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人類戦線編
第三話 骨董品
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「ふぅ、やっと着いた」
学校の寮からそれなりに長い距離を歩いて商店街に辿り着く
一応時短のために加速状態で歩いてきたけど、結局歩く距離は変わっていないから普通に疲れるんだよな……
あれ?前にもこんなこと考えたような……
まあ、僕の考えることってレパートリーが少ないからそうなっても仕方ないか
見てみると、それなりに多くの人が商店街を練り歩いているようだ
ちなみに、この周辺は珍しく商店街が未だに残っている地域だ
多分だけど、ショッピングモールみたいな大型施設を建てることが出来るような広い土地が無かったから上手く進出できなかったからじゃ無いだろうか?
前はこんなに栄えていなかった気がするから、なにか理由が有ったのだろうか?
「……おっと、危ないじゃん」
後ろから来た車に轢かれそうになったので慌てて避ける
まあ、僕も歩道と車道の間くらいのややこしい位置にいたから百パーセント相手が悪いって訳じゃあ無いけど……
それでも
もうちょっと注意してほしいな……
当たったら怪我するのは僕なんだから……
僕が気を付ければ良いという話では有るけれど、やっぱり車の運転手に気を付けて欲しいな
「じゃあ、何を買おうか……」
特に思いつかないけど、雑貨屋とかに行こうかな?
そこで探せば何か欲しいものが見つかるんじゃないだろうか?
正直行き当たりばったりな気がするけど、なんとかなるでしょ
欲しいものが無かったら帰れば良いだけだし
そして、僕は一番近くに有った雑貨屋らしき店に入ってみた
「お邪魔しま~す……」
ドアを開けて、中にいる店主さんらしき人に話しかける
「あの……このお店にあるもので買っちゃいけない物って何か有りますかね?」
「いや、大丈夫だ。非売品は今は裏に仕舞ってある」
ゆっくりとそう答えて後ろの扉を指差した
多分、あの扉の奥に色々と置いてあるのだろう
「じゃあ、ちょっとゆっくり見させてもらいますね……」
そう言って部屋の壁に有る棚に置いてあったマグカップに手を近づける
「これは手にとっても」
「構わん」
許可が降りたので手にとって見てみる
なんというか……麻みたいな手触りだな
セラミックとか陶器ならこんな感じにはならないだろうけど、一体どんな素材を使っているんだろう?
ちょっと気になるな
「あ……あの、これって何で出来てるんですか?」
「ん?……ああ、そのマグか。それは確かな……アストラルタイト、とかいう名前の鉱物で出来ていたはずだ」
なんでも、最近見つかった新種の元素らしくてな、と言って机の下からファイルを一冊取り出してページを開く
そこには隕石からきた金属と書かれていた
「隕石からきた金属、ですか……」
結構かっこいい名前だな
僕もそんな風に良い感じの名前をつける能力が欲しいな
まあ、手に入れたところで使い道が無いんだけど
僕が何かの名前をつけるっていう状況が来るのが想像できない
そんなことを考えている
「ああ、ドイツで発見された物らしくてな。前から降ってきてる変な隕石が有るだろ?あれから検出されたらしい」
「それ……もう市場に出回ってるんですか?」
この人、なんかヤバい手段で集めたりしてないだろうな……?
「ああ、お前さんの気にしていることも分かる。だが、どうやらこの鉱物、相当な量が取れているらしくてな。好事家の間じゃあもう結構な話題になった後で、大抵のやつらは持ってると思うぞ」
成程、そんなのが有るのか
それにしても、隕石か……
もしかして、装備のことを言ってるのかな?
確かにこれは空から降ってきたから分類としては隕石に近くなるのかもしれないな
そうなると、この鉱物は装備由来ってことになるんだけど
僕の刀とは随分手触りが違うけど、本当に同じ素材なのかな?
「う~ん……これ、いくらぐらいします?」
ちょっと気になるし、値段によっては買ってもいいかな……
「二万と三千だ。ティースプーンも付けてな」
あ、ティースプーンも付いてるのか
じゃあ買おうかな
「現金で大丈夫ですか?」
「ああ。今後ともよろしく」
今後ともよろしく?
「こういう時って『毎度あり』みたいなことを言われるイメージがあったんですけど、違うんですね……」
「?それは馴染みの人に言う言葉だろ?ご新規さんに『毎度』なんか言ってもなんのことなのか分からねぇじゃねぇか」
ああ、そっか。毎度ありってそういう意味だったんだ
「じゃあ、他に買うものも無いので帰りますね」
「おう。じゃあな」
僕はそのまま店を出て通りに戻る
そして通りの裏に入り、改めてマグカップを見つめた
「……見た目は普通のマグカップなんだよな」
パッと見ただけでは何が変なのかは分からない
古物鑑定のお店とかに冷やかしで持っていって、鑑定士さんの腕を試そうかな……?
いや、お金があるとは言え、無限じゃないから止めておこう
こういう鑑定士って料金がやたらと高いからね
自分で頑張って違いを見つけてみることにしよう
そうして、僕は自分の持つ刀とそのカップを比べて違いを探してみる
(まっ……たく分からないな)
ちょっと自分でやるのは無理かもしれない
やっぱりネットで調べておくのが一番の手だな
そう思って、僕はスマホを取り出してそのマグカップを撮影することにした
学校の寮からそれなりに長い距離を歩いて商店街に辿り着く
一応時短のために加速状態で歩いてきたけど、結局歩く距離は変わっていないから普通に疲れるんだよな……
あれ?前にもこんなこと考えたような……
まあ、僕の考えることってレパートリーが少ないからそうなっても仕方ないか
見てみると、それなりに多くの人が商店街を練り歩いているようだ
ちなみに、この周辺は珍しく商店街が未だに残っている地域だ
多分だけど、ショッピングモールみたいな大型施設を建てることが出来るような広い土地が無かったから上手く進出できなかったからじゃ無いだろうか?
前はこんなに栄えていなかった気がするから、なにか理由が有ったのだろうか?
「……おっと、危ないじゃん」
後ろから来た車に轢かれそうになったので慌てて避ける
まあ、僕も歩道と車道の間くらいのややこしい位置にいたから百パーセント相手が悪いって訳じゃあ無いけど……
それでも
もうちょっと注意してほしいな……
当たったら怪我するのは僕なんだから……
僕が気を付ければ良いという話では有るけれど、やっぱり車の運転手に気を付けて欲しいな
「じゃあ、何を買おうか……」
特に思いつかないけど、雑貨屋とかに行こうかな?
そこで探せば何か欲しいものが見つかるんじゃないだろうか?
正直行き当たりばったりな気がするけど、なんとかなるでしょ
欲しいものが無かったら帰れば良いだけだし
そして、僕は一番近くに有った雑貨屋らしき店に入ってみた
「お邪魔しま~す……」
ドアを開けて、中にいる店主さんらしき人に話しかける
「あの……このお店にあるもので買っちゃいけない物って何か有りますかね?」
「いや、大丈夫だ。非売品は今は裏に仕舞ってある」
ゆっくりとそう答えて後ろの扉を指差した
多分、あの扉の奥に色々と置いてあるのだろう
「じゃあ、ちょっとゆっくり見させてもらいますね……」
そう言って部屋の壁に有る棚に置いてあったマグカップに手を近づける
「これは手にとっても」
「構わん」
許可が降りたので手にとって見てみる
なんというか……麻みたいな手触りだな
セラミックとか陶器ならこんな感じにはならないだろうけど、一体どんな素材を使っているんだろう?
ちょっと気になるな
「あ……あの、これって何で出来てるんですか?」
「ん?……ああ、そのマグか。それは確かな……アストラルタイト、とかいう名前の鉱物で出来ていたはずだ」
なんでも、最近見つかった新種の元素らしくてな、と言って机の下からファイルを一冊取り出してページを開く
そこには隕石からきた金属と書かれていた
「隕石からきた金属、ですか……」
結構かっこいい名前だな
僕もそんな風に良い感じの名前をつける能力が欲しいな
まあ、手に入れたところで使い道が無いんだけど
僕が何かの名前をつけるっていう状況が来るのが想像できない
そんなことを考えている
「ああ、ドイツで発見された物らしくてな。前から降ってきてる変な隕石が有るだろ?あれから検出されたらしい」
「それ……もう市場に出回ってるんですか?」
この人、なんかヤバい手段で集めたりしてないだろうな……?
「ああ、お前さんの気にしていることも分かる。だが、どうやらこの鉱物、相当な量が取れているらしくてな。好事家の間じゃあもう結構な話題になった後で、大抵のやつらは持ってると思うぞ」
成程、そんなのが有るのか
それにしても、隕石か……
もしかして、装備のことを言ってるのかな?
確かにこれは空から降ってきたから分類としては隕石に近くなるのかもしれないな
そうなると、この鉱物は装備由来ってことになるんだけど
僕の刀とは随分手触りが違うけど、本当に同じ素材なのかな?
「う~ん……これ、いくらぐらいします?」
ちょっと気になるし、値段によっては買ってもいいかな……
「二万と三千だ。ティースプーンも付けてな」
あ、ティースプーンも付いてるのか
じゃあ買おうかな
「現金で大丈夫ですか?」
「ああ。今後ともよろしく」
今後ともよろしく?
「こういう時って『毎度あり』みたいなことを言われるイメージがあったんですけど、違うんですね……」
「?それは馴染みの人に言う言葉だろ?ご新規さんに『毎度』なんか言ってもなんのことなのか分からねぇじゃねぇか」
ああ、そっか。毎度ありってそういう意味だったんだ
「じゃあ、他に買うものも無いので帰りますね」
「おう。じゃあな」
僕はそのまま店を出て通りに戻る
そして通りの裏に入り、改めてマグカップを見つめた
「……見た目は普通のマグカップなんだよな」
パッと見ただけでは何が変なのかは分からない
古物鑑定のお店とかに冷やかしで持っていって、鑑定士さんの腕を試そうかな……?
いや、お金があるとは言え、無限じゃないから止めておこう
こういう鑑定士って料金がやたらと高いからね
自分で頑張って違いを見つけてみることにしよう
そうして、僕は自分の持つ刀とそのカップを比べて違いを探してみる
(まっ……たく分からないな)
ちょっと自分でやるのは無理かもしれない
やっぱりネットで調べておくのが一番の手だな
そう思って、僕はスマホを取り出してそのマグカップを撮影することにした
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