35 / 67
数年後7
しおりを挟む
「で、貴方達はどちら様なのかしら?」
私が問いかけると、男性の生霊3人が名乗りはじめました。
と言っても、1人が代表して紹介して下さったんですけどね?
『私はガルドーと言います。宰相様のご嫡男であられるビント様を支えておりました。しかし、何故か少しずつ目眩などを覚えるようになり…いつの間にかこの様な姿になっておりました。こちらの2人は、ロンとレオンと言います。彼等は騎士団長様のご嫡男に仕えておりました。この姿になってから話すようになったのですが、同じような症状に襲われていたとのことです。』
「その症状について何か見当はついているの?」
私が尋ねると、彼らは頷きました。
「我々が体調不良になるのは必ずサイード王子とナツナ様そして我らの主人のお茶会の後でした。あのお茶会に何か原因があったのだと思いますが…すみません。断言はできません。」
なるほど…。
しかし、3人が同じようにお茶会の後に体調を崩していたのなら…原因はそこにあると考えてもいいでしょう…。
しかしこの3人、他のご令嬢と少し違うのです。
どう違うかと言われたら言いにくいのですが…。
この時間帯だけ生霊になっているように感じるのです。
「もしかして、貴方達はお昼間は普通に動けているのではなくて?今日はたまたまお茶会があり体調を崩した。そうでしょう?」
彼らはハッとした顔をしましたが、こちらは一応プロ?です。
違いは分かります。
きっと彼らは明日の朝になれば多少体に不調は残っていたとしても動けるはずなのです。
『そこまで分かるものなのですね。そうです。我々がこの姿になるのはお茶会の後の夜だけ。しかし、この状態がいつまで持つかは分かりません…。これ以上被害が出る前に何とかしたいのです…。』
きっとこれは毒薬を飲んだわけではなく、嗅いだ程度だからなのではないかと考えられます。
今はまだ体力もあり生きていられますが…今後もずっと続くと…生死も危ぶまれます…。
彼らの命の為にも止めなければなりませんね。
飲んでも効いて、匂いでも効く…。
少しずつ絞れてきた気がしますね。
あの事件…つまり10年前に騎士団長も宰相も変わったはずなのに…。
やはりこの国の根が腐っているから…。
もう根を断ち切ってしまうしかありませんね。
サイード王子は廃嫡にしてもマーシャル第2王子がおられますし、王家は存続できます。
ここまで問題起こしてきている王家を残すのもどうかと思いますが…。
王家の事まで私の知ったことではありません。
今はピンク頭を倒し、ここにおられる方達を助けることが優先です。
ピンク頭を倒すためにもまずは毒物の特定は必須です。
その他にも諸々聞きたいことを聞き確認したあとは各自家に戻ってもらいました。
一応、霊体であれ体に戻っているときであれ連絡が取れるように手筈だけは整えましたよ?
時計を見るともう夜中の2時です。
明日も活動したいので、そろそろ寝ることにしましょう。
少し仮眠はしましたが、魔力を完璧に使いこなすためには睡眠も大切になってくるのです。
もう日をまたいだので、後97日…。
覚悟して待っていてくださいませ。
私が問いかけると、男性の生霊3人が名乗りはじめました。
と言っても、1人が代表して紹介して下さったんですけどね?
『私はガルドーと言います。宰相様のご嫡男であられるビント様を支えておりました。しかし、何故か少しずつ目眩などを覚えるようになり…いつの間にかこの様な姿になっておりました。こちらの2人は、ロンとレオンと言います。彼等は騎士団長様のご嫡男に仕えておりました。この姿になってから話すようになったのですが、同じような症状に襲われていたとのことです。』
「その症状について何か見当はついているの?」
私が尋ねると、彼らは頷きました。
「我々が体調不良になるのは必ずサイード王子とナツナ様そして我らの主人のお茶会の後でした。あのお茶会に何か原因があったのだと思いますが…すみません。断言はできません。」
なるほど…。
しかし、3人が同じようにお茶会の後に体調を崩していたのなら…原因はそこにあると考えてもいいでしょう…。
しかしこの3人、他のご令嬢と少し違うのです。
どう違うかと言われたら言いにくいのですが…。
この時間帯だけ生霊になっているように感じるのです。
「もしかして、貴方達はお昼間は普通に動けているのではなくて?今日はたまたまお茶会があり体調を崩した。そうでしょう?」
彼らはハッとした顔をしましたが、こちらは一応プロ?です。
違いは分かります。
きっと彼らは明日の朝になれば多少体に不調は残っていたとしても動けるはずなのです。
『そこまで分かるものなのですね。そうです。我々がこの姿になるのはお茶会の後の夜だけ。しかし、この状態がいつまで持つかは分かりません…。これ以上被害が出る前に何とかしたいのです…。』
きっとこれは毒薬を飲んだわけではなく、嗅いだ程度だからなのではないかと考えられます。
今はまだ体力もあり生きていられますが…今後もずっと続くと…生死も危ぶまれます…。
彼らの命の為にも止めなければなりませんね。
飲んでも効いて、匂いでも効く…。
少しずつ絞れてきた気がしますね。
あの事件…つまり10年前に騎士団長も宰相も変わったはずなのに…。
やはりこの国の根が腐っているから…。
もう根を断ち切ってしまうしかありませんね。
サイード王子は廃嫡にしてもマーシャル第2王子がおられますし、王家は存続できます。
ここまで問題起こしてきている王家を残すのもどうかと思いますが…。
王家の事まで私の知ったことではありません。
今はピンク頭を倒し、ここにおられる方達を助けることが優先です。
ピンク頭を倒すためにもまずは毒物の特定は必須です。
その他にも諸々聞きたいことを聞き確認したあとは各自家に戻ってもらいました。
一応、霊体であれ体に戻っているときであれ連絡が取れるように手筈だけは整えましたよ?
時計を見るともう夜中の2時です。
明日も活動したいので、そろそろ寝ることにしましょう。
少し仮眠はしましたが、魔力を完璧に使いこなすためには睡眠も大切になってくるのです。
もう日をまたいだので、後97日…。
覚悟して待っていてくださいませ。
39
あなたにおすすめの小説
善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
透明な貴方
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
政略結婚の両親は、私が生まれてから離縁した。
私の名は、マーシャ・フャルム・ククルス。
ククルス公爵家の一人娘。
父ククルス公爵は仕事人間で、殆ど家には帰って来ない。母は既に年下の伯爵と再婚し、伯爵夫人として暮らしているらしい。
複雑な環境で育つマーシャの家庭には、秘密があった。
(カクヨムさん、小説家になろうさんにも載せています)
てめぇの所為だよ
章槻雅希
ファンタジー
王太子ウルリコは政略によって結ばれた婚約が気に食わなかった。それを隠そうともせずに臨んだ婚約者エウフェミアとの茶会で彼は自分ばかりが貧乏くじを引いたと彼女を責める。しかし、見事に返り討ちに遭うのだった。
『小説家になろう』様・『アルファポリス』様の重複投稿、自サイトにも掲載。
聖女を怒らせたら・・・
朝山みどり
ファンタジー
ある国が聖樹を浄化して貰うために聖女を召喚した。仕事を終わらせれば帰れるならと聖女は浄化の旅に出た。浄化の旅は辛く、聖樹の浄化も大変だったが聖女は頑張った。聖女のそばでは王子も励ました。やがて二人はお互いに心惹かれるようになったが・・・
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
真実の愛のおつりたち
毒島醜女
ファンタジー
ある公国。
不幸な身の上の平民女に恋をした公子は彼女を虐げた公爵令嬢を婚約破棄する。
その騒動は大きな波を起こし、大勢の人間を巻き込んでいった。
真実の愛に踊らされるのは当人だけではない。
そんな群像劇。
【完結済】悪役令嬢の妹様
紫
ファンタジー
星守 真珠深(ほしもり ますみ)は社畜お局様街道をひた走る日本人女性。
そんな彼女が現在嵌っているのが『マジカルナイト・ミラクルドリーム』というベタな乙女ゲームに悪役令嬢として登場するアイシア・フォン・ラステリノーア公爵令嬢。
ぶっちゃけて言うと、ヒロイン、攻略対象共にどちらかと言えば嫌悪感しかない。しかし、何とかアイシアの断罪回避ルートはないものかと、探しに探してとうとう全ルート開き終えたのだが、全ては無駄な努力に終わってしまった。
やり場のない気持ちを抱え、気分転換にコンビニに行こうとしたら、気づけば悪楽令嬢アイシアの妹として転生していた。
―――アイシアお姉様は私が守る!
最推し悪役令嬢、アイシアお姉様の断罪回避転生ライフを今ここに開始する!
※長編版をご希望下さり、本当にありがとうございます<(_ _)>
既に書き終えた物な為、激しく拙いですが特に手直し他はしていません。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる