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アロレッタ元侯爵子息とアローナさんは貴族への不敬罪に問われ、北の鉱山で10年間働くという処罰が決まったそうだ。
その10年で反省していたら保釈、反省していなかったら刑期が伸びるらしい。
10年もあったらきっと彼らも反省するだろう…いやするかな?しない気がしてきた。
そして私とアランはというと無事に婚約をし、来年結婚式を挙げる事が決まった。
私は侯爵家の次女、アランは侯爵家の次男。
2人とも継ぐ爵位はなかったが、この度アランの研究が認められ子爵の位を賜った。
つまりアランと結婚すると私は子爵夫人だ。
2人とも別に貴族でいたかった訳ではなかったが、貰えるなら貰っておいても損はないだろうとアランが言ったので私はそれに頷いた。
爵位を貰うのはアランだしね?
それにしても、何故アローナさんはアランと結婚できると信じていたのだろうか?
恋人となったのだからアロレッタ元侯爵子息と結婚しておけば良かったのに…。
何が世界の理だったのか?
その事に関して疑問に思い、アランに問いかけるとアランから衝撃の話を聞いた。
アラン曰く、この世界は小説の世界らしい。
アランには前世の記憶があり、その前世で妹が読んでいた小説がこの世界とよく似ているとの事だった。
その小説では、私は研究に躓きお金に困っていたらしい。
そんな私にアロレッタ侯爵子息が援助を申し出て私とアロレッタ侯爵子息は契約結婚をする。
初めは愛のない契約結婚だったが、夫が他の女性に向ける愛に対し苛立ちを覚え私が暴走する。
もちろんその矛先は夫が唯一と言って愛を囁いていたアローナに向くことになる。
私はアローナに対しこれでもかという程のイジメを繰り返すらしい。
それでも負けずに耐え忍ぶアローナを道端で見つけアランが助け2人は恋に落ちる…そんな話だったらしい。
確かにその小説通りだとしたら私は契約結婚を受け入れていたかもしれない。
しかし現在は研究で特にトラブルはないし、金銭面も困っていない。
つまり最初からこの物語は破綻していた訳だ。
「アラン、知っていたなら教えてくれたら良かったのに!あとアローナさんに惹かれたりしなかったの?」
私がアランに問うとアランは苦々しい顔で答えた。
「俺が何かして話が拗れたら嫌だったんだよ。せっかくエリーゼといい感じになってきていたのに、それがゼロになるのが嫌だったんだ。まぁ、つまりはただ臆病だったって話だ。アローナについては全く惹かれなかったな。逆にどこをどう好きになれって言うんだ?」
アランの問いに私は確かにとしか言えなかった。
アランに前世の記憶があろうがなかろうが、私が好きになったのは今のアランだ。
そしてそのアランは私を愛してくれている。
それならばそれで十分だ。
「アラン!その物語では私たちは結ばれることがなかったけど、今を生きている私たちは結ばれて幸せになっていいんだよね?」
「勿論!文句があるやつが出てきたら俺が倒してやる!」
「喧嘩はやめよう?穏便に済まそうね?」
「あぁ、幸せにならなければならないからな!」
そう言って2人は笑いあった。
物語には描かれていなかった2人の未来は光り輝いていたのだった。
Fin
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
これにてこの物語は終演です。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
イイネに凄く支えられました。
また他の作品で皆様と会えますように!
本当にありがとうございましたm(*_ _)m
その10年で反省していたら保釈、反省していなかったら刑期が伸びるらしい。
10年もあったらきっと彼らも反省するだろう…いやするかな?しない気がしてきた。
そして私とアランはというと無事に婚約をし、来年結婚式を挙げる事が決まった。
私は侯爵家の次女、アランは侯爵家の次男。
2人とも継ぐ爵位はなかったが、この度アランの研究が認められ子爵の位を賜った。
つまりアランと結婚すると私は子爵夫人だ。
2人とも別に貴族でいたかった訳ではなかったが、貰えるなら貰っておいても損はないだろうとアランが言ったので私はそれに頷いた。
爵位を貰うのはアランだしね?
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恋人となったのだからアロレッタ元侯爵子息と結婚しておけば良かったのに…。
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アランには前世の記憶があり、その前世で妹が読んでいた小説がこの世界とよく似ているとの事だった。
その小説では、私は研究に躓きお金に困っていたらしい。
そんな私にアロレッタ侯爵子息が援助を申し出て私とアロレッタ侯爵子息は契約結婚をする。
初めは愛のない契約結婚だったが、夫が他の女性に向ける愛に対し苛立ちを覚え私が暴走する。
もちろんその矛先は夫が唯一と言って愛を囁いていたアローナに向くことになる。
私はアローナに対しこれでもかという程のイジメを繰り返すらしい。
それでも負けずに耐え忍ぶアローナを道端で見つけアランが助け2人は恋に落ちる…そんな話だったらしい。
確かにその小説通りだとしたら私は契約結婚を受け入れていたかもしれない。
しかし現在は研究で特にトラブルはないし、金銭面も困っていない。
つまり最初からこの物語は破綻していた訳だ。
「アラン、知っていたなら教えてくれたら良かったのに!あとアローナさんに惹かれたりしなかったの?」
私がアランに問うとアランは苦々しい顔で答えた。
「俺が何かして話が拗れたら嫌だったんだよ。せっかくエリーゼといい感じになってきていたのに、それがゼロになるのが嫌だったんだ。まぁ、つまりはただ臆病だったって話だ。アローナについては全く惹かれなかったな。逆にどこをどう好きになれって言うんだ?」
アランの問いに私は確かにとしか言えなかった。
アランに前世の記憶があろうがなかろうが、私が好きになったのは今のアランだ。
そしてそのアランは私を愛してくれている。
それならばそれで十分だ。
「アラン!その物語では私たちは結ばれることがなかったけど、今を生きている私たちは結ばれて幸せになっていいんだよね?」
「勿論!文句があるやつが出てきたら俺が倒してやる!」
「喧嘩はやめよう?穏便に済まそうね?」
「あぁ、幸せにならなければならないからな!」
そう言って2人は笑いあった。
物語には描かれていなかった2人の未来は光り輝いていたのだった。
Fin
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
これにてこの物語は終演です。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
イイネに凄く支えられました。
また他の作品で皆様と会えますように!
本当にありがとうございましたm(*_ _)m
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