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東京事編
第二十一話 計画
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これは……?
「何か装備の影響下に入ったか?」
この俺、城崎聖は状態異常系の装備があったときにある程度の備えはしておいた
例えば、先に体全体を支配しておいて何か身体に異常があればすぐに気づけるようにしておく、といった風にな
その結果、今起こっている異変に気付くことができた
(どういうタイプの状態異常かは流石にまだ分からないか……)
この方法ではある程度状態異常は防げるようだが、その状態異常が何なのかまでは今は分からない
この辺りは今後改善していきたいがそれよりも今は敵の把握が優先だ
移動しながら状態異常が効いている範囲を探っていこう
違和感が無くなった所がその境界線になっているはずだ
それと、須斎に出動要請を出しておくか
「……スマホが通じていないな」
電波系の妨害もかかっているのか
装備による妨害に加えてこれとは、かなりやる気が入っているようだな
予想よりも不味い状況かもしれないな
須斎には装備の常用を伝えてあるから歩き回っても見つけることは出来ないだろう
篠原を動かすか、伏原に頼むか……
伏原は駄目だな。後で面倒くさいことになる
緊急時にテストを行うのはあまり褒められた行為ではないが、今は他に適任も居ない
いや……弘岡が居たか
どこに居るんだ?あいつは
確か家に荷物を取りに行くとか言っていたが
……この状況を作った相手と遭遇でもしたのか?
こちらに向かっているといいんだが、自分一人で解決しようとしていた場合は俺の方から向かわないといけない
一応急ぐか、それとも合流できるようここで待っておくか
よし、周りの奴に番を任せて探しに行くか
そう思って、扉の前に居た奴に声をかけた
「おい」
何だ……反応が無いな
例の状態異常、効いているのは俺だけでは無かったのか?
いや……周りの奴らも俺に気付かず話を続けている
寧ろこれは俺以外の全員に状態異常がかかっている方が近いかもしれないな
問題は少しここの防御を捨ててまで相手を倒しに行くかどうかだが……
少し動いたほうがいいかもしれないな
攻め入られても守りを固めれば大丈夫ではあるが、味方とコミュニケーションが取れなければそうとも限らない
弘岡を探しに行った方がいいか
「方向的には……こっちか」
――――――――――――――――――――
不味い……
相手の動きが思ったよりも早い
いくら私のほうが内部の地図をよく分かっていて小回りが効くと言っても相手が行動に移すまでが早すぎる
あの様子を見ると、正直もう少し揉めて時間がかかると思っていた
「居たぁ!!あれ?」
相手の動きが雑いから今のところは助かっているけど、相手も少しずつ慣れてきたのか動きが鋭くなってきている
全力に達するより先に味方の所に辿る着かないと
「う~ん……結構チョロチョロして捕まえにくいな……」
少し苛立ち始めたら嬉しいけど
これは多分苛立ちと言うよりは面倒に思っているだけ
理由はどうでも良い、動きが鈍るなら歓迎だ
ただ、面倒くさがった時に『障害物』を壊しにかかられたら……
学校が壊されると色々と困る
大変ではあるけれど、ここで相手しておいたほうがいい
何故かさっきから誰も気づかないけれど、大きな音がしたら気付く人も出てくるかもしれない
(足を硬化して……)
今のところ、身体本体だけでなく触れ合っている靴や服までなら硬化出来るようになった
これを上手く使えば、スピードを出しているときに足でブレーキをかけることが出来る
普通に足を硬化しただけなら足にかかる負担が大きすぎて怪我をするかもしれないけど、足自体も硬化しておけばその影響は最小限に抑えられる
最近は打刀を持たなくても発動できるようになったのが特に大きい
敵は……あそこか
ゆっくり後ろに下がりながらギリギリまで引き付けて……
ここ!!
――――――――――――――――――――
お、あいつ急に止まったな
何かこっちを見てるから近くに来たら切る感じの作戦か?
カンケー無いからそのまま近づいて潰しちゃうか
最悪当たらなくても風圧である程度吹っ飛ばせる位にはスピードを上げてっ……と
普通だったら刀を構えてる相手に蹴り込んだら「ヤバイってこれじゃ蹴る足が切られるって!!」ってなるかもしれないけど
今のあたしの足は装備を使った影響で無茶苦茶固くなってるんだよね
そうやって油断してたのが良くなかったのかもしれない
(は?!おいおいおいおい!?)
相手の刀と触れ合ったときにあたしの靴が半分以上切られた!?
コレ切んのかよ!?
一応勢いで吹っ飛ばせたから追撃は食らってないものの……
あー……これじゃ動きにくいな……
もう靴脱いで裸足で動いた方が良いか?
相手は気絶はしてないけど元通り動けるまでに少し時間がかかりそうだ
ちょっとした準備くらいなら出来そうだな
腕力を強めて……っと
……ッシャ!ここまで来れば大抵のモンは吹っ飛ばせる
反動が怖いけど、助走してからブン殴るか
ブランクありとは言え、喧嘩でそれなりに自信のあったあたしの拳を耐え切られて苛ついてっからねぇ
全速力でカッ飛ばそう
(五ぉ、四、三、ニぃ、一ぃ!!)
自分の頭の中でカウントしながら走って行くと、相手が立ち上がるのが見える
丁度いい。向こうが全快全力に近付くほどブッ飛ばしだときの爽快感が上がるってもんよ
そのまま、あたしの拳は相手の顔面に向かって吸い込まれていった
「何か装備の影響下に入ったか?」
この俺、城崎聖は状態異常系の装備があったときにある程度の備えはしておいた
例えば、先に体全体を支配しておいて何か身体に異常があればすぐに気づけるようにしておく、といった風にな
その結果、今起こっている異変に気付くことができた
(どういうタイプの状態異常かは流石にまだ分からないか……)
この方法ではある程度状態異常は防げるようだが、その状態異常が何なのかまでは今は分からない
この辺りは今後改善していきたいがそれよりも今は敵の把握が優先だ
移動しながら状態異常が効いている範囲を探っていこう
違和感が無くなった所がその境界線になっているはずだ
それと、須斎に出動要請を出しておくか
「……スマホが通じていないな」
電波系の妨害もかかっているのか
装備による妨害に加えてこれとは、かなりやる気が入っているようだな
予想よりも不味い状況かもしれないな
須斎には装備の常用を伝えてあるから歩き回っても見つけることは出来ないだろう
篠原を動かすか、伏原に頼むか……
伏原は駄目だな。後で面倒くさいことになる
緊急時にテストを行うのはあまり褒められた行為ではないが、今は他に適任も居ない
いや……弘岡が居たか
どこに居るんだ?あいつは
確か家に荷物を取りに行くとか言っていたが
……この状況を作った相手と遭遇でもしたのか?
こちらに向かっているといいんだが、自分一人で解決しようとしていた場合は俺の方から向かわないといけない
一応急ぐか、それとも合流できるようここで待っておくか
よし、周りの奴に番を任せて探しに行くか
そう思って、扉の前に居た奴に声をかけた
「おい」
何だ……反応が無いな
例の状態異常、効いているのは俺だけでは無かったのか?
いや……周りの奴らも俺に気付かず話を続けている
寧ろこれは俺以外の全員に状態異常がかかっている方が近いかもしれないな
問題は少しここの防御を捨ててまで相手を倒しに行くかどうかだが……
少し動いたほうがいいかもしれないな
攻め入られても守りを固めれば大丈夫ではあるが、味方とコミュニケーションが取れなければそうとも限らない
弘岡を探しに行った方がいいか
「方向的には……こっちか」
――――――――――――――――――――
不味い……
相手の動きが思ったよりも早い
いくら私のほうが内部の地図をよく分かっていて小回りが効くと言っても相手が行動に移すまでが早すぎる
あの様子を見ると、正直もう少し揉めて時間がかかると思っていた
「居たぁ!!あれ?」
相手の動きが雑いから今のところは助かっているけど、相手も少しずつ慣れてきたのか動きが鋭くなってきている
全力に達するより先に味方の所に辿る着かないと
「う~ん……結構チョロチョロして捕まえにくいな……」
少し苛立ち始めたら嬉しいけど
これは多分苛立ちと言うよりは面倒に思っているだけ
理由はどうでも良い、動きが鈍るなら歓迎だ
ただ、面倒くさがった時に『障害物』を壊しにかかられたら……
学校が壊されると色々と困る
大変ではあるけれど、ここで相手しておいたほうがいい
何故かさっきから誰も気づかないけれど、大きな音がしたら気付く人も出てくるかもしれない
(足を硬化して……)
今のところ、身体本体だけでなく触れ合っている靴や服までなら硬化出来るようになった
これを上手く使えば、スピードを出しているときに足でブレーキをかけることが出来る
普通に足を硬化しただけなら足にかかる負担が大きすぎて怪我をするかもしれないけど、足自体も硬化しておけばその影響は最小限に抑えられる
最近は打刀を持たなくても発動できるようになったのが特に大きい
敵は……あそこか
ゆっくり後ろに下がりながらギリギリまで引き付けて……
ここ!!
――――――――――――――――――――
お、あいつ急に止まったな
何かこっちを見てるから近くに来たら切る感じの作戦か?
カンケー無いからそのまま近づいて潰しちゃうか
最悪当たらなくても風圧である程度吹っ飛ばせる位にはスピードを上げてっ……と
普通だったら刀を構えてる相手に蹴り込んだら「ヤバイってこれじゃ蹴る足が切られるって!!」ってなるかもしれないけど
今のあたしの足は装備を使った影響で無茶苦茶固くなってるんだよね
そうやって油断してたのが良くなかったのかもしれない
(は?!おいおいおいおい!?)
相手の刀と触れ合ったときにあたしの靴が半分以上切られた!?
コレ切んのかよ!?
一応勢いで吹っ飛ばせたから追撃は食らってないものの……
あー……これじゃ動きにくいな……
もう靴脱いで裸足で動いた方が良いか?
相手は気絶はしてないけど元通り動けるまでに少し時間がかかりそうだ
ちょっとした準備くらいなら出来そうだな
腕力を強めて……っと
……ッシャ!ここまで来れば大抵のモンは吹っ飛ばせる
反動が怖いけど、助走してからブン殴るか
ブランクありとは言え、喧嘩でそれなりに自信のあったあたしの拳を耐え切られて苛ついてっからねぇ
全速力でカッ飛ばそう
(五ぉ、四、三、ニぃ、一ぃ!!)
自分の頭の中でカウントしながら走って行くと、相手が立ち上がるのが見える
丁度いい。向こうが全快全力に近付くほどブッ飛ばしだときの爽快感が上がるってもんよ
そのまま、あたしの拳は相手の顔面に向かって吸い込まれていった
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