18 / 42
謎の婚約破棄2
しおりを挟む
「え?何を仰っておられるのですか?アルバート皇太子殿下。そこにいるのは、我がライラロック王国の公爵令嬢且つ私の婚約者ですよ?」
「君こそ何を言っているんだい?ライディクト第1王子殿下。まず、君と彼女は初対面のはずたよ?君お茶会や婚約者としての交流をしてたかい?婚約の書類に名前を書いたことがあるかい?レティシアは私が想いを寄せ私が11歳、レティシアが8歳の時に婚約しているよ?これは両国ともトップは知っている事実だ。そもそもの話君にはまだ婚約者がいないと聞いているよ?」
アル様が私を抱き寄せながら言われます。
ライディクト第1王子殿下は、混乱して固まっています。
そして、集められた周囲の者達も…。
「そ、そんな事ありませんわ!アルバート様は騙されているのですわ!そもそもここにアルバート様が来られるはずがないのです!そう決まっているんです!」
マリア様が叫ばれます。
騙されている?
来ないことが決まっている?
何を言っているんでしょうか?
私が首を傾げ、アル様をみるとマリア様に氷点下のような冷たい視線を向けておられました。
若干魔力漏れておられますよ!
ちょっと寒いですよ!
何とかしなければと思い、アル様の腕を少し引っ張り私の方に意識させた後私が彼女に語りかけました。
「マリア・ノルト男爵令嬢、初めまして。私は、アルバート様の婚約者でローゼリア公爵家の長女のレティシアですわ。先程騙されているとか、この晩餐会にはアルバート様は参加されない事が決まっているなどと理解しかねぬことを言われておりましたが、アルバート様は、帝国の帝王陛下や議会との協議の末、アズライト帝国代表としてこの懇談の夜会に参加されております。アルバート様には、この懇親会に参加する権利があります。アルバート様がこの場にいるはずが無いなどと言う、お言葉は、帝国を代表として来られたアルバート様を貶す事となりかねます。そして代表を貶すということは帝国を貶すという事に繋がります。今すぐお言葉を取り消してくださいませ。」
「何よ!悪役令嬢の癖に!私をイジメたせいで国外追放される身の癖に!アルバート様は将来私の伴侶となる方なのよ!貴方はさっさと離れなさい!!」
悪役令嬢?
そしてアルバート様の伴侶?
あれ?私半年後に結婚式するんだけれど?
「マリア様、まず私は貴女をイジメておりません。イジメ依然に初めて今日お会いしたのですよ?それに、ライディクト第1王子殿下の婚約者になられるのでしょう?なのに、何故アルバート様の伴侶となるのですか?」
「それは、私がこの世のヒロインだからよ!ライディクト様と婚約して暫くした頃、アズライト帝国は魔物のスタンピートで多大なる被害を受けるのです!それに対して対応できるのは、光属性があり後に聖女になる私のみ!あ、悪役令嬢は闇属性だから例えあの場にいても役になんて立たないでしょうけどね!スタンピートを収めた私にアルバート様は恋に落ちるのです!そしてアルバート様から熱烈な求婚を受けて結婚するのです!あ、この時にライディクト様とアルバート様が私を奪い合う戦いが起きて、戦争になりかけたりするんですけど、それも私が仲を繋いで両国にはより強固な関係が結ばれるんです!色んな方々に愛されて困ってしまいますが…これがこの世の決まりなんです!仕方がありません!」
彼女の言葉に、会場は静まりかえりました。
何故スタンピートが起こるのが分かるのか?
そして、分かっているなら今何故対応しないのか?
私の魔法属性に闇があるのは確かですが、何故会ったこともない彼女が知っているのか?
何故ライディクト第1王子殿下の婚約者を何故アルバート様が略奪するのか?
それで起こりかねる戦争?
そんな事アルバート様がするはずがないじゃない!!
「ゴホン!そこのマリア・ノルト男爵令嬢よ!これ以上この場を乱す事は国王の名において許さぬ。そして、お主には聞きたいことが山ほどある。今夜は王宮にて話を聞かせて貰う。ライディクトそしてその側近の者たち、また一緒になりレティシア公爵令嬢を悪く言い、アルバート皇太子殿下とレティシア公爵令嬢の婚約に口を出した事について処罰を与えることとなる。お主達にも1人1人話を聞かせてもらう。一先ず、お前達は外に出ろ!これは命令だ!」
国王陛下が命令を出すと、騎士たちが1人ずつ、そして1人残らず会所から連れ出した。
男爵令嬢はその間も意味の分からないことを言っていたが、誰もが見ないようにしていた。
騒ぎを起こしたライディクト第1王子殿下とその仲間たち?が会場からいなくなると、
「私の愚息が騒ぎを起こして申し訳ない。レティシア公爵令嬢は間違いなくアルバート皇太子殿下と婚約している。レティシア公爵令嬢は、アズライト帝国の皇太子妃となられる予定だったので、帝国の学園にて学業をおさめられている。半年後に結婚式がアズライト帝国で盛大に開催される。此度はこの場でレティシア公爵令嬢とアルバート皇太子殿下の結婚を発表し、皆に祝ってもらおうと思っていたのだが…この様なことになってしまった。アルバート皇太子殿下、レティシア公爵令嬢誠には申し訳ない事をした。この件については、しっかりと調べさせ、関係者には、謝罪と処罰を受けさせる。この様な騒ぎの後ではあるが、この場にいる皆の者!若き2人の未来を祝って欲しい!」
国王陛下は、そう言うとアルバート様に頭を下げられました。
先程の婚約破棄宣言からの怒涛の騒ぎでざわめいていた招待客達も落ち着きを取り戻し、パーティーは再開されました。
アルバート様は、そっと国王陛下に近づくと、
「ここでは話がゆっくりと出来ませんので、後ほど話し合いの時間を頂いても宜しいでしょうか?その時には、レティシアも同席させたいと思います。いいですね。」
とおっしゃいました。
確かに確認したいことが山程ありますものね。
私も悪役令嬢?とかいうものらしいですし、是非参加したいところです。
とりあえず今はパーティーを楽しんで、話し合いはその後ですね。
私はアル様に微笑んでパーティーの最後まで二人で社交やダンスを楽しみました。
「君こそ何を言っているんだい?ライディクト第1王子殿下。まず、君と彼女は初対面のはずたよ?君お茶会や婚約者としての交流をしてたかい?婚約の書類に名前を書いたことがあるかい?レティシアは私が想いを寄せ私が11歳、レティシアが8歳の時に婚約しているよ?これは両国ともトップは知っている事実だ。そもそもの話君にはまだ婚約者がいないと聞いているよ?」
アル様が私を抱き寄せながら言われます。
ライディクト第1王子殿下は、混乱して固まっています。
そして、集められた周囲の者達も…。
「そ、そんな事ありませんわ!アルバート様は騙されているのですわ!そもそもここにアルバート様が来られるはずがないのです!そう決まっているんです!」
マリア様が叫ばれます。
騙されている?
来ないことが決まっている?
何を言っているんでしょうか?
私が首を傾げ、アル様をみるとマリア様に氷点下のような冷たい視線を向けておられました。
若干魔力漏れておられますよ!
ちょっと寒いですよ!
何とかしなければと思い、アル様の腕を少し引っ張り私の方に意識させた後私が彼女に語りかけました。
「マリア・ノルト男爵令嬢、初めまして。私は、アルバート様の婚約者でローゼリア公爵家の長女のレティシアですわ。先程騙されているとか、この晩餐会にはアルバート様は参加されない事が決まっているなどと理解しかねぬことを言われておりましたが、アルバート様は、帝国の帝王陛下や議会との協議の末、アズライト帝国代表としてこの懇談の夜会に参加されております。アルバート様には、この懇親会に参加する権利があります。アルバート様がこの場にいるはずが無いなどと言う、お言葉は、帝国を代表として来られたアルバート様を貶す事となりかねます。そして代表を貶すということは帝国を貶すという事に繋がります。今すぐお言葉を取り消してくださいませ。」
「何よ!悪役令嬢の癖に!私をイジメたせいで国外追放される身の癖に!アルバート様は将来私の伴侶となる方なのよ!貴方はさっさと離れなさい!!」
悪役令嬢?
そしてアルバート様の伴侶?
あれ?私半年後に結婚式するんだけれど?
「マリア様、まず私は貴女をイジメておりません。イジメ依然に初めて今日お会いしたのですよ?それに、ライディクト第1王子殿下の婚約者になられるのでしょう?なのに、何故アルバート様の伴侶となるのですか?」
「それは、私がこの世のヒロインだからよ!ライディクト様と婚約して暫くした頃、アズライト帝国は魔物のスタンピートで多大なる被害を受けるのです!それに対して対応できるのは、光属性があり後に聖女になる私のみ!あ、悪役令嬢は闇属性だから例えあの場にいても役になんて立たないでしょうけどね!スタンピートを収めた私にアルバート様は恋に落ちるのです!そしてアルバート様から熱烈な求婚を受けて結婚するのです!あ、この時にライディクト様とアルバート様が私を奪い合う戦いが起きて、戦争になりかけたりするんですけど、それも私が仲を繋いで両国にはより強固な関係が結ばれるんです!色んな方々に愛されて困ってしまいますが…これがこの世の決まりなんです!仕方がありません!」
彼女の言葉に、会場は静まりかえりました。
何故スタンピートが起こるのが分かるのか?
そして、分かっているなら今何故対応しないのか?
私の魔法属性に闇があるのは確かですが、何故会ったこともない彼女が知っているのか?
何故ライディクト第1王子殿下の婚約者を何故アルバート様が略奪するのか?
それで起こりかねる戦争?
そんな事アルバート様がするはずがないじゃない!!
「ゴホン!そこのマリア・ノルト男爵令嬢よ!これ以上この場を乱す事は国王の名において許さぬ。そして、お主には聞きたいことが山ほどある。今夜は王宮にて話を聞かせて貰う。ライディクトそしてその側近の者たち、また一緒になりレティシア公爵令嬢を悪く言い、アルバート皇太子殿下とレティシア公爵令嬢の婚約に口を出した事について処罰を与えることとなる。お主達にも1人1人話を聞かせてもらう。一先ず、お前達は外に出ろ!これは命令だ!」
国王陛下が命令を出すと、騎士たちが1人ずつ、そして1人残らず会所から連れ出した。
男爵令嬢はその間も意味の分からないことを言っていたが、誰もが見ないようにしていた。
騒ぎを起こしたライディクト第1王子殿下とその仲間たち?が会場からいなくなると、
「私の愚息が騒ぎを起こして申し訳ない。レティシア公爵令嬢は間違いなくアルバート皇太子殿下と婚約している。レティシア公爵令嬢は、アズライト帝国の皇太子妃となられる予定だったので、帝国の学園にて学業をおさめられている。半年後に結婚式がアズライト帝国で盛大に開催される。此度はこの場でレティシア公爵令嬢とアルバート皇太子殿下の結婚を発表し、皆に祝ってもらおうと思っていたのだが…この様なことになってしまった。アルバート皇太子殿下、レティシア公爵令嬢誠には申し訳ない事をした。この件については、しっかりと調べさせ、関係者には、謝罪と処罰を受けさせる。この様な騒ぎの後ではあるが、この場にいる皆の者!若き2人の未来を祝って欲しい!」
国王陛下は、そう言うとアルバート様に頭を下げられました。
先程の婚約破棄宣言からの怒涛の騒ぎでざわめいていた招待客達も落ち着きを取り戻し、パーティーは再開されました。
アルバート様は、そっと国王陛下に近づくと、
「ここでは話がゆっくりと出来ませんので、後ほど話し合いの時間を頂いても宜しいでしょうか?その時には、レティシアも同席させたいと思います。いいですね。」
とおっしゃいました。
確かに確認したいことが山程ありますものね。
私も悪役令嬢?とかいうものらしいですし、是非参加したいところです。
とりあえず今はパーティーを楽しんで、話し合いはその後ですね。
私はアル様に微笑んでパーティーの最後まで二人で社交やダンスを楽しみました。
626
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された令嬢ですが、王国は私抜きでは立てなかったようですね』
鷹 綾
恋愛
「愛しているのは彼女だ」
王太子ロネスにそう告げられ、婚約を破棄された侯爵令嬢エルゼリア・クローヴェル。
感情をぶつけることも、復讐を誓うこともなく、
彼女はただ――王宮を去った。
しかしその直後から、王国は静かに崩れ始める。
外交は滞り、判断は遅れ、市場は揺れ、
かつて「問題なく回っていた」はずの政務が、次々と行き詰まっていった。
一方、エルゼリアは帝国で新たな立場を得ていた。
帝国宰相ハインリヒ・ヴォルフの隣で、
彼女は再び“判断する側”として歩み始める。
やがて明らかになるのは、
王国が失ったのは「婚約者」ではなく、
判断を引き継ぐ仕組みそのものだったという事実。
謝罪も、復縁も、感情的なざまあもない。
それでも――
選ばれ、認められ、引き継がれていくのは、誰なのか。
これは、
捨てられた令嬢が声を荒げることなく、
世界のほうが彼女を必要としてしまった物語。
婚約破棄を本当にありがとう
あんど もあ
ファンタジー
ラブラブな婚約者のパトリシアとラルフ。そんなパトリシアに、隣国の王立高等学院に留学しないかとのお誘いが。「私、もうこの国の王立学園を卒業してますよ?」「高等学園にはブライト博士がいるわよ」「行きます!」
当然、ラルフも付いて行くのだが、そこでパトリシアは王太子の婚約者と思われて……。
妹の初恋は私の婚約者
あんど もあ
ファンタジー
卒業パーティーで、第一王子から婚約破棄を宣言されたカミーユ。王子が選んだのは、カミーユの妹ジョフロアだった。だが、ジョフロアには王子との婚約が許されない秘密があった。
神託の聖女様~偽義妹を置き去りにすることにしました
青の雀
恋愛
半年前に両親を亡くした公爵令嬢のバレンシアは、相続権を王位から認められ、晴れて公爵位を叙勲されることになった。
それから半年後、突如現れた義妹と称する女に王太子殿下との婚約まで奪われることになったため、怒りに任せて家出をするはずが、公爵家の使用人もろとも家を出ることに……。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
[完結]だってあなたが望んだことでしょう?
青空一夏
恋愛
マールバラ王国には王家の血をひくオルグレーン公爵家の二人の姉妹がいる。幼いころから、妹マデリーンは姉アンジェリーナのドレスにわざとジュースをこぼして汚したり、意地悪をされたと嘘をついて両親に小言を言わせて楽しんでいた。
アンジェリーナの生真面目な性格をけなし、勤勉で努力家な姉を本の虫とからかう。妹は金髪碧眼の愛らしい容姿。天使のような無邪気な微笑みで親を味方につけるのが得意だった。姉は栗色の髪と緑の瞳で一見すると妹よりは派手ではないが清楚で繊細な美しさをもち、知性あふれる美貌だ。
やがて、マールバラ王国の王太子妃に二人が候補にあがり、天使のような愛らしい自分がふさわしいと、妹は自分がなると主張。しかし、膨大な王太子妃教育に我慢ができず、姉に代わってと頼むのだがーー
【完結】この運命を受け入れましょうか
なか
恋愛
「君のようは妃は必要ない。ここで廃妃を宣言する」
自らの夫であるルーク陛下の言葉。
それに対して、ヴィオラ・カトレアは余裕に満ちた微笑みで答える。
「承知しました。受け入れましょう」
ヴィオラにはもう、ルークへの愛など残ってすらいない。
彼女が王妃として支えてきた献身の中で、平民生まれのリアという女性に入れ込んだルーク。
みっともなく、情けない彼に対して恋情など抱く事すら不快だ。
だが聖女の素養を持つリアを、ルークは寵愛する。
そして貴族達も、莫大な益を生み出す聖女を妃に仕立てるため……ヴィオラへと無実の罪を被せた。
あっけなく信じるルークに呆れつつも、ヴィオラに不安はなかった。
これからの顛末も、打開策も全て知っているからだ。
前世の記憶を持ち、ここが物語の世界だと知るヴィオラは……悲運な運命を受け入れて彼らに意趣返す。
ふりかかる不幸を全て覆して、幸せな人生を歩むため。
◇◇◇◇◇
設定は甘め。
不安のない、さっくり読める物語を目指してます。
良ければ読んでくだされば、嬉しいです。
婚約破棄されたその後は、何も起きない日々でした
ふわふわ
恋愛
婚約破棄――
それは、多くの令嬢にとって人生を揺るがす一大事件。
けれど彼女は、泣き叫ぶことも、復讐に走ることもなかった。
「……では、私は日常に戻ります」
派手なざまぁも、劇的な逆転劇もない。
彼女が選んだのは、線を引き、基準を守り、同じ判断を繰り返すこと。
王宮では改革が進み、領地では生活が整えられていく。
誰かが声高に称えられることもなく、
誰かが悪役として裁かれることもない。
それでも――
混乱は起きず、争いは減り、
人々は「明日も今日と同じである」ことを疑わなくなっていく。
選ばない勇気。
変えない決断。
名を残さず、英雄にならない覚悟。
これは、
婚約破棄をきっかけに
静かに日常を守り続けた一人の令嬢と、
その周囲が“当たり前”を取り戻していく物語。
派手ではない。
けれど、確かに強い。
――それでも、日常は続く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる