妹曰く、僕の婚約者は悪役令嬢らしいです

水江 蓮

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ユースド男爵令嬢が登校できるようになるのに1週間後もかかった。
どうやら少し外してはこれでいいだろうと言い張り、その都度教師陣からダメ出しを食らっていたようだ。
そんなに粘らなくてもさっさと諦めたら良かったのにね?

ユースド男爵令嬢が通うようになるまでに他の生徒は普通に授業を受けている訳で席や友達もある程度決まった状態からのスタートになったのだが、それに関しては彼女が悪いのでどうしようもない。
そもそも僕達とクラス違うしね?

本来ならこの1週間の間にイベントが起きるはずだったのだが、彼女不在のため不発に終わっている。
もう彼女永遠に寮に閉じ込めてたらダメかな?
それが1番被害すくないんだけど?

「アド様!!今日も私虐められました!」

ほらね?
今日も元気に僕の所にやってきたよ…。
何故僕なの?

「今度はなんですか?」

お、さすがは学級委員長。
僕の代わりに相手してくれて助かるよ。
僕は関わるなってシアに言われているからね…。

「また貴方なの!?私はアド様に用事があるんです!貴方は下がってください!アド様~この人にも虐められる~!」

知らないよ!
それに虐められてないからね?
君注意されているだけだよ?

「私に関係があるから聞いているんです。私はこのクラスの学級委員長です。このクラスの問題は私が解決しなければならないのです!」

…いや委員長君も凄い濃い性格していたんだね…。
あそこには絶対に近ずかないようにしよう。

「はぁ~?意味わかんない!貴方は将来アド様の下で働くんでしょ?それなら私の下で働くってことになるのよ?わかってる?」

いやいや!
君の下で働くことはないよ?
僕は絶対拒否するよ?
シシリア!!
そんな不安げな顔しないで!
僕は君一筋だから!!

「はぁ…また貴女ですか。ユースド男爵令嬢。また謹慎処分になりたいのですか?」

丁度いい所に学年主任が通り掛かりユースド男爵令嬢を回収して行ってくれた。
ユースド男爵令嬢は『虐められている』『私がヒロイン』などと言っていたが学年主任は、『職員室でゆっくり聞いてやる』といい彼女の首根っこを掴み職員室へと持ち帰っていった。

いやぁ…本当に凄いよヒロイン…。

僕は学級委員長に礼をいい、今後のことについて話し合った。
今後も僕は彼女を相手することはないので今のように対処して貰えると助かると伝えると彼は張り切って了承してくれた。

いや…そこまで張り切らなくてもいいんだよ?

それにしても一体いつになったら僕はシシリアと二人平穏な学園生活を送れるようになるんだろうね…。
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