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マリア・ノルトについて
「これが彼女の日記なの?見てもいいの?」
「あぁ。レティシアに見てほしかったんだ。何か分かることがあるんじゃないかと思ってな。」
レティシアはアルバートから渡させたマリアの日記を読む事にした。
そこには、
【今日前世の記憶が戻った!私はあの人気スマホゲームの主人公だ!最終的にアルバートと結婚するためにまずはこっちのキャラを攻略しなきゃ!】
【今日はゲームと同じように街中でライディクトと出会った。彼の悩みを真剣に聞いて大丈夫だよって声を掛けた。攻略は順調】
【学園で悪役令嬢のレティシアにあうはずなのに見かけない。レティシアも前世の記憶持ち?】
【虐められたと偽装して泣いてライ達に縋り着いた。この時ちゃんと好感度アップの香水を使ったからきっと上手くいったはず!】
【ライ達はもう私のモノ。あとはアルバートだけ。】
など色々と書かれていた。
「アルバート様ここに【好感度アップの香水】って書いてあるんですが、何か特別な香水を彼女は持っていたのですか?」
「多分これだと思われる物を今魔術師団に預けている。そろそろ「はいはーい!これの事かな?」来たようだな…。」
ピンク色のハート型をした香水と思われる物を持ったシルバー魔術師団長が現れた。
「この中身を調べてみたんだけど、面白い内容だったよ!?この中身に含まれているのはあのダンジョンのスライムの液だ。」
「「スライム?」」
レティシアとアルバートが2人同時に尋ねると、シルバーは楽しそうに頷いた。
「そう、この中身はあのスライムを倒すとドロップする液に花の匂いをつけたものだった。これはどこで手に入れたんだろうね?ただこの香水を匂って見ても私たちにちは何も起こらなかった。きっともう効果はないんだろうね。あのダンジョンが無くなったから。この香水で本当にその【好感度】とかいうのが【アップ】したのかはさっぱりだ。購入経路を調べてみたんだけど、店があったと思われる場所は、爆発でもしたかのように瓦礫しか残っていなかった。あとは微かに彼女の魔力残渣があったぐらいかな?こうなってくると、彼女を作っていたものがダンジョンなんじゃないかな?いや、分からないけどね?購入したと思われる店が消えた日時を街の住民達にきくとダンジョンコアを破壊した日と一致した。多分あの店もダンジョンコアによって作られた店なんだろうね…。もうこれ以上詳しくは分からないけれど…悔しいね…。彼女は【この世界のヒロイン】だと言っていたけれど…全てはダンジョンコア有りきの話だったのかもね?あのダンジョンは未知数だったから…。まぁ、もう跡形もなく消え去り今は普通の森に変化してきているし、これ以上心配しなくてもいいんじゃないかな?まぁ、スッキリしないけどこれ以上は分からない。僕としては彼女は【この世界のヒロイン】ではなく【この世界の厄災になり得るもの】だけどね。んじゃこの香水は廃棄しておいていいかな?」
「あぁ。もう廃棄でいいご苦労だった。」
アルバートがそう声を掛けるとシルバーは香水を持って颯爽と消えていった。
「彼女は本当に何者だったのでしょうか?前世の記憶を持っていたと言うことは分かるのですが…もしかしたら、ゲームオーバーで消えた?」
「ゲームオーバーで消える?どういう事だ?」
「私は、前世でこうパズルだとか、ちょっとした戦いとかのゲームしていたんです。どう説明したらいいのか分からないのですが、勝負に負けると自分が消えてやり直しになったんです。今回彼女は私を断罪してアル様との結婚までたどり着けなかった…。つまり彼女のゲームは失敗したのかな…?と思ったり…。でも現実はやり直しなんて出来ないので、彼女は消えた…最後は聖騎士様に斬られる形ででしたけど…。」
「確かに説明されても詳しくは理解できないな。しかし、彼女はこの世から消えた事は間違いがない。シルバーも残渣が他にも残っていないか色々な場所にいった様だが見つからなかったようだしな。これで落ち着いて結婚式に挑めるかな?」
こうしてマリア・ノルトの件は完全に幕を閉じることになった。
マリア・ノルト。
王国の子息に多大なる被害をもたらしたもの。
それは決してヒロインなどではなかった。
「あぁ。レティシアに見てほしかったんだ。何か分かることがあるんじゃないかと思ってな。」
レティシアはアルバートから渡させたマリアの日記を読む事にした。
そこには、
【今日前世の記憶が戻った!私はあの人気スマホゲームの主人公だ!最終的にアルバートと結婚するためにまずはこっちのキャラを攻略しなきゃ!】
【今日はゲームと同じように街中でライディクトと出会った。彼の悩みを真剣に聞いて大丈夫だよって声を掛けた。攻略は順調】
【学園で悪役令嬢のレティシアにあうはずなのに見かけない。レティシアも前世の記憶持ち?】
【虐められたと偽装して泣いてライ達に縋り着いた。この時ちゃんと好感度アップの香水を使ったからきっと上手くいったはず!】
【ライ達はもう私のモノ。あとはアルバートだけ。】
など色々と書かれていた。
「アルバート様ここに【好感度アップの香水】って書いてあるんですが、何か特別な香水を彼女は持っていたのですか?」
「多分これだと思われる物を今魔術師団に預けている。そろそろ「はいはーい!これの事かな?」来たようだな…。」
ピンク色のハート型をした香水と思われる物を持ったシルバー魔術師団長が現れた。
「この中身を調べてみたんだけど、面白い内容だったよ!?この中身に含まれているのはあのダンジョンのスライムの液だ。」
「「スライム?」」
レティシアとアルバートが2人同時に尋ねると、シルバーは楽しそうに頷いた。
「そう、この中身はあのスライムを倒すとドロップする液に花の匂いをつけたものだった。これはどこで手に入れたんだろうね?ただこの香水を匂って見ても私たちにちは何も起こらなかった。きっともう効果はないんだろうね。あのダンジョンが無くなったから。この香水で本当にその【好感度】とかいうのが【アップ】したのかはさっぱりだ。購入経路を調べてみたんだけど、店があったと思われる場所は、爆発でもしたかのように瓦礫しか残っていなかった。あとは微かに彼女の魔力残渣があったぐらいかな?こうなってくると、彼女を作っていたものがダンジョンなんじゃないかな?いや、分からないけどね?購入したと思われる店が消えた日時を街の住民達にきくとダンジョンコアを破壊した日と一致した。多分あの店もダンジョンコアによって作られた店なんだろうね…。もうこれ以上詳しくは分からないけれど…悔しいね…。彼女は【この世界のヒロイン】だと言っていたけれど…全てはダンジョンコア有りきの話だったのかもね?あのダンジョンは未知数だったから…。まぁ、もう跡形もなく消え去り今は普通の森に変化してきているし、これ以上心配しなくてもいいんじゃないかな?まぁ、スッキリしないけどこれ以上は分からない。僕としては彼女は【この世界のヒロイン】ではなく【この世界の厄災になり得るもの】だけどね。んじゃこの香水は廃棄しておいていいかな?」
「あぁ。もう廃棄でいいご苦労だった。」
アルバートがそう声を掛けるとシルバーは香水を持って颯爽と消えていった。
「彼女は本当に何者だったのでしょうか?前世の記憶を持っていたと言うことは分かるのですが…もしかしたら、ゲームオーバーで消えた?」
「ゲームオーバーで消える?どういう事だ?」
「私は、前世でこうパズルだとか、ちょっとした戦いとかのゲームしていたんです。どう説明したらいいのか分からないのですが、勝負に負けると自分が消えてやり直しになったんです。今回彼女は私を断罪してアル様との結婚までたどり着けなかった…。つまり彼女のゲームは失敗したのかな…?と思ったり…。でも現実はやり直しなんて出来ないので、彼女は消えた…最後は聖騎士様に斬られる形ででしたけど…。」
「確かに説明されても詳しくは理解できないな。しかし、彼女はこの世から消えた事は間違いがない。シルバーも残渣が他にも残っていないか色々な場所にいった様だが見つからなかったようだしな。これで落ち着いて結婚式に挑めるかな?」
こうしてマリア・ノルトの件は完全に幕を閉じることになった。
マリア・ノルト。
王国の子息に多大なる被害をもたらしたもの。
それは決してヒロインなどではなかった。
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