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「あのハニー・ユースド男爵令嬢は制服を元に戻すまで寮の部屋から出られなくなったみたいだよ?」
ルイスがユースド男爵令嬢のその後について教えてくれた。
そりゃああの魔改造の制服はダメだよね。
歩く凶器(特に目に)だったもんね?
それに通行の邪魔になりそうだったし…他の生徒に被害が出る前でよかったよ。
制服はある程度なら装飾を増やしてもいいとなっているけれどあれは装飾過多だ。
あの制服でシアが言っていたようなイベントをこなすつもりだったのかな?
もう自殺願望があるとしか思えないんだけど?
さて、暫くはユースド男爵令嬢が出てこないみたいだし今はシシリアとの時間を過ごそう。
あのヒロインにどうせ今後も邪魔されるんだろうからね?
この日僕はシシリアと学園内のカフェでゆっくりと2人きりで話をしようとしてた…。
そうしていたんだ!
途中までは!!
アレクとスペードル公爵令嬢が来るまでは!!
「お!アドのカフェでお茶しているのか!?俺たちも混ぜてくれ!」
いや、何故だい?
君も婚約者と一緒なのだから婚約者と2人きりで話したらいいじゃないか?
僕が許可する前に彼は堂々と僕の隣に座りスペードル公爵令嬢にシシリアの隣に座るように促した。
アレクもう少し僕の事を敬おうか?
「そういえばあのAクラスに来て騒いだご令嬢、制服を直すまで授業を受けられないそうですね?」
「そうみたいですね。でも制服を直すってあの装飾品を取るってことですよね?あの制服では動きにくいでしょうし良かったのではないでしようか?」
「そうですね。それにしてもあの方ヒロインとか言ってましたが、どこかの劇団に所属されているのかしら?」
そこに居た皆が紅茶を吹きそうになった。
分かるよ。
聞き耳を君達立てていたんだね?
まさかだよね…僕もだよ。
天然ってこういう事だったんだね…。
「スペードル公爵令嬢、彼女は劇団に所属していないよ?彼女のあれはヒロイン症候群という名の病気らしい。」
「まぁ!それは大変!治るんですか?シシリア様薬はあるのでしょうか?」
シシリアが困惑しているね。
そうだね、薬なんてないもんね…。
任せて僕が説明するから。
「スペードル公爵令嬢、その病は薬では治らないんだよ。本人の気持ち次第で治るんだけど、あれはある意味不治の病だからね…。」
そう心を入れ替えたら治るんだよ。
薬なんてないんだよ。
僕の発言を聞いたスペードル公爵令嬢は顔を青くして、
「そ、そんな…不治の病なのですか!?それは命に関わるのでは!?」
「いえ、命に関わる病ではありません。彼女の行動次第で命に関わる事があるかも知れませんが…。」
そう不敬罪とかね?
もう僕は消しちゃってもいいって思っているからもしそうなった時は止めないもんね。
命に関わる病ではないと聞きスペードル公爵令嬢はホッとしているみたいだけど…その後の言葉聞いていたかな?
まぁ、聞いてなくてもいいけどね?
この日を境にアレクとスペードル公爵令嬢を見守る他の生徒の視線が優しくなった。
そしてスペードル公爵令嬢が何か発言する時は皆急いで口の中の物を飲み込むようになった。
まぁ、彼女の発言を聞くとそうなるよね。
僕もアレクとスペードル公爵令嬢を暖かく見守ることにしたのだった。
ルイスがユースド男爵令嬢のその後について教えてくれた。
そりゃああの魔改造の制服はダメだよね。
歩く凶器(特に目に)だったもんね?
それに通行の邪魔になりそうだったし…他の生徒に被害が出る前でよかったよ。
制服はある程度なら装飾を増やしてもいいとなっているけれどあれは装飾過多だ。
あの制服でシアが言っていたようなイベントをこなすつもりだったのかな?
もう自殺願望があるとしか思えないんだけど?
さて、暫くはユースド男爵令嬢が出てこないみたいだし今はシシリアとの時間を過ごそう。
あのヒロインにどうせ今後も邪魔されるんだろうからね?
この日僕はシシリアと学園内のカフェでゆっくりと2人きりで話をしようとしてた…。
そうしていたんだ!
途中までは!!
アレクとスペードル公爵令嬢が来るまでは!!
「お!アドのカフェでお茶しているのか!?俺たちも混ぜてくれ!」
いや、何故だい?
君も婚約者と一緒なのだから婚約者と2人きりで話したらいいじゃないか?
僕が許可する前に彼は堂々と僕の隣に座りスペードル公爵令嬢にシシリアの隣に座るように促した。
アレクもう少し僕の事を敬おうか?
「そういえばあのAクラスに来て騒いだご令嬢、制服を直すまで授業を受けられないそうですね?」
「そうみたいですね。でも制服を直すってあの装飾品を取るってことですよね?あの制服では動きにくいでしょうし良かったのではないでしようか?」
「そうですね。それにしてもあの方ヒロインとか言ってましたが、どこかの劇団に所属されているのかしら?」
そこに居た皆が紅茶を吹きそうになった。
分かるよ。
聞き耳を君達立てていたんだね?
まさかだよね…僕もだよ。
天然ってこういう事だったんだね…。
「スペードル公爵令嬢、彼女は劇団に所属していないよ?彼女のあれはヒロイン症候群という名の病気らしい。」
「まぁ!それは大変!治るんですか?シシリア様薬はあるのでしょうか?」
シシリアが困惑しているね。
そうだね、薬なんてないもんね…。
任せて僕が説明するから。
「スペードル公爵令嬢、その病は薬では治らないんだよ。本人の気持ち次第で治るんだけど、あれはある意味不治の病だからね…。」
そう心を入れ替えたら治るんだよ。
薬なんてないんだよ。
僕の発言を聞いたスペードル公爵令嬢は顔を青くして、
「そ、そんな…不治の病なのですか!?それは命に関わるのでは!?」
「いえ、命に関わる病ではありません。彼女の行動次第で命に関わる事があるかも知れませんが…。」
そう不敬罪とかね?
もう僕は消しちゃってもいいって思っているからもしそうなった時は止めないもんね。
命に関わる病ではないと聞きスペードル公爵令嬢はホッとしているみたいだけど…その後の言葉聞いていたかな?
まぁ、聞いてなくてもいいけどね?
この日を境にアレクとスペードル公爵令嬢を見守る他の生徒の視線が優しくなった。
そしてスペードル公爵令嬢が何か発言する時は皆急いで口の中の物を飲み込むようになった。
まぁ、彼女の発言を聞くとそうなるよね。
僕もアレクとスペードル公爵令嬢を暖かく見守ることにしたのだった。
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