【完結】婚約破棄? 致しません!

水江 蓮

文字の大きさ
15 / 42

レティシア18歳 卒業

デビュタントの後は、少し友人達とギクシャクしたりしましたが、時間の経過と共に以前のように接してくれるようになりました。

私とアメリアは4年間Sクラスを無事に維持し、遂に卒業式の日となりました。

午前中は、制服を着て卒業式に参加(私が卒業生代表で挨拶する事になり凄く緊張しました)し、夕方からは卒業パーティです。

エスコートが必要なので、無理かな…と思いつつアル様に尋ねてみるとアル様は笑顔で以前から予定をいれていないと答えてくれました。

ドレスはアル様に頂いたアル様の目の色によく似た碧色に、黒のレースや刺繍が施されたもの。
ネックレスやピアスなどはサファイアで統一されています。
全てアル様の色だって思うと少し照れてしまいますが、凄く嬉しい!

しっかりとヘアメイクと着付けをしてもらいいざパーティへ!

アル様は、白銀の衣装に紫の差し色を使用されています。
つまり…私の色ですね。
やっぱりお互いの色を使うって嬉しいけれど、照れてしまいます。
そして、やはり正装のアル様は色気も増し増しで素敵すぎます!

「レティ、よく似合っているよ。誰にも見せたくないぐらいだ。このまま家に閉じ込めてしまいたい。」

「あ、ありがとうございます。でもそれを言うならアル様の方ですわ!そんな色気増し増しだと誰かに攫われてしまいます!」

「それなら二人で欠席しようか?」

「そ、それはできませんわ!学園生活最後のパーティですもの。学園を卒業するとなかなか会えなくなる方々が多いのです。最後にしっかり挨拶して楽しみたいです。ダメですか?」

そう言うと、アル様は私をそっと抱きしめて、

「ダメじゃないよ。でも私とはぐれないようにしていてね。」

そう耳元で囁かれました。
耳元はダメだって毎回言うのに!
これは私が耳が弱いと知っていての確信犯ですね。
まぁ、そんな所も好きなんですけれど…。

パーティでは、アル様とファーストダンスを踊ったあと学友達と沢山話をしました。
領地に戻りなかなか帝都に来れなくなる方達とは、手紙のやり取りをしましょうと約束をしました。
私は明日から皇子宮上がる為、宛先が皇子宮に送ってもらうよう伝えました。
結婚式は半年後なのですが、皇太子妃となる為少し公務を行ったり、アル様がパーティに出席される時にパートナーを務めたり、王妃殿下に王妃となる為の授業を受けたりと様々な予定が組まれているのです。
明日から気を引き締めないといけません。

でも大丈夫!
アメリアが専属の女官として一緒に来てくれることになっているのです!
他にも学園で仲良くしてくださった4名の方が女官として私についてくださいます。
しっかりと間違いは間違いと伝えてくださるので、私としても安心。
私はイエスマンを集めたい訳ではないですからね。
アメリア含め5人の選定はアル様も加わって行われたので家柄や人柄、繋がりのある貴族等など全てにおいて問題なしと認定された方達ばかりです。
皇太子宮に危険な人物を自ら招き入れる訳にはいきませんからね…。

パーティは何事もなく無事に終了し(デビュタント以降アル様をダンスに誘う猛者はいなくなりました)、明日からの皇太子宮での日々に胸を高鳴らせていたのでした。
感想 18

あなたにおすすめの小説

愛さないと言われた妻、侍女と出て行く

菜花
ファンタジー
お前を愛することはないと夫に言われたコレットは、その日のうちに侍女のイネスと屋敷を出て行った。カクヨム様でも投稿しています。

【完結】婚約者も両親も家も全部妹に取られましたが、庭師がざまぁ致します。私はどうやら帝国の王妃になるようです?

鏑木 うりこ
恋愛
 父親が一緒だと言う一つ違いの妹は姉の物を何でも欲しがる。とうとう婚約者のアレクシス殿下まで欲しいと言い出た。もうここには居たくない姉のユーティアは指輪を一つだけ持って家を捨てる事を決める。 「なあ、お嬢さん、指輪はあんたを選んだのかい?」  庭師のシューの言葉に頷くと、庭師はにやりと笑ってユーティアの手を取った。  少し前に書いていたものです。ゆるーく見ていただけると助かります(*‘ω‘ *) HOT&人気入りありがとうございます!(*ノωノ)<ウオオオオオオ嬉しいいいいい! 色々立て込んでいるため、感想への返信が遅くなっております、申し訳ございません。でも全部ありがたく読ませていただいております!元気でます~!('ω')完結まで頑張るぞーおー! ★おかげさまで完結致しました!そしてたくさんいただいた感想にやっとお返事が出来ました!本当に本当にありがとうございます、元気で最後まで書けたのは皆さまのお陰です!嬉し~~~~~!  これからも恋愛ジャンルもポチポチと書いて行きたいと思います。また趣味趣向に合うものがありましたら、お読みいただけるととっても嬉しいです!わーいわーい! 【完結】をつけて、完結表記にさせてもらいました!やり遂げた~(*‘ω‘ *)

【完結】その契約結婚お断りします!

水江 蓮
恋愛
ある日突然今まで話した事もない侯爵子息に契約結婚を持ちかけられたが… それ私に何のメリットがありますか? ないですよね? そんな契約結婚はお断りします!

このわたくしが、婚約者になるはずでしょう!?

碧井 汐桜香
恋愛
先々代の王女が降嫁したほどの筆頭公爵家に産まれた、ルティアヌール公爵家の唯一の姫、メリアッセンヌ。 産まれた時から当然に王子と結婚すると本人も思っていたし、周囲も期待していた。 それは、身内のみと言っても、王宮で行われる王妃主催のお茶会で、本人が公言しても不敬とされないほどの。 そのためにメリアッセンヌ自身も大変努力し、勉学に励み、健康と美容のために毎日屋敷の敷地内をランニングし、外国語も複数扱えるようになった。 ただし、実際の内定発表は王子が成年を迎えた時に行うのが慣習だった。 第一王子を“ルーおにいさま”と慕う彼女に、第一王子は婚約内定発表の数日前、呼び出しをかける。 別の女性を隣に立たせ、「君とは結婚できない」と告げる王子の真意とは? 7話完結です

宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました

悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。 クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。 婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。 そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。 そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯ 王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。 シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯

【完結】愛され公爵令嬢は穏やかに微笑む

綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」 婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉です。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からなくなっていました。 婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェラルディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。 ハッピーエンド確定 【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2022/10/01  FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過 2022/07/29  FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過 2022/02/15  小説家になろう 異世界恋愛(日間)71位 2022/02/12  完結 2021/11/30  小説家になろう 異世界恋愛(日間)26位 2021/11/29  アルファポリス HOT2位 2021/12/03  カクヨム 恋愛(週間)6位

すみっこ婚約破棄同盟〜王子様による婚約破棄のすみっこで〜

まりー
恋愛
   ある夜会で王子とその側近達の婚約破棄が行われた。腕に恋人をぶら下げて。所謂、王道断罪劇である。  でもこのお話の主役は麗しのヒロインでも、キラキラ王子でも、学園一の秀才や騎士団期待のホープでもない。これは王道のすみっこで行われた、弱小貴族と商人の子息たちの婚約破棄のお話である。 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 「もう俺ら、恋なんてしない!」と言う小学生の息子の話を参考に書きました。登場人物の男子たちの頭は小学生レベルだと思って読んでください。    

【完結】義母が来てからの虐げられた生活から抜け出したいけれど…

まりぃべる
恋愛
私はエミーリエ。 お母様が四歳の頃に亡くなって、それまでは幸せでしたのに、人生が酷くつまらなくなりました。 なぜって? お母様が亡くなってすぐに、お父様は再婚したのです。それは仕方のないことと分かります。けれど、義理の母や妹が、私に事ある毎に嫌味を言いにくるのですもの。 どんな方法でもいいから、こんな生活から抜け出したいと思うのですが、どうすればいいのか分かりません。 でも…。 ☆★ 全16話です。 書き終わっておりますので、随時更新していきます。 読んで下さると嬉しいです。