰って今に至る、と
帰ってからは肥料の調合とかを手伝ったんだっけ?
あれは大変だったな~
向こうが手伝わせたはずなのにちょっとでも失敗するととんでもなくキレてくるから
でもまあ、薬の調合ってそんなもんか
あれはまだ野菜用の肥料だったから多少危険でも良かったけど、あれが人間用の薬だったら調合ミスなんて殺人と一緒になる
ま、今日起こったのはそんなところかな
こうしてみると濃い一日だったなー
……よし、頭も体も洗い終わったしシーツ轢いて寝るか
「流石にもうこれ以上不味いことは起きないでしょ」
これでちゃんと逆フラグも建てれた
その後、服を着て布団に入ったが特に変なことは起こらず無事に寝つくことができた
良かった、本当に良かった
――――――――――――――――――――
「よし、連れてきたな」
俺は例の研究者:長崎千尋を連れてきた伏原に向かってそう言った
「あ、その~」
伏原が何か言いたそうにしているが、流石に研究者の相手が優先だ
「はじめまして。城崎聖と言います。一応今はこの学校を仕切らせて頂いています」
初対面な上、こちらから頼みを聞いてもらう関係のため丁寧に接しておく
「ああ、長崎千尋だ。よろしく。」
校庭の方に顔を向けながら答える
「なにか気になることでも?」
こういった【研究者の目線】と言うのはかなり重要だ
自分たちではなかなか気付くことの出来ないものを見つけることもできるかも知れない
「ああ、気分を害されたかな?……これだけ落下物の使用に慣れている人が居れば、様々な検証が楽に進むと思っただけさ」
なる程、研究者の視点ではあるがそこまで俺たちには役に立ちそうに無いな
「それでは、治験日程について細かい調整をしていきたいんですけど、よろしいですか?」
――――――――――――――――――――
これで今すぐ処理しなくてはならない問題は解決したか
あとは襲撃者が再び攻めて来ても大丈夫なように防備を固めるか
「あの~城崎く~ん」
そういえば伏原が何か言いたそうにしていたな
「何だ?」
一応聞いておくか
「今回やって来た研究者の人、実は僕の従姉弟なんだ」
何だ?だからこれ以降は優遇しろとでも言うのか
「そうは言っても、お前は今回の件に関しては何も関わっていなかっただろう」
多少交渉が楽になった可能性はあるが、評価に入れるほどの大きな差では無い
先に言っておけばそのこと前提に話せたから、その場合は違っただろうが後出しで言ってきた今回は駄目だ
「……うん!そうだね!」
何かやたらと嬉しそうに頷いた
……これはもしかすると、自分の関係者が敵を引き連れてきたことについての話だったのか?
別にその辺りは大して気にしないんだが……
「とはいえ、貸しは1つできたと思っておけ」
一応これを貸しにしておくということにしよう
小松芳枝……もう芳枝ちゃんでいいか
あの子ちょっと強引過ぎでしょ……
結局肥料の調合まで手伝わされたし……
「断る勇気って、大切なんだね……」
押しが強い人はどっちかと言うと苦手な方だ
結局流されちゃうから
「もう今日は休んで良いかな……」
研究所の襲撃に所長の車の強襲
そしてさっきの手伝いで僕の体力はほぼ完全に尽きてしまった
あとはもう自室でお風呂に入って寝る分くらいしか残ってない
城崎にもう休むことを伝えておこう
許可を取りに行くんじゃない、伝えに行くんだ
とはいえ、流石に今日は休ませてもらえるだろうけど
――――――――――――――――――――
「ああ、そうか。疲れたのなら休んでこい」
あれ?思ってたより大分あっさりと承認されたな
もうちょっとややこしくなるかと思ってた
すると、そんな僕の心情を読み取ったのか城崎がこう続ける
「そもそもお前を今まで多少荒めに使っていたのは緊急事態だったからだ。校内が少し落ち着いたから仕事は減ると思っておいていいぞ」
荒めに使ってる自覚はあったんだ……
「ありがと。じゃあ、また明日ね」
仕事が減るってことはもうちょっと学校の人と話す機会が増えるってことなのかな?
一応関わりは増やしておいたほうが今後の仕事で楽になるかな?
……やっぱり考えるのは疲れるからもう止めとこう
今日はもう休みだ!
とっとと部屋に戻ってシャワーでも浴びて寝るぞ!!
「シャワー……あったよね……?」
前は倒れるように眠ったから寮の設備を確認できていない
まあ、寮だし多分あるでしょ
あんなにきれいな見た目でシャワーが共用となればそれはもう詐欺だ
「確か部屋は305とかだったっけ……」
お、良かった
入り口の施設内地図にちゃんとシャワー有りの部屋って書かれてる
――――――――――――――――――――
お風呂が一番だけど、やっぱりシャワーもいいな~
シャワーを浴びながら今日起こった事でも考えてみよう
まず、朝から城崎に命令されて研究所の方に向かうことになった
そして、向った先の研究所でちょっと揉めてそれの取り消しのためにちょっとだけ警備の手伝いをした
……そういえば、所長さんはもう警備員さんに連絡したのかな?
そこそこ危ない状況だったから無事だっていう連絡くらいは済ませた方がいいと思うんだけど……
そうそう、研究所で警備が終わった後、帰るときに所長に送って貰ったんだ
あとは、送ってもらう途中に銃撃されてなんとか逃げ帰って今に至る、と
帰ってからは肥料の調合とかを手伝ったんだっけ?
あれは大変だったな~
向こうが手伝わせたはずなのにちょっとでも失敗するととんでもなくキレてくるから
でもまあ、薬の調合ってそんなもんか
あれはまだ野菜用の肥料だったから多少危険でも良かったけど、あれが人間用の薬だったら調合ミスなんて殺人と一緒になる
ま、今日起こったのはそんなところかな
こうしてみると濃い一日だったなー
……よし、頭も体も洗い終わったしシーツ轢いて寝るか
「流石にもうこれ以上不味いことは起きないでしょ」
これでちゃんと逆フラグも建てれた
その後、服を着て布団に入ったが特に変なことは起こらず無事に寝つくことができた
良かった、本当に良かった
――――――――――――――――――――
「よし、連れてきたな」
俺は例の研究者:長崎千尋を連れてきた伏原に向かってそう言った
「あ、その~」
伏原が何か言いたそうにしているが、流石に研究者の相手が優先だ
「はじめまして。城崎聖と言います。一応今はこの学校を仕切らせて頂いています」
初対面な上、こちらから頼みを聞いてもらう関係のため丁寧に接しておく
「ああ、長崎千尋だ。よろしく。」
校庭の方に顔を向けながら答える
「なにか気になることでも?」
こういった【研究者の目線】と言うのはかなり重要だ
自分たちではなかなか気付くことの出来ないものを見つけることもできるかも知れない
「ああ、気分を害されたかな?……これだけ落下物の使用に慣れている人が居れば、様々な検証が楽に進むと思っただけさ」
なる程、研究者の視点ではあるがそこまで俺たちには役に立ちそうに無いな
「それでは、治験日程について細かい調整をしていきたいんですけど、よろしいですか?」
――――――――――――――――――――
これで今すぐ処理しなくてはならない問題は解決したか
あとは襲撃者が再び攻めて来ても大丈夫なように防備を固めるか
「あの~城崎く~ん」
そういえば伏原が何か言いたそうにしていたな
「何だ?」
一応聞いておくか
「今回やって来た研究者の人、実は僕の従姉弟なんだ」
何だ?だからこれ以降は優遇しろとでも言うのか
「そうは言っても、お前は今回の件に関しては何も関わっていなかっただろう」
多少交渉が楽になった可能性はあるが、評価に入れるほどの大きな差では無い
先に言っておけばそのこと前提に話せたから、その場合は違っただろうが後出しで言ってきた今回は駄目だ
「……うん!そうだね!」
何かやたらと嬉しそうに頷いた
……これはもしかすると、自分の関係者が敵を引き連れてきたことについての話だったのか?
別にその辺りは大して気にしないんだが……
「とはいえ、貸しは1つできたと思っておけ」
一応これを貸しにしておくということにしよう
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる