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学園生活♯1
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私、レイリア・ハートニアは無事に?学園に入学できました。
沢山の意見を出したからなのか、色んな施設から、学園より私達の元に来てくださいと毎日の様に手紙が届きました。
それは、大変有難い事なのですが、この国では、学園を卒業しているかどうかが、この後の仕事選びにかかってくるのです。
施設長様たちからは、卒業していなくても、うちの施設で働いて貰えたら助かります…などと、凄く気を使われてしまいましたが、私は学園に行きたかったので、お断り致しました。
前世の友人が言ってました。
学園は、辛いこともあるけど、楽しいこともあるのだと…。
友人も学園に通ってませんでしたが、何故あんなに知識を持っていたのでしょう?
もう、亡くなってしまった友人なので、答えは…聞けません。
はっ!
感傷に浸ってましたが、私は今日トール様と学園で会う約束をしているのでした。
トール様は、最近忙しい様子で、なかなか会えていません。
なんでも、
「入学前に済まして起きたいことがあるんだ」
とか?
トール様は、国の仕事もされてますし、多分そちらが忙しいのでしょう。
私という、婚約者(仮)より国民が大切です!
より良い国を作っていくためなのです!
あ、そう言えば、この事をトール様の妹君であり、王女のユーレシア様との定期お茶会で、シア様に言うと何だか遠い目をされてしまいましたわ…。
何か小声でブツブツと呟いておられましたが…なんだったのでしょうか?
うちの家…何もおかしな物は入れてないと思うのですが…。
私も同じもの食べておりますが、すこぶる健康です!
帰り際まで、何やら悩まれていたので、私は自作の胃薬と、頭痛薬、そして夜に飲む用のカモミールティーを渡しました。
前世の友人が、寝る前のコーヒーや、紅茶は睡眠を妨げるとか言ってましたので…
あと睡眠にはラベンダーがいいと言うことも伝えておきました!
シア様は、
「ありがとう…」
と私に礼を言ってくださったのですが…シア様は本当に大丈夫でしょうか?
不安ですが、私にできるのは、ここまでです…。
あとは、御典医様にお任せです。
御典医様にご連絡したくても連絡方法がありません。
なので、私は忙しいと知りつつ、トール様にご連絡致しました。
トール様は、お忙しいのにも関わらず、私に、
「シアは落ち着いたから安心して、ゆっくり休んでくれ。学園で会えるのを楽しみにしてる。」
などと、お手紙まで書いて下さいました。
本当に、お優しい方です。
私が馬車から降りたら、トール様が笑顔で待ってくださってました。
慌てて降りようとした私は、つい躓き、トール様に抱きつくような形になってしまいました。
「情熱的な挨拶の仕方だね。毎日お願いしたい所だ。」
うぅ…。
そんなこと耳元で囁かないでくださいまし…。
トール様は、そんな私を見ると、何故かご満悦なご様子で、手を差し伸べてこられました。
差し伸べられた手は、勿論受けます!!
こうして、私とトール様は2人で仲良く学園の門を通り抜けました。
その後、何だか問題が起きたらしいですが、私は、
「知らなくてもいいんじゃない?」
と言われるトール様のご意見を尊重し、その日の行事を着々と済ませました。
今後私が住む寮の最終確認まで、トール様はして下さいました。
そして、護衛も女性の騎士の方を3人貸して下さいました。
お断りしようとしたのですが、私がお断りすると、この3名は仕事がなくなってしまうらしいので…有難くお借りする形になりました。
初日から、色々と場所を教わったり、新しい騎士様を紹介して頂いたり…何だか疲れてしまいました…。
夕飯は、先程トール様達と学食で食べてきたので、あとは湯浴みすれば寝れます。
私は、我が家から連れてきたメイドにお願いし、準備をしてもらうとゆっくり湯浴みをし、その後爆睡しておりました。
その間にも、何かあったらしいのですが、知らなくてもいいんじゃない?とトール様が言われるので、信用し、そのままトール様と朝食をとり、授業に向かいました。
トール様が、知らなくてもいいんじゃない?と言われましたが、学園はその噂で盛り上がっていたので、何となく昨夜の事は分かりました。
何でも、暗殺者がでたとか…。
確かにこれは怖いです。
知りたくないことでした。
きっとトール様は、この事を知っておられて、私が怖がらないように隠されていたのでしょう。
狙われた方は、無傷らしいですが…
学園も、完全に安全ではないみたいです。
私は、震える手を握りしめて、学園生活2日目を迎えるのでした。
追伸
リアには聞き取れておりませんでしたが、シアは、
「お兄様…頑張ってくださいまし…。彼女は鈍感を通り越しております…」
とつぶやいておりました。
また、初日に襲われるのは、ゲーム上では、ヒロインでしたが、トールの好感度が高いのは、リアだった為、トールが護衛(女性のみ)を貸し、捕獲しました。
リアと男爵令嬢であるヒロイン?の寮は離れており、ヒロイン?はこのことを朝まで知りませんでした。
下位の貴族の住まう寮では、ヒロイン?は何故かソワソワと夜中動いていたみたいですが、周りから不審な男爵令嬢としか認識されませんでした。
沢山の意見を出したからなのか、色んな施設から、学園より私達の元に来てくださいと毎日の様に手紙が届きました。
それは、大変有難い事なのですが、この国では、学園を卒業しているかどうかが、この後の仕事選びにかかってくるのです。
施設長様たちからは、卒業していなくても、うちの施設で働いて貰えたら助かります…などと、凄く気を使われてしまいましたが、私は学園に行きたかったので、お断り致しました。
前世の友人が言ってました。
学園は、辛いこともあるけど、楽しいこともあるのだと…。
友人も学園に通ってませんでしたが、何故あんなに知識を持っていたのでしょう?
もう、亡くなってしまった友人なので、答えは…聞けません。
はっ!
感傷に浸ってましたが、私は今日トール様と学園で会う約束をしているのでした。
トール様は、最近忙しい様子で、なかなか会えていません。
なんでも、
「入学前に済まして起きたいことがあるんだ」
とか?
トール様は、国の仕事もされてますし、多分そちらが忙しいのでしょう。
私という、婚約者(仮)より国民が大切です!
より良い国を作っていくためなのです!
あ、そう言えば、この事をトール様の妹君であり、王女のユーレシア様との定期お茶会で、シア様に言うと何だか遠い目をされてしまいましたわ…。
何か小声でブツブツと呟いておられましたが…なんだったのでしょうか?
うちの家…何もおかしな物は入れてないと思うのですが…。
私も同じもの食べておりますが、すこぶる健康です!
帰り際まで、何やら悩まれていたので、私は自作の胃薬と、頭痛薬、そして夜に飲む用のカモミールティーを渡しました。
前世の友人が、寝る前のコーヒーや、紅茶は睡眠を妨げるとか言ってましたので…
あと睡眠にはラベンダーがいいと言うことも伝えておきました!
シア様は、
「ありがとう…」
と私に礼を言ってくださったのですが…シア様は本当に大丈夫でしょうか?
不安ですが、私にできるのは、ここまでです…。
あとは、御典医様にお任せです。
御典医様にご連絡したくても連絡方法がありません。
なので、私は忙しいと知りつつ、トール様にご連絡致しました。
トール様は、お忙しいのにも関わらず、私に、
「シアは落ち着いたから安心して、ゆっくり休んでくれ。学園で会えるのを楽しみにしてる。」
などと、お手紙まで書いて下さいました。
本当に、お優しい方です。
私が馬車から降りたら、トール様が笑顔で待ってくださってました。
慌てて降りようとした私は、つい躓き、トール様に抱きつくような形になってしまいました。
「情熱的な挨拶の仕方だね。毎日お願いしたい所だ。」
うぅ…。
そんなこと耳元で囁かないでくださいまし…。
トール様は、そんな私を見ると、何故かご満悦なご様子で、手を差し伸べてこられました。
差し伸べられた手は、勿論受けます!!
こうして、私とトール様は2人で仲良く学園の門を通り抜けました。
その後、何だか問題が起きたらしいですが、私は、
「知らなくてもいいんじゃない?」
と言われるトール様のご意見を尊重し、その日の行事を着々と済ませました。
今後私が住む寮の最終確認まで、トール様はして下さいました。
そして、護衛も女性の騎士の方を3人貸して下さいました。
お断りしようとしたのですが、私がお断りすると、この3名は仕事がなくなってしまうらしいので…有難くお借りする形になりました。
初日から、色々と場所を教わったり、新しい騎士様を紹介して頂いたり…何だか疲れてしまいました…。
夕飯は、先程トール様達と学食で食べてきたので、あとは湯浴みすれば寝れます。
私は、我が家から連れてきたメイドにお願いし、準備をしてもらうとゆっくり湯浴みをし、その後爆睡しておりました。
その間にも、何かあったらしいのですが、知らなくてもいいんじゃない?とトール様が言われるので、信用し、そのままトール様と朝食をとり、授業に向かいました。
トール様が、知らなくてもいいんじゃない?と言われましたが、学園はその噂で盛り上がっていたので、何となく昨夜の事は分かりました。
何でも、暗殺者がでたとか…。
確かにこれは怖いです。
知りたくないことでした。
きっとトール様は、この事を知っておられて、私が怖がらないように隠されていたのでしょう。
狙われた方は、無傷らしいですが…
学園も、完全に安全ではないみたいです。
私は、震える手を握りしめて、学園生活2日目を迎えるのでした。
追伸
リアには聞き取れておりませんでしたが、シアは、
「お兄様…頑張ってくださいまし…。彼女は鈍感を通り越しております…」
とつぶやいておりました。
また、初日に襲われるのは、ゲーム上では、ヒロインでしたが、トールの好感度が高いのは、リアだった為、トールが護衛(女性のみ)を貸し、捕獲しました。
リアと男爵令嬢であるヒロイン?の寮は離れており、ヒロイン?はこのことを朝まで知りませんでした。
下位の貴族の住まう寮では、ヒロイン?は何故かソワソワと夜中動いていたみたいですが、周りから不審な男爵令嬢としか認識されませんでした。
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