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人類戦線編
第五話 移動
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『当機は、間もなく着陸準備に入ります。席に座って静かにお待ち下さい』
数時間に渡って行程表を読んだけど、結局あんまり覚えられなかった……
行程表をもう返しちゃったんだけど、どうしよう
周りに合わせて行けばなんとかなる……かな?
自分が真っ先に行動する、っていうことは出来なくなるけど、周りに合わせれば僕だけが間違えることは無いはずだ
万が一間違えたときは周りの人に責任を押し付ければ良いでしょ
取り敢えず、僕に矛先が向かなければそれで良い
『間もなく、着陸いたします。ご注意下さい』
そうして、地面に飛行機が近付いていった
そういえば、飛行機に乗るのは人生で初めてかもしれないな
僕は孤児院で暮らしてたから、今までそんな機会は無かったし……
少し衝撃が伝わつて、飛行機が地面に降り立つ
そうしてしばらく待っていると、アナウンスと共に扉が開いた
「じゃあ、外に出るか」
そうして、僕は飛行機の中から空港に向けて歩いていった
――――――――――――――――――――――――
(はぁ……結構ストレス溜まるんだな……)
今日は空港についたらホテルに行くくらいしかやることが無いと思ってたから完全に油断してたけど、そういえば空港についたら荷物検査とかが有るんだった
そんな当たり前のことにも気付けなかったとか……本当にどうかして居たんじゃないだろうか?
身構えていない状態で受ける荷物検査というのは結構ストレスが掛かるものだったよ
それに、到着時刻が遅かったせいでもあるだろうけど、もう午後八時半だ
よし、今日はホテルについたらゆっくり寝よう
ご飯は飛行機の中で済ませたから後は寝るだけだ
ホテルまでは皆で移動するみたいだし、その後はゆっくり休もう
明日以降に響いたら大変だしね
(お風呂とかも付いてるのかな……?)
中東の方では文化的もしくは歴史的な理由からあんまりホテルにお風呂がないって聞いてるけど
というか、そもそもお風呂に入る文化のある地域の方が珍しいんだっけ?
日本と……後はローマの方か
その辺りしかお風呂に入るところは聞いたことが無いな
まあ、流石にシャワーはあるたろうけど、やっぱりゆっくりお風呂に入りたかったな……
まあ、その辺りは諦めよう
多分ベットは質の高いのが使えるだろうし
ゆっくり眠れたらそれで満足ということにしておこう
そうこうしているうちに皆も空港から出てきたみたいだ
「あ、そろそろ行くんですか?」
僕は一番前に聞いていた人にそう聞いた
この人は確か……外務官か何かだったと思う
細かい内容は覚えてないから分からないけど……
「はい。こちらの車だそうです」
そう言って何台か車が並んでいる方を指差す
丁寧な口調なので、こちらも不快にならない
僕もこんな風に自然に敬語とかを使えたら良いんだけど……
なんか、出来るようになれる気がしないな……
将来は人との関わりが少ない職場で働かないとね
「分かりました。こちらですね」
そう言って僕は車に乗り込む
その中には僕と外務官(仮)さん、そして現地人と見られる運転手さんが乗り込んだ
そのまま車がゆっくりと発進する
……気不味い
この人と特別話すことが無いし、そもそもこの人がどんな人なのかあんまり知らない
だから、どうも話すことが無くて車内が静かになってしまっている
「あの……お名前を聞いても構いませんかね?」
話すことに欠いてそんなことを聞いてしまった
「井川倖一です。現在は外務省で働いています」
井川倖一さんね
ちゃんと名前は覚えておこう
「その、車に乗る人の分け方とかになにか法則は有るんですか?何で僕と貴方が同じ車両に乗って居るのか、とか」
「その辺りは私も聞かされていませんが……振り分けを見る限りでは、外務官一人につき武力要因が一人付けられているように見えますね」
成程……護衛の仕事はもう始まっているのかな?
でも、守るっていう目的なら、皆を一つのバスにでも詰め込んだ方がやりやすい気もするけど……
そもそも、事前に聞かされている情報では護衛って僕と弘岡の二人だから、外務官の人数に明らかに足りていないんだけど
現地にも何人か護衛を用意していたのか、それとも自衛官の人を護衛に使ったのか……
……というか、そもそも他の人達が乗っている車は何処を走っているんだ?
車列みたいにこの車の近くを走っているのか、それとも全く別の場所を走っているのか
車列みたいなことになっているとしたら、尚更何で車を分けたのか分からなくなってくるな……
まあ、バラバラに走っているのだとしても今度はそうやって分ける理由が分からなくなるだけなんだけど
少し窓から外を覗いてるが、他の車両は見当たらず、ただ街の様子が目に入るだけだった
この感じだと、この辺りを走っているのは僕の乗っている車だけなのか……
だとしたら、尚更分からなくなってきたぞ
一体全体どんな理由で車をバラバラに走らせているんだ?
守る対象が増えたり、ホテル側の対応することも増えたりで特に良いことなんて無いと思うんだけど……
まあ、でも地図アプリを見る限りではホテルに向かっているみたいだし、構わないか
そうして、僕は気不味い雰囲気の車の中で早くホテルに着いて欲しいな、と思い続けていた
数時間に渡って行程表を読んだけど、結局あんまり覚えられなかった……
行程表をもう返しちゃったんだけど、どうしよう
周りに合わせて行けばなんとかなる……かな?
自分が真っ先に行動する、っていうことは出来なくなるけど、周りに合わせれば僕だけが間違えることは無いはずだ
万が一間違えたときは周りの人に責任を押し付ければ良いでしょ
取り敢えず、僕に矛先が向かなければそれで良い
『間もなく、着陸いたします。ご注意下さい』
そうして、地面に飛行機が近付いていった
そういえば、飛行機に乗るのは人生で初めてかもしれないな
僕は孤児院で暮らしてたから、今までそんな機会は無かったし……
少し衝撃が伝わつて、飛行機が地面に降り立つ
そうしてしばらく待っていると、アナウンスと共に扉が開いた
「じゃあ、外に出るか」
そうして、僕は飛行機の中から空港に向けて歩いていった
――――――――――――――――――――――――
(はぁ……結構ストレス溜まるんだな……)
今日は空港についたらホテルに行くくらいしかやることが無いと思ってたから完全に油断してたけど、そういえば空港についたら荷物検査とかが有るんだった
そんな当たり前のことにも気付けなかったとか……本当にどうかして居たんじゃないだろうか?
身構えていない状態で受ける荷物検査というのは結構ストレスが掛かるものだったよ
それに、到着時刻が遅かったせいでもあるだろうけど、もう午後八時半だ
よし、今日はホテルについたらゆっくり寝よう
ご飯は飛行機の中で済ませたから後は寝るだけだ
ホテルまでは皆で移動するみたいだし、その後はゆっくり休もう
明日以降に響いたら大変だしね
(お風呂とかも付いてるのかな……?)
中東の方では文化的もしくは歴史的な理由からあんまりホテルにお風呂がないって聞いてるけど
というか、そもそもお風呂に入る文化のある地域の方が珍しいんだっけ?
日本と……後はローマの方か
その辺りしかお風呂に入るところは聞いたことが無いな
まあ、流石にシャワーはあるたろうけど、やっぱりゆっくりお風呂に入りたかったな……
まあ、その辺りは諦めよう
多分ベットは質の高いのが使えるだろうし
ゆっくり眠れたらそれで満足ということにしておこう
そうこうしているうちに皆も空港から出てきたみたいだ
「あ、そろそろ行くんですか?」
僕は一番前に聞いていた人にそう聞いた
この人は確か……外務官か何かだったと思う
細かい内容は覚えてないから分からないけど……
「はい。こちらの車だそうです」
そう言って何台か車が並んでいる方を指差す
丁寧な口調なので、こちらも不快にならない
僕もこんな風に自然に敬語とかを使えたら良いんだけど……
なんか、出来るようになれる気がしないな……
将来は人との関わりが少ない職場で働かないとね
「分かりました。こちらですね」
そう言って僕は車に乗り込む
その中には僕と外務官(仮)さん、そして現地人と見られる運転手さんが乗り込んだ
そのまま車がゆっくりと発進する
……気不味い
この人と特別話すことが無いし、そもそもこの人がどんな人なのかあんまり知らない
だから、どうも話すことが無くて車内が静かになってしまっている
「あの……お名前を聞いても構いませんかね?」
話すことに欠いてそんなことを聞いてしまった
「井川倖一です。現在は外務省で働いています」
井川倖一さんね
ちゃんと名前は覚えておこう
「その、車に乗る人の分け方とかになにか法則は有るんですか?何で僕と貴方が同じ車両に乗って居るのか、とか」
「その辺りは私も聞かされていませんが……振り分けを見る限りでは、外務官一人につき武力要因が一人付けられているように見えますね」
成程……護衛の仕事はもう始まっているのかな?
でも、守るっていう目的なら、皆を一つのバスにでも詰め込んだ方がやりやすい気もするけど……
そもそも、事前に聞かされている情報では護衛って僕と弘岡の二人だから、外務官の人数に明らかに足りていないんだけど
現地にも何人か護衛を用意していたのか、それとも自衛官の人を護衛に使ったのか……
……というか、そもそも他の人達が乗っている車は何処を走っているんだ?
車列みたいにこの車の近くを走っているのか、それとも全く別の場所を走っているのか
車列みたいなことになっているとしたら、尚更何で車を分けたのか分からなくなってくるな……
まあ、バラバラに走っているのだとしても今度はそうやって分ける理由が分からなくなるだけなんだけど
少し窓から外を覗いてるが、他の車両は見当たらず、ただ街の様子が目に入るだけだった
この感じだと、この辺りを走っているのは僕の乗っている車だけなのか……
だとしたら、尚更分からなくなってきたぞ
一体全体どんな理由で車をバラバラに走らせているんだ?
守る対象が増えたり、ホテル側の対応することも増えたりで特に良いことなんて無いと思うんだけど……
まあ、でも地図アプリを見る限りではホテルに向かっているみたいだし、構わないか
そうして、僕は気不味い雰囲気の車の中で早くホテルに着いて欲しいな、と思い続けていた
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