人類戦線

さむほーん

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人類戦線編

第六話 ホテル

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「ここですね」

少し気になるところも有ったが、普通にホテルに辿り着くことが出来た

これで部屋に行けば眠ることができる

しかし、幸いにも行きは時差ボケせずに済みそうだけど、この分だと帰りが怖いな

日本に戻ったときは……何時間くらいズレてるんだ?

フライトの時間にエルサレムと日本の時差を足して……

いや、面倒臭いから止めておこう

時差ボケが起こりそうな感じだったらその時は耐えるしか無いし、今から考えても変わることじゃない

諦めて今やるべきことと今やりたいことをしよう

車を降りると、他の人達はもうホテルの中に入ったのか見当たらなかった

「僕達が最後なんでしょうか……?」

「ああ、どうやら他の方は別のルートから入るそうですよ。例えば、地下とか」

地下かぁ……

何でそんなところから入るんだろう?

皆で一緒にチェックインした方が良いと思うんだけどな……

なにか明確な目的が有るんだろうか……?

まあ、今は気にしなくて良いか

僕は部屋に行ってゆっくり休もう

――――――――――――――――――――――――――

「ふぅ。これで一休みできる」

僕はホテル内にある自分の部屋の中でそうため息をついた

飛行機の中ってファーストクラスに当たる所でも結構狭いからな

いや、確かに広いと言えば広いけど、ホテルの部屋や僕の寮の部屋と比べると、ね

その辺は移動用機械の限界なんだろうな

流石にホテルよりも上の設備を用意しろってのは無茶な話だ

「お風呂は……ここか」

部屋の中を探索してみると、結構すぐに見つけることが出来た

広いとは言っても所詮ホテル

探すのに困るほどの広さじゃあ無いってことか

それにしても、本当に浴槽が有ったんだな……

正直中東地域だし、あんまり期待してなかったんだけど……

イタリアが近いからその影響を受けてるのかな?

でも、ローマでも個人宅に浴槽があることなんて珍しいイメージなんだけど……

ああいうのって大抵、大衆浴場じゃない?

まあ、お風呂があるから良いんだけど……

お風呂の準備をして湧くのを待ちながら、部屋の探索を続ける

今の所、豪華な部屋だという感想以外は出てこないな……

ん?このポット……コーヒーかな?

中を降ってみると粉がポットと擦れる音がするから、コーヒーの可能性は高いけど……

一旦お湯を入れて確かめてみようかな……?

でも、入れても飲めるようになるまで結構時間が掛かるから、お風呂が湧くまでにコーヒーを飲めるようにはならないかもしれないな……

というか、実際にコーヒーを淹れることが出来たとしても、僕は苦いものが苦手だから結局コーヒを飲めないじゃん

アラビックコーヒってコーヒーの中でもかなり苦い方らしいし、僕の口には合わないだろうね

じゃあ、これはもう良いかな

他のところを見て回ろう

「まあ、お風呂が湧くまでの短い時間に見て回れるところだけでも確認しておこうか」

それで変なところが有れば今のうちに文句……じゃなくて連絡をフロントに入れておかないと

――――――――――――――――――――――――

「……ここ?」

「はい」

私は何処かの建物の地下らしき場所に連れてこられた

しかし、ここまでバレないとは、私の力も上手く作用しているようだ

ここまですり替わったことにも気付かないのは、私の力が強力なのか、はたまた彼らの仲間に対する関心が薄いのか

まあ、どちらでも構わないか

結局は私の行動の助けになっているからね

ただ、を変更できなかったから結局時間をかけるとバレそうだ

早いうちにやることをやって、後は少しだけ引っかき回したら帰るか

幸い、ここからなら家は近い

「では、弘岡さん。私はここで」

「ん。私も部屋に行く」

二人はそう言って別々の道を使うことで二度と会うことも無しに部屋へと向かった

――――――――――――――――――――――――

……朝だ

こんな風に普段寝慣れていない場所でも早く起きれるのは僕の特技の一つだったりする

朝ごはんは……ルームサービスで頼めるみたいだ

見た目的に美味しそうなものを選んでそのまま顔を洗いに行く

昨日のお風呂は結構良かったから、それもよく眠れた理由の一つかもしれない

じゃあ、朝ごはんを食べる前に今日の予定を確認しておこうか

とは言っても、行程表は飛行機を降りるときにシュレッダーにかけられたから、頭の中に入っている予定だけで考えることになるけど

まず、僕が今日向かわなくてはならない場所は三つだ

一つは国連がイスラエルに置いている……大使館?みたいなもの

明日の会談に向けての準備をするとかで、外交担当の人達がそっちに行かないと行けないんだって

だから、僕もその護衛として一緒に向かうことになる

二番目に行くところは、岩のドームの管理所……だったかな?確か

明々後日に調査員の人と一緒に向かう場所らしい

岩のドームはイスラム教の聖地で、本来は外部の人間が立ち入って良い場所では無いんだけど、結構無理を通して立ち入り許可を取ったみたいだ

その時にこちらが飲んだ条件の一つが、事前にドームに来て本人確認をすることらしい

その為にドームに向かうのが二番目にやることだ

そして三つ目は……っとルームサービスの朝食、もう来てたのか

早く取らないと冷めちゃうじゃん

僕は急いで部屋のドアを開けた
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