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「いいですか?ツンデレというのはツンツンデレデレなのです!」
おい!
何を言っているんだ?
何一つ通じないんだが?
ほら見ろ!
皆呆気に取られているぞ!?
この空気僕はどうしたらいいんだよ!
何胸張ってんだよ!?
「シア、何一つ分からない。ちゃんと説明しようね?」
あぁ、僕は優しいからもう一度チャンスをあげるよ?
今度こそちゃんと説明しろよ?
「もう、何故分からないのですか?いいですか?マリアーナ様はこうトゲトゲしい言い方されてますが、中はただ照れているだけなんですよ。もうデレデレに好きなんですよ~!アレク様の事が大好きなんです!」
「えっ!?なっ!?」
おい!
シアのせいでスペードル公爵令嬢が…真っ赤になって固まってしまったじゃないか!
人の心を勝手に伝えるな!
「マリアーナ様は野犬から助けてくれたアレク様のことをずーーーっと好きだったんですよ?知らなかったんですか?」
あぁ~。
もう嫌だ。
なんなんだこの妹は。
ツンツンだろうがデレデレだろうがそこまで言わなくてもいいだろうが!!
僕はとりあえずシアに一発ゲンコツをくらわせて黙られた。
痛いだのなんだの言っているが、お前がしたことに対してこの程度で抑えてやっているんだから感謝しろ!!
「本当にすまない。スペードル公爵令嬢、こんな形で君の思いを伝えることになってしまい…。」
僕が頭を下げると彼女は首を横に振った。
「いいえ、アドリウス王子殿下が悪いわけではありません。私がちゃんと思いを伝えていなかったのが悪いのです。アレク様、私を野犬から救ってくださった時からずっと憧れておりました。ただ…私は素直に言葉にできなくて…すみません。こんな私で良ければよろしくお願いします。」
アレクはというと…こっちも赤くなって固まってるや…。
アレクはこういうの直接言われないと気づかないもんね。
でもこの場じゃなくてよかったよね?
絶対2人っきりでしたかったよね?
僕は仕方がなく揺さぶってアレクを現実に引き戻した。
気を取り戻したアレクは真っ赤な顔で、
「こちらこそよろしくお願いします。」
と小声で答えていた。
この場はなんとか落ち着いたが…シア?
君はしてはいけないことをしたってことを後でじっくり教えてあげよう。
君も一応乙女心持っているんじゃないのかい?
君は本当に何がしたいんだよ…。
頭を擦りながらシアは、
「これでよかったですわ!婚約者同士が拗れることなくなりそうですわ!そうそう、実はルイス様は古文が苦手だとか、アレク様は泳ぐのが苦手とかまだまだ情報ありますからいつでも教えますよ!あ、お兄様は「「「もういい黙って!」」」」
あぁこの妹捨てていいかな…。
一応王女なんだけど…これもう本当に嫌だ。
いや、弱点を知りすぎているから消すか…。
「…お兄様?消すのは法的にアウトです。」
あれ?
君は僕の心が読めたのかい?
それならもっと早くに黙っていたらよかったのに…。
この件に関しては母上に苦情をいれて注意してもらうことにしよう。
本当に疲れた。
おい!
何を言っているんだ?
何一つ通じないんだが?
ほら見ろ!
皆呆気に取られているぞ!?
この空気僕はどうしたらいいんだよ!
何胸張ってんだよ!?
「シア、何一つ分からない。ちゃんと説明しようね?」
あぁ、僕は優しいからもう一度チャンスをあげるよ?
今度こそちゃんと説明しろよ?
「もう、何故分からないのですか?いいですか?マリアーナ様はこうトゲトゲしい言い方されてますが、中はただ照れているだけなんですよ。もうデレデレに好きなんですよ~!アレク様の事が大好きなんです!」
「えっ!?なっ!?」
おい!
シアのせいでスペードル公爵令嬢が…真っ赤になって固まってしまったじゃないか!
人の心を勝手に伝えるな!
「マリアーナ様は野犬から助けてくれたアレク様のことをずーーーっと好きだったんですよ?知らなかったんですか?」
あぁ~。
もう嫌だ。
なんなんだこの妹は。
ツンツンだろうがデレデレだろうがそこまで言わなくてもいいだろうが!!
僕はとりあえずシアに一発ゲンコツをくらわせて黙られた。
痛いだのなんだの言っているが、お前がしたことに対してこの程度で抑えてやっているんだから感謝しろ!!
「本当にすまない。スペードル公爵令嬢、こんな形で君の思いを伝えることになってしまい…。」
僕が頭を下げると彼女は首を横に振った。
「いいえ、アドリウス王子殿下が悪いわけではありません。私がちゃんと思いを伝えていなかったのが悪いのです。アレク様、私を野犬から救ってくださった時からずっと憧れておりました。ただ…私は素直に言葉にできなくて…すみません。こんな私で良ければよろしくお願いします。」
アレクはというと…こっちも赤くなって固まってるや…。
アレクはこういうの直接言われないと気づかないもんね。
でもこの場じゃなくてよかったよね?
絶対2人っきりでしたかったよね?
僕は仕方がなく揺さぶってアレクを現実に引き戻した。
気を取り戻したアレクは真っ赤な顔で、
「こちらこそよろしくお願いします。」
と小声で答えていた。
この場はなんとか落ち着いたが…シア?
君はしてはいけないことをしたってことを後でじっくり教えてあげよう。
君も一応乙女心持っているんじゃないのかい?
君は本当に何がしたいんだよ…。
頭を擦りながらシアは、
「これでよかったですわ!婚約者同士が拗れることなくなりそうですわ!そうそう、実はルイス様は古文が苦手だとか、アレク様は泳ぐのが苦手とかまだまだ情報ありますからいつでも教えますよ!あ、お兄様は「「「もういい黙って!」」」」
あぁこの妹捨てていいかな…。
一応王女なんだけど…これもう本当に嫌だ。
いや、弱点を知りすぎているから消すか…。
「…お兄様?消すのは法的にアウトです。」
あれ?
君は僕の心が読めたのかい?
それならもっと早くに黙っていたらよかったのに…。
この件に関しては母上に苦情をいれて注意してもらうことにしよう。
本当に疲れた。
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