人類戦線

さむほーん

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怪奇編

第十八話 情報

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さて、今から捕獲作戦の準備として情報を集めるとしよう

とはいえ、普通にネットで検索しても得られる情報なんてたかが知れている

実際、それで城崎は目当ての情報に辿り着けなかった

普通の検索じゃあ意味がないと考えられる

今する必要があるのは、普通ではない検索、つまり、深層ネットダークウェブ

ただ、深層ネットに潜るためには特殊な機器が必要になる……らしい

もしかしたら、政府の機関にはそういったものが有るかもしれない

官邸に行って少し探してみるとしよう

――――――――――――――――――――

「中々見つからないな……」

まあ、そんなに簡単に接続機器が見つかってもそれらそれでセキュリティを心配しちゃうんだけどさ……

闇雲に当たるのは止めたほうが良いんだろうか?

とは言っても、心当たりなんて無いからな

まあけど、よくよく考えたらダークウェブに接続できる場所なんてそうそう無いか

有るとしたら見つかりにくいところだけど……

「地下にでも言ってみようかな?」

専用回線を引くとしたらその辺だろうし、秘匿性も高そうだ

後は、地下に回線を引いておけばクラッキングとかの侵入経路が短くなるからセキュリティ的にも良さげだ

ちょっと降りてみよう

「地下かぁ……僕、暗いところあんまり好きじゃ無いんだよな……」

ダークウェブみたいな薄暗いやみふかな所は結構好きなんだけどね……

単純に暗いと、歩きにくいし目も悪くなる

室内は好きだけど、やっぱり明るくないとダメだ

そんなことを考えていれば、暗いところに着いてしまった

何となく、一番左の部屋を開ける

「……もしかして、これじゃない?」

一発ヒットとはまた……

「まるで引き寄せられてるみたいだな」

眼の前には金庫らしきものが会った

でも、番号が分からなければどうしようもないな

う~ん……暗証番号か……

特に心当たりがないな……

よし、一旦鍵を開けるのは諦めてまずは周りを少し調べてみよう

でも、この部屋には特に何も無いみたいだ

何か変なもの(爆弾とか?)を仕掛けられるのを警戒しているんだろうか?

取り敢えず、他の部屋も見てみないと何とも言えないな

部屋から出て、隣の部屋のドアノブに触れる

開けて中を見ると、普通の部屋だった

「これは……長期戦になるかも……」

――――――――――――――――――――

さて、情報は無い

俺は自分が執務室として使っている場所で考えていた

作戦を立てるにしても、情報が入らなければ話にならない

となれば、他のから情報を集めるしか無い

思うつくものを一つ一つ上げていき、脳内に並べていくが、採取できそうなサンプルが見つからない

まあ、特に時間制限は無いんだ。ゆっくり探せばそれで良い

それに、あまり一つのことに集中しすぎるのも良くない

今やらなければいけないことはそれだけでは無いからな

「しかし、やはりどう考えても不自然だ……」

あれ以来、他の怪異についても調べてみたが、ものによる噂の量の差が大きすぎる

確かに、知名度も一定ではないから噂の広まり具合に差が出るのは当然だ

ただ、山のように記事を見かけるものといくら調べてもヒットしないものしか無いと言うのはどういうことなんだ?

流石にここまでバラけることは無いと思うんだが

……そうだ。前に俺たちが戦った相手のことを神柱は『猛スピード』と呼んでいたか

その名前で調べてみても良いかもしれない

そうして、暫く調べるが、一向に記事は見つから無い

「外れか」

他には……少し前に弘岡達を派遣し、撃破した『おおいさん』についても……

「これも無い……まさか」

そうして暫く調べて、俺はあることに気付く

その裏付けを取るために、一層力を入れて捕獲可能な怪異を探すことにした

――――――――――――――――――――

「はぁ、はぁ、はぁ……」

全然見つからないじゃん……

さっきから扉を開けては閉めて開けては閉めての繰り返し

一向に【それらしい】ものは見つからない

「それにしたつて……何でこんなに部屋が多いんだよ……」

この階、二十部屋はあるぞ……

これから全部調べなきゃいけないのかな……?

それは流石に嫌なんだけど……

次の部屋を見て、そこにも何もなかったら調べ方を変えるとしよう

「じゃあ、運命の……」

ドアを開けた

そこには……

「……金庫?」

金庫が置いてあった

(当たり……か)

良かった……

ここで当たってなかったら何も成果が無いまま帰ってしまうかもしれなかった

じゃあ、この金庫を開けてみよう

幸い、鍵のタイプはナンバーらしいから最悪総当たりで行けば何とかならないことも無い

じゃあ、作業を始めるとしよう

けど、このセキュリティは正直以外だったな……

まさか部屋の数というゴリ押しでやってくるとは……

この分なら鍵を開けた中にまた扉が有るなんてことになってたりして……

いや、流石にそれは……

無い……よね?

しっかし……0000から一つ一つ試してるけど、中々当たりに辿り着けないな……

けど、打ち漏らしが無い分これが一番確実な方法では有るからな……

根気強く続けていると、一つの番号で反応が有った

「お?これか?」

中を開けて見てみると、そこには紙が入っていた

「……暗号じゃん」

紙には、良くわからない文字が書かれていた

「解読か……面倒だな」

ま、やるしかないけどね
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